日程 | 2019年10月13日(日曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳牝馬 |
斤量 | 馬齢(55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
秋華賞2019
3歳牝馬三冠の最終戦、G1秋華賞2019です。秋華賞好走馬は、この後のエリザベス女王杯でも好走する年が多く、2戦セットで注目したいレースになると思います。
配当
過去10年の秋華賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えが1回のみです。データ外になりますが、2008年に1098万馬券の大波乱があったものの、近年は大きな波乱がありません。ただ人気馬が崩れる年も多いため、馬券は難解な傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 880円 | 2,360円 | 5,600円 |
2017 | 1,510円 | 3,180円 | 14,760円 |
2016 | 3,550円 | 20,940円 | 95,520円 |
2015 | 2,790円 | 22,790円 | 85,610円 |
2014 | 630円 | 1,940円 | 12,790円 |
2013 | 950円 | 50,030円 | 233,560円 |
2012 | 250円 | 1,990円 | 3,660円 |
2011 | 3,100円 | 1,720円 | 12,680円 |
2010 | 1,420円 | 3,250円 | 12,550円 |
2009 | 1,340円 | 640円 | 4,640円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 11 | アーモンドアイ | 1 | オークス(G1) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 13 | ミッキーチャーム | 5 | 藻岩山特別(1000万) 1着(-0.6) | 1 | |
3 | 2 | カンタービレ | 3 | ローズステークス(G2) 1着(-0.2) | 5 | |
2017重 | 1 | 14 | ディアドラ | 3 | 紫苑ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 7 | リスグラシュー | 4 | ローズステークス(G2) 3着(0.3) | 3 | |
3 | 4 | モズカッチャン | 5 | ローズステークス(G2) 7着(0.7) | 2 | |
2016良 | 1 | 7 | ヴィブロス | 3 | 紫苑ステークス(G3) 2着(0.4) | 3 |
2 | 3 | パールコード | 4 | 紫苑ステークス(G3) 5着(1.1) | 2 | |
3 | 15 | カイザーバル | 8 | ローズステークス(G2) 3着(0.1) | 6 | |
2015良 | 1 | 18 | ミッキークイーン | 1 | ローズステークス(G2) 2着(0.2) | 1 |
2 | 9 | クイーンズリング | 5 | ローズステークス(G2) 5着(0.9) | 5 | |
3 | 6 | マキシマムドパリ | 8 | 甲武特別(500万) 1着(-0.3) | 1 | |
2014良 | 1 | 6 | ショウナンパンドラ | 3 | 紫苑ステークス(OP) 2着(0.0) | 1 |
2 | 4 | ヌーヴォレコルト | 1 | ローズステークス(G2) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 12 | タガノエトワール | 4 | ローズステークス(G2) 2着(0.2) | 15 | |
2013良 | 1 | 16 | メイショウマンボ | 3 | ローズステークス(G2) 4着(0.1) | 4 |
2 | 1 | スマートレイアー | 2 | 夕月特別(1000万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 13 | リラコサージュ | 15 | ローズステークス(G2) 18着(2.9) | 12 | |
2012良 | 1 | 14 | ジェンティルドンナ | 1 | ローズステークス(G2) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 1 | ヴィルシーナ | 2 | ローズステークス(G2) 2着(0.2) | 2 | |
3 | 2 | アロマティコ | 6 | ムーンライトハンデキャップ(1600万) 3着(0.0) | 1 | |
2011稍重 | 1 | 4 | アヴェンチュラ | 2 | クイーンステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 1 | キョウワジャンヌ | 7 | ローズステークス(G2) 3着(0.1) | 7 | |
