香港ヴァーズ2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

香港ヴァーズ2018過去10年のデータと予想

日程 2018年12月9日(日曜)日本時間:15時00分発走予定
開催 香港 シャティン競馬場 4R
距離 芝2400m
格付け G1
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量3歳56kg 4歳以上57kg 牝馬-2kg

香港ヴァーズ2018

香港競馬の祭典。同日に4レースのG1(香港ヴァーズ2018、香港スプリント2018、香港マイル2018、香港カップ2018)が行われます。日本と時差が殆ど無く、JRA開催時刻と同じ時間帯に楽しめます。JRAのレースも買うと天手古舞になりそうですが…。なお、馬券の購入(インターネット投票とUMACA投票)は、発走予定時刻の4分前までとなっていますので、ご注意ください。

香港ヴァーズ2018には、日本からクロコスミア、リスグラシューの2頭が出走を予定しています。サトノクラウン(2016年1着)、トーセンバジル(2017年3着)と直近2年連続で日本馬が好走していますが、牝馬が劣勢傾向にあるレースだけに苦戦を強いられるかもしれません。

配当

JRAで馬券が販売された過去2年の香港ヴァーズの配当を見ると、順当な決着が続いています。JRAで販売されていない2015年以前も人気馬が結果を残す傾向にあり、大きな波乱は起こりにくいレースといえそうです。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 420円 970円 3,710円
2016 940円 1,760円 17,250円

では以下、過去10年の香港ヴァーズで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

香港ヴァーズ2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。馬名背景色は、調教国を表します。濃い緑色はアイルランド、濃い青色はフランス、薄いピンク色は香港、赤色はイギリス、灰色はアラブ首長国連邦です。斤量は、kg表記に直し四捨五入したものです。
年度 着順 ゲート 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2017 1 8 1 牡5 57 ハイランドリール 1 ブリーダーズカップ・ターフ(G1) 3着
2 1 2 牡4 57 タリスマニック 3 ブリーダーズカップ・ターフ(G1) 1着
3 7 8 牡5 57 トーセンバジル 4 京都大賞典(G2) 2着(0.1)
2016 1 9 4 牡4 57 サトノクラウン 4 天皇賞秋(G1) 14着
2 10 1 牡4 57 ハイランドリール 1 ブリーダーズカップ・ターフ(G1) 1着
3 4 7 牡4 57 ワンフットインヘヴン 3 コンセイユドパリ賞(G2) 1着
2015 1 9 11 牡3 55 ハイランドリール コックスプレート(G1) 3着
2 8 1 牡5 57 フリントシャー 凱旋門賞(G1) 2着
3 6 13 牡3 55 ダリヤン ギョームドルナーノ賞(G2) 2着
2014 1 4 1 牡4 57 フリントシャー ブリーダーズカップターフ(G1) 2着
2 3 8 セ6 57 ウィリーカザルス ジョッキークラブカップ(G2) 7着
3 11 10 セ5 57 カヒャ シュヴァリエカップ 2着
2013 1 12 3 牡5 57 ドミナント ジョッキークラブカップ(G2) 8着
2 3 11 牝4 55.5 ザフューグ ブリーダーズカップターフ(G1) 2着
3 11 2 牡7 57 ドゥーナデン ジャパンカップ(G1) 5着
2012 1 7 6 セ6 57 レッドカドー ジャパンカップ(G1) 8着
2 3 8 牡8 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 10着
3 9 3 牡4 57 メオンドル 凱旋門賞(G1) 12着
2011 1 3 5 牡5 57 ドゥーナデン メルボルンカップ(G1) 1着
2 1 9 セ7 57 サムザップ ジョッキークラブカップ(G2) 1着
3 7 10 セ5 57 レッドカドー メルボルンカップ(G1) 2着
3 2 3 牡4 57 シルバーポンド 凱旋門賞(G1) 8着
2010 1 2 5 牡4 57 マスタリー フラッドライトステークス(LR) 1着
2 6 9 牡4 57 レッドウッド カナディアン国際ステークス(G1) 3着
3 9 1 牡5 57 アメリケン メルボルンカップ(G1) 1着
2009 1 3 13 牝3 53.5 ダルヤカナ ロワイヤリュー賞(G2) 1着
2 5 2 牡5 57 スパニッシュムーン ブリーダーズカップターフ(G1) 4着
3 4 4 セ7 57 カスバブリス カドラン賞(G1) 2着
2008 1 12 1 牡6 57 ドクターディーノ カナディアン国際ステークス(G1) 5着
2 6 6 セ5 57 パープルムーン ジャパンカップ(G1) 9着
3 2 11 牡4 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 2着
  • 鉄板ローテはありませんが、前走G1レースで好走馬が3着以内の中心となっています。
  • フランス調教馬が毎年馬券圏内に好走しています。

