日程 | 2017年5月7日(日曜日) |
---|---|
開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 定量(牡57kg、牝55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気 |
3歳マイルG1「NHKマイルカップ2017」です。距離適性から日本ダービーやオークスではなくマイル戦という馬のほか、能力的な問題でクラシック路線に進んでいない馬が多く出走するG1です。その為、波乱決着となる年が多く、馬券的には、かなり難解なレースといえそうです。
過去10年のNHKマイルカップの配当を見ると、10万馬券が6回もあり、2013年123万馬券、2009年238万馬券、2007年973万馬券という高配当が出ています。周期的には、そろそろ波乱決着があっても…という感じでしょうか。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2016 | 940円 | 11,190円 | 33,030円 |
2015 | 2,800円 | 6,200円 | 36,720円 |
2014 | 14,760円 | 188,380円 | 684,020円 |
2013 | 21,890円 | 137,530円 | 1,235,600円 |
2012 | 1,480円 | 72,990円 | 262,580円 |
2011 | 1,170円 | 2,040円 | 7,920円 |
2010 | 2,040円 | 3,860円 | 17,180円 |
2009 | 14,180円 | 318,540円 | 2,381,660円 |
2008 | 1,980円 | 28,130円 | 116,880円 |
2007 | 30,800円 | 1,221,770円 | 9,739,870円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2016良 | 1 | 4 | メジャーエンブレム(牝) | 1 | 桜花賞(G1) 4着(0.4) |
2 | 5 | ロードクエスト | 2 | 皐月賞(G1) 8着(1.2) | |
3 | 18 | レインボーライン | 12 | ニュージーランドトロフィー(G2) 5着(0.1) | |
2015良 | 1 | 7 | クラリティスカイ | 3 | 皐月賞(G1) 5着(0.7) |
2 | 9 | アルビアーノ(牝) | 4 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | |
3 | 12 | ミュゼスルタン | 2 | スプリングステークス(G2) 7着(0.5) | |
2014良 | 1 | 10 | ミッキーアイル | 1 | アーリントンカップ(G3) 1着(-0.6) |
2 | 2 | タガノブルグ | 17 | 橘ステークス(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 1 | キングズオブザサン | 12 | 皐月賞(G1) 15着(1.2) | |
2013良 | 1 | 8 | マイネルホウオウ | 10 | ニュージーランドトロフィー(G2) 7着(0.5) |
2 | 17 | インパルスヒーロー | 6 | ファルコンステークス(G3) 1着(-0.1) | |
3 | 12 | フラムドグロワール | 8 | 京成杯(G3) 10着(1.0) | |
2012良 | 1 | 5 | カレンブラックヒル | 1 | ニュージーランドトロフィー(G2) 1着(-0.4) |
2 | 17 | アルフレード | 3 | スプリングステークス(G2) 12着(2.1) | |
3 | 12 | クラレント | 15 | 弥生賞(G2) 12着(0.8) | |
2011良 | 1 | 13 | グランプリボス | 1 | ニュージーランドトロフィー(G2) 3着(0.2) |
2 | 17 | コティリオン | 2 | 毎日杯(G3) 2着(0.0) | |
3 | 1 | リアルインパクト | 4 | ニュージーランドトロフィー(G2) 11着(0.5) | |
2010良 | 1 | 13 | ダノンシャンティ | 1 | 毎日杯(G3) 1着(-0.2) |
2 | 1 | ダイワバーバリアン | 5 | ニュージーランドトロフィー(G2) 2着(0.3) | |
3 | 3 | リルダヴァル | 3 | 皐月賞(G1) 6着(0.4) | |
2009良 | 1 | 3 | ジョーカプチーノ | 10 | ニュージーランドトロフィー(G2) 3着(0.3) |
2 | 13 | レッドスパーダ | 5 | スプリングステークス(G2) 2着(0.1) | |
3 | 10 | グランプリエンゼル(牝) | 13 | 橘ステークス(OP) 1着(-0.1) | |
2008稍重 | 1 | 9 | ディープスカイ | 1 | 毎日杯(G3) 1着(-0.4) |
2 | 5 | ブラックシェル | 3 | 皐月賞(G1) 6着(0.5) | |
3 | 14 | ダノンゴーゴー | 14 | ニュージーランドトロフィー(G2) 7着(0.4) | |
2007稍重 | 1 | 14 | ピンクカメオ(牝) | 17 | 桜花賞(G1) 14着(2.1) |
