日程 | 日本時間2022年10月2日(日曜)23時5分(発走予定) |
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開催 | フランス・パリロンシャン競馬場 |
距離 | 芝2400m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 3歳牡馬56.5kg4歳以上牡馬59.5kg牝馬-1.5g |
凱旋門賞2022
世界最高峰のレースとされる凱旋門賞2022。2018年から改修されたパリロンシャン競馬場でレースが行われるようになりました。今年は、タイトルホルダー、ディープボンド、ステイフーリッシュと前哨戦ニエル賞4着ドウデュースが出走を予定しています。実績的には、タイトルホルダーが日本馬最有力候補という感じですが、ぶっつけ本番というのは気になるところでしょうか。
配当
JRAで馬券が販売された2016年以降の凱旋門賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。2017年~2019年こそ順当な決着となっていますが、2015年度以前も人気薄(海外オッズメーカー)の激走が目立つ波乱決着の多いレースです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 20,960円 | 16,780円 | 246,370円 |
2020 | 4,530円 | 10,330円 | 101,080円 |
2019 | 1,560円 | 2,490円 | 32,990円 |
2018 | 590円 | 5,050円 | 10,850円 |
2017 | 1,550円 | 3,550円 | 10,600円 |
2016 | 13,800円 | 55,290円 | 380,060円 |
では以下、過去10年の凱旋門賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2021重 | 1 | 12 | 1 | 牡4 | トルカータータッソ | 13 | バーデン大賞(G1)) 1着 |
2 | 3 | 4 | 牝5 | タルナワ | 2 | アイリッシュチャンピオンS(G1) 2着 | |
3 | 2 | 11 | 牡3 | ハリケーンレーン | 1 | セントレジャーステークス(G1) 1着 | |
2020不良 | 1 | 4 | 7 | 牡4 | ソットサス | 5 | アイリッシュチャンピオンS(G1) 4着 |
2 | 1 | 12 | 牡3 | インスウープ | 4 | パリ大賞(G1) 2着 | |
3 | 7 | 1 | 牡4 | ペルシアンキング | 3 | ムーラン・ド・ロンシャン賞(G1) 1着 | |
2019重 | 1 | 3 | 2 | 牡5 | ヴァルトガイスト | 9 | フォワ賞(G2) 1着 |
2 | 9 | 8 | 牝5 | エネイブル | 1 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 | |
3 | 1 | 12 | 牡3 | ソットサス | 3 | ニエル賞(G2) 1着 | |
2018良 | 1 | 6 | 10 | 牝4 | エネイブル | 1 | セプテンバーステークス(G3) 1着 |
2 | 15 | 19 | 牝3 | シーオブクラス | 3 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 | |
3 | 9 | 6 | 牡5 | クロスオブスターズ | 9 | フォワ賞(G2) 3着 | |
2017重 | 1 | 2 | 17 | 牝3 | エネイブル | 1 | ヨークシャーオークス(G1) 4着 |
2 | 3 | 5 | 牡4 | クロスオブスターズ | 8 | フォワ賞(G2) 2着 | |
3 | 1 | 4 | 牡4 | ユリシーズ | 5 | インターナショナルステークス(G1) 1着 | |
2016良 | 1 | 12 | 10 | 牝4 | ファウンド | 3 | アイリッシュチャンピオンS(G1) 2着 |
2 | 11 | 4 | 牡4 | ハイランドリール | 9 | アイリッシュチャンピオンS(G1) 7着 | |
3 | 16 | 8 | 牡4 | オーダーオブセントジョージ | 8 | アイリッシュセントレジャー(G1) 2着 | |
2015良 | 1 | 14 | 16 | 牡3 | ゴールデンホーン | アイリッシュチャンピオンS(G1) 1着 | |
2 | 11 | 1 | 牡5 | フリントシャー | ソードダンサーインビテーショナルS(G1) 1着 | ||
3 | 5 | 13 | 牡3 | ニューベイ | ニエル賞(G2) 1着 | ||
2014良 | 1 | 3 | 8 | 牝4 | トレヴ | ヴェルメイユ賞(G1) 4着 | |
2 | 4 | 1 | 牡4 | フリントシャー | フォワ賞(G2) 2着 | ||
3 | 15 | 18 | 牡3 | タグルーダ | ヨークシャーオークス(G1) 2着 | ||
2013重 | 1 | 15 | 18 | 牝3 | トレヴ | ヴェルメイユ賞(G1) 1着 | |
2 | 8 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 | ||
3 | 9 | 17 | 牡3 | アンテロ | プランスドランジュ賞(G3) 1着 | ||
2012不良 | 1 | 6 | 10 | 牝4 | ソレミア | ヴェルメイユ賞(G1) 3着 | |
