日程 | 2017年10月7日(土曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
サウジアラビアロイヤルカップ2017
2歳重賞「 サウジアラビアロイヤルカップ2017 」です。2014年まで、いちょうステークスとして行われていたレース(2012年~2013年は芝1800m戦)が2014年から重賞に格上げ、2015年からサウジアラビアロイヤルカップに改称されました。
過去の上位馬を見る限りは、出世レースという印象は無いものの、近年は、翌年のクラシックで活躍する馬を輩出しています。重賞化して未だ3年目ですから、今後有力馬が増えていく傾向にありそうです。
コース形態
過去10年のサウジアラビアロイヤルカップの配当を見ると、かなり硬い傾向のレースといえそうです。大波乱決着はなく、特に直近2年は3連複&3連単ともに低配当となっています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,090円 | 570円 | 5,040円 |
2015 | 930円 | 780円 | 7,220円 |
2014 | 2,100円 | 3,280円 | 22,600円 |
2013 | 2,090円 | 2,920円 | 18,280円 |
2012 | 450円 | 10,430円 | 44,490円 |
2011 | 510円 | 1,600円 | 3,720円 |
2010 | 640円 | 290円 | 2,300円 |
2009 | 760円 | 4,090円 | 19,980円 |
2008 | 2,830円 | 13,150円 | 75,030円 |
2007 | 1,260円 | 1,930円 | 18,560円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。現行のサウジアラビアロイヤルカップは2015年以降です。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016稍重 | 1 | 6 | ブレスジャーニー | 3 | 未勝利(東京芝1600m) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 7 | ダンビュライト | 2 | 新馬(中京芝1600m) 1着(-0.8) | 3 | |
3 | 3 | クライムメジャー | 1 | 新馬(中京芝1600m) 1着(-0.2) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | ブレイブスマッシュ | 4 | 未勝利(札幌芝1500m) 1着(-0.8) | 1 |
2 | 12 | イモータル | 1 | 新馬(新潟芝1800m) 1着(-0.8) | 1 | |
3 | 11 | アストラエンブレム | 2 | 未勝利(新潟芝1600m) 1着(-0.7) | 1 | |
2014良 | 1 | 6 | クラリティスカイ | 4 | 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 10 | ネオルミエール | 2 | 新馬(新潟芝1600m) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | ミッキーユニバース | 3 | 札幌2歳ステークス(G3) 7着(0.7) | 1 | |
2013良 | 1 | 2 | イスラボニータ | 3 | 新潟2歳ステークス(G3) 2着(0.5) | 4 |
2 | 5 | ウインフェニックス | 5 | 新潟2歳ステークス(G3) 4着(0.5) | 14 | |
3 | 4 | クラリティシチー | 2 | 新馬(新潟芝1800m) 1着(-0.2) | 3 | |
2012良 | 1 | 6 | フラムドグロワール | 2 | 芙蓉ステークス(OP) 2着(0.2) | 2 |
2 | 3 | サトノノブレス | 1 | 新馬(新潟芝1800m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 5 | コスモハヤブサ | 12 | アスター賞(500万) 5着(0.6) | 5 | |
2011不良 | 1 | 2 | アーデント | 1 | 未勝利(中山芝1800m) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 5 | ピタゴラスコンマ | 4 | 未勝利(中山芝1600m) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 7 | マイネルカーミン | 5 | 未勝利(中山芝1800m) 1着(-0.1) | 6 | |
2010良 | 1 | 6 | ロビンフット | 3 | コスモス賞(OP) 2着(0.1) | 1 |
2 | 1 | エーシンブラン | 2 | ききょうステークス(OP) 3着(0.4) | 1 | |
3 | 5 | ショウナンパルフェ | 1 | 未勝利(新潟芝1600m) 1着(-0.4) | 1 | |
