日程 | 2018年2月25日(日曜日) |
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開催 | 阪急競馬場 11R |
距離 | 芝1400m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
阪急杯2018
スプリントG1高松宮記念2018に向けた一戦「阪急杯2018」です。高松宮記念のステップレースとしては相性が良く、毎年のように阪急杯組が高松宮記念で好走しています。昨年の阪急杯2017は大波乱となり、高松宮記念2017での好走もありませんでしたが、傾向としては次走のG1を意識したいレースに違いはないと思います。
コース形態
過去10年の阪急杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。2015年、2017年と波乱決着が続いた点は気になるところですね。おおよその傾向としては、中穴程度の馬が馬券に絡み、馬連や3連複が好配当となることが多いです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 13,090円 | 239,760円 | 2,483,180円 |
2016 | 1,510円 | 4,070円 | 18,050円 |
2015 | 3,390円 | 48,690円 | 236,350円 |
2014 | 3,610円 | 13,480円 | 66,530円 |
2013 | 590円 | 7,060円 | 20,500円 |
2012 | 4,280円 | 5,160円 | 40,960円 |
2011 | 1,270円 | 3,500円 | 22,840円 |
2010 | 2,770円 | 11,570円 | 48,640円 |
2009 | 3,330円 | 5,290円 | 39,640円 |
2008 | 820円 | 4,650円 | 23,350円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 2 | 牡7 | 56 | トーキングドラム | 7 | 洛陽ステークス(OP) 4着(0.4) | 5 |
2 | 4 | 牡6 | 56 | ヒルノデイバロー | 4 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.3) | 8 | |
3 | 12 | 牡8 | 56 | ナガラオリオン | 12 | 大和ステークス(OP) 5着(0.3) | 3 | |
2016良 | 1 | 13 | 牡5 | 57 | ミッキーアイル | 1 | 香港スプリント(G1) 7着 | |
2 | 11 | セ5 | 56 | オメガヴェンデッタ | 4 | 京都金杯(G3) 12着(0.8) | 2 | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | ブラヴィッシモ | 5 | タンザナイトステークス(OP) 5着(0.3) | 1 | |
2015不良 | 1 | 13 | 牡6 | 56 | ダイワマッジョーレ | 2 | 阪神カップ(G2) 3着(0.0) | 5 |
2 | 5 | 牡4 | 58 | ミッキーアイル | 4 | 阪神カップ(G2) 7着(0.4) | 1 | |
3 | 6 | 牝5 | 54 | ローブティサージュ | 9 | 京阪杯(G3) 14着(1.1) | 4 | |
2014良 | 1 | 1 | 牡4 | 57 | コパノリチャード | 2 | 阪神カップ(G2) 10着(0.6) | 2 |
2 | 6 | 牡8 | 56 | サンカルロ | 8 | 阪神カップ(G2) 4着(0.4) | 6 | |
3 | 7 | 牝4 | 54 | レッドオーヴァル | 5 | マイルチャンピオンシップ(G1) 8着(0.6) | 11 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡5 | 58 | ロードカナロア | 1 | 香港スプリント(G1) 1着 | |
2 | 2 | 牡6 | 56 | マジンプロスパー | 2 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.1) | 6 | |
3 | 6 | 牡4 | 56 | オリービン | 11 | 阪神カップ(G2) 15着(0.8) | 7 | |
2012良 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | マジンプロスパー | 4 | シルクロードステークス(G3) 8着(0.5) | 6 |
2 | 2 | 牝5 | 54 | スプリングサンダー | 3 | 京都牝馬ステークス(G3) 13着(1.4) | 9 | |
3 | 16 | 牡6 | 57 | サンカルロ | 1 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 15 | 牡5 | 57 | サンカルロ | 4 | 阪神カップ(G2) 6着(0.4) | 7 |
