日程 | 2019年4月7日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 定量(55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
桜花賞2019
3歳牝馬クラシック、桜花賞2019です。桜花賞といえば2008年の700万馬券を思い出します。この世代は、オークスも秋華賞も波乱決着となった特殊な世代でした。
今年は昨年のアーモンドアイのような飛び抜けた馬が不在だと思います。過去、度々波乱決着となっているレースですし、波乱の可能性も…と思っています。
配当
過去10年の桜花賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。3連複は好配当が多く、一昨年には馬連万馬券が出ていますし、順当な決着が少ない傾向にありそうです。データ外ですが、2008年の3連単700万馬券を考えると、そろそろ高配当決着があっても…という感じがします。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 480円 | 830円 | 3,780円 |
2017 | 17,000円 | 5,020円 | 94,890円 |
2016 | 960円 | 5,650円 | 20,330円 |
2015 | 7,860円 | 34,480円 | 233,390円 |
2014 | 370円 | 1,310円 | 2,540円 |
2013 | 3,300円 | 102,860円 | 679,300円 |
2012 | 1,850円 | 5,110円 | 24,020円 |
2011 | 620円 | 1,480円 | 5,880円 |
2010 | 1,440円 | 8,500円 | 38,520円 |
2009 | 640円 | 2,480円 | 5,680円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 13 | アーモンドアイ | 2 | シンザン記念(G3) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 1 | ラッキーライラック | 1 | チューリップ賞(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | リリーノーブル | 3 | チューリップ賞(G2) 3着(0.4) | 2 | |
2017稍重 | 1 | 10 | レーヌミノル | 8 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.1) | 1 |
2 | 6 | リスグラシュー | 3 | チューリップ賞(G3) 3着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | ソウルスターリング | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良 | 1 | 13 | ジュエラー | 3 | チューリップ賞(G3) 2着(0.0) | 1 |
2 | 12 | シンハライト | 2 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 10 | アットザシーサイド | 6 | フィリーズレビュー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | レッツゴードンキ | 5 | チューリップ賞(G3) 3着(0.3) | 2 |
2 | 7 | クルミナル | 7 | チューリップ賞(G3) 11着(1.3) | 1 | |
3 | 1 | コンテッサトゥーレ | 8 | チューリップ賞(G3) 6着(0.9) | 4 | |
2014良 | 1 | 18 | ハープスター | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 12 | レッドリヴェール | 2 | 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | ヌーヴォレコルト | 5 | チューリップ賞(G3) 2着(0.4) | 4 | |
2013良 | 1 | 7 | アユサン | 7 | チューリップ賞(G3) 3着(0.7) | 5 |
2 | 14 | レッドオーヴァル | 2 | チューリップ賞(G3) 7着(0.8) | 1 | |
3 | 9 | プリンセスジャック | 14 | チューリップ賞(G3) 8着(1.0) | 8 | |
2012良 | 1 | 10 | ジェンティルドンナ | 2 | チューリップ賞(G3) 4着(0.6) | 2 |
2 | 15 | ヴィルシーナ | 4 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 11 | アイムユアーズ | 3 | フィリーズレビュー(G2) 1着(-0.2) | 1 | |
2011良 | 1 | 8 | マルセリーナ | 2 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 16 | ホエールキャプチャ | 1 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 17 | トレンドハンター | 4 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | 5 | |
