日程 | 2021年4月25日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G2 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.9(25日) |
マイラーズカップ2021
安田記念の前哨戦マイラーズカップ2021です。ただ過去10年では、マイラーズカップ優勝馬の安田記念成績は芳しくないため、評価が難しい前哨戦かもしれません。マイラーズカップ組の安田記念優勝自体も無く、マイラーズカップで負けていた馬が安田記念2~3着に好走というパターンが目立ちます。※今年は、京都競馬場の整備工事の影響で阪神競馬場の芝1600mコースで開催されます。
配当
過去10年のマイラーズカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。以前は波乱傾向のレースでしたが、近年は比較的順当な決着が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 2,800円 | 2,550円 | 13,350円 |
2019 | 1,090円 | 1,800円 | 4,680円 |
2018 | 1,270円 | 860円 | 7,060円 |
2017 | 570円 | 2,910円 | 12,430円 |
2016 | 6,640円 | 50,390円 | 281,010円 |
2015 | 15,340円 | 10,350円 | 98,650円 |
2014 | 860円 | 1,310円 | 7,930円 |
2013 | 12,880円 | 17,400円 | 137,990円 |
2012 | 3,560円 | 7,980円 | 36,870円 |
2011 | 70,440円 | 139,050円 | 1,234,360円 |
では過去10年のマイラーズカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2011年以前は、阪神競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020良 | 1 | 1 | 牡5 | 58 | インディチャンプ | 1 | 中山記念(G2) 4着(0.4) | 4 |
2 | 5 | 牡8 | 56 | ベステンダンク | 7 | ディセンバーステークス(LR) 12着(1.2) | 5 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | ヴァンドギャルド | 2 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.2) | 2 | |
2019良 | 1 | 6 | 牡4 | 57 | ダノンプレミアム | 1 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 8 | 牡7 | 56 | グァンチャーレ | 5 | 洛陽ステークス(LS) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | パクスアメリカーナ | 4 | 京都金杯(G3) 1着(-0.1) | 1 | |
2018良 | 1 | 5 | 牡4 | 57 | サングレーザー | 4 | 阪神カップ(G2) 3着(0.2) | 3 |
2 | 9 | 牡4 | 56 | モズアスコット | 2 | 阪急杯(G3) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 4 | 牡5 | 56 | エアスピネル | 1 | マイルチャンピオンシップ(G1) 2着(0.0) | 2 | |
2017良 | 1 | 11 | 牡6 | 57 | イスラボニータ | 2 | 阪神カップ(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 4 | 牡4 | 56 | エアスピネル | 1 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | ヤングマンパワー | 7 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.4) | 2 | |
2016良 | 1 | 2 | 牡4 | 56 | クルーガー | 3 | 中日新聞杯(G3) 6着(0.3) | 2 |
2 | 1 | 牡8 | 57 | ダノンシャーク | 5 | 阪急杯(G3) 7着(0.3) | 7 | |
3 | 4 | 牡7 | 56 | クラレント | 11 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 14着(1.2) | 11 | |
2015良 | 1 | 15 | 牡5 | 56 | レッドアリオン | 8 | 洛陽ステークス(OP) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 4 | 牡6 | 56 | サンライズメジャー | 5 | スワンステークス(G2) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 7 | 牡6 | 56 | フィエロ | 1 | 香港マイル(G1) 9着 | ||
2014良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ワールドエース | 3 | 白富士ステークス(OP) 5着(0.4) | 1 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | フィエロ | 1 | 六甲ステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | エキストラエンド | 2 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.2) | 3 | |
