富士ステークス2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

富士ステークス2018過去10年のデータと予想

日程 2018年10月20日(土曜)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1600m
格付け G3
条件 サラ系3歳以上
斤量 別定
出走数 18頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

富士ステークス2018

マイル重賞、富士ステークス2018です。1着馬には、G1マイルチャンピオンシップ2018の優先出走権が与えられます。例年、富士ステークスをステップにマイルチャンピオンシップで好走する馬が多く、昨年は1~2着馬が富士ステークス組でした。今年も秋の大一番に向けて、注目のレースになると思います。

東京競馬場の芝1600mコース

過去10年の富士ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回あります。そのうち171万馬券(2010年)、219万馬券(2009年)と高配当が炸裂。波乱傾向のレースと言えそうです。昨年も3着に11番人気馬が入り、3連系の馬券で好配当を演出しています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 1,080円 12,820円 50,980円
2016 1,960円 3,340円 19,900円
2015 1,330円 4,780円 28,720円
2014 14,780円 46,230円 266,760円
2013 3,930円 74,840円 250,420円
2012 4,990円 95,330円 468,140円
2011 2,320円 7,610円 33,270円
2010 22,000円 309,520円 1,718,480円
2009 25,590円 160,550円 2,192,750円
2008 5,230円 17,210円 96,570円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

富士ステークス2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2017不良 1 6 牡4 57 エアスピネル 1 札幌記念(G2) 5着(0.4) 2
2 15 牡6 58 イスラボニータ 4 安田記念(G1) 8着(0.4) 1
3 13 牡5 57 クルーガー 11 マイラーズカップ(G2) 10着(0.9) 8
2016 1 3 牡4 57 ヤングマンパワー 3 関屋記念(G3) 1着(-0.0) 3
2 4 牡5 58 イスラボニータ 4 安田記念(G1) 5着(0.3) 4
3 2 牡4 57 ダノンプラチナ 2 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 3着(0.3) 2
2015 1 3 牡3 54 ダノンプラチナ 4 皐月賞(G1) 11着(1.3) 5
2 11 牡4 56 サトノアラジン 1 エプソムカップ(G3) 2着(0.0) 1
3 14 牡5 58 ロゴタイプ 3 オールカマー(G2) 4着(0.5) 2
2014 1 16 牡3 54 ステファノス 2 セントライト記念(G2) 4着(0.2) 5
2 7 牡4 56 シャイニープリンス 12 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 6着(0.3) 10
3 11 牡4 56 レッドアリオン 5 西宮ステークス(1600万) 1着(-0.3) 2
2013 1 9 牡5 57 ダノンシャーク 1 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.2) 2
2 12 牡5 58 リアルインパクト 9 ダービー卿チャレンジT(G3) 12着(0.7) 7
3 4 牡3 54 シャイニープリンス 14 信越ステークス(OP) 14着(0.5) 4
2012 1 18 牡3 54 クラレント 5 ポートアイランドステークス(OP) 8着(0.3) 6
2 10 牡3 55 ファイナルフォーム 3 ラジオNIKKEI賞(G3) 1着(-0.3) 2
3 11 牡5 56 ヒットジャポット 14 六甲ステークス(OP) 6着(0.8) 2
2011不良 1 13 牡4 56 エイシンアポロン 1 毎日王冠(G2) 4着(0.1) 10
2 8 牝4 54 アプリコットフィズ 6 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.1) 7
3 5 牡3 54 マイネルラクリマ 5 オールカマー(G2) 6着(0.6) 3
2010 1 9 牡4 56 ダノンヨーヨー 2 ポートアイランドステークス(OP) 1着(-0.4) 1
2 3 セ6 57 ライブコンサート 14 安田記念(G1) 15着(1.4) 18
3 14 牡3 55 ガルボ 13 ラジオNIKKEI賞(G3) 8着(0.7) 13
2009 1 3 牡5 57 アブソリュート 6 安田記念(G1) 13着(1.4) 8
2 17 牡6 56 マルカシェンク 11 チャレンジカップ(G3) 14着(1.0) 8
3 10 牡8 56 マイケルバローズ 15 朱鷺ステークス(OP) 1着(-0.1) 14
2008 1 5 牡5 57 サイレントプライド 4 ダービー卿チャレンジT(G3) 1着(-0.0) 4
2 1 牡5 56 リザーブカード 5 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 6着(0.8) 1
3 15 牡4 56 バトルバニヤン 7 ポートアイランドステークス(OP) 2着(0.6) 3
外枠(二桁馬番)

