日程 | 2018年1月14日(日曜日) |
---|---|
開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 12頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
日経新春杯2018
ハンデ重賞「日経新春杯2018」です。過去、日経新春杯上位馬が後のG1戦線で活躍することが多く、わりと出世レースという印象の一戦。ただ今年は、例年好成績を残している明け4歳の牡馬の出走がなく、若干寂しいメンバーに映ります。
コース形態
過去10年の日経新春杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。ハンデ重賞ながら、近年は硬めの決着が続いており、馬連が数百円、3連単でも数千円という決着が多いです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2017 | 620円 | 1,330円 | 5,040円 |
2016 | 510円 | 1,400円 | 6,550円 |
2015 | 10,150円 | 35,650円 | 200,130円 |
2014 | 520円 | 1,380円 | 4,700円 |
2013 | 4,090円 | 10,000円 | 63,590円 |
2012 | 510円 | 3,460円 | 9,250円 |
2011 | 960円 | 450円 | 3,250円 |
2010 | 630円 | 23,560円 | 89,590円 |
2009 | 15,190円 | 22,460円 | 213,570円 |
2008 | 1,750円 | 84,010円 | 460,670円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017良 | 1 | 5 | 牡4 | 55 | ミッキーロケット | 1 | 菊花賞(G1) 5着(0.7) | 4 |
2 | 3 | 牡4 | 53 | シャケトラ | 2 | 境港特別(1000万) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 8 | 牡5 | 56.5 | モンドインテロ | 4 | ステイヤーズステークス(G2) 3着(0.3) | 2 | |
2016良 | 1 | 1 | 牡4 | 56 | レーヴミストラル | 2 | 金鯱賞(G2) 8着(0.4) | 2 |
2 | 7 | 牡4 | 54 | シュヴァルグラン | 1 | オリオンステークス(1600万) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 10 | 牡6 | 58 | サトノノブレス | 4 | 金鯱賞(G2) 3着(0.2) | 4 | |
2015良 | 1 | 4 | 牡4 | 55 | アドマイヤデウス | 6 | 日本ダービー(G1) 7着(0.5) | 10 |
2 | 5 | 牝6 | 55 | フーラブライド | 10 | 愛知杯(G3) 6着(0.4) | 3 | |
3 | 6 | 牡6 | 56 | アドマイヤフライト | 7 | 札幌記念(G2) 14着(3.9) | 11 | |
2014良 | 1 | 1 | 牡4 | 55 | サトノノブレス | 2 | 菊花賞(G1) 2着(0.8) | 5 |
2 | 8 | 牡5 | 56 | アドマイヤフライト | 1 | オリオンステークス(1600万) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 4 | 牝5 | 52 | フーラブライド | 4 | 愛知杯(G3) 1着(-0.1) | 12 | |
2013良 | 1 | 2 | 牡4 | 52 | カポーティスター | 10 | 北野特別(1000万) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 1 | 牡5 | 56 | ムスカテール | 1 | アルゼンチン共和国杯(G2) 2着(0.2) | 3 | |
3 | 3 | 牡6 | 56 | トウカイパラダイス | 4 | 金鯱賞(G2) 4着(0.2) | 9 | |
2012良 | 1 | 3 | 牡5 | 58.5 | トゥザグローリー | 1 | 有馬記念(G1) 3着(0.1) | 9 |
2 | 11 | 牡4 | 56 | ダノンバラード | 3 | 中日新聞杯(G3) 3着(0.0) | 2 | |
3 | 9 | 牡5 | 56 | マカニビスティー | 8 | 万葉ステークス(OP) 2着(0.7) | 7 | |
2011良 | 1 | 8 | 牡4 | 56.5 | ルーラーシップ | 2 | 有馬記念(G1) 6着(0.4) | 6 |
2 | 11 | 牡4 | 56 | ヒルノダムール | 3 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 5 | 牡4 | 58 | ローズキングダム | 1 | 有馬記念(G1) 出走取消 | 6 | |
2010良 | 1 | 12 | 牝5 | 54 | メイショウベルーガ | 2 | 愛知杯(G3) 3着(0.1) | 1 |