日本調教馬の成績(過去10年)

年度 着順 ゲート 馬番 性齢 斤量 馬名 前走
2017 3 7 8 牡5 57 トーセンバジル 京都大賞典(G2) 2着
9 3 12 牡3 55 キセキ 菊花賞(G1) 1着
2016 1 9 4 牡4 57 サトノクラウン 天皇賞秋(G1) 14着
2014 5 6 3 セ6 57 カレンミロティック 宝塚記念(G1) 2着
2013 7 9 9 牡6 57 アスカクリチャン アルゼンチン共和国杯(G2) 1着
2012 2 3 8 牡8 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 10着
2011 6 8 1 牡4 57 トレイルブレイザー ジャパンカップ(G1) 4着
2010 4 7 3 牡6 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 4着
2009 4 1 6 牡5 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 5着
2008 3 2 11 牡4 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 2着

日程的にジャパンカップと有馬記念の間にあることから、国内トップクラスの馬の出走が少なく、過去10年では日本馬が劣勢傾向にあります。10年区切りのため、表に掲載していませんが、2006年には菊花賞優勝馬ソングオブウインドと3着馬アドマイヤメインが出走し、それぞれ4着と8着に敗れています。

3着以内に来た日本馬3頭を見ると、スタミナ食が強い印象を受けます。出走予定のクロコスミアとリスグラシューは、ともにマイル戦~2000m前後の実績馬。傾向からは、やや買い難い感じがしますね。

予想

以下、簡単な考察と予想です。なお投票は、ゲート番号ではなく馬番ですので、ご注意ください。

毎回、力関係や実績の評価が難しい海外G1レース。今回は日本馬を軽視しましたが、どうなるでしょうか…。

◎1ヴァルトガイスト

毎年馬券圏内に来ているフランス調教馬。直近2戦は、凱旋門賞4着、BCターフ5着と世界トップクラスのレースで好走しています。深く考えず本命で。

○3サルウィン

イギリス調教馬。前走は凱旋門賞で6着に好走しています。勝ち切れないレースが続いているものの、ハイレベルなG1レースで大きく崩れていません。鞍上の世界的名手オイシン・マーフィー騎手にも注目ですね。

▲2パキスタンスター

今年香港のG1を2勝(クイーンエリザベス2世カップ、香港チャンピオンズ&チャターカップ)。このうち香港チャンピオンズ&チャターカップは、同コースの2400m戦。地の利に期待して。

△4エグザルタント

香港のG1といえば、ザカリー・パートン騎手。香港チャンピオンズ&チャターカップで2着に好走していますし、人馬ともに人気薄になるようなら面白そうです。紐荒れ期待で。

3連複◎-○▲△-○▲△ 合計3点

結果

簡潔なまとめです。予想した馬は、1着、5着、6着、9着でした。本命◎ヴァルトガイストは、5着でした。

香港ヴァーズ2018 結果
着順 ゲート 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
1 10 4 セ4 57 エグザルタント 6 ジョッキークラブカップ(G2) 2着
2 12 10 牝4 55.5 リスグラシュー 2 エリザベス女王杯(G1) 1着
3 8 12 牝4 55.5 エジーラ 10 ブリーダーズカップ・フィリー&メアターフ(G1) 6着

3連単207,950円の波乱決着でした…。過去10年で初めてフランス調教馬が1頭も来ない決着で、馬券はカスリもせず。(´・ω・`)

本命ヴァルトガイストは、包まれて何もできず…という内容でした。伸びてから5着まで来てるので、スムーズなら上位争いに食い込んだかもしれません。リスグラシューのモレイラ騎手のように、外差しに徹していれば…という感じはします。

優勝は押さえていたエグザルタント。やはり香港G1はパートン騎手が強いですね。

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