ホープフルステークス2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

ホープフルステークス2017過去10年のデータと予想

日程 2017年12月28日木曜日
開催 中山競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け GⅠ
条件 サラ系2歳
斤量 馬齢
出走数 18頭
天気 晴時々曇(ヤフー天気)

ホープフルステークス2017

2歳G1「ホープフルステークス2017」です。今年からG1に昇格した一戦。有馬記念の余韻を消すような日程ですね…。(´・ω・`;)

2013年以前のホープフルステークスは、オープン特別として行われていましたが、2014年からG2に格上げ。今年からG1に格上げという流れです。しかしながら、JRAのサイトを見ると、オープン特別時代のホープフルステークスは無くなっていて、2013年まで年末に開催されていたラジオNIKKEI杯2歳ステークス(阪神芝2000m、G3)が2014年から中山芝2000m開催となり、同時にレース名がホープフルステークスとなったようです。

凄く複雑ですね…。ホープフルステークス→京成杯→弥生賞→皐月賞と、皐月賞まで中山芝2000m重賞が続くのも何だかな…という感じはします。ただ昨年のレイデオロに続いて、ここからクラシックで勝ち負けする馬を輩出することになれば、来年以降の価値がグンと上がりそうです。それに期待したいですね。

コース形態

中山競馬場の芝2000mコース

過去10年のホープフルステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。荒れる時は大きく荒れる感じですが、今年からG1に格上げとなり、例年より有力馬が集まることになると思うので、過去の配当傾向はあまり気にしないで良いかもしれません。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 2,380円 3,600円 15,250円
2015 1,220円 840円 7,790円
2014 9,330円 76,660円 345,220円
2013 2,520円 2,990円 34,310円
2012 28,380円 42,570円 372,750円
2011 5,630円 122,380円 648,880円
2010 2,360円 5,100円 29,860円
2009 990円 3,940円 12,160円
2008 860円 1,640円 5,910円
2007 360円 750円 なし

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2007~2013年は、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスではなく、オープン特別時代のホープフルステークスとなっています。

過去10年の1~3着馬の前走データ

ホープフルステークス2017
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2016 1 2 レイデオロ 1 葉牡丹賞(500万) 1着(-0.2) 1
2 11 マイネルスフェーン 8 未勝利戦(東京芝2000m) 1着(-0.1) 1
3 6 グローブシアター 2 新馬戦(京都芝1800m) 1着(-0.1) 1
2015 1 6 ハートレー 3 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.2) 1
2 9 ロードクエスト 1 新潟2歳ステークス(G3) 1着(-0.7) 1
3 8 バティスティーニ 2 黄菊賞(500万) 1着(-0.6) 1
2014 1 10 シャイニングレイ 2 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.6) 2
2 6 コメート 8 きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) 1
3 7 ブラックバゴ 9 未勝利(東京芝1800m) 1着(-0.1) 2
2013 1 2 エアアンセム 8 新馬(東京芝1600m) 1着(-0.1) 8
2 7 ベルキャニオン 1 未勝利(東京芝2000m) 1着(-0.2) 1
3 17 クラリティシチー 2 東スポ杯2歳ステークス(G3) 3着(0.2) 5
2012 1 1 サトノネプチューン 7 新馬(東京芝1800m) 1着(-0.0) 3
2 11 マイネルストラーノ 10 葉牡丹賞(500万) 7着(0.5) 6
3 5 カミノタサハラ 2 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.3) 2
2011 1 11 アドマイヤブルー 5 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.1) 1
2 10 ミヤビアミュレット 6 未勝利(東京芝1800m) 1着(-0.6) 5
3 15 コスモアンドロメダ(牝) 12 京王杯2歳ステークス(G2) 5着(0.6) 10
2010 1 7 ベルシャザール 4 萩ステークス(OP) 3着(0.4) 1
2 5 ナカヤマナイト 2 ベゴニア賞(500万) 1着(-0.3) 2
3 1 フェイトフルウォー 3 東スポ杯2歳ステークス(G3) 3着(0.6) 7
2009 1 11 アリゼオ 1 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.0) 3
2 7 ミカエルビスティー 3 未勝利(東京芝1800m) 1着(-0.4) 3
3 13 セイウンジャガーズ 8 ベゴニア賞(500万) 3着(0.2) 1
2008 1 2 トーセンジョーダン 1 葉牡丹賞(500万) 1着(-0.2) 2
2 10 アラシヲヨブオトコ 3 黄菊賞(500万) 2着(0.0) 2
3 8 セイクリッドバレー 5 葉牡丹賞(500万) 2着(0.2) 6
2007稍重 1 5 マイネルチャールズ 2 葉牡丹賞(500万) 2着(0.2) 1
2 2 ブラックシェル 1 未勝利(阪神芝2000m) 1着(-0.1) 1
3 9 ドットコム 4 新馬(中山ダ1800m) 1着(-0.2) 1
前走新馬戦、未勝利戦

