日程 | 2019年10月14日(月曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | G2 |
条件 | 3歳以上牝馬 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 15頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
府中牝馬ステークス2019
牝馬限定の重賞、府中牝馬ステークス2019です。例年、府中牝馬ステークス組が秋G1で好走することが多いステップレース。昨年は、1着馬ディアドラが香港カップ2着、2着馬リスグラシューがエリザベス女王杯を優勝しています。秋の大一番に向けて注目の一戦といえそうです。
配当
過去10年の府中牝馬ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが4回あります。やや波乱含みという印象ですが、直近3年は順当な決着が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 380円 | 1,310円 | 4,290円 |
2017 | 2,190円 | 2,440円 | 19,390円 |
2016 | 1,260円 | 1,410円 | 8,730円 |
2015 | 6,590円 | 20,460円 | 163,830円 |
2014 | 1,380円 | 1,900円 | 12,400円 |
2013 | 2,320円 | 11,880円 | 54,030円 |
2012 | 18,720円 | 15,640円 | 173,540円 |
2011 | 2,920円 | 6,600円 | 41,940円 |
2010 | 27,120円 | 60,680円 | 423,340円 |
2009 | 5,130円 | 63,410円 | 421,050円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 4 | 牝4 | 56 | ディアドラ | 1 | クイーンステークス(G3) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 10 | 牝4 | 54 | リスグラシュー | 2 | 安田記念(G1) 8着(0.8) | 6 | |
3 | 2 | 牝5 | 54 | フロンテアクイーン | 7 | クイーンステークス(G3) 2着(0.5) | 4 | |
2017稍重 | 1 | 11 | 牝4 | 54 | クロコスミア | 5 | WオールスターJ第2戦(1600万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 1 | 牝4 | 56 | ヴィブロス | 1 | Dubai Turf(G1) 1着 | 5 | |
3 | 7 | 牝4 | 56 | アドマイヤリード | 2 | クイーンステークス(G3) 6着(0.9) | 1 | |
2016良 | 1 | 13 | 牝4 | 54 | クイーンズリング | 3 | 米子ステークス(OP) 2着(0.6) | 1 |
2 | 1 | 牝5 | 54 | マジックタイム | 2 | 関屋記念(G3) 3着(0.2) | 1 | |
3 | 6 | 牝6 | 55 | スマートレイアー | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.6) | 3 | |
2015稍重 | 1 | 15 | 牝5 | 54 | ノボリディアーナ | 11 | 小倉日経オープン(OP) 2着(0.2) | 4 |
2 | 4 | 牝5 | 54 | スマートレイアー | 1 | 米子ステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 17 | 牝5 | 55 | カフェブリリアント | 5 | 関屋記念(G3) 7着(0.4) | 1 | |
2014良 | 1 | 5 | 牝4 | 54 | ディアデラマドレ | 4 | クイーンステークス(G3) 5着(0.6) | 3 |
2 | 3 | 牝4 | 55 | スマートレイアー | 1 | クイーンステークス(G3) 3着(0.0) | 1 | |
3 | 12 | 牝6 | 55 | ホエールキャプチャ | 2 | 札幌記念(G2) 3着(0.9) | 7 | |
2013良 | 1 | 11 | 牝5 | 55 | ホエールキャプチャ | 4 | 札幌記念(G2) 14着(5.4) | 9 |
2 | 13 | 牝5 | 54 | ドナウブルー | 5 | 関屋記念(G3) 4着(0.2) | 2 | |
3 | 3 | 牝3 | 52 | スイートサルサ | 7 | 長岡ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 3 | |
2012良 | 1 | 14 | 牝4 | 54 | マイネイサベル | 10 | 新潟記念(G3) 17着(1.4) | 9 |
2 | 8 | 牝5 | 54 | スマートシルエット | 5 | 新潟記念(G3) 6着(0.1) | 4 | |
