日程 | 11月1日13:00予定(日本時間) |
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開催 | オーストラリア フレミントン競馬場 |
距離 | 芝3200m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | ハンデ戦 |
オーストラリアのハンデ長距離戦「メルボルンカップ2017」です。
今年は、日本から天皇賞春2着馬カレンミロティックが出走を予定しています。そして凱旋門賞2016に続いて、メルボルンカップとブリーダーズカップフィリー&メアターフ2016の馬券がJRAから発売予定となっています。馬券の購入は、インターネット投票(即PAT)のみとなっているので、ご注意ください。
今年で156回目となる長い歴史のあるレースです。平日に行われるレースですが、メルボルンでは、毎年この日を「メルボルンカップ・デイ」として祝日にしているそうです。
日本からは、2006年にデルタブルースが出走し優勝していますが、メルボルンカップはハンデ戦ということもあり、毎年かなり荒れています。「20頭を超える頭数&ハンデ戦&長距離」という条件です。今年も波乱を想定しておいた方が良いと思います。
では以下、過去10年のメルボルンカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
馬番ではなく、ゲート番号を記載しています。
年度 | 着順 | ゲート | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 前走 |
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2015良 | 1 | 1 | セ6 | 53 | プリンスオブペンザンス | ムーニーヴァレーゴールドカップ(G2) 2着 |
2 | 2 | セ6 | 55 | マックスダイナマイト | ロンスデールカップ(G2) 1着 | |
3 | 4 | 牡5 | 57.5 | クライテリオン | コックスプレート(G1) 2着 | |
2014良 | 1 | 10 | 牡5 | 56.5 | プロテクショニスト | ハーバートパワーステークス(G2) 4着 |
2 | 14 | セ8 | 57 | レッドカドー | セプテンバーステークス(G3) 7着 | |
3 | 12 | セ6 | 55 | フーショットザバーマン | コーフィールドカップ(G1) 13着 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡5 | 55 | フィオレンテ | コックスプレート(G1) 3着 |
2 | 23 | セ7 | 56.5 | レッドカドー | アイリッシュセントレジャー(G1) 4着 | |
3 | 22 | セ6 | 54 | マウントアトス | マーチステークス(LR) 2着 | |
2012良 | 1 | 5 | 牡5 | 53.5 | グリーンムーン | コックスプレート(G1) 7着 |
2 | 2 | 牡4 | 53.5 | フィオレンテ | フォワ賞(G2) 4着 | |
3 | 19 | 牡6 | 55.5 | ジャッカルベリー | コーフィールドカップ(G1) 13着 | |
2011良 | 1 | 13 | 牡5 | 54.5 | ドゥーナデン | ジーロングカップ(G3) 1着 |
2 | 15 | セ5 | 53.5 | レッドカドー | アイリッシュセントレジャー(G1) 3着 | |
3 | 11 | 牡4 | 53.5 | ルーカスクラナッハ | コーフィールドカップ(G1) 5着 | |
2010重 | 1 | 11 | 牡5 | 54.5 | アメリケン | ジーロングカップ(G3) 1着 |
2 | 5 | セ4 | 51 | マラッキーデイ | レクサスステークス(G3) 1着 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | ソーユーシンク | マッキノンステークス(G1) 1着 | |
2009稍重 | 1 | 21 | 牡4 | 51 | ショッキング | レクサスステークス(G3) 1着 |
2 | 10 | セ6 | 53 | クライムシーン | ジーロングカップ(G3) 6着 | |
3 | 13 | 牡5 | 54.5 | モーリルヤン | マーチステークス(LR) 1着 | |
2008良 | 1 | 9 | 牡5 | 53 | ビュード | マッキノンステークス(G1) 11着 |
2 | 13 | 牡5 | 52 | バウアー | ジーロングカップ (G3) 1着 | |
3 | 5 | セ4 | 54 | セラゲー | コックスプレート(G1) 6着 | |
2007良 | 1 | 10 | セ4 | 55 | エフィシェント | コックスプレート(G1) 9着 |
2 | 15 | セ4 | 54 | パープルムーン | コーフィールドカップ(G1) 6着 | |
3 | 6 | 牡3 | 51 | マーラー | セントレジャーステークス(G1) 2着 | |
2006良 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | デルタブルース | コーフィールドカップ(G1) 3着 |
2 | 12 | 牡5 | 53 | ポップロック | コーフィールドカップ(G1) 6着 | |
3 | 3 | 牡4 | 50 | メイビーベター | サーブクオリティ(G3) 1着 |
