函館2歳ステークス2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

函館2歳ステークス2016過去10年のデータと予想

日程 2016年7月24日(日曜日)
開催 函館競馬場 11R
距離 芝1200m
格付け GⅢ
条件 サラ系2歳
斤量 馬齢(54kg,南半球生まれ-3kg)
出走数 16頭
天気 晴れ参考函館競馬場 – ヤフー天気

今週末は、2歳重賞「函館2歳ステークス2016」があります。今年も2歳戦が始まりました。夏の2歳重賞は、早熟馬が上位に来る印象ですが、近年であれば2014年アクティブミノルや2012年ティーハーフ、2011年アイムユアーズなど、3歳以降の重賞戦線で活躍している馬もいます。

函館2歳ステークスは、あまり荒れない年が続いていましたが、7月開催になった2012年以降で見ると、人気薄の馬が馬券に絡むことが多くなっています。二桁人気馬が2年連続で馬券圏内に来るなど、少し波乱含みのレースとなっています。

過去10年の3連単の配当を見ると、10万馬券超えは4回に及びます。近年の傾向から、上位人気だけの硬い決着というのは無さそうな感じがします。

  • 2015年 34,290円
  • 2014年 228,870円
  • 2013年 130,150円
  • 2012年 50,610円
  • 2011年 30,250円
  • 2010年 4,390円
  • 2009年 11,960円
  • 2008年 25,780円
  • 2007年 429,830円
  • 2006年 398,030円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。(2009年は札幌競馬場で開催されています。2011年以前は8月開催、2012年以降が7月開催です。)

過去10年の1~3着馬の前走データ

函館2歳ステークス2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015稍重 1 9 ブランボヌール(牝) 1 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0)
2 11 メジャータイフーン(牝) 3 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.7)
3 6 ヒルダ(牝) 10 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.2)
2014 1 12 アクティブミノル 4 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.8)
2 6 タケデンタイガー 11 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.4)
3 16 トウショウピスト 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4)
2013 1 15 クリスマス(牝) 1 新馬(函館芝1200m) 1着(-1.1)
2 1 プラチナティアラ(牝) 9 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.8)
3 3 トーセンシルエット(牝) 8 新馬(東京芝1400m) 1着(-0.0)
2012 1 1 ストークアンドレイ(牝) 3 新馬(函館芝1000m) 1着(-0.2)
2 6 コスモシルバード 5 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0)
3 11 ティーハーフ 2 新馬(阪神芝1200m) 1着(-0.7)
2011 1 9 ファインチョイス(牝) 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.5)
2 11 アイムユアーズ(牝) 5 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.3)
3 2 ナイスヘイロー 4 ラベンダー賞(OP) 11着(降着)(0.1)
2010 1 7 マジカルポケット 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4)
2 1 マイネショコラーデ(牝) 1 ラベンダー賞(OP) 2着(0.0)
3 13 ルリニガナ(牝) 3 新馬(函館芝1000m) 1着(-0.2)
2009(札幌) 1 1 ステラリード(牝) 1 新馬(札幌芝1200m) 1着(-0.4)
2 16 キョウエイアシュラ 2 ラベンダー賞(OP) 1着(-0.2)
3 14 ソムニア(牝) 6 新馬(札幌芝1200m) 1着(-0.7)
2008 1 12 フィフスペトル 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4)
2 7 ナムラミーティア(牝) 1 ラベンダー賞(OP) 1着(-0.6)
3 3 アイアンデューク 5 新馬(福島芝1200m) 1着(-0.1)
2007 1 9 ハートオブクィーン(牝) 6 ラベンダー賞(OP) 1着(-0.0)
2 10 ジョイフルスマイル(牝) 11 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.4)
3 2 イイデケンシン 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.3)
2006 1 14 ニシノチャーミー(牝) 7 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.1)
2 11 ローレルゲレイロ 5 ラベンダー賞(OP) 3着(0.3)
3 16 シャルトリューズ(牝) 8 新馬(新潟芝1200m) 1着(-0.1)
牝馬

牝馬の活躍が目立ちます。過去10年の函館2歳ステークス3着以内30頭中18頭に及びます。牝馬が馬券に絡まなかったのは、2014年だけなので、牝馬の有力馬は押さえておいたほうが無難なレースだと思います。

前走函館芝1200m

札幌開催だった2009年を除く過去9回では、前走が函館芝1200mだった馬は27頭中21頭、函館芝1000mだった馬は2頭います。なので、前走が函館芝1000m~1200mだった馬は、27頭中23頭に及びます。

馬券予想

函館2歳ステークス2016は、傾向から前走函館芝1200mの1着馬を中心に、牝馬を押さえたいです。ただ前走データだけで考えると、過半数以上が馬券候補という難解なレースになりそうです。近年は穴馬の激走も目立つので、3連系の馬券的中はとても難しいレースではないでしょうか。

