ジャックルマロワ賞2022過去データと予想

ジャックルマロワ賞2022

フランスのドーヴィル競馬場でジャックルマロワ賞2022が行われます。フランスのマイル路線のチャンピオンを決める伝統の一戦（直線のマイル戦）です。ジャックルマロワ賞2022には、日本からバスラットレオンが出走を予定しています。過去、日本馬の出走自体が少ないレースで、取捨選択が難しいレースではないかと思います。

配当

JRAで馬券が販売された過去1回（2018年）のジャックルマロワ賞の配当を見ると、順当な払い戻しでした。JRAで馬券が発売されていない年も上位人気馬が結果を残す傾向にあります。ちなみに2018年は、3連複を本命から相手3頭で的中しています。

では以下、過去10年のジャックルマロワ賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年のジャックルマロワ賞3着以内30頭中29頭を占めます。特に直近3年は、前走G1で連対していたイギリス調教馬とアイルランド調教馬の活躍が目立ちます。

過去10年のジャックルマロワ賞3着以内30頭中25頭を占めます。若い馬の活躍が目立ちます。

過去10年のジャックルマロワ賞3着以内30頭中23頭を占めます。前走欧州のG1で好走していた馬が候補になりそうです。前走がG1以外だった7頭中6頭は、前走のレースで優勝（残る1頭は前走2着）していました。

日本調教馬の成績

※ギャロップダイナとタイキシャトルの馬齢は、現在の馬齢表記に直したものです。

過去10年では日本調教馬の出走が無いものの、遡ると1998年にタイキシャトルが出走して優勝しています。ローテは、4頭ともに前走安田記念に出走していました。今年出走予定の日本調教馬バスラットレオンは、前走サセックスステークスに出走しています。近年は、前走サセックスステークス出走馬の活躍が多い傾向にありますし、チャンスはあるかもしれません。

予想

以下、簡単な考察と予想です。イギリス、アイルランドの人気実績馬を中心に選びました。

前走セントジェームズパレスS優勝。団子状態の好位の内から直線抜け出すレース運びでした。今回、前に行く馬が何頭かいるメンバー構成ですし、展開面の恩恵もあるかもしれません。連勝の勢いにも期待して、本命評価にしました。

前走ファルマスS2着。直線、優勝馬プロスパラスヴォイッジに並ばれてから伸びを欠いていました。そう考えると、楽勝した2走前のように、もう一列後ろで進めることになるかもしれません。マイルG1ではトップクラスの馬だと思うので、順当なら勝ち負けがあっても良さそうです。

前走ファルマスS1着。前走は前にいたインスパイラルを目標に上手く差し切ったという印象を受けました。ハマった感があったので、インスパイラルより下の評価にしています。直線競馬の実績に期待して…。

データ傾向からは買い難い5歳馬ですが、人気が落ち着きそうなので、紐荒れに期待して押さえました。昨年と同じクイーンアンS→ミンストレルS→サセックスS→ジャックルマロワ賞というローテ。大きく力を落とした印象もないですし、昨年並みに走れば…。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、5着、6着でした。本命◎コロエバスは、5着でした。

上位人気馬を狙ったものの、紐荒れ決着…。エレヴァンは気になっていたのですが、ライトインファントリーは完全にスルーしていました。

差し勢が伸びて来て上位争いすることになりました。優勝はインスパイラル。この路線では、一枚上の強さという感じでした。2〜3着争いに穴馬2頭。消せる材料があった馬ではありませんが、個人的にはインスパイラル頭の全流しでもしないと、2〜3着の2頭をセットで拾うのは難しいと感じます。難解なレースだったと思います。