3 | 11 | 牝4 | 54 | ドナウブルー | 1 | 関屋記念(G3) 1着(-0.0) | 1 | |
2011稍重 | 1 | 13 | 牝5 | 55 | イタリアンレッド | 5 | 小倉記念(G3) 1着(-0.3) | 4 |
2 | 15 | 牝4 | 55 | アニメイトバイオ | 4 | クイーンステークス(G3) 3着(0.2) | 3 | |
3 | 5 | 牝5 | 55 | フミノイマージン | 3 | マーメイドステークス(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
2010良 | 1 | 13 | 牝4 | 55 | テイエムオーロラ | 4 | 西宮ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 2 | 牝6 | 55 | セラフィックロンプ | 14 | マーメイドステークス(G3) 2着(0.0) | 14 | |
3 | 14 | 牝3 | 53 | スマートシルエット | 2 | 三面川特別(1000万) 1着(-0.2) | 1 | |
2009良 | 1 | 4 | 牝4 | 55 | ムードインディゴ | 7 | クイーンステークス(G3) 4着(0.3) | 4 |
2 | 10 | 牝5 | 55 | ベッラレイア | 3 | ポートアイランドステークス(OP) 4着(0.3) | 1 | |
3 | 9 | 牝4 | 55 | レジネッタ | 11 | ポートアイランドステークス(OP) 11着(1.0) | 6 |
過去10年の府中牝馬ステークス3着以内30頭中13頭を占めます。そのうち7頭が優勝しています。穴馬の好走例も目立ちます。
過去10年の府中牝馬ステークス3着以内30頭中21頭を占めます。クイーンステークス組や関屋記念組の好走例が目立ちます。
過去10年の府中牝馬ステークス3着以内30頭中25頭を占めます。スマートレイアー(2016年)を除く4頭が前走のレースで3着以内に好走していました。
予想
大混戦という印象の府中牝馬ステークス2019。実績面では、ラッキーライラックとプリモシーンが抜けてる印象ですが、ほぼ全頭に3着以内の可能性がありそうなメンバー構成だと思います。G1エリザベス女王杯に向けて出走という馬も多いと思うので、人気馬の凡走と穴馬の激走があっても良さそうです。
以下、簡単な考察と予想です。データ傾向から4~5歳馬(前走重賞レース好走馬)を狙いましたが、全く当たる気がしません…。台風の影響で悪化した馬場状態も気になりますね。
過去、好走例の多い外枠(8枠)。実績面でも無視できない馬だと思います。秋華賞からの休養明けだった中山記念では、好メンバーの中2着に粘る好走を見せましたし、休養明けも問題なさそう…。深く考えず、本命です。
過去、好走例の多い外枠(7枠)。実績を考えれば、上位争いの候補になるでしょうか。ただ速い時計の決着が得意なタイプ。稍重で行われた前走中京記念も4着馬ミエノサクシードがスムーズなら、交わされていた内容だったと思います。台風の影響でタフな馬場になっていれば、向かない可能性もありそうです。
2走前関屋記念は、好メンバー(ミッキーグローリー、ミエノサクシード、ソーグリッタリング)と差の無い4着に好走。重賞では少し足りない印象も、ここで上位争いに加わる力はありそうです。速い時計の決着となった前走京成杯オータムハンデキャップで2着に好走していますが、タフな馬場での実績もあるので、あまり気にしないで良いかもしれません。紐荒れがあれば…。
過去、好走例の多いクイーンステークス組。3走前パールステークスから、着実に力を付けてきているといって良いかもしれません。直近2戦の相手と比べると層が厚いメンバーですが、ここは近走の勢いに期待して…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、6着、15着でした。本命◎ラッキーライラックは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 8 | 牝4 | 54 | スカーレットカラー | 4 | クイーンステークス(G3) 2着(0.0) | 5 |
2 | 6 | 牝6 | 54 | フロンテアクイーン | 9 | クイーンステークス(G3) 7着(0.4) | 2 |
3 | 15 | 牝4 | 54 | ラッキーライラック | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 4着(0.1) | 1 |
プリモシーンが最下位に敗れる小波乱。
プリモシーンは、出負けして後方からの競馬でした。やや掛かり気味で直線外に出しての追い込みも、反応悪く全く伸びず…。同じ位置ぐらいにいたスカーレットカラーはグイグイ伸びてただけに、不可解な敗戦でした。出走できるような状態になかったのか、力のいる馬場が合わなかったのか、よく分からない敗戦だと思います。
1~2着馬は好走例の多いクイーンステークス組。休養明けの馬体増で出走となったラッキーライラックは、叩きの一戦という印象も、好位から卒なく周ってきての3着。やはり能力は高いですね。