ジャパンカップ2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

ジャパンカップ2018過去10年のデータと予想

日程 2018年11月25日(日曜)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝2400m
格付け G1
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量3歳55kg 4歳以上57kg 牝馬-2kg
出走数 14頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

ジャパンカップ2018

G1ジャパンカップ2018です。例年ハイレベルなメンバーが揃うレース。国際招待競走に指定されており、過去、多くの外国馬が活躍しています。ただ近年は外国馬の好走例がなく、上位争いは日本馬が占める決着が続いています。

東京競馬場の芝2400mコース

過去10年のジャパンカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。大きな波乱決着が少ない傾向にありそうですが、例年穴馬が好走するため、馬連や3連複ともに好配当が続いています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 1,770円 1,300円 13,340円
2016 2,570円 8,050円 36,260円
2015 10,160円 6,350円 53,920円
2014 4,120円 19,750円 91,790円
2013 2,500円 63,800円 224,580円
2012 700円 1,010円 5,550円
2011 2,300円 80,880円 324,680円
2010 710円 4,940円 25,110円
2009 1,020円 2,460円 11,690円
2008 7,620円 6,410円 68,950円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

ジャパンカップ2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 1 牡5 シュヴァルグラン 5 京都大賞典(G2) 3着(0.1) 1
2 2 牡3 レイデオロ 2 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) 1
3 4 牡5 キタサンブラック 1 天皇賞秋(G1) 1着(-0.0) 1
2016 1 1 牡4 キタサンブラック 1 京都大賞典(G2) 1着(-0.0) 1
2 12 牡5 サウンズオブアース 5 京都大賞典(G2) 4着(0.2) 3
3 17 牡4 シュヴァルグラン 6 アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.1) 2
2015 1 15 牝4 ショウナンパンドラ 4 天皇賞秋(G1) 4着(0.2) 5
2 6 牡5 ラストインパクト 7 天皇賞秋(G1) 12着(0.8) 9
3 1 牡5 ラブリーデイ 1 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) 1
2014 1 4 牡4 エピファネイア 4 天皇賞秋(G1) 6着(0.2) 4
2 1 牡5 ジャスタウェイ 3 凱旋門賞(G1) 8着
3 15 牡5 スピルバーグ 6 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) 5
2013 1 7 牝4 ジェンティルドンナ 1 天皇賞秋(G1) 2着(0.7) 1
2 9 牝3 デニムアンドルビー 7 エリザベス女王杯(G1) 5着(0.5) 3
3 5 牡7 トーセンジョーダン 11 天皇賞秋(G1) 11着(2.3) 10
2012 1 15 牝3 ジェンティルドンナ 3 秋華賞(G1) 1着(-0.0) 1
2 17 牡4 オルフェーヴル 1 凱旋門賞(G1) 2着
3 13 牡5 ルーラーシップ 2 天皇賞秋(G1) 3着(0.3) 2
2011 1 2 牝5 ブエナビスタ 2 天皇賞秋(G1) 4着(0.3) 1
2 16 牡5 トーセンジョーダン 6 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) 7
3 1 牡7 ジャガーメイル 14 天皇賞秋(G1) 9着(1.3) 9
2010 1 6 牡3 ローズキングダム 4 菊花賞(G1) 2着(0.2) 1
2(降) 16 牝4 ブエナビスタ 1 天皇賞秋(G1) 1着(-0.3) 1
3 2 牡3 ヴィクトワールピサ 8 凱旋門賞(G1) 7着
2009 1 5 牝5 ウオッカ 1 天皇賞秋(G1) 3着(0.3) 1
2 10 牡4 オウケンブルースリ 2 天皇賞秋(G1) 4着(0.8) 3
3 5 牝3 レッドディザイア 6 秋華賞(G1) 1着(-0.2) 2
2008 1 16 牡4 スクリーンヒーロー 9 アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.2) 3
2 9 牡3 ディープスカイ 1 天皇賞秋(G1) 3着(0.0) 3
3 4 牝4 ウオッカ 2 天皇賞秋(G1) 1着(-0.0) 1
前走天皇賞秋

過去10年のジャパンカップ3着内30頭中17頭を占めます。そのうち前走天皇賞秋で馬券圏外だった馬が7頭いますが、ラストインパクト(2015年)を除く6頭に前年度のG1レースで連対経験がありました。

年度 着順 馬番 性齢 馬名 前年に連対したG1レース
2015 1 15 牝4 ショウナンパンドラ 2014年 秋華賞優勝
2014 1 4 牡4 エピファネイア 2013年 菊花賞優勝、皐月賞2着、日本ダービー2着
2013 3 5 牡7 トーセンジョーダン 2012年 天皇賞春2着
2011 1 2 牝5 ブエナビスタ 2010年 天皇賞秋優勝、ヴィクトリアマイル優勝
3 1 牡7 ジャガーメイル 2010年 天皇賞春優勝
2009 2 10 牡4 オウケンブルースリ 2008年 菊花賞優勝
前走G1レース

過去10年のジャパンカップ3着内30頭中24頭を占めます。前走がG1レース以外だった馬が6頭いますが、そのうちスクリーンヒーロー(2008年)を除く5頭にG1レースで3着以内に好走した経験がありました。

