秋華賞2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

秋華賞2017過去10年のデータと予想

日程 2017年10月15日(日曜日)
開催 京都競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳牝馬
斤量 馬齢
出走数 18頭
天気 弱雨(ヤフー天気)

秋華賞2017

3歳牝馬三冠、最後の一冠となるG1「秋華賞2017」です。秋華賞好走馬は、この後のエリザベス女王杯でも好走する例が多い傾向にあります。また、古馬になってからもG1戦線で活躍している馬が多く、今後のG1戦線を占う一戦と言えそうです。

コース形態

京都競馬場の芝コース

過去10年の秋華賞の配当で印象に残るのは、やはり2008年の1098万馬券でしょうか。この年は、桜花賞で700万馬券、オークス44万馬券と波乱の牝馬三冠でした。例外的な年と考えても良いと思います。ただ、長く硬い決着が多いレースでしたが、2013年以降、やや波乱傾向が出てきたように感じます。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 3,550円 20,940円 95,520円
2015 2,790円 22,790円 85,610円
2014 630円 1,940円 12,790円
2013 950円 50,030円 233,560円
2012 250円 1,990円 3,660円
2011 3,100円 1,720円 12,680円
2010 1,420円 3,250円 12,550円
2009 1,340円 640円 4,640円
2008 23,080円 1,869,680円 10,982,020円
2007 5,880円 4,640円 37,630円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

秋華賞2017
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2016 1 7 ヴィブロス 3 紫苑ステークス(G3) 2着(0.4) 3
2 3 パールコード 4 紫苑ステークス(G3) 5着(1.1) 2
3 15 カイザーバル 8 ローズステークス(G2) 3着(0.1) 6
2015 1 18 ミッキークイーン 1 ローズステークス(G2) 2着(0.2) 1
2 9 クイーンズリング 5 ローズステークス(G2) 5着(0.9) 5
3 6 マキシマムドパリ 8 甲武特別(500万) 1着(-0.3) 1
2014 1 6 ショウナンパンドラ 3 紫苑ステークス(OP) 2着(0.0) 1
2 4 ヌーヴォレコルト 1 ローズステークス(G2) 1着(-0.2) 2
3 12 タガノエトワール 4 ローズステークス(G2) 2着(0.2) 15
2013 1 16 メイショウマンボ 3 ローズステークス(G2) 4着(0.1) 4
2 1 スマートレイアー 2 夕月特別(1000万) 1着(-0.2) 1
3 13 リラコサージュ 15 ローズステークス(G2) 18着(2.9) 12
2012 1 14 ジェンティルドンナ 1 ローズステークス(G2) 1着(-0.2) 1
2 1 ヴィルシーナ 2 ローズステークス(G2) 2着(0.2) 2
3 2 アロマティコ 6 ムーンライトハンデキャップ(1600万) 3着(0.0) 1
2011稍重 1 4 アヴェンチュラ 2 クイーンステークス(G3) 1着(-0.0) 1
2 1 キョウワジャンヌ 7 ローズステークス(G2) 3着(0.1) 7
3 12 ホエールキャプチャ 1 ローズステークス(G2) 1着(-0.0) 1
2010 1 15 アパパネ 1 ローズステークス(G2) 4着(0.2) 1
2 10 アニメイトバイオ 6 ローズステークス(G2) 1着(-0.0) 4
3 4 アプリコットフィズ 2 クイーンステークス(G3) 1着(-0.2) 2
2009 1 5 レッドディザイア 2 ローズステークス(G2) 2着(0.0) 1
2 12 ブロードストリート 3 ローズステークス(G2) 1着(-0.0) 5
3 3 ブエナビスタ 1 札幌記念(G2) 2着(0.0) 1
2008 1 4 ブラックエンブレム 11 ローズステークス(G2) 15着(2.1) 4
2 1 ムードインディゴ 8 ローズステークス(G2) 2着(0.0) 9
3 15 プロヴィナージュ 16 シリウスステークス(G3) 16着(2.8) 11
2007 1 13 ダイワスカーレット 2 ローズステークス(G2) 1着(-0.1) 1
2 17 レインダンス 7 ローズステークス(G2) 3着(0.2) 3
3 16 ウオッカ 1 宝塚記念(G1) 8着(1.6) 1

前走ローズステークス

過去10年の秋華賞3着以内30頭中19頭を占めます。例年2頭が馬券圏内に来ていましたが、昨年は重賞化した紫苑ステークス組のワンツーフィニッシュとなっており、ローズステークス組は1頭(カイザーバル)となりました。

