日程 | 2018年9月17日(月曜) |
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開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 馬齢(牡56kg) |
出走数 | 15頭 |
天気 | 弱雨(ヤフー天気) |
セントライト記念2018
菊花賞トライアル「セントライト記念2018」です。3着馬までに、G1菊花賞2018の優先出走権が与えられます。ただトライアルレースとしては、神戸新聞杯の方が菊花賞に直結している為、本番での評価が難しいレースともいえます。
一方、過去の上位馬の中には、キタサンブラックをはじめ、スクリーンヒーロー(ジャパンカップ2008)、ナカヤマフェスタ(宝塚記念2010)、サダムパテック(マイルチャンピオンシップ2012)、トーセンラー(マイルチャンピオンシップ2013)、フェノーメノ(天皇賞春2013&2014)など、後のG1馬が多数。出世レースといえるかもしれません。
過去10年のセントライト記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。この2回を除くと、順当な決着となる傾向にあります。特に直近2年は、1~3番人気で決着しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 590円 | 1,150円 | 7,230円 |
2016 | 390円 | 770円 | 1,820円 |
2015 | 13,320円 | 125,690円 | 618,050円 |
2014 | 250円 | 2,250円 | 4,490円 |
2013 | 2,720円 | 8,670円 | 40,970円 |
2012 | 9,100円 | 26,910円 | 137,500円 |
2011 | 4,970円 | 5,250円 | 56,160円 |
2010 | 2,040円 | 3,110円 | 19,020円 |
2009 | 2,380円 | 17,680円 | 78,230円 |
2008 | 3,190円 | 10,320円 | 65,060円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2014年は、新潟競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 5 | ミッキースワロー | 2 | いわき特別(1000万) 3着(0.0) | 1 |
2 | 7 | アルアイン | 1 | 日本ダービー(G1) 5着(0.3) | 4 | |
3 | 2 | サトノクロニクル | 3 | ラジオNIKKEI賞(G3) 6着(0.7) | 1 | |
2016良 | 1 | 4 | ディーマジェスティ | 1 | 日本ダービー(G1) 3着(0.1) | 1 |
2 | 10 | ゼーヴィント | 2 | ラジオNIKKEI賞(G3) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 9 | プロディガルサン | 3 | 日本ダービー(G1) 10着(0.9) | 11 | |
2015良 | 1 | 13 | キタサンブラック | 6 | 日本ダービー(G1) 14着(2.3) | 6 |
2 | 4 | ミュゼエイリアン | 9 | 日本ダービー(G1) 10着(1.4) | 10 | |
3 | 2 | ジュンツバサ | 10 | 500万(東京芝1800m) 1着(-0.2) | 3 | |
2014良新潟 | 1 | 5 | イスラボニータ | 1 | 日本ダービー(G1) 2着(0.1) | 1 |
2 | 16 | トゥザワールド | 2 | 日本ダービー(G1) 5着(0.4) | 2 | |
3 | 14 | タガノグランパ | 10 | 日本ダービー(G1) 4着(0.3) | 16 | |
2013良 | 1 | 3 | ユールシンギング | 3 | 500万(新潟芝1800m) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 8 | ダービーフィズ | 5 | 信濃川特別(1000万) 4着(0.5) | 4 | |
3 | 9 | アドマイヤスピカ | 6 | 青葉賞(G2) 7着(0.6) | 5 | |
2012良 | 1 | 12 | フェノーメノ | 1 | 日本ダービー(G1) 2着(0.0) | 5 |
2 | 2 | スカイディグニティ | 14 | 阿賀野川特別(1000万) 6着(0.8) | 2 | |
3 | 15 | ダノンジェラート | 4 | 500万(札幌芝1800m) 1着(-0.3) | 1 | |
2011良 | 1 | 11 | フェイトフルウォー | 6 | 日本ダービー(G1) 13着(2.7) | 13 |
2 | 2 | トーセンラー | 3 | 日本ダービー(G1) 11着(2.5) | 7 | |