前走のクラスや調教国に関係なく、「コーフィールドカップ」「コックスプレート」「ジーロングカップ」など、前走オーストラリアのレースを使った馬が多いです。
過去10年のメルボルンカップでは、軽ハンデ馬の活躍が目立ちます。3着以内30頭中24頭が斤量55kg以下でした。54k以下の馬だけでも16頭に及びます。
日本調教馬の成績
日本からは、過去7頭の馬がメルボルンカップに出走しています。
年度 | 着順 | ゲート | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 前走 |
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2015 | 13 | 3 | 牡6 | 57 | フェイムゲーム | コーフィールドカップ(G1) 6着 |
17 | 7 | 牡8 | 55.5 | ホッコーブレーヴ | コーフィールドカップ(G1) 10着 | |
2014 | 22 | 7 | 牡6 | 58.5 | アドマイヤラクティ | コーフィールドカップ(G1) 1着 |
2010 | 12 | 3 | 牡8 | 54.5 | トウカイトリック | コーフィールドカップ(G1) 12着 |
2006 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | デルタブルース | コーフィールドカップ(G1) 3着 |
2 | 12 | 牡5 | 53 | ポップロック | コーフィールドカップ(G1) 6着 | |
2005 | 12 | 9 | 牡5 | 54 | アイポッパー | コーフィールドカップ(G1) 2着 |
デルタブルースとポップロックが1~2着に入りましたが、他の5頭は二桁着順に大敗しています。7頭ともコーフィールドカップからメルボルンカップというローテですが、コーフィールドカップ2着のアイポッパーが12着に敗れたりと、コーフィールドカップの成績とメルボルンカップの成績の因果関係は無さそうです。
今年2016年は、日本からカレンミロティックが出走を予定していますが、コーフィールドカップではなく、日本でオールカマー2016を一度使ってからの出走になりました。過去の日本馬とは別ローテで挑戦することになります。
馬券予想
全く海外競馬の動向が分かりませんが、過去データの傾向から「前走コーフィールドカップ、前走コックスプレート、前走ジーロングカップ」「斤量55kg以下」の馬を中心に狙いたいです。
前走コーフィールドカップ2016 4着馬、斤量54.5kg、オーストラリア調教馬で、データ的には、ありえそうな1頭という感じがします。前走コーフィールドカップ組の好走が目立ちますが、過去10年では、コーフィールドカップ優勝馬からメルボルンカップで好走した馬がいません。アルムーンクィスは前走4着馬で、程よく負けてるあたりが狙い目のようにも思えます。
斤量56kgになりますが、直近のG1で2戦連続連対しているハートネルを対抗に選びました。⑫ジャメカも2戦連続でG1を連対していますが、不振のコーフィールドカップ優勝馬なので、ハートネルを方に注目したいです。オーストラリア調教馬で、前走コックスプレート2016 2着というと、昨年3着のクライテリオンと同じですから、実績的にも上位食い込みは無くはないでしょう。
前走レクサスステークス優勝馬は、2010年2着マラッキーデイ、2009年1着ショッキングなどがいますが、ともに斤量51kgという軽ハンデ馬でした。
オーシャノグラファーは斤量52kgですが、それでも他馬に比べると恵まれていると思いますし、波乱含みのG1ということで、あまり深く考えずに押さえたいと思います。
ローテ、ゲート(18番)ともに厳しそうな印象を受けますが、日本馬なので押さえておきたいです。
今年の天皇賞春2016 2着馬ですが、内枠をロス無く進めたことがポジティブに働いた激走だと思ってます。ただ昨年の天皇賞春2015も3着に好走しているように、長距離適性自体が高そうなので、ここでも上位食い込みに期待したいですね。
3連複 ◎○▲△ 4頭ボックス 計4点
3連単 ◎ → ○ → ▲ 計1点
合計5点
結果
馬券的には、3着、6着、12着、23着でした。本命◎アルムーンクィスは6着(15番人気)でした。
着順 | 馬番 | 斤量 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 17 | 52 | セ6 | アルマンダン | 8 | ザバートカミングス(G3) 1着 |
2 | 13 | 54 | セ6 | ハートブレークシティー | 12 | イボアハンデ 1着 |
3 | 6 | 56 | セ5 | ハートネル | 1 | コックスプレート(G1) 2着 |
残念ながら日本馬カレンミロティックは23着でした。グリーンチャンネルの合田さんの解説を聞くところによると、T.ベリー騎手はかなり上手く乗っていて、外枠からスムーズに内の好位を取っていました。これで負けたら仕方ないという競馬だったと思います。
24頭立てのレースを見たことがなかったので、団子状態で進む雰囲気や駆け引きもあって、凄く面白かったです。道中~最終コーナーで外をまわしてる馬は、いったいどれほど不利なんだろう…と思いながら、まったり見ていました。
例年波乱が起こるレースですが、馬券的には当たる気がしません。長距離の24頭立てのハンデ戦、しかも国際G1ですから、普通に予想しても当たるものでは無いでしょう。JRAオッズでは、4着キウイ(11番人気)、5着フーショットザバーマン(16番人気)、6着アルムーンクィス(15番人気)、7着ビューティフルロマンス(17番人気)と続いていますから、人気の意味すら分からなくなります。