以下、簡単な考察と予想です。

②フクノクオリア、④メローブリーズ、⑮ガーシュウィン、⑯ラーナアズーラ

連闘の馬を除いて人気薄の馬から考えると、この4頭あたりが面白そうです。キャリア1戦の2歳馬ということで、大きな力差がまだ分からないメンバーなので、評価の低い馬も十分可能性がありそうです。

フクノクオリア

デビュー戦では、モンドキャンノにあっさり負けていますが、2戦連続で差す競馬をしているのは好感が持てます。前走は、後ろから進め上がり2位の脚で差しきりました。

メローブリーズ

前走は重馬場ということですが、VTRを見る限りは泥んこ馬場というわけでは無さそうです。先団グループから最後の直線で上り最速の脚で差しました。牝馬の好走が多いレースなので、人気薄であれば面白そうです。

ガーシュウィン

前走芝1000mというのは少し買い難い要素ですが、残り200mから鞭なしでグングン伸びて圧勝だったので能力は高そうです。

ラーナアズーラ

前走は先団グループから最後の直線で上り最速の脚を使って勝ちました。VTRを見る限りは、鞭をビシバシ使ってたので、余裕のある勝ち方には見えませんでしたが、函館2歳ステークスと相性の良い牝馬なので、無くはないかな…という1頭です。

⑧バリンジャー

戸崎ジョッキーがバリンジャーではなくモンドキャンノに乗るということは、モンドキャンノの方を買いたいところですが、バリンジャーも強そうですね。前走福島1200mは、相性自体はよくありませんが、とても強い内容でした。残り100mあたりから1頭だけ伸びて完勝しました。前走データを重視する予想なので、ここは買い難いですが、沢山買う場合は当然押さえるべき馬だと思います。

⑥モンドキャンノ

ドゥモワゼルにデビュー戦で勝ったのがモンドキャンノです。ドゥモワゼルが「買い」であれば、モンドキャンノも押さえておいた方が良いかもしれません。

デビュー戦のVTRを見ると、かなり余裕のある勝ち方に見えました。残り200mを切ったあたりから楽にグンッと加速して、内先行していたドゥモワゼルをあっさり差しました。まだ余力がありそうだったので、今回のメンバーであれば勝ち負け争いを期待してしまいます。

⑫レヴァンテライオン

血統が珍しいので気になります。アメリカ産の馬のようです。前走は時計差なしの1着でしたが、その後2着エスケークラウンは未勝利戦を完勝しているので、十分に力はありそうです。函館2歳ステークスは、父ミスプロ系の好走も目立つので、簡単にスルーするわけにはいかない馬になりそうです。

⑭ドゥモワゼル

キャリア2戦というのは大きいと思います。前走は後方から進め、600mあたりから進出、そのまま上がり最速で圧勝しました。中団グループ後ろから差す競馬を経験してるのは、プラスに働きそうです。牝馬が強いレースなので、押さえておきたい1頭です。

買い方

◎⑥モンドキャンノ

○⑭ドゥモワゼル

▲④メローブリーズ

△②フクノクオリア

だいぶ適当です。週初めから考えていた2頭に、内枠の人気薄の2頭を加えました。3着以内と考えると混戦だと思うので、人気薄の2頭の高配演出に期待したいです。

全く触れてもいませんが、名前だけ見て気になるのは、①ネコワールドです。

3連複 ◎ – ○▲△ – ○▲△

合計3点

全く自信は無いので、控えめに3連複だけ買おうと思います。

結果

馬券的には、2着、4着、5着、11着でした。

本命◎モンドキャンノは2着でした。

函館2歳ステークス2016
着順 馬番 馬名 前走
1 12 レヴァンテライオン 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0)
2 6 モンドキャンノ 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.2)
3 5 タイムトリップ 新馬(福島芝1200m) 1着(-0.2)

惜しいようで惜しくない結果となりました。ドゥモワゼルは外外をまわって差してくるも、届かずの5着に終わりました。小回りの函館は、「後ろから行く馬も道中は内に入れたい」と聞きますから、今回は大きな差は無いメンバーだと思うので、終始外の時点で厳しそう…と思ってしまいました。

最後の直線、△フクノクオリアは駄目っぽい…でも、◎モンドキャンノと▲メローブリーズは来るんじゃない!?○ドゥモワゼルが差してきたら…と、結構わくわくする展開になりました。

結局、タイムトリップとレヴァンテライオン垂れろーと願うも、タイムトリップは粘り切り、レヴァンテライオンは押し切りました。レヴァンテライオンは2番人気だったみたいで、上手な人が多いな…なんて思いました。私見ですが、4~5番人気ぐらいの中穴だと思っていました。

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