2 | 2 | 牡4 | 56 | ガルボ | 1 | 京都金杯(G3) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 4 | 牡4 | 56 | フラガラッハ | 5 | 東京新聞杯(G3) 11着(0.8) | 3 | |
2010良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | エーシンフォワード | 2 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.2) | 6 |
2 | 4 | 牝4 | 55 | ワンカラット | 5 | 京都牝馬ステークス(G3) 4着(0.1) | 5 | |
3 | 6 | 牡4 | 58 | サンカルロ | 7 | 阪神カップ(G2) 2着(0.2) | 11 | |
2009良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ビービーガルダン | 7 | 京阪杯(G3) 6着(0.3) | 1 |
2 | 13 | 牡5 | 57 | ローレルゲレイロ | 3 | 東京新聞杯(G3) 13着(1.8) | 2 | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | ドラゴンファング | 2 | 雲雀ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 1 | |
2008良 | 1 | 3 | 牡4 | 57 | ローレルゲレイロ | 3 | 東京新聞杯(G3) 1着(-0.0) | 6 |
2 | 4 | 牡6 | 59 | スズカフェニックス | 1 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 2 | 牝4 | 56 | ローブデコルテ | 6 | 京都牝馬ステークス(G3) 5着(0.7) | 11 |
過去10年の阪急杯3着以内では、内枠(1~3枠)が優勢傾向にあります。一方、二桁馬番の好走例も多く、過去10年3着以内30頭中8頭を占めます。二桁馬番だった8頭中7頭が1~4番人気の人気を集めた馬でした。内枠と外枠の人気馬が狙い目になりそうな傾向となっています。
過去10年の阪急杯3着以内30頭中9頭を占めます。
過去10年の阪急杯3着以内30頭中4頭のみ、そのうち3頭が内枠(2枠)でした。
予想
阪急杯2018は、かなり混戦のメンバーだと思います。実績面では、G1馬レッドファルクス一強というメンバー。しかし如何にも3着以内が有り得そうな馬が多く、馬券は凄く難解なものになりそうです…。(´・ω・`;)
以下、簡単な考察と予想です。
4連勝で挑んだ阪神カップ2017は4着。勝ち時計1:19.5の速い決着でした。イスラボニータやサングレーザーなどG1好走歴のある馬が相手だったことを考えると、ポテンシャルの高さは示した格好だと思います。阪神カップ組の好走例も多いですし、深く考えず本命に。
やや層が薄いとはいえ、スプリンターズステークスをニ連覇した国内トップのスプリンター。あとは高松宮記念のタイトルが欲しいところでしょうか。次が本番だと思うので、ここをとりこぼす可能性も…。加えて、後ろから行く脚質だけに、極端に前が止まらない馬場(開幕週)になると、厳しい競馬を強いられそうです。
初のスプリント戦となった前走。スプリント戦は合うとかなんとか言われていましたが、結果は可もなく不可もなくといった感じでした。上がり最速で3着に入ったフミノムーンと差のない競馬だったことを考えると、むしろ少し物足りないかもしれません。今回の阪神芝1400mコースは2戦2勝。レッドファルクスと同様、前残りになると厳しそうですが、コース相性の良さに期待して…。
2年前の阪急杯2016で、勝ち馬と小差の4着。成績を見る限りは、そこから成長したという感じはありませんが…。人気馬が全て飛んで大波乱となった昨年の阪急杯2017(6着)よりは、ミッキーアイルが優勝した一昨年に好走した力を買いたいです。恐らく人気薄になるとは思うので、内枠に入れば紐に押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、14着、15着でした。本命◎モズアスコットは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 13 | 牝5 | 54 | ダイアナヘイロー | 7 | シルクロードステークス(G3) 16着(1.4) | 1 |
2 | 17 | 牡4 | 56 | モズアスコット | 1 | 阪神カップ(G2) 4着(0.4) | 1 |
3 | 6 | 牡7 | 58 | レッドファルクス | 2 | マイルチャンピオンシップ(G1) 8着(0.4) | 3 |
引退の福島調教師の管理馬ダイアナヘイローの優勝でした。牝馬ということで暖かい時期、それも平坦コースの方が良さそうと思っていたため、全くのスルーでした。武豊ジョッキーの絶妙な逃げがハマった感じでしたね。
もう一度走ると着順が大きく変わりそうなほど、殆ど全頭が差のない決着ではありましたが、その中で大外から突っ込んで来たモズアスコットとレッドファルクスは流石の一言です。高松宮記念は、阪急杯組の好走例も多いことから、叩き濃厚だったレッドファルクスは次に繋がるレースをしたという印象でした。
押さえていたカラクレナイは15着。この絶好条件で来れないとなると、成績が安定するまで暫く手が出せない気がします。