昨年を除くと、3着以内はローズステークス組から2頭&その他のローテから1頭という組み合わせが続いていました。

前走紫苑ステークス

過去10年の秋華賞3着以内では、僅か3頭というローテですが、紫苑ステークスが重賞化した昨年は、紫苑ステークス組が秋華賞ワンツーフィニッシュという結果を残しています。今年も秋華賞で結果を残すようであれば、今後注目のローテになっていくでしょうか。

前走5着以内

過去10年の秋華賞3着以内30頭中26頭を占めます。前走6着以下だった4頭中2頭1098万馬券が炸裂した2008年、残る1頭前走宝塚記念のウォッカだったことを考えると、大敗からの巻き返しがあまりないレースといえるかもしれません。

  • 2013年3着リラコサージュ(前走ローズステークス2013 18着)
  • 2008年1着ブラックエンブレム(前走ローズステークス2008 15着)
  • 2008年3着プロヴィナージュ(前走シリウスステークス2008 16着)
  • 2007年3着ウオッカ(前走宝塚記念2007 8着)

馬券予想

過去10年の傾向から「前走ローズステークス」「前走紫苑ステークス」「前走5着以内」に注目です。

この世代のトップだと思われていたソウルスターリングが毎日王冠2017に進み、アドマイヤミヤビは屈腱炎で引退となりました。今年の秋華賞2017は、かなりの混戦になると思います。春の重賞で活躍した馬のほか、前哨戦で好走した馬を中心に、層が厚いメンバー構成だと思います。

以下、簡単な考察と予想です。

アエロリットを中心に、好走例の多いローズステークス組&紫苑ステークス組を押さえました。硬めの予想です。
◎①アエロリット

前走クイーンステークス2017 1着。古馬相手馬体重プラス18kgで余裕の逃げ切り勝ち。1頭だけクラスが上という内容でした。更なる上積みと成長を期待できると感じました。あとは、芝2000m戦への対応だけでしょうか。こればかりは、走ってみないと分からないところですね。

○⑯ファンディーナ

8枠16番は買い難いですね。内で揉まれる心配よりも、外の方が良いタイプかもしれませんが…。

前走ローズステークス2017 6着。最初の1000mが58.6秒という速い流れ。逃げたカワキタエンカを除くと、最後は、ギリギリで外からの追い込みが決まりました。直線で早めに出していったファンディーナやモズカッチャンには厳しかったように思います。

前走はプラス22kgという緩い印象。データ傾向からは、前走6着馬は買いにくいところですが、ひと叩きした今回見直したいですね。

▲⑭ディアドラ

前走紫苑ステークス2017 1着。中山芝2000mコースを後方から大外をぶん回しての差し切り勝ち。勝利ジョッキーインタビューで岩田ジョッキーが「着差以上に強い内容だった。」という旨を言っていました。

狙い時が難しいハービンジャー産というのは、取捨に悩む要素ですが、オークス2017でもアドマイヤミヤビやリスグラシューと差のない競馬をしていることから、ここでは上位争い濃厚という感じがします。

△⑦リスグラシュー

前走ローズステークス2017 3着。カワキタエンカが作った速い流れ(最初の1000mが58.6秒)が向いたという印象でした。ただ、距離や相手を問わず、大きく崩れていないのは魅力です。混戦の今回こそ、安定感のある走りに期待したいです。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、7着、13着でした。本命◎アエロリットは7着でした。

秋華賞2017
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 14 ディアドラ 3 紫苑ステークス(G3) 1着(-0.0)
2 7 リスグラシュー 4 ローズステークス(G2) 3着(0.3)
3 4 モズカッチャン 5 ローズステークス(G2) 7着(0.7)

晩に録画を見ましたが、カスリもせずでした。

逃げるカワキタエンカ、その後ろアエロリット、殆ど想定通りの展開。重馬場で最初の1000mが59.1秒という速いペースということもあり、前に行った2頭は潰れてしまいました。結果、差し追い込みが決まる決着でした。

アエロリットは、行きたがっていた為、力んで走っていたようで、恐らく2000mはギリギリという距離だったようです。もう少し短い距離がベストのようです。

優勝したディアドラはかなり強かったですね。後方からの競馬でしたが、道中スムーズにインコースに入れ脚を溜め、直線出してまとめて差し切りました。ルメール騎手の手腕もあったと思いますが、1頭だけ格上というような勝ちっぷりでした。1着ディアドラと3着モズカッチャンがともにハービンジャー産で、このタフな馬場を苦にしなかった印象でした。

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