過去10年の富士ステークス3着以内30頭中15頭を占めます。上位人気決着となった2016年を除くと、毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。人気薄を多く、外枠の穴馬に注意したい傾向だと思います。

前走京成杯オータムハンデキャップ

過去10年の富士ステークス3着以内30頭中5頭を占めます。鉄板というわけではありませんが、およそ2年に1度ぐらいの周期で馬券圏内に好走しています。

人気(5番人気以下)

過去10年の富士ステークス3着以内30頭中16頭を占めます。そのうち二桁人気馬が8頭、5~9番人気程の中穴も8頭が馬券圏内に好走しています。穴馬の好走が多いレースと言えそうです。

年齢(6歳以上)

過去10年の富士ステークス3着以内30頭中4頭のみです。そのうち1頭はG1馬イスラボニータ(2017年2着)、残る3頭が大波乱となった2009~2010年の2~3着馬と考えると、6歳以上の馬は買い難い傾向にありそうです。

予想

波乱傾向の一戦。実績面で抜けた2頭(ペルシアンナイトとエアスピネル)が、もう1頭と考えると、何が来てもおかしくないメンバーだと思います。例年穴馬の好走例が目立つレースだけに、今年の富士ステークス2018も難解なレースになりそうですね。

以下、簡単な考察と予想です。人気が割れそうな上位陣。スルーした人気馬で決着なんてこともありそうですね。

◎8ロジクライ

好走例の多い京成杯オータムハンデキャップ組。思っていたよりも人気を集めそうですね…。前走京成杯オータムハンデキャップは、大外からの追い込み馬(ミッキーグローリー&ワントゥワン)がワンツーフィニッシュという追い込み決着でした。ロジクライは、先団グループの後ろを追走し、最後は馬群を割っての3着。内を通ってきた馬の中では、見せ場を作った1頭だと思います。G1好走歴のあるような人気馬が休養明けになりますし、中でもペルシアンナイトは斤量59kgを背負います。今回が狙い目かもしれません。

○6エアスピネル

マイル戦で馬券圏外となったのは、昨年の安田記念のみという安定感を誇ります。東京コースも問題なさそうですし、ここは深く考えずに対抗評価にしました。

△18ジャンダルム

過去10年で7頭が3着以内に好走している3歳馬。好走した7頭を見ると、実績面で少し足りない印象の馬が多い傾向にあります。ジャンダルムの血統面から皐月賞やダービーは少し長かったと言えそうですし、ここで強い古馬相手に結果を残せるようであれば、今後が楽しみですね。一応の押さえで…。

△12クルーガー

高野調教師のコメントでは、3着に好走した昨年と同じぐらいのデキにあるとのこと。人気を落とすなら紐荒れ期待で押さえても…。

3連複◎-○-△△ 合計2点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着、9着でした。本命◎ロジクライは、1着でした。

富士ステークス2018 結果
着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 8 牡5 56 ロジクライ 2 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 3着(0.2) 2
2 11 牝5 54 ワントゥワン 3 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.1) 3
3 14 牝5 54 レッドアヴァンセ 5 ヴィクトリアマイル(G1) 3着(0.0) 7

上位1~5番人気がそのまま1~5着、ほぼ順当な決着でした。ただ3着以内は硬いと思っていたエアスピネルが伸びず…。本番(マイルチャンピオンシップ2018)での取捨に悩みそうですね。

2~3着には、ディープインパクト産の牝馬。近年の富士ステークスでは好走例が多く、過去6年で7頭のディープインパクト産が3着以内に好走していました。末脚が活きるレースだと、突っ込んで来ますね。

押さえていたクルーガー。昨年と違って前目での競馬でした。勝ち時計(1:31.7)も速かったことから、合わなかったといえそう…。もう少し時計がかかる馬場かつ末脚が活きる展開でこそというタイプだと思います。ジャンダルムは、力負けという印象。ただジャンダルムに先着した馬は、重賞好走歴がある強い古馬でしたし、今後の成長に期待ですね。

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