日程 | 2019年11月10日(日曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上牝馬 |
斤量 | 定量(3歳54kg,4歳以上56kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
エリザベス女王杯2019
牝馬限定のG1エリザベス女王杯2019です。過去の上位馬には、国内トップクラスの牝馬が名を連ねる一戦。今年は、3歳牝馬を中心にレベルの高いレースを期待できそうです。
配当
過去10年のエリザベス女王杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。2009年の154万馬券以降、平穏な決着が続いていましたが、近年は好配当が出ており、やや波乱傾向のレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2018 | 9,800円 | 8,660円 | 56,370円 |
2017 | 8,030円 | 20,760円 | 127,540円 |
2016 | 13,710円 | 20,680円 | 158,930円 |
2015 | 1,860円 | 3,770円 | 23,590円 |
2014 | 970円 | 3,030円 | 15,570円 |
2013 | 2,780円 | 14,440円 | 64,840円 |
2012 | 1,790円 | 6,110円 | 50,810円 |
2011 | 700円 | 2,520円 | 9,430円 |
2010 | 1,430円 | 1,320円 | 10,170円 |
2009 | 102,030円 | 157,480円 | 1,545,760円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 12 | 牝4 | リスグラシュー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 9 | 牝5 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.5) | 6 | |
3 | 7 | 牝4 | モズカッチャン | 1 | 札幌記念(G2) 3着(0.0) | 4 | |
2017良 | 1 | 5 | 牝3 | モズカッチャン | 5 | 秋華賞(G1) 3着(0.2) | 5 |
2 | 4 | 牝4 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 | 宝塚記念(G1) 3着(0.3) | 4 | |
2016良 | 1 | 3 | 牝4 | クイーンズリング | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 9 | 牝4 | シングウィズジョイ | 12 | 府中牝馬ステークス(G2) 8着(0.9) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.4) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 | オールカマー(G2) 5着(0.8) | 4 |
2 | 18 | 牝4 | ヌーヴォレコルト | 1 | オールカマー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | 秋華賞(G1) 6着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 | オールカマー(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 5 | 牝3 | ヌーヴォレコルト | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 15 | 牝4 | ディアデラマドレ | 6 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 4 | |
2013重 | 1 | 3 | 牝3 | メイショウマンボ | 2 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 18 | 牝3 | ラキシス | 6 | 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 7 | 牝4 | アロマティコ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.3) | 1 | |
2012重 | 1 | 15 | 牝5 | レインボーダリア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) 4着(0.4) | 9 |
2 | 12 | 牝3 | ヴィルシーナ | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 6 | 牝4 | ピクシープリンセス | 5 | 1000万(京都芝2400m) 1着(-0.7) | 1 | |
2011良 | 1 | 18 | 牝4 | スノーフェアリー | 1 | Champion Stakes(G1) 3着 | |
2 | 1 | 牝3 | アヴェンチュラ | 2 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 4 | 牝4 | アパパネ | 4 | 府中牝馬ステークス(G2) 14着(1.0) | 1 | |
2010良 | 1 | 6 | 牝3 | スノーフェアリー | 4 | St. Leger Stakes(G1) 4着 | |
2 | 9 | 牝5 | メイショウベルーガ | 2 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 5 | 牝3 | アパパネ | 1 | 秋華賞(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2009良 | 1 | 7 | 牝5 | クィーンスプマンテ | 11 | 京都大賞典(G2) 9着(1.0) | 11 |
2 | 11 | 牝6 | テイエムプリキュア | 12 | 京都大賞典(G2) 14着(3.2) | 9 | |
3 | 16 | 牝3 | ブエナビスタ | 1 | 秋華賞(G1) 3着(0.0) | 1 |
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中8頭を占めます。2016年と昨年を除く過去8回で毎年1頭が馬券圏内に好走しています。2016年は秋華賞好走馬の出走自体が無く、昨年も秋華賞連対馬の出走がありませんでした。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中9頭を占めます。近年は穴馬の好走例も多く、前走の着順に関係なく、好走例が多いローテとなっています。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中24頭を占めます。若い実力馬が結果を残す傾向にありそうです。6歳以上は、波乱決着となった2009年2着テイエムプリキュアのみです。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内では好走例が目立ちます。昨年は3着以内の好走が無かったものの、ディープインパクト産カンタービレ(5番人気)が3着馬と僅差の6着に好走していました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 |
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2017 | 3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 |
2016 | 3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 |
2015 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | |
2014 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 |
2013 | 2 | 18 | 牝3 | ラキシス | 6 |
2012 | 2 | 12 | 牝3 | ヴィルシーナ | 1 |
3 | 6 | 牝4 | ピクシープリンセス | 5 |
予想
好メンバーが揃ったエリザベス女王杯2019。ほぼ例年並みのメンバー構成だと思います。データ傾向から3歳馬(クロノジェネシス、ラヴズオンリーユー)や府中牝馬ステークス組が上位争いの候補になるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。府中牝馬ステークス優勝馬スカーレットカラーとディープインパクト産サラキアが気になりつつ、3頭まで絞りました。
前走府中牝馬ステークス3着。休養明けに加え、馬体重プラス16kgでしたし、ここに向けての叩きという印象でした。それでも3着に好走するぐらいですから、ポテンシャルの高さは言うまでも無さそうです。緩い仕上げを一度使ってから、本番で外国人騎手に乗り替わりというのは何とも言えないですが、好ローテの4歳馬と考えれば、上位争いを期待できそうです。
好走例の多い秋華賞組。過去10年の傾向から秋華賞を勝ち負けした馬は押さえておいた方が良さそうです。馬体重+20kgでの出走となった前走は、速い流れで先行勢が崩れたところを差し切って、後続を突き放す強い内容でした。あとは古馬との力関係だけだと思います。
オークスからのぶっつけ本番。過去このローテはいません。右前の爪を痛めたことが原因で秋華賞を回避したようです。順調さという意味で、やや評価を下げましたが、勝ち負けがあっても良さそうな馬だと思います。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、5着でした。本命◎ラッキーライラックは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | 牝4 | ラッキーライラック | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 6 | 牝6 | クロコスミア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.6) | 3 |
3 | 11 | 牝3 | ラヴズオンリーユー | 1 | オークス(G1) 1着(-0.0) | 1 |
ラッキーライラックの優勝。道中内で脚を溜め、直線では空いた内を突いての完勝でした。やはり前走緩い仕上げで叩いたのは、ここを勝ちに来たローテだったと言えそうです。
2着にはスルーしたクロコスミア。3年連続、楽に逃げ先行で粘るというのも珍しいです。今年も道中突かれることのない楽逃げでした。直線に入ったところで、既にセーフティーリードを保ったままの先頭。最後はラッキーライラック に交わされたものの、絶好の展開だったと思います。
2着以下はクビ差が続く混戦。3着に押さえていたラヴズオンリーユー、5着にクロノジェネシスが好走しました。馬券的には悔しい決着でした。