2010良 | 1 | 9 | アパパネ | 1 | チューリップ賞(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 8 | オウケンサクラ | 3 | フラワーカップ(G3) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 11 | エーシンリターンズ | 11 | チューリップ賞(G3) 3着(0.1) | 8 | |
2009良 | 1 | 9 | ブエナビスタ | 1 | チューリップ賞(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 18 | レッドディザイア | 2 | エルフィンステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 15 | ジェルミナル | 5 | チューリップ賞(G3) 5着(0.6) | 3 |
過去10年の桜花賞3着以内30頭中19頭を占めます。圧倒的な相性の良さを見せており、特に2013年以降は、毎年2~3頭がチューリップ賞組でした。
過去10年の桜花賞3着以内では、前走チューリップ賞組と前走フィリーズレビュー組を除く8頭すべてが前走のレースで優勝していました。
過去10年の桜花賞3着以内30頭中6頭を占めます。6頭すべてが前走チューリップ賞に出走していました。さらに6頭ともに、オープンクラスのレースの優勝経験がありました。
- 2015年2着クルミナル(エルフィンステークス1着)
- 2015年3着コンテッサトゥーレ(紅梅ステークス1着)
- 2013年2着レッドオーヴァル(紅梅ステークス1着)
- 2013年3着プリンセスジャック(ききょうステークス1着)
- 2012年1着ジェンティルドンナ(シンザン記念1着)
- 2009年3着ジェルミナル(フェアリーステークス1着)
過去10年の桜花賞では、内枠が劣勢傾向にあります。3着以内では、1枠が2頭、2枠は1頭もいません。内枠決着となった2015年は、レッツゴードンキがドスロー(最初の1000mが62.5秒)で逃げ切ったイレギュラーな年でした。
予想
前哨戦を使ってきた馬を中心に好メンバーが揃った印象の桜花賞2019。過去データの傾向から、チューリップ賞組やクイーンカップ組が上位争いの候補になるでしょうか。ただイレギュラーなローテのグランアレグリア(朝日杯FSからぶっつけ本番)のほか、2~3着なら…という実力馬は多いので、馬券は難しいレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。チューリップ賞組が気になりつつ、チューリップ賞組からはダノンファンタジーだけを狙いました。
好走例の多い外枠に加え、前走チューリップ賞を完勝。データ傾向からは、狙い目になりそうです。絶対に逃げたい馬が不在というメンバー構成。先行馬も少なく、ゆったりとした流れになるかもしれません。追い込み勢が不発になるようであれば、好位で進めることが出来そうな脚質も魅力です。当然、人気を集めますが、ここは勝ち負けを期待したいですね。
前走フィリーズレビューは、内を捌いて凄い脚で突っ込んできました。勝利ジョッキーインタビューで柔らかい馬場も苦にしなかったということを言っていたので、力のいる馬場も対応できそうです。波乱があれば…。
2走前の阪神ジュベナイルフィリーズは出遅れ。それでいてダノンファンタジーと半馬身差の2着まで詰めてきたのは、能力の高さを感じます。前哨戦のクイーンカップも完勝していますし、上位争いを期待できそうです。ただ、過去10年で1頭も来ていない2枠。内枠の好走例も極端に少ないのは気になるところです…。
前走クイーンカップは、出負けして後方からの競馬。極端な追い込みが決まらない馬場でしたし、その中で上がり最速の脚を使ってクロノジェネシスと差のない2着に好走したのは、能力の高さを感じます。ただ過去10年では、クイーンカップ2着馬が来ていないレース。一応の押さえで…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、4着、5着、11着でした。本命◎ダノンファンタジーは、4着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 8 | グランアレグリア | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 3着(0.4) | 1 |
2 | 16 | シゲルピンクダイヤ | 7 | チューリップ賞(G2) 2着(0.2) | 4 |
3 | 4 | クロノジェネシス | 3 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.0) | 1 |
桜花賞レコードでの決着。土曜の傾向から、やや時計がかかる馬場と思っていただけに、想定外の内容でした。本命ダノンファンタジーも圏外とは…。
4角から早めに抜け出したグランアレグリアがそのまま後続を突き放しての楽勝。ぶっつけ本番というローテだけに、強すぎる馬といって良いかもしれません。
2着以下の上位には、チューリップ賞連対馬とクイーンカップ連対馬が来ていますし、力を出せるレースだったと思います。本命ダノンファンタジーは、道中で掛かっており、最後の伸びを欠いた印象でした。オークスに進むとなると、距離不安が大きいような印象です。
一方、グランアレグリアの勝利ジョッキーインタビューを見ると、「2400mのオークスは難しそう」ということをルメール騎手が話していました。スピードはあると言いながらも、スタミナ面に言及しなかったので、オークスに進むとすれば、グランアレグリアの取捨にも悩みそうです。