日程 | 2016年11月12日(土曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 10頭 |
天気 | 晴れ参考 京都競馬場 – ヤフー天気 |
2歳重賞「デイリー杯2歳ステークス2016」です。暮のG1「朝日杯フューチュリティステークス2016」「阪神ジュベナイルフィリーズ2016」の前哨戦として行われています。朝日杯フューチュリティステークスが阪神開催となった2014年以降では、エアスピネル(2015年)とアルマワイオリ(2014年)がデイリー杯2歳ステークスをステップに朝日杯フューチュリティステークスで好走しています。
過去10年のデイリー杯2歳ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは一度もなく、比較的に硬い決着が続いています。3連単数千円の決着が6回あり、波乱が起こりにくいレースだといえます。
- 2015年 3,930円
- 2014年 9,660円
- 2013年 5,560円
- 2012年 58,300円
- 2011年 4,730円
- 2010年 6,430円
- 2009年 11,160円
- 2008年 15,680円
- 2007年 67,570円
- 2006年 2,730円
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。(2013年以前は、10月開催です。)
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2015稍重 | 1 | 13 | エアスピネル | 2 | 新馬(阪神芝1600m) 1着(-0.3) |
2 | 14 | シュウジ | 1 | 小倉2歳S(G3) 1着(-0.4) | |
3 | 10 | ノーブルマーズ | 7 | 萩S(OP) 4着(0.2) | |
2014良 | 1 | 8 | タガノエスプレッソ | 5 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.0) |
2 | 9 | アッシュゴールド | 2 | 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.1) | |
3 | 2 | ナヴィオン | 1 | ききょうS(OP) 1着(-0.1) | |
2013良 | 1 | 6 | ホウライアキコ(牝) | 2 | 小倉2歳S(G3) 1着(-0.2) |
2 | 7 | アトム | 1 | 新馬(阪神芝1600m) 1着(-0.1) | |
3 | 8 | ピークトラム | 4 | 新潟2歳S(G3) 3着(0.5) | |
2012良 | 1 | 9 | テイエムイナズマ | 6 | 未勝利(阪神芝1600m) 1着(-0.2) |
2 | 2 | クラウンレガーロ | 3 | 小倉2歳S(G3) 2着(0.0) | |
3 | 1 | マイネルエテルネル | 2 | 小倉2歳S(G3) 1着(-0.0) | |
2011稍重 | 1 | 1 | クラレント | 4 | 新馬(京都芝1400m) 1着(-0.4) |
2 | 7 | ダローネガ | 1 | 野路菊S(OP) 1着(-0.1) | |
3 | 8 | ゲンテン | 3 | 新馬(札幌芝1500m) 1着(-0.3) | |
2010良 | 1 | 12 | レーヴディソール(牝) | 1 | 新馬(札幌芝1500m) 1着(-0.2) |
2 | 3 | アドマイヤサガス | 5 | 未勝利(阪神芝1600m) 1着(-0.2) | |
3 | 6 | メイショウナルト | 2 | 野路菊S(OP) 2着(0.4) | |
2009良 | 1 | 5 | リディル | 1 | 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.3) |
2 | 1 | エイシンアポロン | 5 | 野路菊S(OP) 5着(1.1) | |
3 | 6 | ダノンパッション | 2 | 札幌2歳S(G3) 4着(0.3) | |
2008良 | 1 | 6 | シェーンヴァルト | 3 | 未勝利(札幌芝1800m) 1着(-0.2) |
2 | 10 | ホッコータキオン | 1 | 野路菊S(OP) 1着(-0.2) | |
3 | 9 | キングスレガリア | 8 | 未勝利(小倉芝1800m) 1着(-0.3) | |
2007良 | 1 | 5 | キャプテントゥーレ | 3 | 野路菊S(OP) 3着(0.3) |
2 | 11 | タケミカヅチ | 6 | 新潟2歳S(G3) 6着(0.5) | |
3 | 13 | ウイントリガー | 7 | 札幌2歳S(G3) 8着(0.8) | |
2006良 | 1 | 4 | 1 | 野路菊S(OP) 1着(-0.3) | |
2 | 5 | ローレルゲレイロ | 2 | 函館2歳S(G3) 2着(0.2) | |