年齢(3~5歳馬)

過去10年のジャパンカップ3着内30頭中28頭を占めます。6歳以上が極端に不振傾向にあります。3歳馬は以下7頭ですが、7頭全てに同舞台の日本ダービーやオークスでの好走歴がありました。

年度 着順 馬番 性齢 馬名 実績
2017 2 2 牡3 レイデオロ 日本ダービー優勝
2013 2 9 牝3 デニムアンドルビー オークス3着
2012 1 15 牝3 ジェンティルドンナ オークス優勝
2010 1 6 牡3 ローズキングダム 日本ダービー2着
3 2 牡3 ヴィクトワールピサ 日本ダービー3着
2009 3 5 牝3 レッドディザイア オークス2着
2008 2 9 牡3 ディープスカイ 日本ダービー優勝
前走大敗

過去10年のジャパンカップ3着内では、前走大敗していた馬が5頭いますが、ともに前走天皇賞秋組&凱旋門賞組、内枠(1~3枠)でした。穴をあける傾向にありそうです。

年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
2015 2 6 牡5 ラストインパクト 7 天皇賞秋(G1) 12着
2014 2 1 牡5 ジャスタウェイ 3 凱旋門賞(G1) 8着
2013 3 5 牡7 トーセンジョーダン 11 天皇賞秋(G1) 11着
2011 3 1 牡7 ジャガーメイル 14 天皇賞秋(G1) 9着
2010 3 2 牡3 ヴィクトワールピサ 8 凱旋門賞(G1) 7着

予想

今年のジャパンカップ2018は、例年と比べると若干層が薄いでしょうか…。ただそれでも、今年の国内G1レース好走馬が揃ったので、流石ジャパンカップという感じですね。

外国馬2頭(サンダリングブルー、カプリ)が出走予定となっていますが、例年の傾向通りであれば、速い時計の決着に対応できる日本馬が上位争いの中心になるでしょうか。

以下、簡単な考察と予想です。順当なら、人気上位5頭が上位争いの中心になるでしょうか。

◎1アーモンドアイ

ルメール騎手が秋華賞の勝利ジョッキーインタビューで「もっと上のG1では分からない」ということを言っていました。初めてG1クラスの牡馬が相手となり、3歳牝馬クラシックのようなレースが出来るかがポイントになりそうですね。全く底を見せていない魅力に期待して…。

○8キセキ

川田騎手が騎乗した直近2戦の内容から、今回も前に行きそうです。ジャパンカップは、前に行く馬より差し追い込み馬を狙いたいレースですが、このメンバーが相手なら、前で粘り込みも十分にありえそうです。有力馬3頭(アーモンドアイ、スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド)がともに中団~後方で脚を溜めるタイプと考えると、穴をあけるとすれば前に行く馬になるでしょうか。

△3サトノダイヤモンド

フランス遠征後から崩れていましたが、前走京都大賞典の勝ちっぷりが復調を感じさせるほど鮮やかでした。今回、好走例の多い内枠に入りましたし、全盛期の力を出すことが出来れば…。

△9シュヴァルグラン

3着は外さないと思っていた前走京都大賞典は4着。2着レッドジェノヴァにあっさり交わされ、叩きだとしても見せ場が無いレースでした。6歳以上の馬が不振のレースですが、昨年優勝の実績に期待して一応の押さえです。

(無印)11スワーヴリチャード

前走天皇賞秋は、出遅れて後方からのレース。直線まで後方で、残り300mあたりからはノーステッキで流していました。キレる脚を使うタイプではないので、良さを全く見せることが出来なかったといって良いかもしれません。それでもやはり昨年の日本ダービーや有馬記念、今年の大阪杯を見る限り、能力上位というのは間違いなさそうです。少点数買いのため、馬券からはスルーしましたが…。

3連複◎-○△△-○△△3連単○→◎→△△ 合計5点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、4着、6着でした。本命◎アーモンドアイは、1着でした。

ジャパンカップ2018 結果
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走 前走人気
1 1 牝3 アーモンドアイ 1 秋華賞(G1) 1着(-0.2) 1
2 8 牡4 キセキ 4 天皇賞(秋)(G1) 3着(0.2) 6
3 11 牡4 スワーヴリチャード 2 天皇賞(秋)(G1) 10着(1.5) 1

勝ち時計2:20.6の超高速決着。芝2400mの世界レコードのようです…。逆にこの時計は、馬体へのダメージを心配してしまいますね。

優勝馬アーモンドアイが強すぎました。まだ余力を残したままのゴールに見えたので、底知れぬ力を秘めてそうです。(欧州の)力のいる馬場にも対応できるようなら、海外G1制覇も見えてきそうですね。

なんとか喰らい付いた印象の2着キセキ。単にアーモンドアイが強すぎただけだと思います。川田騎手と言えば、キャプテントゥーレ(皐月賞)、ビッグウィーク(菊花賞)。穴馬の逃げ先行でG1を制覇しています。アーモンドアイがいなければ、優勝していたかも…と思える好騎乗でした。

3着にはスワーヴリチャード。クビ差4着シュヴァルグランが迫る中、何とか3着を死守していました。馬券的には悔しいレースでした。

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