日程 | 2019年12月15日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 2歳 |
斤量 | 馬齢(牡55kg,牝54kg) |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴時々曇(ヤフー天気) |
朝日杯フューチュリティステークス2019
2歳G1朝日杯フューチュリティステークス2019です。2014年から阪神競馬場開催に変更となり、好走馬の傾向が少し変わりました。中山マイル時代は、枠順や血統が色濃く反映され、内枠に入った馬格の大きな馬の好走例が多いレースでした。現在は、ディープインパクト産を中心にサンデー系の馬の好走が増えてきています。
配当
過去10年の朝日杯フューチュリティステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。特に阪神開催となった2014年以降、2度の高配当が出ており、やや波乱含みのレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 9,710円 | 3,340円 | 45,180円 |
2017 | 550円 | 700円 | 2,630円 |
2016 | 5,980円 | 42,820円 | 221,200円 |
2015 | 520円 | 8,160円 | 38,560円 |
2014 | 14,050円 | 20,560円 | 133,570円 |
2013 | 7,710円 | 27,430円 | 162,960円 |
2012 | 1,560円 | 4,530円 | 54,880円 |
2011 | 1,520円 | 8,540円 | 30,630円 |
2010 | 4,990円 | 8,830円 | 67,910円 |
2009 | 590円 | 1,820円 | 6,720円 |
では過去10年の朝日杯フューチュリティステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良阪神 | 1 | 6 | アドマイヤマーズ | 2 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 1 | クリノガウディー | 9 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 7着(0.5) | 12 | |
3 | 2 | グランアレグリア(牝) | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.5) | 1 | |
2017良阪神 | 1 | 1 | ダノンプレミアム | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 10 | ステルヴィオ | 3 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 3 | タワーオブロンドン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良阪神 | 1 | 17 | サトノアレス | 6 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 10 | モンドキャンノ | 7 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 4 | ボンセルヴィーソ | 12 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.0) | 8 | |
2015良阪神 | 1 | 15 | リオンディーズ | 2 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | エアスピネル | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.6) | 2 | |
3 | 13 | シャドウアプローチ | 11 | 京王杯2歳ステークス(G2) 3着(0.2) | 1 | |
2014稍重阪神 | 1 | 2 | ダノンプラチナ | 1 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 6 | アルマワイオリ | 14 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 4着(0.5) | 3 | |
3 | 14 | クラリティスカイ | 3 | いちょうステークス(G) 1着(-0.3) | 4 | |
2013良 | 1 | 6 | アジアエクスプレス | 4 | オキザリス賞(500万) 1着(-1.1) | 1 |
2 | 11 | ショウナンアチーヴ | 6 | からまつ賞(500万) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 14 | ウインフルブルーム | 5 | 千両賞(500万) 1着(-0.5) | 2 | |
2012良 | 1 | 14 | ロゴタイプ | 7 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 5 | コディーノ | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 3 | ゴットフリート | 3 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
2011良 | 1 | 3 | アルフレード | 1 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 4 | マイネルロブスト | 4 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 9着(1.1) | 5 | |
3 | 15 | レオアクティブ | 8 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 5 | |
2010良 | 1 | 11 | グランプリボス | 5 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 7 |
2 | 5 | リアルインパクト | 4 | 京王杯2歳ステークス(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 2 | リベルタス | 2 | 千両賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
2009良 | 1 | 8 | ローズキングダム | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 12 | エイシンアポロン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 2 | ダイワバーバリアン | 5 | 500万(東京芝1400m) 1着(-0.0) | 1 |
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中27頭を占めます。前走3着以下の3頭は、ともに重賞レースに出走していました。マイネルロブスト(2011年)の前走東京スポーツ杯2歳ステークスは、不良馬場で行われていたことを考えれば、前走大敗から巻き返しが少ないといえるかもしれません。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中10頭を占めます。阪神開催となった2014年以降は、好走例が減少傾向にあります。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中19頭を占めます。阪神開催となった2014年以降の3着以内では、15頭中12頭に及びます。近年は、前走2歳重賞レース連対馬が狙い目といえそうです。
予想
今年の朝日杯フューチュリティステークス2019は、ほぼ例年並みのレベルになるでしょうか。前走2歳重賞連対馬を中心に、層の厚いメンバー構成だと思います。近年は、上位人気3頭で決着した2017年を除くと、1頭ほど穴馬が馬券に絡む傾向にあります。穴馬取捨と買い目に押さえることが出来るかが馬券のポイントになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。デイリー杯2歳ステークス組が気になりつつスルーして3頭まで絞りました。
前走京王杯2歳ステークスは、逃げて2着。休養明けに加え、馬体重+24kgだったことを考えれば、良い内容だったと思います。逃げたら粘り強い印象があるので、先週の阪神ジュベナイルフィリーズのように、前々で進めた馬が活躍する馬場であれば、穴をあけるシーンがあっても良いかもしれません。
前走京王杯2歳ステークス優勝。道中でかかる仕草を見せていましたが、直線まとめて差し切っての完勝でした。今回は初のマイル戦ですが、1400mまでの馬という印象はありませんでしたし、距離適性についてはあまり深く考えないで良いかもしれません。マイナーな血統(タートルボウル産)なので、あとは芝のG1でどこまで…という感じでしょうか。
前走サウジアラビアロイヤルカップ優勝。2着クラヴァシュドールが先週の阪神ジュベナイルフィリーズで3着に好走していると考えれば、このクラスでも上位争いを期待できそうです。大型馬なので、休養明けを使っての2戦目というのも楽しみだと思います。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、7着でした。本命◎ビアンフェは、6着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | サリオス | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 8 | タイセイビジョン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 |
3 | 9 | グランレイ | 14 | 未勝利戦(京都芝1400m) 1着(-0.7) | 1 |
晩に録画を見ました。阪神ジュベナイルフィリーズに続いて、またしてもレースレコード。秋の東京も速かったですが、今開催の阪神も速い時計が出ますね。
直線、逃げるビアンフェを捕まえる展開。前が残りやすい馬場というのもあったと思いますが、逃げると粘り強いです。最後は、一瞬期待してしまう隊列でした。ビアンフェを捉えたサリオスとタイセイビジョンが1~2着。3着には、後方一気の追い込み勢が加わる決着となりました。3着グランレイ。前走未勝利戦勝ちの好走例がないレース故に全く手が出せず…。グランレイは、紐に沢山流さないと拾えない馬でしょうか。
優勝サリオス。タイセイビジョンの勝ちパターンかと思いきや、あっと言う間の差し切り勝ちでした。追ってからもう一段階、伸びるというか、余裕を感じる脚を使っていました。もっと長い距離でも問題無さそうなので、来年の3歳クラシックの人気と注目を集めることになりそうです。