日程 | 2018年8月19日(日曜日) |
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開催 | 札幌競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
札幌記念2018
サマー2000シリーズ第4戦「札幌記念2018」です。サマー2000チャンピオンを目指す馬のほか、秋のG1戦線を見据えて出走する馬が集まるため、例年ハイレベルなメンバーが揃う重賞となっています。
過去10年の札幌記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。サマーシリーズの中では珍しく定量戦で行われるため、硬めの決着が続いていましたが、昨年と2015年で3連単20万馬券の高配当が出ています。この傾向が続くようであれば、2018年も波乱含みのレースになるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 37,670円 | 26,730円 | 201,410円 |
2016 | 1,330円 | 3,380円 | 22,060円 |
2015 | 14,080円 | 33,670円 | 233,540円 |
2014 | 400円 | 5,310円 | 19,780円 |
2013 | 4,230円 | 20,460円 | 71,870円 |
2012 | 960円 | 1,250円 | 10,590円 |
2011 | 1,580円 | 3,590円 | 18,510円 |
2010 | 1,610円 | 9,560円 | 39,100円 |
2009 | 1,600円 | 4,050円 | 37,460円 |
2008 | 1,520円 | 2,110円 | 18,640円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2013年は、函館で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 1 | 牡6 | サクラアンプルール | 6 | 函館記念(G3) 9着(0.8) | 8 |
2 | 2 | 牡8 | ナリタハリケーン | 12 | 函館記念(G3) 7着(0.4) | 12 | |
3 | 3 | 牡5 | ヤマカツエース | 1 | 大阪杯(G1) 3着(0.2) | 4 | |
2016稍重 | 1 | 13 | 牡5 | ネオリアリズム | 5 | 函館記念(G3) 6着(0.9) | 4 |
2 | 15 | 牡5 | モーリス | 1 | 安田記念(G1) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 2 | 牡3 | レインボーライン | 4 | 日本ダービー(G1) 8着(0.7) | 12 | |
2015良 | 1 | 11 | 牡6 | ディサイファ | 5 | エプソムカップ(G3) 3着(0.1) | 4 |
2 | 5 | 牡7 | ヒットザターゲット | 8 | 目黒記念(G2) 1着(-0.2) | 11 | |
3 | 4 | 牡5 | ダービーフィズ | 4 | 函館記念(G3) 1着(-0.0) | 3 | |
2014良 | 1 | 8 | 牝3 | ハープスター | 2 | オークス(G1) 2着(0.0) | 1 |
2 | 5 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 宝塚記念(G1) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 10 | 牝6 | ホエールキャプチャ | 7 | 安田記念(G1) 15着(1.9) | 7 | |
2013重函館 | 1 | 14 | 牡4 | トウケイヘイロー | 2 | 函館記念(G3) 1着(-0.3) | 3 |
2 | 15 | 牡6 | アスカクリチャン | 8 | 函館記念(G3) 3着(0.3) | 8 | |
3 | 8 | 牡4 | アンコイルド | 14 | 函館記念(G3) 2着(0.3) | 7 | |
2012良 | 1 | 5 | 牝6 | フミノイマージン | 4 | クイーンステークス(G3) 8着(0.5) | 5 |
2 | 4 | 牡5 | ダークシャドウ | 1 | Dubai Duty Free(G1) 9着 | ||
3 | 3 | 牡5 | ヒルノダムール | 2 | 天皇賞春(G1) 11着(1.8) | 5 | |
2011良 | 1 | 13 | 牡5 | トーセンジョーダン | 1 | 宝塚記念(G1) 9着(1.1) | 9 |
2 | 2 | 牡8 | アクシオン | 5 | 函館記念(G3) 3着(0.3) | 7 | |
3 | 8 | 牝5 | レッドディザイア | 2 | 有馬記念(G1) 14着(1.4) | 11 | |
2010良 | 1 | 6 | 牡5 | アーネストリー | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.2) | 3 |
