天皇賞秋2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

天皇賞秋2018過去10年のデータと予想

日程 2018年10月28日(日曜)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け G1
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量(牡58kg , 牝56kg)
出走数 13頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

天皇賞秋2018

例年ハイレベルな一戦が繰り広げられる天皇賞秋2018です。過去3着以内に来た馬を見る限り、強い馬しか来ていないレース。たしかに穴馬の好走自体はありますが、天皇賞秋以降もG1戦線で活躍する馬ばかりで、穴馬でさえ実力馬という一戦です。

東京競馬場の芝2000mコース

過去10年の天皇賞秋の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。データ外になりますが、2007年には18万馬券が出ており、ちょうど2~3年に1度ぐらいの周期で波乱決着となっています。今年~来年あたり、そろそろ波乱決着があっても…という感じですね。ちなみに、硬い決着となった2008年と2010年は、ともに人気の牝馬が結果を残した年でした。

  • 2008年ウオッカ(1番人気、単勝2.7倍)
  • 2010年ブエナビスタ(1番人気、単勝2.2倍)
年度 馬連 3連複 3連単
2017 900円 15,290円 55,320円
2016 2,420円 7,430円 32,400円
2015 7,340円 24,850円 109,310円
2014 3,140円 2,850円 23,290円
2013 1,190円 1,400円 14,310円
2012 3,250円 3,990円 39,520円
2011 7,020円 22,790円 214,010円
2010 1,030円 1,680円 7,480円
2009 16,490円 9,970円 102,110円
2008 550円 710円 3,250円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

天皇賞秋2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2017不良 1 7 牡5 キタサンブラック 1 宝塚記念(G1) 9着(1.3) 1
2 2 牡5 サトノクラウン 2 宝塚記念(G1) 1着(-0.1) 3
3 8 牡4 レインボーライン 13 宝塚記念(G1) 5着(0.9) 7
2016 1 8 牡5 モーリス 1 札幌記念(G2) 2着(0.3) 1
2 12 牡4 リアルスティール 7 安田記念(G1) 11着(1.0) 2
3 14 牡5 ステファノス 6 毎日王冠(G2) 5着(0.8) 2
2015 1 8 牡5 ラブリーデイ 1 京都大賞典(G2) 1着(-0.2) 1
2 14 牡4 ステファノス 10 毎日王冠(G2) 7着(0.5) 6
3 16 牡4 イスラボニータ 6 毎日王冠(G2) 3着(0.2) 7
2014 1 4 牡5 スピルバーグ 5 毎日王冠(G2) 3着(0.1) 5
2 1 牝5 ジェンティルドンナ 2 宝塚記念(G1) 9着(1.2) 3
3 15 牡3 イスラボニータ 1 セントライト記念(G2) 1着(-0.2) 1
2013 1 7 牡4 ジャスタウェイ 5 毎日王冠(G2) 2着(0.1) 6
2 9 牝4 ジェンティルドンナ 1 宝塚記念(G1) 3着(0.6) 1
3 6 牡6 エイシンフラッシュ 3 毎日王冠(G2) 1着(-0.1) 4
2012 1 12 牡5 エイシンフラッシュ 5 毎日王冠(G2) 9着(0.6) 2
2 4 牡3 フェノーメノ 1 セントライト記念(G2) 1着(-0.2) 1
3 6 牡5 ルーラーシップ 2 宝塚記念(G1) 2着(0.3) 2
2011 1 12 牡5 トーセンジョーダン 7 札幌記念(G2) 1着(-0.0) 1
2 7 牡4 ダークシャドウ 2 毎日王冠(G2) 1着(-0.0) 1
3 8 牡4 ペルーサ 6 天皇賞春(G1) 8着(0.9) 4
2010稍重 1 2 牝4 ブエナビスタ 1 宝塚記念(G1) 2着(0.1) 1
2 7 牡3 ペルーサ 4 毎日王冠(G2) 5着(0.5) 1
3 12 牡5 アーネストリー 2 札幌記念(G2) 1着(-0.3) 1
2009 1 3 牡8 カンパニー 5 毎日王冠(G2) 1着(-0.2) 4
2 2 牡5 スクリーンヒーロー 7 宝塚記念(G1) 5着(0.5) 6
3 7 牝5 ウオッカ 1 毎日王冠(G2) 2着(0.2) 1
2008 1 14 牝4 ウオッカ 1 毎日王冠(G2) 2着(0.0) 1
2 7 牝4 ダイワスカーレット 2 大阪杯(G2) 1着(-0.1) 1
3 2 牡3 ディープスカイ 3 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.0) 1

過去10年の天皇賞秋3着以内では、内枠(1~4枠)の好走例が目立ちます。東京芝2000mは、スタート直後にコーナーがあり、外枠は外をまわされる展開になりやすい為だと思われます。

年齡(3~5歳馬)

過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中27頭を占めます。6歳以上で3着以内に好走した延べ3頭は、ともにリピーターでした。ちなみにカンパニーは、引退直前の8歳にG1を2連勝した大器晩成型でした。

