京王杯スプリングカップ2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

京王杯スプリングカップ2017過去10年のデータと予想

日程 2017年5月13日(土曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1400m
格付け GⅡ
条件 サラ系4歳以上
斤量 別定
出走数 13頭
天気 弱雨参考 東京競馬場 – ヤフー天気

G2「京王杯スプリングカップ2017」です。安田記念2017の前哨戦として行われます。過去10年では、計5頭が京王杯スプリングカップをステップに安田記念で馬券圏内に好走しています。

過去10年の京王杯スプリングカップの配当を見ると、3連単10万馬券が4回もあります。ちょうど2~3年周期で10万馬券超えの高配当が出ているので、そろそろ波乱があっても…という感じがします。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 4,380円 6,590円 39,380円
2015 2,630円 16,010円 83,940円
2014 6,900円 16,300円 162,220円
2013 2,630円 10,170円 47,540円
2012 22,590円 327,420円 1,794,700円
2011 2,990円 5,390円 37,790円
2010 18,300円 48,720円 416,260円
2009 4,500円 8,250円 64,590円
2008 6,200円 1,950円 23,040円
2007 8,020円 22,130円 141,210円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

京王杯スプリングカップ2017
年度 着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走
2016 1 10 牡5 56 サトノアラジン 3 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.2)
2 13 牡7 56 サンライズメジャー 7 マイラーズカップ(G2) 6着(0.4)
3 1 牡5 57 ロサギガンティア 2 阪神カップ(G2) 1着(-0.0)
2015 1 11 牡7 56 サクラゴスペル 5 高松宮記念(G1) 8着(1.1)
2 15 牡6 56 ヴァンセンヌ 2 東京新聞杯(G3) 1着(-0.0)
3 8 セ4 56 オメガヴェンデッタ 7 谷川岳ステークス(OP) 6着(0.2)
2014 1 9 牡8 56 レッドスパーダ 10 高松宮記念(G1) 17着(2.5)
2 10 牡5 56 クラレント 2 東京新聞杯(G3) 3着(0.2)
3 5 牡4 56 エールブリーズ 7 マイラーズカップ(G2) 11着(1.3)
2013稍重 1 15 牡4 56 ダイワマッジョーレ 1 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0)
2 3 牡7 56 トライアンフマーチ 5 東京新聞杯(G3) 3着(0.1)
3 4 牡6 56 ガルボ 6 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 5着(0.2)
2012 1 12 牡4 56 サダムパテック 4 東京新聞杯(G3) 13着(1.4)
2 4 牡5 56 レオプライム 11 心斎橋ステークス(1600万) 1着(-0.1)
3 13 牡5 56 インプレスウィナー 13 晩春ステークス(1600万) 1着(-0.1)
2011 1 5 牡5 57 ストロングリターン 4 難波ステークス(1600万) 1着(-0.2)
2 11 牡6 58 シルポート 3 マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3)
3 7 牡5 58 ジョーカプチーノ 2 高松宮記念(G1) 10着(1.0)
2010 1 15 牝5 55 サンクスノート 10 阪神牝馬ステークス(G2) 10着(0.6)
2 9 牡6 57 マルカフェニックス 5 オーストラリアトロフィー(OP) 8着(0.4)
3 7 牡6 57 アーバニティ 3 オーストラリアトロフィー(OP) 6着(0.3)
2009 1 11 牡5 57 スズカコーズウェイ 8 朱雀ステークス(1600万) 1着(-0.2)
2 2 牡7 57 トウショウカレッジ 3 高松宮記念(G1) 4着(0.3)
3 4 牡4 57 ファリダット 2 高松宮記念(G1) 6着(0.4)
2008 1 12 牡5 58 スーパーホーネット 2 高松宮記念(G1) 5着(0.3)
2 6 牝5 55 キストゥヘヴン 6 阪神牝馬ステークス(G2) 4着(0.5)
3 13 牡6 58 スズカフェニックス 1 高松宮記念(G1) 3着(0.2)
2007 1 8 牡5 57 エイシンドーバー 5 マイラーズカップ(G2) 7着(0.9)
2 17 牡6 57 シンボリエスケープ 9 谷川岳ステークス(OP) 6着(0.6)
3 11 牡7 58 オレハマッテルゼ 3 高松宮記念(G1) 5着(0.6)
1番人気

過去10年の京王杯スプリングカップでは、不振傾向です。

  • 1番人気馬(1-0-1-8)複勝率20%
前走重賞

過去10年の京王杯スプリングカップ3着以内30頭中22頭を占めます。レース別では以下のようになります。

  • 高松宮記念8頭
  • ダービー卿チャレンジトロフィー3頭
  • 東京新聞杯4頭
  • マイラーズカップ4頭
  • 阪神牝馬ステークス2頭
  • 阪神カップ1頭
前走1600万勝ち

