日程 | 2018年11月24日(土曜) |
---|---|
開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢(牡55kg 牝54kg) |
出走数 | 9頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
京都2歳ステークス2018
2歳重賞、京都2歳ステークス2018です。暮れのG1ホープフルステークスに向けた一戦。長くオープン特別として行われていましたが、2014年に重賞化されました。あまり出世レースという印象は無いものの、過去10年では、タイムフライヤー(2014年)、エピファネイア(2012年)、ヴィクトワールピサ(2009年)、アンライバルド(2008年)と4頭のG1馬を輩出しています。
過去10年の京都2歳ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは、2010年の1回だけです。3連単は数千円~2万円台という年が多く、比較的荒れにくいレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2017 | 380円 | 1,180円 | 5,450円 |
2016 | 670円 | 2,360円 | 7,450円 |
2015 | 2,330円 | 2,000円 | 14,300円 |
2014 | 3,880円 | 8,430円 | 68,280円 |
2013 | 1,110円 | 2,220円 | 6,060円 |
2012 | 2,140円 | 8,620円 | 24,190円 |
2011 | 5,170円 | 23,940円 | 95,810円 |
2010 | 23,440円 | 14,820円 | 212,390円 |
2009 | 970円 | 1,000円 | 4,150円 |
2008 | 2,540円 | 1,440円 | 16,280円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
2017良 | 1 | 6 | グレイル | 2 | 新馬戦(京都芝2000m) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 2 | タイムフライヤー | 1 | 萩ステークス(OP) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 1 | ケイティクレバー | 5 | 黄菊賞(500万) 2着(0.1) | 12 | |
2016良 | 1 | 3 | カデナ | 3 | 百日草特別(500万) 2着(0.1) | 3 |
2 | 9 | ヴァナヘイム | 1 | 萩ステークス(OP) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 10 | ベストアプローチ | 6 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.1) | 3 | |
2015良 | 1 | 4 | ドレッドノータス | 3 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 1 | リスペクトアース | 5 | 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 3 | アドマイヤエイカン | 1 | 札幌2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
2014稍重 | 1 | 6 | ベルラップ | 6 | 黄菊賞(500万) 1着(-0.0) | 5 |
2 | 3 | ダノンメジャー | 2 | 野路菊ステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 5 | シュヴァルグラン | 5 | 未勝利(京都芝2000m) 1着(-0.2) | 1 | |
2013良 | 1 | 9 | トーセンスターダム | 1 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 6 | アグネスドリーム | 5 | 萩ステークス(OP) 9着(1.1) | 2 | |
3 | 7 | サトノロブロイ | 4 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.0) | 9 | |
2012良 | 1 | 1 | エピファネイア | 1 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 4 | ダンツアトラス | 8 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 10着(0.6) | 5 | |
3 | 3 | テイエムダイパワー | 7 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.0) | 5 | |
2011良 | 1 | 4 | トリップ | 1 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 2 | エーシングングン | 9 | 新馬(新潟芝2000m) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 9 | マナウス | 7 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.2) | 1 | |
2010良 | 1 | 5 | マーベラスカイザー | 8 | 萩ステークス(OP) 7着(0.5) | 8 |
2 | 3 | プレイ | 5 | 新馬(東京芝1800m) 1着(-0.6) | 2 | |
3 | 6 | ダノンバラード | 1 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.3) | 1 | |
2009良 | 1 | 4 | ヴィクトワールピサ | 1 | 未勝利(京都芝2000m) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 5 | メイショウホンマル | 4 | 新馬(札幌芝1800m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 2 | ダノンスパシーバ | 3 | 新馬(京都芝1600m) 1着(-0.2) | 1 | |
2008良 | 1 | 9 | イグゼキュティヴ | 2 | 札幌2歳ステークス(G3) 2着(0.2) | 5 |
2 | 6 | ファミリズム(牝) | 5 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 2 | アンライバルド | 1 | 新馬(京都芝1800m) 1着(-0.2) | 3 |
過去10年の京都2歳ステークス3着内30頭中19頭を占めます。そのうち15頭が前走京都芝レースに出走していました。
過去10年の京都2歳ステークス3着内30頭中23頭を占めます。前走で勝ち馬から大きく離されて負けていた馬は、アグネスドリーム(2013年)のみとなっており、前走大敗からの巻き返しは少ない傾向にありそうです。
過去10年の京都2歳ステークス3着内では、1番人気の好走例が多い一方、2~3番人気が不振傾向にあります。
- 1番人気(4-2-3-1)複勝率90%
- 2番人気(2-1-0-7)複勝率30%
- 3番人気(2-0-1-7)複勝率30%
予想
評価が難しい2歳戦。荒れにくいはずの東京スポーツ杯2歳ステークスが波乱決着となっているだけに、今年の京都2歳ステークス2018もどうなるか分からないですね。傾向からは、1番人気から狙いたいところですが、どうなるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。
新馬戦(阪神芝1800m)は、終始楽な手応えで完勝。直線抜け出してからは、楽に後続を突き放していました。2着アドマイヤジャスタは、その後、2連勝で500万クラスを完勝。新馬戦の勝ちっぷりを考えれば…。
前走の新馬戦(京都芝1800m)は、後方からの競馬。最後は外から余裕を感じさせる伸びを見せて優勝しました。2着馬と僅差でしたが、余力たっぷりの内容に見えたので、相手が強くなるここでも期待が持てそうです。全兄はワールドエース(きさらぎ賞優勝、皐月賞2着など)で、血統面の魅力も十分ですね。
新馬戦は、後方からの上がり最速の追い込みで優勝。前走芙蓉ステークスは、早め先頭からの押し切り勝ち。と違った内容で勝ち切っており、センスを感じさせる2戦だったと思います。底を見せていない魅力に期待して…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着でした。本命◎ブレイキングドーンは、2着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | クラージュゲリエ | 1 | 札幌2歳ステークス(G3) 3着(0.1) | 1 |
2 | 6 | ブレイキングドーン | 4 | 萩ステークス(OP) 競走除外 | |
3 | 2 | ワールドプレミア | 2 | 新馬戦(京都芝1800m) 1着(-0.1) | 1 |
東京スポーツ杯2歳ステークスから一転、順当な決着になりました。スルーした1番人気クラージュゲリエが優勝。確かに1番人気が強いレースではあるので、変に点数を絞らない方が良かったです…。
レースは、道中途中から緩い流れ。最初の1000mは62.3秒で、後ろの馬は届くのだろうかと思っていましたが、結局、直線の切れ味勝負になりました。上がり33.8秒の脚を使っているクラージュゲリエは、流れが向いたのかもしれません。
しかし今年の札幌2歳ステークス組の取捨は難しいですね。優勝馬ニシノデイジーが東京スポーツ杯2歳ステークス優勝、3着馬クラージュゲリエが京都2歳ステークス優勝も、ほかの上位馬は次走でいまいちな走りを見せています。2歳G1はどうなるでしょうか…。