日程 | 2024年12月22日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2500m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 16頭 |
クッション値 | 10.0(12月22日) |
有馬記念2024
今年の中央競馬を締め括る一戦、有馬記念2024です。国内の人気実力馬が集まり、ハイレベルなレースが繰り広げられます。毎年、有馬記念の週になると、1年の終わりを感じます。本当に1年が早くなりました。有馬記念の日の夕暮れが寂しさとノスタルジックな雰囲気に溢れていて、たまらなく好きです。
配当
過去10年の有馬記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。大きな波乱は少ない傾向にありますが、好配当の馬連や3連複が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2023 | 2,730円 | 8,050円 | 42,110円 |
2022 | 1,320円 | 2,520円 | 9,740円 |
2021 | 1,740円 | 1,440円 | 7,180円 |
2020 | 10,330円 | 7,370円 | 50,150円 |
2019 | 2,990円 | 10,750円 | 57,860円 |
2018 | 940円 | 4,910円 | 25,340円 |
2017 | 3,170円 | 5,420円 | 25,040円 |
2016 | 440円 | 1,050円 | 3,940円 |
2015 | 6,840円 | 20,360円 | 125,870円 |
2014 | 12,350円 | 15,250円 | 109,590円 |
では過去10年の有馬記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2023良 | 1 | 5 | 牡4 | ドウデュース | 2 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 3 |
2 | 16 | 牝4 | スターズオンアース | 7 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.8) | 5 | |
3 | 4 | 牡5 | タイトルホルダー | 6 | ジャパンカップ(G1) 5着(1.3) | 4 | |
2022良 | 1 | 9 | 牡3 | イクイノックス | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡3 | ボルドグフーシュ | 6 | 菊花賞(G1) 2着(0.0) | 7 | |
3 | 5 | 牝4 | ジェラルディーナ | 3 | エリザベス女王杯(G1) 1着(-0.3) | 4 | |
2021良 | 1 | 10 | 牡3 | エフフォーリア | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 3 |
2 | 5 | 牡4 | ディープボンド | 5 | 凱旋門賞(G1) 14着 | 6 | |
3 | 7 | 牝5 | クロノジェネシス | 2 | 凱旋門賞(G1) 7着 | 3 | |
2020良 | 1 | 9 | 牝4 | クロノジェネシス | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.1) | 2 |
2 | 14 | 牝5 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.1) | 5 | |
3 | 13 | 牡5 | フィエールマン | 2 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.1) | 5 | |
2019良 | 1 | 6 | 牝5 | リスグラシュー | 2 | Cox Plate(G1) 1着 | 1 |
2 | 10 | 牡3 | サートゥルナーリア | 3 | 天皇賞(秋)(G1) 6着(0.9) | 2 | |
3 | 7 | 牡3 | ワールドプレミア | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 3 | |
2018稍重 | 1 | 8 | 牡3 | ブラストワンピース | 3 | 菊花賞(G1) 4着(0.4) | 1 |
2 | 12 | 牡4 | レイデオロ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 5 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.2) | 1 |
2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) | 8 | |
3 | 10 | 牡5 | シュヴァルグラン | 3 | ジャパンカップ(G1) 1着(0.2) | 5 | |
2016良 | 1 | 11 | 牡3 | サトノダイヤモンド | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 2 | ジャパンカップ(G1) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ゴールドアクター | 3 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.6) | 3 | |
2015良 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 9 | 牡4 | サウンズオブアース | 5 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.3) | 5 | |
3 | 11 | 牡3 | キタサンブラック | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 4 | 牝5 | ジェンティルドンナ | 4 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 1 |
2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) | 2 | |
3 | 14 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 凱旋門賞(G1) 14着 |
過去10年の有馬記念3着以内30頭中29頭を占めます。前走1~6番人気前後だった馬の好走が目立ちます。レース別では、前走ジャパンカップ、天皇賞秋、菊花賞出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中24頭を占めます。同年のG1戦線や中長距離戦線で活躍してきた馬が候補になりそうです。一方、残る6頭中4頭には、同年のG1レース2着の経験がありました。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中29頭を占めます。6歳以上が劣勢傾向にあります。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中22頭を占めます。外枠(6~8枠)や二桁馬番は買いにくい傾向にありそうです。
2000年以降の穴馬(8番人気以下)の傾向
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2020 | 2 | 14 | 牝5 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.1) |