3 | 14 | サダムパテック | 1 | 日本ダービー(G1) 7着(2.3) | 2 | |
2010良 | 1 | 13 | クォークスター | 4 | ラジオNIKKEI賞(G3) 2着(0.0) | 2 |
2 | 15 | ヤマニンエルブ | 3 | 阿賀野川特別(1000万) 1着(-1.1) | 3 | |
3 | 2 | アロマカフェ | 2 | ラジオNIKKEI賞(G3) 1着(-0.0) | 3 | |
2009良 | 1 | 17 | ナカヤマフェスタ | 2 | 日本ダービー(G1) 4着(0.8) | 9 |
2 | 11 | セイクリッドバレー | 4 | 信濃川特別(1000万) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 14 | フォゲッタブル | 7 | 阿賀野川特別(1000万) 2着(0.8) | 6 | |
2008稍重 | 1 | 6 | ダイワワイルドボア | 9 | 阿賀野川特別(1000万) 3着(0.6) | 3 |
2 | 16 | マイネルチャールズ | 1 | 札幌記念(G2) 6着(0.9) | 2 | |
3 | 15 | ノットアローン | 5 | ラジオNIKKEI賞(G3) 2着(0.0) | 6 |
過去10年のセントライト記念3着以内30頭中13頭を占めます。特に近年は好走例が多く、直近4年では3着以内12頭中8頭に及びます。
過去10年のセントライト記念3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち7頭が新潟の芝レースに出走していました。
過去10年のセントライト記念3着以内30頭中9頭を占めます。近年では、新潟開催だった2014年を除くと、5年連続で馬券圏内に好走しています。
- 2017年1着ミッキースワロー(前走福島芝1800m)
- 2017年3着サトノクロニクル(前走福島芝1800m)
- 2016年2着ゼーヴィント(前走福島芝1800m)
- 2015年3着ジュンツバサ(前走東京芝1800m)
- 2013年1着ユールシンギング(前走新潟芝1800m)
- 2012年3着ダノンジェラート(前走札幌芝1800m)
予想
前走ダービー2018出走馬と夏の条件クラスを使ってきた馬が交わるセントライト記念2018。力関係や評価が難しい一戦です。ただ近年は、順当な決着となる年が多いため、上位人気馬が馬券候補になりそうですが、どうなるでしょうか…。
以下、簡単な考察です。仮にレイエンダが人気に応えることになったとしても、上位陣には何が来てもおかしくないようなメンバー。難しいレースですね。
全兄はダービー馬レイデオロ。3戦連続、1番人気を背負って完勝(上がり最速)でした。全く底を見せていません。父キングカメハメハ&母父シンボリクリスエスの血統から菊花賞のイメージがわきませんが、ここで結果を残すようなら楽しみが大きいですね。
前走日本ダービー2018では、16番人気から3着に好走。直線では、エポカドーロ(皐月賞2018優勝)&優勝馬ワグネリアンと並んでの叩き合いでした。かなり強い相手に、下位人気馬とは思えないほどの力強い粘りを見せていました。ダービーの内容だけ見れば、ここでは格上と言って良いかもしれません。
皐月賞2018の3着馬。京成杯からの直行パターンで皐月賞で好走したのは、後のダービー馬エイシンフラッシュのみ。そう考えると、能力の高さを感じる3着と言えるかもしれません。中山コースの相性の良さ(2-0-1-0)に期待して。
過去、わりと好走例が多い前走阿賀野川特別出走馬。人気薄になると思いますし、オッズ的な魅力はありそうですね。直近2戦は、かなり速い時計の決着でした。先週の中山のような速い時計が出る馬場にも十分に対応できそうです。今回、前に行きたい馬が何頭かいるので、前がやり合えば展開が向くかもしれませんね。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、7着、14着でした。本命◎レイエンダは、2着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 4 | ジェネラーレウーノ | 4 | 日本ダービー(G1) 16着(1.7) | 8 |
2 | 15 | レイエンダ | 1 | 松前特別(1000万) 1着(-0.3) | 1 |
3 | 2 | グレイル | 6 | 日本ダービー(G1) 14着(1.0) | 9 |
大きな波乱は無く、ほぼ例年通りという決着。完全スルーのグレイルが3着に入り、馬券はダメでした。
レースは、タニノフランケルがそのまま残るんじゃないかという大逃げ。最後垂れると思っていたのか、直線だけで間に合うと思っていたのか、タニノフランケルを捕まえに行かなかった後続勢の判断が冴えていたと言うべきでしょうか。
対抗コズミックフォースは、ダービーのときのような粘りは無く、ゴール手前でズルズル後退。東京コースでは強いレースを見せているだけに、中山がベストではないのかもしれません。押さえていたダブルフラットは、直線手前で既に手応えが無く、残りを流しているかのようなレースでした。重賞では足りないような印象でした。