  • エイシンフラッシュ(2012年1着、2013年3着)
  • カンパニー(2009年1着、2007年3着)
前走毎日王冠

過去10年の天皇賞秋3着以内30頭中12頭を占めます。毎日王冠で差し追い込みが届かず敗れていた馬の好走例が多いです。

前走重賞レース優勝

過去10年の天皇賞秋3着以内では、前走毎日王冠と前走G1レース以外の馬が計7頭います。そのうちモーリス(2016年1着)を除く6頭が前走重賞レースの優勝馬でした。モーリスが化け物クラスだったと考えれば、前走毎日王冠と前走G1レース以外の馬は、前走重賞レース優勝馬が候補になりそうです。

予想

今年の天皇賞秋2018もハイレベルなメンバーが揃いました。少数精鋭と言って良いと思います。ただ何が来てもおかしくないというメンバーだけに、馬券はかなり難しいレースになりそうです。

以下、簡単な考察と予想です。人気馬から紐に中穴を狙ってみましたが、スルーした人気馬決着も十分にありえそうですね。難しすぎます…。

◎5スワーヴリチャード

過去10年では、前走安田記念からの直行で優勝した例がありませんが、このクラスの馬なら気にしないで良いかもしれません。ドスローだった2走前の大阪杯は、向こう正面から先団グループまで出して、そのまま押し切ってG1初制覇。小回りの阪神芝2000mコースよりも東京コースの方が合うと思いますし、勝ち負けを期待したいですね。

○4レイデオロ

前走オールカマー優勝。天皇賞秋は、オールカマー組が買えないレースですが、今年のルメール騎手ならデータ傾向を無視しても良さそうです。先週のフィエールマン(菊花賞)やモズアスコット(安田記念)は、データ傾向から買えない馬でしたし、オークスからぶっつけ本番だったアーモンドアイ(秋華賞)も危なげなく完勝。国内G1では無視できないジョッキーだと思います。ただ今回、人気を落としそうなアルアインと実績面で大きな差があるわけでは無いですし、オールカマー組ということも考慮して、スワーヴリチャードより下の評価にしました。

▲10キセキ

人気を落とす実力馬となると、前走毎日王冠に引き続き、キセキも面白い1頭になるでしょうか。前走は、やや前残り馬場だったため、先行がハマったレースという印象でした。ただ唯一58kgでの出走。上位陣の斤量が55~56kgだったことを考えれば、能力の高さを示したと言えるかもしれません。毎日王冠の先行勢は、天皇賞秋で狙い難い傾向にありますが、もともと菊花賞までは、後方からキレッキレの脚を見せていた馬です。前からも後ろからも対応できると思えば、紐に押さえて良いかもしれませんね。

△3ヴィブロス

好ローテの宝塚記念組。ハマった印象の強かった優勝馬のミッキーロケットではなく、ドバイ帰り初戦で4着に好走したヴィブロスを押えました。天皇賞秋はディープインパクト産の好走例が多く、直近5年で6頭が3着以内に好走しています。今年は、5頭のディープインパクト産が出走予定ですが、中でも人気薄になりそうなヴィブロスを狙いました。ディープインパクト産は、穴馬の好走(以下の延べ4頭)も目立ちますし、人気を落とすだろう今回は、紐に押さえても面白い1頭かもしれません。

  • 2016年2着リアルスティール(7番人気)
  • 2016年3着ステファノス(6番人気)
  • 2015年2着ステファノス(10番人気)
  • 2014年1着スピルバーグ(5番人気)
3連複◎-○▲△-○▲△3連単◎→▲△→▲△ 合計5点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、8着、10着でした。本命◎スワーヴリチャードは、10着でした。

天皇賞秋2018 結果
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 4 牡4 レイデオロ 2 オールカマー(G2) 1着(-0.0) 1
2 9 牡4 サングレーザー 4 札幌記念(G2) 1着(-0.0) 2
3 10 牡4 キセキ 6 毎日王冠(G2) 3着(0.2) 6

本命の1番人気スワーヴリチャードが出遅れ…。キレッキレの脚を使うタイプではないだけに、スタート直後に終わった感じですね。大阪杯のようにまくっていくのかと思いきや、直線まで後方。そこから追って行くも、前を捕まえることが出来る脚があるわけでもなく、残り300mあたりからノーステッキで流していました。後味の悪い騎乗だったと思います…(´・ω・`)

ちなみにデムーロ騎手が今年重賞で1番人気を飛ばしたレースは、全て後ろからの競馬(追い込み)でした。チェックしておきたいポイントかもしれません。

  • 天皇賞2018 スワーヴリチャード
  • ローズステークス2018 サトノワルキューレ
  • CBC賞2018 ダイメイフジ
  • 京都新聞杯2018 フランツ
  • 高松宮記念2018 レッドファルクス
  • 中山記念2018  ペルシアンナイト

そして地味に5着に好走したミッキーロケット。向かない条件(瞬発力が要求されるレース)だと思われていましたが、見せ場は作ったように見えました。次走、相手関係次第では面白いかもしれませんね。

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