2018 | 3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.2) |
2017 | 2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) |
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2014 | 2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 9 | ジャパンカップ(G1) 11着(0.8) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 14 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
2009 | 3 | 6 | 牡8 | エアシェイディ | 11 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.6) |
2008 | 2 | 14 | 牡7 | アドマイヤモナーク | 14 | ジャパンカップ(G1) 12着(0.8) |
3 | 6 | 牡7 | エアシェイディ | 10 | 天皇賞秋(G1) 5着(0.1) | |
2007 | 1 | 3 | 牡4 | マツリダゴッホ | 9 | 天皇賞秋(G1) 15着(1.7) |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 9 | 天皇賞秋(G1) 10着(1.7) |
2002 | 2 | 8 | 牡5 | タップダンスシチー | 13 | 京阪杯(G3) 5着(0.4) |
3 | 6 | 牡4 | コイントス | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 2着(0.5) | |
2001 | 2 | 1 | 牡6 | アメリカンボス | 13 | ジャパンカップ(G1) 10着(1.8) |
2000 | 3 | 12 | 牡8 | ダイワテキサス | 13 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.5) |
2000年以降の有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中9頭が同年の中山1800m~2500m重賞レースで3着以内に好走した経験がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 同年の中山実績 |
---|---|---|---|---|
2014 | 2 | 7 | トゥザワールド | 弥生賞1着、皐月賞2着 |
2009 | 3 | 6 | エアシェイディ | AJCC2着 |
2008 | 2 | 14 | アドマイヤモナーク | 日経賞3着 |
3 | 6 | エアシェイディ | 中山金杯2着、AJCC1着、中山記念3着 | |
2007 | 1 | 3 | マツリダゴッホ | AJCC1着、日経賞3着、オールカマー1着 |
2002 | 2 | 8 | タップダンスシチー | 日経賞2着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)3着 |
3 | 6 | コイントス | 日経賞3着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)2着 | |
2001 | 2 | 1 | アメリカンボス | AJCC1着、中山記念1着 |
2000 | 3 | 12 | ダイワテキサス | 中山記念1着、新潟記念(中山開催)1着 |
同年の中山1800m~2500m重賞レース実積があった9頭を除くと、2000年以降の有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中2頭が同年の重賞レースを2勝していました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 同年の重賞レース実績 |
---|---|---|---|---|---|
2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 京都記念1着、日経賞1着 |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 日経新春杯1着、京都記念1着 |
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
今年の穴馬(8番人気以下)候補
2000年以降、有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中14頭が同年の中山1800m~2500m重賞レース3着以内好走馬、同年の重賞レース2勝馬、前走の重賞レース優勝馬のいずれかに該当しました。今年出走予定の穴馬(推定8番人気以下)では、以下3頭が候補になるでしょうか。
- シュトルーヴェ(日経賞1着)
- シュトルーヴェ(日経賞1着、目黒記念1着)
- ブローザホーン(宝塚記念1着、日経新春杯1着)
- ハヤヤッコ(アルゼンチン共和国杯1着)
予想
有馬記念2024は、例年並のメンバーが集まりました。過去データの傾向からは、3~5歳の前走G1好走馬(前走1~6番人気前後)が上位争いの候補になるでしょうか。ただ大混戦のメンバー構成に加えて、過去伏兵や穴馬の好走が目立つレースですし、今年も波乱の可能性はありそうです。
以下、簡単な考察と予想です。ドウデュースの出走取消で、さらに難解なレースになったと思います。当たる気がしません。
過去データに当てはまりそうな馬からアーバンシックを選びました。前走菊花賞は、やや相手関係に恵まれた印象もありましたが、危なげなく勝ちきった点に期待して、本命評価にしました。有馬記念は、前走菊花賞出走の3歳馬の活躍も多いレースですし、ドウデュース不在となったこのメンバー構成なら一発あっても良いかもしれません。
今年のダービー馬。前走菊花賞6着馬と考えると、過去データの傾向からは買い難いところですが、一度使った上積みは期待出来そうです。
同年の重賞2勝馬。タフな馬場&末脚が活きる展開で強い印象を受けます。ここは違うような気もしますが、今年の宝塚記念馬が人気薄扱いになるなら押さえおいても…。
同年の重賞2勝馬&中山重賞優勝馬。穴馬候補として押さえました。ドスロー&前残りで展開が向かなかった前走ジャパンカップを度外視すれば、無くはないところでしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、6着、10着、12着でした。本命◎アーバンシックは、6着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 8 | 牝3 | レガレイラ | 4 | エリザベス女王杯(G1) 5着(0.5) | 1 |
2 | 16 | 牡6 | シャフリヤール | 10 | ブリーダーズカップターフ(G1) 3着 | 3 |
3 | 1 | 牡3 | ダノンデサイル | 2 | 菊花賞(G1) 6着(0.7) | 1 |
カスリもせず…波乱決着(3連単196,520円)でした。
稀に見るほどのドスローで流れる中、最後は早めに仕掛けた中団ポジションの馬が突っ込んで来ることになりました。優勝はレガレイラ。今年1度も馬券圏内が無い3歳牝馬…。さらに3歳牝馬の優勝は、64年ぶりのようです。そこそこ人気を集めていたとはいえ、過去データの傾向からは、流石に手が出せない馬でした。
2着にはシャフリヤール。6歳以上の馬の好走が極端に少ないレースだけに、手が出せない馬でした。今年の有馬記念は、データ傾向からは難解すぎるレースだったと思います。