過去10年の京王杯スプリングカップでは、計4頭が馬券圏内に来ています。4頭とも5歳馬差し・追い込み馬で、前走で着差をつけて勝っていました。

  • 2009年1着スズカコーズウェイ(前走朱雀ステークス1着、京都芝1600m、上がり最速)
  • 2011年1着ストロングリターン(前走難波ステークス1着、阪神芝1800m、上がり2位)
  • 2012年2着レオプライム(前走心斎橋ステークス1着、阪神芝1400m、上がり最速)
  • 2012年3着インプレスウィナー(前走晩春ステークス1着、東京芝1400m、上がり2位)
外枠

過去10年の京王杯スプリングカップでは、外枠(二桁馬番)の好走例が多く、3着以内30頭中15頭二桁馬番でした。

馬券予想

過去10年の傾向から「前走重賞」「外枠(二桁馬番)」に注目です。その他、1番人気馬が不振傾向にあることも押さえておきたいです。

京王杯スプリングカップ2017は、混戦模様です。軸にできそうな抜けた馬が不在で、殆ど全頭に3着以内のチャンスがありそうです。過去データから、候補を絞れるようなものも少ないので、かなり難解なレースになる気が…(゚_゚i)

以下、簡単な考察と予想です。

サンデー系の差し馬を買おうかな…と思っていましたが、出走馬を見ると、逃げ馬がいないですし、先行馬も少ないですね。凄く緩い流れになりそうな気がします。なので、前に行けそうな馬を中心に候補を選びました。
◎③キャンベルジュニア

前走ダービー卿チャレンジトロフィー2017 2着。前走は、前にいたロジチャリスを交わせずの2着でした。最終コーナーは外に振られ、直線もまっすぐ走れていないように見えたので、ロジチャリスとは通ったコースの差という感じがしました。

初の1400m戦と速い時計の決着には不安がありますが、他に強い先行脚質の馬がいないので、ここで狙いたいです。

○⑥ダンツプリウス

前走ダービー卿チャレンジトロフィー2017 6着。前走は、中山マイルで不利な外枠(8枠15番)。後方から、外を周る展開になりましたが、それでも最後の直線は上位陣に詰めてきていたので、力はあるように見えました。

実積からは、速い時計の決着に不安が残りますが、前々で競馬ができれば…。

▲⑩レッドファルクス

前走高松宮記念2017 3着。前走は、低調なメンバーではありましたが、高松宮記念2017で3着に好走しました。ゆったりとしたローテの方が走りそうな印象があるので、その点は少し不安な部分です。

斤量58kgは心配ですが、2番人気(推定)と外枠は、データ的にも良さそうです。

(無印)⑤トーセンデューク

前走トリトンステークス2017(1600万)1着。実績的には、格下でしょうか。前走は内で脚を溜め、最後の直線で前を捌いて、上がり最速の差し切り勝ちをしました。2着ビップライブリーとはクビ差でしたが、まだ余裕を感じさせる勝ちっぷりで、能力の高さを感じるものでした。勝ち時計は、かなり速い1:19.6で、高速馬場の適性も高そうです。

京王杯スプリングカップは、速い時計の決着になる年が多く、過去10年では、2010年と2014年と2016年の3回で1分19秒台の決着となっています。1分21秒台の決着だったのは2015年のみで、1分19秒~20秒台に対応出来る能力が必要になりそうです。

当日、良馬場で人気薄であれば、穴馬として面白い1頭になるかもしれません。

馬連 ◎○▲ 3頭ボックス 計3点3連複 ◎ – ○ – ▲ 計1点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、11着、13着でした。本命◎キャンベルジュニアは11着でした。

京王杯スプリングカップ2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 10 牡6 レッドファルクス 2 高松宮記念(G1) 3着(0.3)
2 12 牡8 クラレント 11 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 10着(0.7)
3 9 牡5 グランシルク 4 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.1)

まったくカスリもせずでした。(´・ω・`)

タフな馬場。詰まった隊列で、先行馬だから差し馬だからというのがあまり関係ないレースでした。逃げた4着のヒルノデイバローを除くと、最後の直線で外を通った外枠の馬が上位を占めました。今日の馬場は、内を通ると厳しいのかもしれません。

本命のキャンベルジュニアは、先行したものの内で包まれ、何から何まで中途半端な競馬となってしまいました。馬場適性の問題か、全く良いところ無くズルズル後退。

一方、優勝したレッドファルクスは、この馬場が合いそうでした。ダートでも成績を残している馬なので、タフな重馬場も馬場も得意だったと思います。デムーロ騎手も勝利ジョッキーインタビューで、高松宮記念のときもこういう馬場(タフな馬場)で強かったというようなことを言っていました。

レッドファルクスは安田記念2017ということになると思いますが、デムーロ騎手は、乗りやすい馬で、あと1ハロン伸びても問題ないということを言っていました。スウェプトオーヴァーボード産は、スプリンター血統だけに、また取捨に悩むことになりそうです。

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