2009良 | 1 | 12 | トーセンファントム | 3 | 新馬(阪神芝1600m) 1着(-0.1) | 3 |
2 | 15 | アーバンウィナー | 1 | 札幌2歳ステークス(G3) 3着(0.2) | 6 | |
3 | 9 | セイウンジャガーズ | 6 | 未勝利(札幌芝1500m) 1着(-0.1) | 1 | |
2008良 | 1 | 6 | ダノンカモン | 4 | 新馬(新潟芝1600m) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 12 | ケイアイライジン | 3 | 新馬(中山芝1800m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 10 | ダブルレインボー | 5 | 未勝利(札幌芝1500m) 1着(-0.3) | 1 | |
2007良 | 1 | 9 | アロマキャンドル(牝) | 4 | 未勝利(中山芝1600m) 1着(-0.5) | 6 |
2 | 10 | スマイルジャック | 1 | 芙蓉ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 6 | アポロドルチェ | 3 | 新馬(中山芝1200m) 1着(-0.6) | 1 |
人気
過去10年のサウジアラビアロイヤルカップ3着以内では、上位人気馬が結果を残す傾向にあります。3着以内30頭中28頭が1~5番人気馬となっています。
牝馬
過去10年のサウジアラビアロイヤルカップ3着以内では、以下の1頭のみで、劣勢な傾向にあります。
- 2007年1着アロマキャンドル
馬券予想
過去10年の傾向から「1~5番人気」「牝馬軽視」に注目です。
今年の サウジアラビアロイヤルカップ2017 は、抜けた馬が不在という感じがしますが、傾向から人気を集める馬に注目したいところです。前走新潟2歳ステークス2017で3着に好走したテンクウや札幌2歳ステークス2017で3着に好走したダブルシャープ(ホッカイドウ競馬所属)など、例年より少しメンバーが揃った印象です。近年は、前走未勝利戦や新馬戦を楽勝した馬の好走も多いので、カーボナードやシュバルツボンバー、ダノンプレミアムも気になるところです。
以下、簡単な考察と予想です。
前走新馬戦1着(阪神芝1800m)。荒削りな印象でしたが、直線残り200mを切ったあたりで鞭を合図に楽に抜け出し、そのまま圧勝しました。
現行のサウジアラビアロイヤルカップとなった2015年以降、前走着差を付けて新馬戦&未勝利戦を楽勝した馬が好走していますし、今年はダノンプレミアムがデータ傾向上の候補になるでしょうか。
前走新馬戦1着(東京芝1800m)。圧勝というわけではありませんでしたが、ノーステッキで余力を残したままの楽勝でした。伏兵なら…と思っていましたが、流石に人気を集めそうですね。
前走コスモス賞2017 1着。デビューから2戦2勝ですが、2戦とも2~3着の馬との力差が大きいという印象はありませんでした。ただ、1番人気+ルメール騎手+無敗馬+馬主と生産者を見ると、如何にも勝ち負けしそうな気がしてきます。ここは人気に抗わず、押さえておこうと思います。
前走札幌2歳ステークス2017 3着。1~2着馬と時計差のない3着。その後、2着ファストアプローチは芙蓉ステークス2017でも2着に好走しており、決して札幌2歳ステークス2017が弱いメンバーだったというわけでは無さそうです。2走前のクローバーステークス2017で破ったタワーオブロンドンは、その後、ききょうステークスを圧勝。直近2戦の内容から、ダブルシャープの能力の高さを伺えます。
本命視し辛い点は、東京競馬場での騎乗が恐らく初めて(騎乗予定は、土曜3Rと11Rのみ)になる石川倭ジョッキーとダブルシャープの長距離輸送でしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、6着、17着でした。本命◎ダノンプレミアムは1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 2 | ダノンプレミアム | 2 | 新馬戦(阪神芝1800m) 1着(-0.7) |
2 | 16 | ステルヴィオ | 1 | コスモス賞(OP) 1着(-0.0) |
3 | 13 | カーボナード | 6 | 未勝利戦(新潟芝1600m) 1着(-0.4) |
晩に録画を見ました。相手選びのセンスがなかったです。(;´・ω・`p
最初の1000mが58.3秒で、稍重馬場としては速い流れ。勝ち時計も1:33.0のレコード決着だったので、特殊な馬場だったかもしれません。
上位争いは、1~6番人気が占める結果。やはりサウジアラビアロイヤルカップは、荒れにくいレースです。結果はダノンプレミアムの優勝でしたが、2着ステルヴィオは、本当強かったです。上がり33.5秒。1頭だけ格が違うという印象の走りでした。
狙っていたスワーヴエドワードは、後方からそのまま後方を周ってきてゴールというよく分からない競馬。新馬戦は相手が弱かったということもあるかもしれませんが、全く違う印象の競馬でした。仕方ないですね。