アルゼンチン共和国杯2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

アルゼンチン共和国杯2016過去10年のデータと予想

日程 2016年11月6日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝2500m
格付け GⅡ
条件 サラ系3歳以上
斤量 ハンデ
出走数 15頭
天気 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気

ハンデG2「アルゼンチン共和国杯2016」です。昨年の優勝馬ゴールドアクター、2010年トーセンジョーダン、2008年スクリーンヒーロー、2007年アドマイヤジュピタなど、後にG1を勝つ馬を輩出しています。

2008年の優勝馬スクリーンヒーローは次走ジャパンカップ2008でG1制覇、スクリーンヒーロー産のゴールドアクターは次走有馬記念でG1制覇しました。血統的な側面からも面白いレースです。

傾向としては、G1~G2戦線では少し足りない馬や前走条件戦の軽ハンデ馬が活躍するので、予想自体が難しい印象のレースです。ただ過去10年のアルゼンチン共和国杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは僅か2回です。近年は3連単数万円という決着が続いているので、波乱は起きにくいレースだと思います。

  • 2015年 14,570円
  • 2014年 14,480円
  • 2013年 71,300円
  • 2012年 12,740円
  • 2011年 48,520円
  • 2010年 42,830円
  • 2009年 922,600円
  • 2008年 10,090円
  • 2007年 175,250円
  • 2006年 19,690円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

アルゼンチン共和国杯2016
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2015 1 15 牡4 56 ゴールドアクター 1 オクトーバーS(1600万) 1着(-0.3)
2 14 牡6 55 メイショウカドマツ 4 オールカマー(G2) 7着(1.0)
3 18 牡3 55 レーヴミストラル 3 日本ダービー(G1) 9着(1.3)
2014 1 3 牡4 57 フェイムゲーム 2 オールカマー(G2) 6着(0.2)
2 9 牡5 56 クリールカイザー 4 オールカマー(G2) 3着(0.1)
3 11 牡5 55 スーパームーン 3 アイルランドT(OP) 3着(0.6)
2013 1 12 牡6 56 アスカクリチャン 7 アイルランドT(OP) 4着(0.2)
2 16 牡5 57.5 アドマイヤラクティ 4 京都大賞典(G2) 4着(0.3)
3 3 牡5 57.5 ルルーシュ 3 札幌記念(G2) 15着(6.0)
2012 1 4 牡4 56 ルルーシュ 2 オールカマー(G2) 4着(0.4)
2 7 牡4 55 ムスカテール 3 オクトーバーS(1600万) 1着(-0.4)
3 3 牡4 52 マイネルマーク 6 本栖湖特別(1000万) 1着(-0.1)
2011 1 11 牡4 55 トレイルブレイザー 3 古都S(1600万) 2着(0.0)
2 12 牡6 58.5 オウケンブルースリ 1 京都大賞典(G2) 3着(0.2)
3 7 牡4 55 カワキタコマンド 8 アイルランドT(OP) 2着(0.2)
2010 1 2 牡4 57 トーセンジョーダン 1 アイルランドT(OP) 1着(-0.1)
2 9 牡4 56 ジャミール 2 オールカマー(G2) 5着(0.4)
3 7 牡3 51 コスモヘレノス 9 本栖湖特別(1000万) 1着(-0.2)
2009 1 6 牡6 57.5 ミヤビランベリ 11 札幌記念(G2) 14着(1.7)
2 8 牡4 55 アーネストリー 4 大原S(1600万) 1着(-0.6)
3 13 牡4 56 ヒカルカザブエ 10 天皇賞春(G1) 7着(0.8)
2008 1 4 牡4 53 スクリーンヒーロー 3 オクトーバーS(1600万) 2着(0.0)
2 14 牡4 56 ジャガーメイル 2 オクトーバーS(1600万) 1着(-0.0)
3 10 牡4 58 アルナスライン 1 京都大賞典(G2) 5着(0.2)
2007 1 9 牡4 54 アドマイヤジュピタ 2 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.8)
2 4 牡5 57.5 トウカイトリック 10 宝塚記念(G1) 9着(1.9)
3 1 牡6 52 リキアイサイレンス 9 オクトーバーS(1600万) 1着(-0.0)
2006 1 9 牡5 57.5 トウショウナイト 1 京都大賞典(G2) 3着(0.1)
2 4 牡6 58 アイポッパー 2 京都大賞典(G2) 6着(0.4)
3 6 牡5 51 ドラゴンキャプテン 6 本栖湖特別(1000万) 1着(-0.0)
前走オールカマー

過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内30頭中5頭に及びます。特に2010年以降に好走例が多く、オールカマーで馬券圏外だった馬の巻き返しも目立ちます。

前走条件戦

過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内30頭中11頭に及びます。11頭すべてが前走東京か京都の芝2000m以上のレースでした。

特にオクトーバーS(1600万)や本栖湖特別(1000万)の好走が目立ちますが、条件戦組は、前走連対馬しか3着以内に来ていません。

  • 前走オクトーバーステークス5頭
  • 前走本栖湖特別3頭
  • 前走古都ステークス1頭
  • 前走アーネストリー1頭
  • 前走鳴滝特別1頭
前走アイルランドトロフィー

過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内30頭中4頭に及びます。4頭とも前走のアイルランドトロトロフィーでは、好走(1~4着)していました。