3 | 12 | ホエールキャプチャ | 1 | ローズステークス(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
2010良 | 1 | 15 | アパパネ | 1 | ローズステークス(G2) 4着(0.2) | 1 |
2 | 10 | アニメイトバイオ | 6 | ローズステークス(G2) 1着(-0.0) | 4 | |
3 | 4 | アプリコットフィズ | 2 | クイーンステークス(G3) 1着(-0.2) | 2 | |
2009良 | 1 | 5 | レッドディザイア | 2 | ローズステークス(G2) 2着(0.0) | 1 |
2 | 12 | ブロードストリート | 3 | ローズステークス(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 3 | ブエナビスタ | 1 | 札幌記念(G2) 2着(0.0) | 1 |
過去10年の秋華賞3着以内30頭中18頭を占めます。馬券圏内に来なかった年は無く、例年1~2頭が馬券圏内に好走している主要ローテです。
過去3年の秋華賞3着以内9頭中3頭を占めます。重賞化した2016年以降、注目のローテといえそうです。昨年は紫苑ステークス1~2着馬の出走がありませんでした。
過去10年の秋華賞では、毎年1頭ほどが馬券圏内に好走しています。穴馬や伏兵の好走例も目立ちます。
過去10年の秋華賞3着以内30頭中24頭を占めます。前走4着以下の6頭中5頭がローズステークス組でした。前走二桁着順は1頭のみで、前走崩れた馬は買い難い傾向にありそうです。
予想
ほぼ例年並みのメンバー構成という印象の秋華賞2019。オークス馬ラヴズオンリーユー、桜花賞馬グランアレグリアが不在ですが、この2頭と好勝負を演じてきた馬が集まりました。
今年も過去データからローズステークス組や紫苑ステークス組が上位争いの候補になるでしょうか。ただオークスから直行のクロノジェネシスや前走2勝クラス優勝馬など、上位争いに加わってもおかしくない実力馬も多く、予想難解なレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。日曜は天気が回復するようですが、土曜の雨(台風)の影響は気になりますね…。力のいる馬場になるとは思うので、馬場適性も求められるレースになるかもしれません。
前走紫苑ステークスを完勝。戸崎騎手の勝利ジョッキーインタビューで「終始、手応えが良かった」ということを言っていました。夏を超えて、だいぶ力を付けてそうです。あとは、桜花賞~オークスを使ってきている馬との力関係だけだと思いますが、前走カレンブーケドールを抑えて勝ち切っていますし、あまり気にしないで良いかもしれません。この外枠をこなすことが出来れば…。
マイル戦の桜花賞でもかかっていたこともあり、2走前のオークスは距離不安があると考えていましたが、結果は5着に好走。改めてポテンシャルの高さを感じるレースだったと思います。前走ローズステークスは、前が残る中、後ろからまとめて差し切る強い内容。タフな馬場は未知数ですが、好ローテと大崩れの無い安定感は魅力です。
好走例の多いローズステークス組。デビュー以降、勝ち切れてないのは気がかりですが、戦ってきた相手を考えれば、上位争いの候補と言っても良さそうです。レコード決着となったローズステークスから一転、台風の影響で力のいる馬場になると思うので、何か違った味が出れば一発あっても…。
カレンブーケドールと迷って、ブランノワールを押さえました。前走夕月特別(2勝クラス)を完勝。道中は好位の内で脚を溜め、直線抜け出してからは、余力を残したまま後続を突き放していました。力のいる馬場も対応できそうな母系ですし、紐荒れ期待の穴馬と考えれば、押さえて良いかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、5着、7着、8着、10着でした。本命◎パッシングスルーは、10着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | クロノジェネシス | 4 | オークス(G1) 3着(0.4) | 2 |
2 | 8 | カレンブーケドール | 2 | 紫苑ステークス(G3) 3着(0.1) | 1 |
3 | 14 | シゲルピンクダイヤ | 10 | ローズステークス(G2) 4着(0.2) | 4 |
晩に録画を見ましたが、かすりもせず…でした。
昨日まで不良馬場だった京都は、稍重まで回復。それでも力のいる馬場だったと思います。この馬場で最初の1000mが58.3秒だったことを考えれば、速い流れでした。印をつけた4頭はともに先団グループ。案の定、先行勢が潰れて差し馬のワンツーフィニッシュ。3着には追い込み馬が突っ込んで来るレースとなりました。
結果的に、オークス2~3着馬の勝ち負けで、実力馬が力を示した格好だったと思います。後方から追い込んで来た3着シゲルピンクダイヤ。ダイワメジャー産ということもあり、1800m以上の重賞では軽視しているため、手が出せず…。好走例の多いローズステークス組ですが、なかなか押さえることが難しい馬だったと思います。