過去10年のホープフルステークス3着以内では、2008年と2010年を除く過去8回で、馬券圏内に来ています。特に東京芝1800~2000m戦に出走していた馬の好走が目立っていますが、今年は、東京芝1800~2000mの新馬戦&未勝利戦に出走していた馬がいません。

前走3着以内

過去10年のホープフルステークス3着以内30頭中28頭を占めます。G2に格上げされた2014年以降では、3着以内9頭すべて前走1着馬でした。

前走1800m~2000m

過去10年のホープフルステークス3着以内30頭中25頭を占めます。前走1800m~2000mのレースでした。前走1800m~2000m以外のレースに出走していたのは、以下5頭です。

  • 2015年1着ロードクエスト(前走新潟2歳ステークス1着)
  • 2013年1着エアアンセム(前走新馬戦1着、東京芝1600m)
  • 2011年3着コスモアンドロメダ(前走京王杯2歳ステークス5着)
  • 2010年2着ナカヤマナイト(前走ベゴニア賞1着)
  • 2009年3着セイウンジャガーズ(前走ベゴニア賞3着)

馬券予想

ホープフルステークス2017の注目は、前走1800m~2000m戦の好走馬になるでしょうか。ただ、出走予定馬から候補を絞れるようなデータでも無いので、馬券は難解になりそうです。G1に格上げ後、初めてのレースですし、何が起こっても不思議ではないですね。

以下、簡単な考察と予想です。これは全く当たる気がしないです…。(´・ω・`;)

◎⑧シャルルマーニュ

前走東京スポーツ杯2歳ステークスでは、ルーカスと時計差のない3着。ルーカスが3ヶ月休養明けだったとはいえ、力のあるところ見せた印象でした。

2走前のアイビーステークス2017では、逃げたコスモイグナーツを交わせなかったものの、フラットレー、タニノフランケルとポテンシャルが高そうな2頭に先着。伏兵扱いなら、面白そうな1頭です。

○⑩ルーカス

全兄モーリスという血統。前走東京スポーツ杯2歳ステークス2017は、ワグネリアン楽勝で2着に敗れたものの、3ヶ月の休養明けを叩いた上積みはありそうです。

先週まで本命馬にするつもりだったのですが、「出走回避&次走は未定」という記事を見た翌日に 、一転出走決定。一度は、出走回避と決めたぐらいですから、慎重におならざるを得ない 何かがあったのかもしれません。それが分からないだけに、本命から少し評価を下げました。

△⑮ジャンダルム

前走デイリー杯2歳ステークス2017 1着。母ビリーヴ、姉フィドゥーシア、兄ファリダットという血統から、マイル戦の前走は軽視してしまったんですが、結果は快勝でした。むしろもう少し距離が長くなっても対応できそうな印象でした。あとは外枠だけでしょうか。過去10年では、8枠の連対がありません

△⑥マイハートビート

前走京都2歳ステークス2017は、出負けして後方から。加えて、最初の1000mが61.7秒とい うゆったりとした流れで、逃げた人気薄のケイティクレバーとアイトーンが3~4着に残るような決着。末脚不発に終わりました。

兄にサトノラーゼンとサトノクロニクルという血統ですし、混戦の2歳重賞なら押さえておいても…と思います。

3連複◎○△△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、6着、7着、12着でした。本命◎ルーカスは6着でした。

ホープフルステークス2017
着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
1 7 タイムフライヤー 1 京都2歳ステークス(G3) 2着(0.0) 1
2 15 ジャンダルム 4 デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) 5
3 13 ステイフーリッシュ 8 新馬戦(中京芝2000m) 1着(-0.4) 3

カスリもせず。さらに個人的な盛り上がりもなく。この日程は…。そして、2歳王者という表現は、朝日杯FS優勝馬とホープフルステークス優勝馬のどちらが名乗るんでしょうか…。(´・ω・`;)

レースは外差し決着となりました。例年外枠が劣勢な傾向のレースですが、2着ジャンダルムと3着ステイフーリッシュにとっては、枠順的な不利は無かったように感じました。ジャンダルムは、距離も問題ないように見えたので、来年のローテには注目したいですね。

3着ステイフーリッシュは、父ステイゴールド、母父キングカメハメハという血統。この時期の中山合いそうだと思っていたものの、実績面からスルーでした。逆に、優勝馬タイムフライヤーや13着フラットレーは、ハーツクライ産ということで一瞬で消したものの、タイムフライヤーの完勝でした。タイムフライヤーは、広いコースの方が合いそうな印象だっただけに、来春のクラシックは楽しみが大きいと思います。

今年最後のJRA開催レースが終わりました。2017年、今年も「深く考えない競馬」をご覧頂きありがとうございました。

来年もJRA重賞と地方&海外G1のデータ記事の作成を予定しています。少額少点数をモットーに、まったり更新していきますので、来年も何卒宜しくお願い申し上げます。

どうぞ楽しく良いお年をお迎えください!

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