2 | 10 | 牡4 | ロジユニヴァース | 5 | 宝塚記念(G1) 13着(1.2) | 5 | |
3 | 5 | 牡7 | アクシオン | 7 | 宝塚記念(G1) 15着(1.5) | 10 | |
2009良 | 1 | 3 | 牡4 | ヤマニンキングリー | 7 | 中京記念(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 11 | 牝3 | ブエナビスタ | 1 | オークス(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 4 | 牡7 | サクラオリオン | 4 | 函館記念(G3) 1着(-0.1) | 4 | |
2008良 | 1 | 5 | 牡4 | タスカータソルテ | 5 | 函館記念(G3) 7着(0.4) | 8 |
2 | 4 | 牡5 | マツリダゴッホ | 1 | Queen Elizabeth II Cup(G1) 6着 | ||
3 | 3 | 牡5 | フィールドベアー | 3 | 函館記念(G3) 2着(0.0) | 1 |
過去10年の札幌記念3着以内30頭中15頭を占めます。前走G1レースから優勝した3頭は、いずれも人気馬もしくは3歳馬でした。
- 2014年1着ハープスター(3歳馬、2番人気)
- 2011年1着トーセンジョーダン(1番人気)
- 2010年1着アーネストリー(1番人気)
前走G1レースや函館記念を中心に、過去10年の札幌記念3着以内30頭中30頭を占めます。前走条件クラスやオープン特別に出走していた馬の好走はありません。そのほか、前走二桁着順だった5頭すべてが前走G1レースに出走していました。
過去10年の札幌記念3着以内では、1番人気の信頼は高いといえそうです。一方、3番人気が崩れるケースが多く、3番人気は、2008年3着フィールドベアーのみとなっています。
- 1番人気(2-5-1-2)複勝率80%
- 2番人気(2-0-2-6)複勝率40%
- 3番人気(0-0-1-9)複勝率10%
そのほか、毎年穴馬(特に5~8番人気あたり)が好走しています。
予想
今年の札幌記念2018は、G1レースの好走歴がある馬を中心に、層の厚いメンバーが揃いました。休養明けとなる馬も多く、実績馬の取捨が馬券のポイントになるでしょうか。秋のG1戦線を見据えて出走する馬が多いと思うので、人気を裏切る可能性も十分にありそうです…。
以下、簡単な考察と予想です。やや波乱気味の予想になりました。休養明けのG1馬(マカヒキ、モズカッチャン、ネオリアリズム)を軽視したものの、この3頭で決まってもおかしくないほどの混戦だと思います。
前走安田記念2018で上位争いをしたメンバーを見る限り、ここでは能力上位と言っても良さそうです。あとは2000m戦だけがポイントになるでしょうか。小回りコースですし、何とか対応できれば…。
例年、追い込み馬が上位に突っ込んで来る札幌記念。今年は、前に行きたい馬が何頭かいるため、前が流れることになるかもしれません。前走G1大阪杯2018は、後方から外をまわしての直線一気で5着。優勝馬スワーヴリチャードが強すぎただけで、2着以下は位置取りの差のように見えました。末脚が活きる流れになれば、このメンバーでも崩れないのではないでしょうか。
好ローテの函館記念組。かなり層が薄いメンバーではありましたが、休養明けの前走函館記念2018で2着に好走しました。トップハンデだったことを考えれば、力を示した一戦だったと思います。穴をあける傾向にある函館記念組に期待して…。
好ローテの函館記念組。前走函館記念2018は、後方から外をぶん回しての追い込みで、よく5着まで詰めてきたと思ってしまうほどの末脚でした。今回は、前が流れそうなメンバー構成ですし、前走よりは展開が向くかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、6着、12着、13着でした。本命◎サングレーザーは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | 牡4 | サングレーザー | 2 | 安田記念(G1) 5着(0.2) | 3 |
2 | 5 | 牡5 | マカヒキ | 1 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 6 |
3 | 15 | 牝4 | モズカッチャン | 4 | ドバイシーマクラシック(G1) 6着 | 4 |
人気のG1実績馬で決着。押さえた穴馬は、良いところなく…。
想定通り前が流れる展開でした。稍重の洋芝としては、ハイペース(1000m59.1秒)だったかもしれません。前が潰れて、上手く脚を溜めていた馬が突っ込んでくる流れでした。
優勝したサングレーザー。最後の最後までインで脚を溜める競馬。包まれるようなシーンがありながらも、きっちり抜け出しての優勝でした。これは秋G1に期待できそうですね。
2着馬マカヒキは、骨折休養明けということもあり手が出せず。3着モズカッチャンは、休養明けに走るイメージが無くスルーしてました。