2 | 18 | 6 | 牡4 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 | ||
3 | 17 | 14 | 牡3 | マスターストローク | ドーヴィル大賞(G2) 1着 |
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中25頭を占めます。前走が3着以下だった5頭中4頭が前走G1レースに出走していました。前走5着以下は僅か1頭しかいないため、前走崩れていた馬は買い難い傾向にありそうです。
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中11頭を占めます。そのうち8頭が前走1着、2頭が前走2着、残る1頭が前走3着でした。前走2~3着の3頭は、前哨戦フォワ賞に出走していました。
- 2018年3着クロスオブスターズ(前走フォワ賞3着)
- 2017年2着クロスオブスターズ(前走フォワ賞2着)
- 2014年2着フリントシャー(前走フォワ賞2着)
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち8頭が3~4歳馬でした。優勝馬は6頭に及びます。3~4歳の有力牝馬が狙い目といえそうです。
凱旋門賞で3着以内に好走した日本調教馬
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
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2013 | 2 | 8 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 |
2012 | 2 | 18 | 6 | 牡4 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 |
2010 | 2 | 10 | 7 | 牡4 | ナカヤマフェスタ | フォワ賞(G2) 2着 |
2006 | 3(失格) | 2 | 1 | 牡4 | ディープインパクト | 宝塚記念(G1) 1着(-0.7) |
1999 | 2 | 1 | 5 | 牡4 | エルコンドルパサー | フォワ賞(G2) 1着 |
凱旋門賞で3着以内に入った日本調教馬は、延べ5頭です。過去、延べ29頭の日本調教馬が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭もいません。
ディープインパクト(2006年)を除くと、3着以内に好走した日本調教馬は前走フォワ賞で勝ち負けしていました。前走フォワ賞2着のナカヤマフェスタ(2010年)も勝ち馬から約半馬身差の2着と小差の内容でした。
予想
以下、簡単な考察と予想です。強い3~4歳の牝馬がいる年とは異なり、今年のメンバーは難解すぎて全く分かりません。混戦メンバー故に日本馬にもチャンスがありそうですが、馬券的にはスルーしています。前年王者と好ローテの3歳馬を選びました。
タフな馬場で行われた昨年の凱旋門賞優勝馬(JRAオッズで13番人気)。大穴の一発屋と思いきや、その後も高いレベルで安定しているため、ハマれば今年も上位争いに加わってもおかしくは無さそうです。5歳馬なので、データ傾向からは頭というより、3着以内を期待して本命評価にしました。
過去好走例が多い前走アイリッシュチャンピオンステークス出走馬。前走は、直線で抜け出して押し切りそうなところをルクセンブルクに差し返されての2着でした。2頭とも強さを見せたレースだったと思いますが、2400m戦になれば逆転があっても…と考えて、ルクセンブルクよりも上の評価にしました。
過去好走例が多い前走アイリッシュチャンピオンステークス出走馬。好メンバーが揃った前走は、後方から狭い内を捌いて3着まで詰めていました。あとは2400m戦の適性があれば…という感じでしょうか。テン乗りのジョッキーになりそうなので、評価は下げています。
過去好走例が多い前走アイリッシュチャンピオンステークス出走馬。好メンバー相手に激しい叩き合いを制しての優勝でした。ヴァデニ同様、2400m戦はきつそうな印象もありますが、前走からの勢いに期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、7着、10着でした。本命◎トルカータータッソは、3着でした。
着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 6 | 14 | 牝5 | アルピニスタ | 2 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 |
2 | 2 | 15 | 牡3 | ヴァデニ | 7 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 3着 |
3 | 18 | 2 | 牡5 | トルカータータッソ | 6 | バーデン大賞(G1) 2着 |
優勝はスルーした牝馬アルピニスタ。G16連勝となりました。波乱傾向のレース故に予想に入れなかったぐらいで、特にスルーした理由もないのですが、結果的に強さを見せたレースだったと思います。馬場は想定通りのタフな状態で雨も降っていたこともあり、適性の有無がはっきり分かれるようなレースだったと思います。
本命トルカータータッソ。昨年同様、このタフな馬場なら崩れないと言っても良いほどの脚を使っていました。2着には押さえていたヴァデニ。先日のニュースの影響で乗り替わりもあるのかという話もあったので、少し評価を下げたのですが、引き続きスミヨン騎手騎乗で強さを見せたと思います。3歳馬と考えると、今後の期待も大きくなりそうです。