年齡

過去10年の3着以内には、7歳以上の馬がいません。4~5歳馬の好走が最も多く、3着以内では合わせて22頭を占めます。

馬券予想

今週は重賞が多すぎますね。JRAx4、地方G1x3、海外x2の計9レースです。JRA重賞が週4レースというのは偏りすぎてると感じます。

今年のアルゼンチン共和国杯2016は、過去データから「前走オールカマー(好走馬)」「前走条件戦連対馬(東京か京都)」「前走アイルランドトロフィー(好走馬)」「4~5歳馬」に注目です。ただ半数近くに馬券圏内の可能性がありそうなメンバーで、如何にも混戦のハンデ重賞という感じです。

以下、簡単な考察と予想です。

①モンドインテロ

重賞優勝経験こそありませんが、父ディープインパクト×母父ブライアンズタイムでこの距離とコースが合いそうな血統ですね。同コースの目黒記念2016は、勝ち馬から僅か0.2秒差の5着で、ここでも十分に好走可能だと思います。

前走の札幌日経オープン2016は、最終コーナーで大外をまわして上がり最速で差し切っていました。出走メンバーの中では一枚上の力があるように見えました。今回、重賞勝ち馬が何頭か集りましたが、ここでも好走を期待したいですね。

②トレジャーマップ

「人気薄の前走本栖湖特別組」「斤量51kg」ですから、データ的には押さえたいところでしょう。本栖湖特別2016は1000万クラスですが、このレースの勝ち馬の好走例は多いです。マイネルマークとコスモヘレノスは押さえていたのでよく覚えています。傾向から、あくまで3着候補という感じですが、紐荒れ期待で押さえておいても良さそうです。

  • 2012年3着マイネルマーク(6番人気)
  • 2010年3着コスモヘレノス(9番人気)
  • 2006年3着ドラゴンキャプテン(6番人気)

2走前までは1000万クラスでも好走出来なかった馬なので、能力的には格下というのは言うまでもありませんが、軽ハンデを活かして頑張って欲しいですね。

⑤アルバート

ムーア騎手が乗ったステイヤーズステークス2015が衝撃的強さでした。その後の3走(有馬記念2015、日経賞2016、天皇賞春2016)は、いずれも馬券圏外に終わっていますが、相手が強すぎました。

今回は、直近3走と比べると相手関係は優しくなるので、上位争いに加わって欲しいところです。

⑧フェイムゲーム

2014年のアルゼンチン共和国杯優勝馬です。重賞4勝、2015年の天皇賞春2着と、このメンバーであれば実績上位でしょう。東京は相性が良く、馬券圏外となったのはデビュー2戦目のマイル戦のみです。

今年の夏前に去勢手術をしたようで、セン馬となっていました。意図があってしたことだと思いますが、術後一戦目ということで、様子見をしようかなと思っています。

⑪シュヴァルグラン

年明け後から、日経新春杯2016→阪神大賞典2016→天皇賞春2016と天皇賞春に向けた王道の路線で結果を残してきました。

前走の宝塚記念2016は、最後の直線に入って直ぐにアンビシャスが垂れてきて進路を塞がれていました。横に出そうとしたところワンアンドオンリーがいたため、2頭に塞がれるかたちになり、スムーズさを欠いた競馬となりました。結果9着に敗れましたが、能力を出し切れていないと思うので、宝塚記念2016は度外視したいですね。

このあとのG1を考えいるならば、ここは勝ちたいところだと思います。東京コースは初めてになりますが、距離適性は高いと思うので勝ち負けを期待しています。

⑫レコンダイト

中穴になりそうですが、十分に上位候補ではないでしょうか。目黒記念2015では2着、今年の目黒記念2016では差のない4着に好走しています。昨年のアルゼンチン共和国杯2015は10着に敗れましたが、重馬場が合わなかったのかもしれません。

前走アイルランドトロフィー2016で休み明けをひと叩きし、この条件(東京芝2500m)のアルゼンチン共和国杯2016に合わせてきてる感じはしますね。

買い方

◎⑪シュヴァルグラン

○①モンドインテロ

▲⑤アルバート

△②トレジャーマップ

人気馬中心の印になってしまいましたが、シュヴァルグランとモンドインテロとアルバートの3頭を押さえました。ハンデ戦で人気馬中心だと当たる気がしないですが、実績と勢いではこの3頭だと思います。

その他、過去データから穴馬として本栖湖特別2016勝ち馬のトレジャーマップも押さえました。

3連複 ◎ – ○ – ▲△ 合計2点

結果

馬券的には、1着、2着、4着、12着でした。

本命◎シュヴァルグランは1着でした。

アルゼンチン共和国杯2016
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
1 11 牡4 シュヴァルグラン 2 宝塚記念(G1) 9着(1.4)
2 5 牡5 アルバート 4 天皇賞春(G1) 6着(0.5)
3 13 牡5 ヴォルシェーブ 3 日本海S(1600万) 1着(-0.0)

晩に録画を見ましたが、惜しかったですね…。「よし当たった!」と思ったら、最後の最後でモンドインテロが垂れて差されていました。日曜は絶好調だったルメール騎手の唯一の馬券圏外がモンドインテロ(1番人気)とは。前走条件戦の55kgヴォルシェーブが上がり最速で3着というのは、ハンデ戦ならではという感じがします。

それにしても人気の馬に乗ってるとはいえ、1日8勝は凄すぎますね。重賞以外は買わないので、馬券的には有り難みが無いところですが…。

シュヴァルグランは滅茶苦茶強かったです。宝塚記念2016は能力を出し切れていないと思っていただけに、能力を示した格好です。ハンデ戦の58kgということを考えると、完勝と言って良いでしょう。

秋のG1戦線では、相手が一気に強くなりますが、スクリーンヒーローやゴールドアクターのように好走を期待したいですね。

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