2013良 | 1 | 17 | 牡5 | 57 | グランプリボス | 5 | 香港マイル(G1) 12着 | |
2 | 14 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 8 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | ダノンシャーク | 3 | 京都金杯(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 17 | 牡7 | 56 | シルポート | 3 | 中山記念(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 6 | 東京新聞杯(G3) 5着(0.5) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | コスモセンサー | 7 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2011良阪神 | 1 | 17 | 牡6 | 57 | シルポート | 7 | 大阪城ステークス(OP) 6着(0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡5 | 57 | クレバートウショウ | 14 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 11 | 牡5 | 57 | ダノンヨーヨー | 1 | 東京新聞杯(G3) 7着(0.3) | 1 |
過去10年のマイラーズカップ3着以内30頭中11頭を占めます。2014年と2018年を除く過去8回で、毎年1頭以上が好走しています。
過去10年のマイラーズカップ3着以内30頭中22頭を占めます。そのうち20頭が1400m~1800m戦に出走していました。東京新聞杯組や1400m戦の重賞(阪神カップ、阪急杯)出走馬を中心に好走例が目立ちます。
過去10年のマイラーズカップ3着以内30頭中18頭を占めます。前走人気を集めて好走していた馬が狙い目になりそうです。
予想
マイラーズカップ2021は、例年より層が薄いメンバーになりました。過去の傾向からは、前走重賞好走馬やオープン特別好走馬が上位争いの候補という感じですが、何が来てもおかしくないメンバーだと思います。安田記念に繋がるのかどうかと考えると、評価が難しいレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。人気4頭のボックスで良いのでは…と思いつつ、紐荒れ期待の予想と買い目にしました。
前走武庫川ステークス優勝。逃げた2着馬が粘る中、内で脚を溜めていた2着馬と外からエアロロノアが突っ込んで来る直線になりました。飛び抜けて強いという印象はないものの、前走の勝ち時計1:32.1と阪神コースの相性に期待して、本命評価にしました。
前走洛陽ステークスは、前の馬が止まらないというレースでした。直線で伸びを欠くかたちでの5着でしたが、ゴール前は詰めて来ていたので見せ場は合ったと思います。休養明け2戦目ですし、前走以上の状態になっていれば上位争いがあっても…。
前走オーシャンステークスは、前に行った3頭がそのまま1~3着という前残りでした。それでも重賞で小差の5着ですし、今回人気を落とすなら押さえても面白そうです。2勝を挙げている阪神コースにも期待して…。
追い込み一辺倒の脚質なので、前残りになると厳しそうです。過去、前走阪急杯や阪神カップ出走馬の好走が見られるレースなので、ローテと紐荒れに期待して押さえました。
前走フェブラリーステークス2着。イレギュラーなローテの8歳馬で、やや買い難いところでしょうか。ただ芝ダート問わずマイル戦の安定感が抜群で、勝ち馬から0.5以上離されて負けたレースがありません。極端に速い時計になると厳しいかもしれませんが、実績面から一発もありえそうですが…。
前走中山記念2着。例年の中山記念と比べるとかなり層が薄いメンバー構成でした。ゆえに評価が難しい2着という印象もありますが、直近2戦の安定感と勢いを考えれば、再度上位争いがあっても良さそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、5着、6着でした。本命◎エアロロノアは、5着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 牡5 | 56 | ケイデンスコール | 2 | 中山記念(G2) 2着(0.0) | 5 |
2 | 6 | 牡4 | 56 | アルジャンナ | 3 | 洛陽ステークス(LR) 5着(0.2) | 2 |
3 | 4 | 牡5 | 56 | カイザーミノル | 9 | オーシャンステークス(G3) 5着(0.3) | 3 |
無印にした ケイデンスコールが優勝。3連複で万馬券(18,540円)が出てるだけに、馬券的には凄く歯痒い決着でした。というのも当初△評価にしていたのですが、岩田ジョッキーの騎乗停止を知って、ザイツィンガーと変更してしまいました…。
ケイデンスコールは、3戦連続の好内容だったこともあり、本格化を感じるレースになったと思います。戦ってきた相手は、G1クラスではないので、このあとのG1でどこまで通用するかという感じになるでしょうか。後方勢からは、アルジャンナが最後の最後まで足を伸ばしていました。ディープインパクト産ということもあり、かなり速い時計の決着(1:31.4)も良かったのかもしれません。