3 | 3 | マルカハンニバル | 5 | 新潟2歳S(G3) 4着(0.4) |
過去10年のデイリー杯2歳ステークス3着以内では、(3-4-1-2)で複勝率80%を誇ります。2番人気も(2-2-3-3)で複勝率70%となっているので、上位人気馬を中心に押さえたいところでしょう。
その他、過去10年中8回で、3着以内は1番人気+2~3番人気+中穴(4~8番人気)という決着となっています。
過去10年のデイリー杯2歳ステークス3着以内の前走を距離別に分けると、以下のようになります。前走1200mの5頭は2歳重賞(小倉2歳ステークス、函館2歳ステークス)でした。前走距離1600m~1800mの馬が狙い目になりそうな傾向です。
- 前走1200m 5頭
- 前走1400m 2頭
- 前走1500m 2頭
- 前走1600m 9頭
- 前走1800m 12頭
馬券予想
過去10年の傾向から「前走1600m~前走1800m」「1~2番人気馬」に注目です。
例年少頭数になるレースですが、デイリー杯2歳ステークス2016も出走10頭の少頭数になりました。良血馬が多いですが、能力差がハッキリと分からないので、予想は難しいレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。
前走の新馬戦は強かったです。最後の直線で2着ブレイヴバローズは、鞭をビシバシ叩いていましたが、タイセイスターリーは持ったままで楽に交わし、そのまま余裕を感じさせる勝ち方でした。その後ブレイヴバローズは次走の未勝利戦をきっちり勝ちきっています。
タイセイスターリーの兄にはミッキーアイルがいるので、恐らくポテンシャルは高い馬でしょう。
前走の新馬戦は、ノーステッキで完勝しました。2着以下との力差を感じさせる内容だったので、能力は高そうですね。2着ダンツストークは、次走の未勝利戦では9着に敗れています。
良馬場1:38.0という勝ち時計は少々狙いにくいところですが、兄サトノダイヤモンドという血統を考えると、無視もできない印象ところでしょうか。
2戦2勝&上がり最速で完勝と底を見せてないのは、未知の魅力があります。
ただ前走ききょうステークス2016で差のない2着だったマルモレイナは、その後アルテミスステークス2016で10着に敗れています。軸候補として狙うのはリスキーな気も…。
ディープブリランテの初年度産駒です。ジューヌエコールと同様、2戦2勝&上がり最速で完勝しています。
休養明けになりますが、絶好調のルメール騎手がジューヌエコールではなくディーパワンサに乗るのは買い材料でしょうか。過去10年では、外目の枠の好走が多いので、ここでも好走を期待したいですね。
前走芝1800m、外枠、牡馬と過去の傾向からは、押さえたい材料が揃っています。ディープインパクト産ですし、京都に替わるのはプラスでしょう。
前走は、外をまわし早めに押し上げての完勝でした。2着以下との力差を感じる勝ち方だったので、ここでも楽しみが大きいです。
今回は、強そうな良血馬がいますが、伏兵扱いなら狙ってみたくなりますね。
8枠ですが、他に逃げそうな馬もいないので、ここは単騎で行けそうです。
逃げた前走の未勝利戦(牝馬限定)は、強い勝ち方でした。直線持ったままで、後続を離しながら圧勝しました。時計も1:33.7で、例年のデイリー杯2歳ステークスと比べても遜色ない勝ち時計でした。
デイリー杯2歳ステークスは牝馬が劣勢という印象のレースですが、人気しないようであればオッズ的にも面白そうですね。
買い方
◎⑧サングレーザー
○⑦ディーパワンサ
▲①タイセイスターリー
3頭まで絞りました。本命は、武豊ジョッキーのサングレーザーにしました。良血馬が多いですが、データ的には好走の条件が揃っているので、上位食い込みを期待したいです。
その他、人気を集めそうなディーパワンサ、最内枠のタイセイスターリーの2頭を押さえました。2頭とも前走の勝ちっぷりが良い馬です。
無印では、良血馬のリナーテや逃げ残りがあるならベルカプリあたりは怖いですね。
3連複 ◎ – ○ – ▲ 合計1点
結果
馬券的には、3着、4着、8着でした。
本命◎サングレーザーは3着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 6 | ジューヌエコール(牝) | 2 | ききょうS(OP) 1着(-0.2) |
2 | 3 | ボンセルヴィーソ | 8 | 未勝利(京都芝1400m) 1着(-0.2) |
3 | 8 | サングレーザー | 4 | 未勝利(札幌芝1800m) 1着(-0.2) |
録画で見ましたが、10頭と少頭数ながら波乱決着となりました。
遅めのペースで、後ろから進めた馬には厳しそうな流れでした。内をロス無く通った馬が上位に来ていて、1~4着馬は直線に入ったところで前にいた4頭でした。
1枠ながら外をまわして後方から追い込んだタイセイスターリーは、馬場と流れからは上位争いは不可能な競馬に思えました。そういう意味では、1着ジューヌエコールや2着ボンセルヴィーソには、展開が向いた決着だったと思います。