小倉記念2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

小倉記念2018過去10年のデータと予想

日程 2018年8月5日(日曜日)
開催 小倉競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 ハンデ
出走数 12頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

小倉記念2018

サマー2000シリーズ第3戦「小倉記念2018」です。恒例のハンデ重賞。人気馬が崩れる年が多く、例年難関な一戦となっています。本当、サマーシリーズは当たる気がしないですね…。

コース形態

小倉競馬場の芝2000mコース

過去10年の小倉記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが4回あります。毎年波乱決着となっているわけではありませんが、穴馬の好走例自体は多いレースで、馬連&3連複ともに好配当が続いています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 1,910円 6,820円 30,410円
2016 13,340円 30,720円 321,730円
2015 2,810円 6,870円 41,990円
2014 2,650円 4,650円 26,460円
2013 2,580円 4,180円 28,220円
2012 1,440円 12,030円 66,670円
2011 30,360円 132,800円 870,370円
2010 8,960円 15,830円 124,130円
2009 23,030円 130,710円 978,500円
2008 830円 16,780円 65,740円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

小倉記念2018 過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 2 牡5 52 タツゴウゲキ 4 七夕賞(G3) 6着(0.4) 6
2 8 セ5 54 サンマルティン 2 むらさき賞(1600万) 1着(-0.0) 4
3 5 牡6 55 フェルメッツァ 6 七夕賞(G3) 5着(0.4) 8
2016 1 3 牡7 54 クランモンタナ 11 鳴尾記念(G3) 13着(0.9) 10
2 5 牡4 56 ベルーフ 4 新潟大賞典(G3) 9着(1.0) 6
3 2 牡7 57 エキストラエンド 6 エプソムカップ(G3) 10着(0.9) 9
2015 1 15 牡4 56 アズマシャトル 6 マレーシアカップ(1600万) 4着(0.5) 1
2 5 牡3 54 ベルーフ 2 皐月賞(G1) 12着(1.6) 7
3 3 牝5 53 ウインプリメーラ 3 マーメイドステークス(G3) 4着(0.2) 6
2014稍重 1 9 牡4 57 サトノノブレス 3 天皇賞春(G1) 8着(0.5) 6
2 13 牡5 56 マーティンボロ 6 中日新聞杯(G3) 1着(-0.0) 10
3 1 セ6 57.5 メイショウナルト 2 七夕賞(G3) 1着(-0.3) 5
2013稍重 1 4 セ5 53 メイショウナルト 3 関ケ原ステークス(1600万) 2着(0.1) 2
2 6 牡3 53 ラブリーデイ 5 日本ダービー(G1) 7着(0.4) 17
3 14 牡5 58 マイネルラクリマ 1 七夕賞(G3) 1着(-0.4) 1
2012 1 10 牡5 55 エクスペディション 3 七夕賞(G3) 8着(0.7) 3
2 5 牡4 57 トーセンラー 1 七夕賞(G3) 2着(0.0) 1
3 11 牡6 58 ナリタクリスタル 9 新潟大賞典(G3) 7着(0.4) 8
2011 1 17 牝5 55 イタリアンレッド 4 七夕賞(G3) 1着(-0.0) 7
2 9 牡5 55 キタサンアミーゴ 15 新潟大賞典(G3) 8着(1.2) 9
3 6 牡5 55 リクエストソング 8 米子ステークス(OP) 7着(0.5) 3
2010 1 18 牡7 56 ニホンピロレガーロ 9 新潟大賞典(G3) 3着(0.3) 6
2 11 牡6 57 バトルバニヤン 4 七夕賞(G3) 3着(0.1) 2
3 1 牡5 57 スマートギア 1 宝塚記念(G1) 7着(0.7) 14
2009 1 5 牡8 55 ダンスアジョイ 16 目黒記念(G2) 13着(3.6) 9
2 9 牡7 56 ホッコーパドゥシャ 1 七夕賞(G3) 3着(0.1) 2
3 14 牝5 53 クラウンプリンセス 9 米子ステークス(OP) 1着(-0.0) 7
2008 1 3 牡4 57 ドリームジャーニー 2 安田記念(G1) 10着(1.2) 11
2 10 牡4 56 ダイシングロウ 1 博多ステークス(1600万) 1着(-0.6) 1
3 9 牡5 52 ケンブリッジレーザ 11 博多ステークス(1600万) 6着(1.0) 8
前走七夕賞

過去10年の小倉記念3着以内30頭中9頭を占めます。七夕賞で大きく負けていた馬(二桁着順など)はいません。

血統

過去10年の小倉記念3着以内では、「Grey Sovereign」「トニービン」系の馬が穴をあける傾向にあります。遡ると、穴馬の多くが父か母父が「Nasrullah」系の血統馬となっています。