2 | 8 | 牡4 | 55 | トップカミング | 1 | オリオンステークス(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 9 | 牝5 | 52 | レッドアゲート | 12 | アンドロメダステークス(OP) 16着(2.3) | 16 | |
2009良 | 1 | 10 | 牝6 | 49 | テイエムプリキュア | 11 | 愛知杯(G3) 18着(1.4) | 9 |
2 | 8 | 牡5 | 56 | ナムラマース | 3 | 鳴尾記念(G3) 2着(0.5) | 3 | |
3 | 7 | 牡4 | 52 | タガノエルシコ | 4 | 猪名川特別(1000万) 1着(-0.3) | 1 | |
2008良 | 1 | 2 | 牡7 | 56 | アドマイヤモナーク | 3 | 万葉ステークス(OP) 3着(0.1) | 2 |
2 | 12 | 牡5 | 55 | ダークメッセージ | 2 | 万葉ステークス(OP) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 15 | 牝5 | 50 | テイエムプリキュア | 12 | 万葉ステークス(OP) 8着(0.9) | 12 |
近年の日経新春杯3着以内では、圧倒的に内枠が優勢です。6年連続で1~3枠の馬が優勝しています。ただ今年の京都の馬場は、露骨な内枠優勢というわけでは無さそうなので、意識しすぎる必要はないかもしれません。
過去10年の日経新春杯では、2008年を除く過去9回で馬券圏内に好走しています。さらに現在、5年連続で4歳馬が優勝しています。しかし今年の登録馬では、4歳馬が牝馬のリカビトス1頭のみとなっており、データ的な取捨が難しそうですね。
過去10年の日経新春杯3着以内では、二桁人気馬が5頭いますが、5頭とも軽ハンデもしくは牝馬でした。
- 2015年2着フーラブライド(10番人気、牝馬)
- 2013年1着カポーティスター(10番人気、52kg)
- 2010年3着レッドアゲート(12番人気、52kg、牝馬)
- 2009年1着テイエムプリキュア(10番人気、49kg、牝馬)
- 2008年3着テイエムプリキュア(12番人気、50kg、牝馬)
過去10年の日経新春杯3着以内30頭中6頭を占めます。そのうち5頭が前走1番人気、残る1頭も前走2番人気でした。前走で人気を集め勝ち上がってきた勢いは、期待できそうです。
予想
日経新春杯2018は、4歳牡馬の出走が無く、例年より若干層が薄いメンバー構成という一戦。加えてハンデ戦ですし、紐荒れは十分に有り得そうですね。
以下、簡単な考察と予想です。
昨年の日経新春杯2017優勝馬。やや低調なメンバーだけに、1番人気(推定)の支持を集めるのは、仕方ないところでしょうか。まる一年、勝ち切れないレースが続いているものの、戦ってきた相手を見れば、今回大崩れするシーンは想像しにくいです。あとは斤量(57.5kg)次第ですね…。飛ぶとすれば、斤量が敗因のひとつになりそうです。
前走は、1番人気で1600万クラスを優勝。データ傾向からは、押さえておきたい1頭です。3走前の六社ステークス2017では、ソールインパクトに先着(2着)。6歳にして、重賞初挑戦もとなるものの、斤量54kgでこのメンバーなら…。
前走アルゼンチン共和国杯2017は、軽ハンデを活かしての2着でした。余力たっぷりで優勝したのは、スワーヴリチャード。3着セダブリランテスは、次走中山金杯2018優勝。結果的に、この相手に2着というのは、好走したと言えそうです。今回、ミッキーロケットやモンドインテロと3kg以上の斤量差となる軽ハンデ(54kg)での出走。勝ち切れないタイプだけに頭からは狙い難いものの、伏兵馬扱いなら押さえておいても…。
昨年の日経新春杯2017は、4着レッドエルディストとハナ差で3着でした。重賞では少し足りない印象の馬だけに、紐候補で狙いたいですね。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着、10着でした。本命◎ミッキーロケットは、4着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 牡6 | 54 | パフォーマプロミス | 1 | グレイトフルステークス(1600万) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 2 | 牡5 | 56 | ロードヴァンドール | 4 | 中日新聞杯(G3) 3着(0.3) | 5 |
3 | 9 | 牡5 | 52 | ガンコ | 7 | 江坂特別(1000万) 1着(-0.3) | 7 |
昨年の日経新春杯2017は、3連複4頭ボックスで1~4着独占で的中したレース。今年は、密かな自信があったんですが、まさかのカスリもせすという決着となりました。
最初の1000mが62.0秒の緩い流れ。今年の年明け後の京都芝は、例年のように露骨な前残りでは無かったというのに、ここに来て前に行った馬だけで決着となりました。直線に入った所で、前にいた4頭が1~4着を独占。5~6番手にいたサンタフェチーフとヒットザターゲットが5~6着でした。本当、いちいち逆を突いてきますね。(´・ω・`;) 後ろにいたモンドインテロやソールインパクトには厳しい流れでした。
本命4着ミッキーロケットは、斤量の影響が大きかったかもしれません。毎回、大崩れしない力はあるんですが、残念なレースが続きます。このメンバーで3着を外すと、今後の狙い所が難しくなりますね。