エリザベス女王杯2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

エリザベス女王杯2018過去10年のデータと予想

日程 2018年11月11日(日曜)
開催 京都競馬場 11R
距離 芝2200m
格付け G1
条件 サラ系3歳以上牝馬
斤量 定量(3歳54kg , 4歳以上56kg)
出走数 17頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

エリザベス女王杯2018

牝馬限定のG1エリザベス女王杯2018です。過去の上位馬には、国内牝馬のトップホース達が名を連ねる牝馬の頂上決戦。ただ今年は、3歳牝馬クラシックを勝ち負けした有力牝馬の出走が無く、例年と比べると、やや寂しいメンバーになるでしょうか。

京都競馬場の芝2200mコース

過去10年のエリザベス女王杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。2009年の154万馬券以降は、平穏な決着が続いていましたが、直近2年連続で1番人気馬が飛ぶ波乱決着となっています。今年も波乱の可能性はありそうですね。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 8,030円 20,760円 127,540円
2016 13,710円 20,680円 158,930円
2015 1,860円 3,770円 23,590円
2014 970円 3,030円 15,570円
2013 2,780円 14,440円 64,840円
2012 1,790円 6,110円 50,810円
2011 700円 2,520円 9,430円
2010 1,430円 1,320円 10,170円
2009 102,030円 157,480円 1,545,760円
2008 1,010円 1,660円 12,690円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

エリザベス女王杯2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 5 牝3 モズカッチャン 5 秋華賞(G1) 3着(0.2) 5
2 4 牝4 クロコスミア 9 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) 5
3 10 牝5 ミッキークイーン 3 宝塚記念(G1) 3着(0.3) 4
2016 1 3 牝4 クイーンズリング 3 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) 3
2 9 牝4 シングウィズジョイ 12 府中牝馬ステークス(G2) 8着(0.9) 8
3 1 牝4 ミッキークイーン 2 ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.4) 1
2015稍重 1 12 牝4 マリアライト 6 オールカマー(G2) 5着(0.8) 4
2 18 牝4 ヌーヴォレコルト 1 オールカマー(G2) 2着(0.2) 1
3 8 牝3 タッチングスピーチ 4 秋華賞(G1) 6着(0.3) 2
2014 1 1 牝4 ラキシス 3 オールカマー(G2) 2着(0.1) 7
2 5 牝3 ヌーヴォレコルト 1 秋華賞(G1) 2着(0.0) 1
3 15 牝4 ディアデラマドレ 6 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) 4
2013 1 3 牝3 メイショウマンボ 2 秋華賞(G1) 1着(-0.2) 3
2 18 牝3 ラキシス 6 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.1) 1
3 7 牝4 アロマティコ 5 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.3) 1
2012 1 15 牝5 レインボーダリア 7 府中牝馬ステークス(G2) 4着(0.4) 9
2 12 牝3 ヴィルシーナ 1 秋華賞(G1) 2着(0.0) 2
3 6 牝4 ピクシープリンセス 5 1000万(京都芝2400m) 1着(-0.7) 1
2011 1 18 牝4 スノーフェアリー 1 Champion Stakes(G1) 3着
2 1 牝3 アヴェンチュラ 2 秋華賞(G1) 1着(-0.2) 2
3 4 牝4 アパパネ 4 府中牝馬ステークス(G2) 14着(1.0) 1
2010 1 6 牝3 スノーフェアリー 4 St. Leger Stakes(G1) 4着
2 9 牝5 メイショウベルーガ 2 京都大賞典(G2) 1着(-0.1) 2
3 5 牝3 アパパネ 1 秋華賞(G1) 1着(-0.1) 1
2009 1 7 牝5 クィーンスプマンテ 11 京都大賞典(G2) 9着(1.0) 11
2 11 牝6 テイエムプリキュア 12 京都大賞典(G2) 14着(3.2) 9
3 16 牝3 ブエナビスタ 1 秋華賞(G1) 3着(0.0) 1
2008 1 16 牝3 リトルアマポーラ 4 秋華賞(G1) 6着(0.3) 6
2 15 牝5 カワカミプリンセス 1 府中牝馬ステークス(G3) 2着(0.1) 1
3 13 牝4 ベッラレイア 2 府中牝馬ステークス(G3) 3着(0.3) 3
前走秋華賞