2 | 10 | ローレルゲレイロ | 1 | 皐月賞(G1) 6着(0.3) | |
3 | 18 | ムラマサノヨートー | 18 | ニュージーランドトロフィー(G2) 14着(0.9) |
過去10年のNHKマイルカップ3着以内30頭中9頭を占めます。以前は、ニュージーランドトロフィーで負けた馬の好走が多いレースでしたが、近年は、このローテからの好走は減ってきています。
ただ昨年3着レインボーライン(12番人気)や2013年1着マイネルホウオウ(10番人気)など、ニュージーランドトロフィー組が穴をあけているので、注意しておきたいところです。
過去10年のNHKマイルカップでは、1番人気馬が6勝しています。
- 1番人気(6-1-0-3)連対率70%
一方、二桁人気馬の好走も多く、3着以内30頭中10頭を占めます。好走馬に強い傾向はありませんが、10頭中8頭が前走重賞負けからの巻き返し、残る2頭が橘ステークス優勝馬でした。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走ニュージーランドトロフィー(2着以下)」「1番人気馬」「二桁人気馬(前走重賞や前走橘ステークス優勝馬)」に注目です。
NHKマイルカップ2017は、かなりの混戦模様でしょう。抜けた馬が不在で、殆ど全頭に3着以内のチャンスがありそうだと思います。「今年の牝馬は強い」と言われていますが、絶対的でも無さそうな感じがしています。メジャーエンブレム(2016年)やアルビアーノ(2015年)クラスの馬であれば、上位争いを演じそうですが…。
以下、簡単な考察と予想です。
全く当たる気がしないレースです。(・Θ・;) 今年は牝馬が強いと言われていますが、あえて牝馬をスルーしました。波乱想定です。
前走スプリングステークス2017 10着。前走は見せ場なく10着に負けていますが、叩きの一戦&距離が長かったと考えれば、見直せそうです。
2走前の朝日杯フューチュリティステークス2016では、サトノアレスと並んで2着に好走しており、3着ボンセルヴィーソを突き放す内容だったので、マイル戦自体は合いそうです。3走前京王杯2歳ステークス2016では、レーヌミノルを抑えての優勝。レーヌミノルは、後に桜花賞2017を優勝したことも考えれば、ポテンシャルはトップクラスでしょう。
前走ニュージーランドトロフィー2017 3着。逃げ先行に持ち込むと強い馬です。
前走は、中山マイルで大外枠という不利な条件ながら、上手く先行し、3着に粘りました。内で前に行った馬が残る馬場と流れではありましたが、4戦連続、重賞で好走している安定感からも、ここでは無視するわけにもいかないところでしょうか。
前走ニュージーランドトロフィー2017 5着。前走の本命馬です。
前走は、内を通って前目につけた馬がそのまま上位に来たレースでした。その中で8枠から追い込み、上がり最速で5着に来たのは、能力の高さを感じます。距離の心配がありましたが、結果的にはマイル戦も対応できそうな感じがしました。
今回も人気薄になりそうですし、前走ニュージーランドトロフィー組の穴馬として面白いかもしれません。
前走橘ステークス2017 1着。過去10年では、以下の2頭が穴をあけている橘ステークス優勝馬です。
- 2014年2着タガノブルグ(17番人気)
- 2009年3着グランプリエンゼル(13番人気)
橘ステークス組ということだけでなく、未だ3着以内を外していない安定感も魅力です。アーリントンカップ2017や京王杯2歳ステークス2016では、トップクラスの馬には離されて負けていますが、混戦メンバーの今回なら、チャンスがあるかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、6着、9着、10着でした。本命◎モンドキャンノは9着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 16 | アエロリット | 2 | 桜花賞(G1) 5着(0.2) |
2 | 14 | リエノテソーロ | 13 | アネモネステークス(OP) 4着(0.2) |
3 | 6 | ボンセルヴィーソ | 6 | ニュージーランドトロフィー(G2) 3着(0.2) |
録画を見ました。案の定というべきか、カスリもせずでした。波乱想定で牝馬をスルーしたので、優勝馬アエロリットを買えなかったのは仕方ないです。
勝ち時計は1:32.3で、例年速い時計がでるレースですが、その中でもかなり速い決着となりました。
大穴をあけた2着のリエノテソーロはアメリカ産の馬で、血統的にも日本の芝が合うとは思いませんでした。実際、地方のダート重賞(全日本2歳優駿2016、エーデルワイス賞2016)を使って2勝しています。その馬が、この速い時計の芝で、上がり最速の2着に入るぐらいですから、予想して押さえるのは至難の業でしょう。総流しか大量に印を付けないと、買えない馬でした。
東京マイルは、芝1800mを走るスタミナが必要だと聞きますが、今日の結果は真逆でした。上位陣は、1400mが合いそうな馬が多く、掲示板に入った馬は、全て1200~1400m戦の優勝経験がありました。むしろ1600~2000mぐらいが合いそうな馬は下位を独占しており、芝1800mを走るスタミナが必要というのは、当てにならない結果でした。速い時計の決着と関係があるかもしれません。