年度 着順 馬名 人気 血統
2017 3 フェルメッツァ 6 母父トニービン
2016 1 クランモンタナ 11 母父トニービン
3 エキストラエンド 6 母父Never Bend系
2014 1 サトノノブレス 3 母父トニービン
2011 2 キタサンアミーゴ 15 母父トニービン
3 リクエストソング 8 母父トニービン
2010 2 バトルバニヤン 4 父ジャングルポケット(トニービン系)
3 スマートギア 1 母父Never Bend系
2009 1 ダンスアジョイ 16 母父トニービン
3 クラウンプリンセス 9 母父Bold Ruler系
2008 3 ケンブリッジレーザ 11 母父Grey Sovereign系
人気

過去10年の小倉記念3着以内では、上位人気馬が不振傾向にあります。1番人気馬の優勝は無く、2番人気馬の優勝も10年前のドリームジャーニーまで遡ります。

  • 1番人気(0-3-2-5)複勝率50%
  • 2番人気(1-2-1-6)複勝率30%
  • 3番人気(3-0-1-6)複勝率40%
  • 4番人気(2-2-0-6)複勝率40%
  • 5番人気(0-1-0-9)複勝率10%

予想

今年の小倉記念2018は、七夕賞2018や鳴尾記念2018の連対馬など、重賞実績馬が集まりました。ただ抜けた馬はいないので、上位争いは混戦になりそうですね…。少頭数ながら、候補を絞れる要素も少なく、難しいレースになると思います。

以下、簡単な考察と予想です。しかし混戦過ぎて当たる気がしないですね…。

◎⑫サンマルティン

約半年の休養明けとなった前走都大路ステークス2018を快勝。上がり最速の脚で楽に交わして、あっさり勝ち切りました。小倉記念は、昨年も2着に好走している舞台ですし、条件的には狙い目になりそうな一戦だと思います。血統面では、サンマルティン(2016年2着)とベルーフ(2014年2着、2015年2着)と3年連続で、父ハービンジャー&母父サンデーサイレンスが連対しているのも魅力ですね。上位争いを期待したい1頭です。

○⑪トリオンフ

前走鳴尾記念2018は、優勝馬ストロングタイタンと半馬身差の2着でした。ストロングタイタンは、逃げたマルターズアポジーが直線で空けたインを突いての優勝。位置取りが上手くハマったような印象で、トリオンフの方が見せ場があったように感じました。小倉は、重賞の小倉大賞典2018を含め、連対を外していない相性の良いコースですし、ここでも上位争いを期待できそうです。

▲⑦マウントゴールド

母父Nasrullah系の血統馬。今年、血統面で穴になりそうなのは、マウントゴールドになるでしょうか。前走下鴨ステークス2018は、9歳馬の穴馬スズカルパンとの叩き合いを制しての優勝。前走の内容からも、ここでは格下という感じがしますね。人気は落ち着きそうなので、オッズ的な魅力はありそうです。

△②レイホーロマンス

相性の良い七夕賞組。前走七夕賞2018は、速い流れで追い込み決着になるも、末脚不発の6着でした。レイホーロマンスが好走した愛知杯2018と中山牝馬ステークス2018は、ともに最初の1000mが60秒を超える(60.3~61.3秒)緩い流れ。一方、馬券圏外となった直近3戦は、58.2秒~59.6秒で60秒を切る流れでした。落ち着いた流れの方が良いかもしれません。今回、絶対に前を主張する馬は不在ですし、ゆったりとした流れになる可能性はありそうです。血統面でも、父ハービンジャー&母父サンデーサイレンスは狙い目になるでしょうか。軽ハンデを活かした紐荒れがあれば…

3連複4頭ボックス◎○▲△ 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、4着、7着でした。本命◎サンマルティンは、7着でした。

小倉記念2018 結果
着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 11 セ4 57 トリオンフ 1 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) 1
2 10 牡4 57 サトノクロニクル 2 天皇賞(春)(G1) 12着(1.3) 5
3 7 牡5 54 マウントゴールド 5 下鴨ステークス(1600万) 1着(-0.0) 2

晩に録画を見ました。サトノクロニクルが…。

想定通りの緩い流れになったということもあり、前が止まらない馬場と展開でした。本命サンマルティンは、後方から外ぶん回しての直線一気。インを捌いて、最後4着まで詰めてきたレイホーロマンスとは、位置取りの差が影響したようにも見えました。流石にこの流れで突っ込んで来るのは、厳しかったと思います。

血統面では、マウントゴールドが3着に好走。下馬評では8~9番人気ぐらいかと思っていましたが、最終的には5番人気でした。皆、狙い目は似てるのかもしれません。やはり小倉記念は、Nasrullah系の血統馬が走りますね。

一方、デムーロ騎乗のサトノクロニクル。押して押して2着まで持って来るとは…。ここは合わないだろうな…と思って軽視したものの、力ずくで持ってきたような好騎乗でした。最後、馬券的に垂れてくれ…と思っていたんですが。(´・ω・`;)

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