過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中9頭を占めます。2016年を除くと、毎年1頭が馬券圏内に来ている好ローテです。2016年は、秋華賞好走馬の出走自体がありませんでした。

前走府中牝馬ステークス

過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中9頭を占めます。着順に関係なく、好走例が多いローテです。直近2年連続で府中牝馬ステークス優勝馬が連対しています。

年齢(3~4歳馬)

過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中24頭を占めます。直近5年連続、連対馬は3~4歳馬で決着しています。若い実力馬が結果を残す傾向にありそうです。

予想

例年と比べると、やや層が薄い印象のエリザベス女王杯2018。3歳牝馬クラシックを勝ち負けした馬の出走が無く、3歳馬の取捨に悩むことになりそうですね。上位争いは、4歳の実力馬が中心になるでしょうか。

以下、簡単な考察と予想です。イレギュラーなローテのノームコア、5歳以上の府中牝馬ステークス組を軽視しました。波乱があるとすれば、府中牝馬ステークス組の5歳馬という感じがしますが、どうなるでしょうか…。

◎5レッドジェノヴァ

日本人ジョッキーのG1勝ちに期待して本命。前走京都大賞典は、ゆったりとした流れの中、直線進路を確保してから良い脚で伸びていました。直線残り100mあたりでステッキを入れると、急加速して優勝馬サトノダイヤモンドに迫る内容。未知の魅力はありそうです。重賞未勝利馬ですが、この夏に成長して力を付けてそうなので…。

○7モズカッチャン

昨年のエリザベス女王杯優勝馬。過去10年で連覇した馬がアイルランドの名牝スノーフェアリーのみと考えると、やや買い難い感じはしますね。とはいえ前走札幌記念は、サングレーザー&マカヒキと強い相手に3着。休養明けを一度使って状態は良くなっていると思いますし、ここでは上位争の候補と言っても良さそうです。

▲8カンタービレ

前走秋華賞は、アーモンドアイをマークするかのような武豊騎手の好騎乗が光る3着でした。アーモンドアイ以外の3歳馬の評価が難しいですが、秋華賞好走馬なら押さえても良いかもしれません。現在ディープインパクト産が6年連続で馬券圏内に好走しており、血統的には狙い目になるでしょうか。

ディープインパクト産の好走馬
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気
2017 3 10 牝5 ミッキークイーン 3
2016 3 1 牝4 ミッキークイーン 2
2015 1 12 牝4 マリアライト 6
3 8 牝3 タッチングスピーチ 4
2014 1 1 牝4 ラキシス 3
2013 2 18 牝3 ラキシス 6
2012 2 12 牝3 ヴィルシーナ 1
3 6 牝4 ピクシープリンセス 5
△12リスグラシュー

好ローテの府中牝馬ステークス組&3~4歳馬。データ傾向からは狙い目という一頭です。昨年のエリザベス女王杯2017は、出負けして後方から。もう少し前に行くことも想定していたようですが、そのまま後ろからの競馬となり8着に敗れています。スローペース(最初の1000mが62.0秒)で、上位争いした馬は全てインコースの前目で運んだ馬。唯一外から突っ込んできた3着ミッキークイーンもコーナー手前から動いました。そう考えると、仕方ない敗戦だったと思います。今年もメンバー的にそれほど速い流れになるとは思えないので、後ろ過ぎない位置で進めることが出来るかがポイントになりそうですね。

3連複4頭ボックス◎○▲△ 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、4着、6着でした。本命◎レッドジェノヴァは、4着でした。

エリザベス女王杯2018 結果
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 12 牝4 リスグラシュー 3 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) 2
2 9 牝5 クロコスミア 9 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.5) 6
3 7 牝4 モズカッチャン 1 札幌記念(G2) 3着(0.0) 4

クロコスミア…(´・ω・`) 5歳馬ということで機械的に切ったので買えず…。

想定通り、昨年同様スローで流れました。ただ今年の有力馬は、後方一気というよりも前を意識した位置取り。このペースですから、楽に逃げることが出来たクロコスミアが粘ることになったものの、最後は人気馬が突っ込んで来る決着となりました。

逃げ粘ったクロコスミアを除くと、上位陣は3~4歳馬が独占。やはりこのレースは3~4歳馬が狙い目ですね。

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