天皇賞春2022過去データと予想 | 深く考えない競馬

天皇賞春2022過去データと予想

日程 2022年5月1日(日曜)
開催 阪神競馬場11R
距離 芝3200m
格付け G1
条件 4歳以上
斤量 定量(牡58kg)
出走数 18頭
天気 曇り(ヤフー天気)
クッション値 9.1(1日)

天皇賞春2022

長距離G1、天皇賞春2022です。近年は層が薄いメンバー構成になる傾向にあるレースですが、過去の優勝馬を見ると、数々の名馬が名を連ねる伝統の一戦です。※昨年に続いて、京都競馬場の整備工事の影響で阪神競馬場の芝3200mコースで開催されます。他のレースでは、ほぼ使用されない珍しいコースです。

阪神競馬場の芝3200mコース

阪神競馬場の芝3200mコース

配当

過去10年の天皇賞春の配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回あります。近年は比較的順当な決着が続いていますが、以前は波乱決着が多いレースでした。3連複は、過去7回で万馬券が出ているので、波乱含みの一戦といって良いかもしれません。

年度 馬連 3連複 3連単
2021 940円 2,040円 11,490円
2020 5,770円 13,500円 55,200円
2019 1,780円 16,410円 49,110円
2018 1,030円 2,060円 11,650円
2017 1,040円 610円 3,780円
2016 20,160円 32,350円 242,730円
2015 6,060円 57,160円 236,300円
2014 2,080円 38,790円 211,180円
2013 3,190円 21,880円 111,830円
2012 61,570円 97,140円 1,452,520円

では過去10年の天皇賞春で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

天皇賞春2022過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。赤色は、イギリス調教馬です。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
2021阪神 1 1 牡5 ワールドプレミア 3 日経賞(G2) 3着(0.1) 2
2 12 牡4 ディープボンド 1 阪神大賞典(G2) 1着(-0.9) 3
3 3 牝5 カレンブーケドール 4 日経賞(G2) 2着(0.1) 1
2020 1 14 牡5 フィエールマン 1 有馬記念(G1) 4着(1.1) 6
2 6 牡6 スティッフェリオ 11 日経賞(G2) 3着(0.2) 9
3 5 牡6 ミッキースワロー 4 日経賞(G2) 1着(-0.2) 1
2019 1 10 牡4 フィエールマン 1 アメリカジョッキークラブカップ(G2) 2着(0.0) 1
2 7 牡4 グローリーヴェイズ 6 日経新春杯(G2) 1着(-0.1) 1
3 8 牡7 パフォーマプロミス 8 京都記念(G2) 4着(0.1) 4
2018 1 12 牡5 レインボーライン 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 3
2 11 牡6 シュヴァルグラン 1 大阪杯(G1) 13着(1.5) 4
3 8 牡4 クリンチャー 4 阪神大賞典(G2) 3着(0.4) 1
2017 1 3 牡5 キタサンブラック 1 大阪杯(G1) 1着(-0.1) 1
2 6 牡5 シュヴァルグラン 4 阪神大賞典(G2) 2着(0.2) 2
3 15 牡4 サトノダイヤモンド 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 1
2016 1 1 牡4 キタサンブラック 2 大阪杯(G2) 2着(0.0) 5
2 3 セ8 カレンミロティック 13 阪神大賞典(G2) 6着(1.1) 5
3 8 牡4 シュヴァルグラン 3 阪神大賞典(G2) 1着(-0.4) 1
2015 1 1 牡6 ゴールドシップ 2 阪神大賞典(G2) 1着(-0.2) 1
2 14 牡5 フェイムゲーム 7 ダイヤモンドステークス(G3) 1着(-0.3) 1
3 2 セ7 カレンミロティック 10 阪神大賞典(G2) 4着(0.9) 6
2014 1 7 牡5 フェノーメノ 4 日経賞(G2) 5着(0.5) 2
2 12 牡6 ウインバリアシオン 3 日経賞(G2) 1着(-0.3) 1
3 6 牡6 ホッコーブレーヴ 12 日経賞(G2) 2着(0.3) 10
2013 1 6 牡4 フェノーメノ 2 日経賞(G2) 1着(-0.2) 1
2 1 牡5 トーセンラー 3 京都記念(G2) 1着(-0.2) 6
3 13 セ7 レッドカドー 6 Dubai World Cup(G1) 2着
2012 1 1 牡5 ビートブラック 14 阪神大賞典(G2) 10着(4.0) 6
2 16 牡6 トーセンジョーダン 3 大阪杯(G2) 3着(0.3) 2
3 11 牡4 ウインバリアシオン 2 日経賞(G2) 2着(0.6) 2
1番人気

過去10年の天皇賞春では、不振傾向(3-2-0-5)にあります。直近5年連続で馬券圏内に好走していますが、以前は馬券圏外が続いていました。過去、ゴールドアクター、キズナ、ゴールドシップ、オルフェーヴルなどの1番人気馬も馬券圏外に沈んでいます。

前走阪神大賞典

過去10年の天皇賞春3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち7頭が阪神大賞典で3着以内に好走していました。残る3頭は、ともにG1レースで3着以内に好走した経験がある馬でした。

  • 2016年2着カレンミロティック(2014宝塚記念2着、2015天皇賞春3着)
  • 2015年3着カレンミロティック(2014宝塚記念2着)
  • 2012年1着ビートブラック(2010菊花賞3着)
前走日経賞

過去10年の天皇賞春3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち8頭が日経賞で3着以内に好走していました。残り1頭のフェノーメノ(2014年1着)は、前年度の天皇賞春優勝馬でした。

予想

天皇賞春2022は、主要ローテの阪神大賞典と日経賞の上位馬を中心に、ほぼ例年並みのメンバーが揃いました。過去データの傾向からは、阪神大賞典と日経賞出走馬が上位争いの候補になるでしょうか。ただ雨予報とタフな馬場に加えて、今年のG1は波乱が続いていますし、ノーマークの穴馬には注意が必要かもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。外枠の人気馬を中心に選びました。

◎18ディープボンド

過去好走例が多い前走阪神大賞典好走馬。前走は2着以下とは力の差がありそうな勝ちっぷりでした。大外枠が気になるところですが、昨年2着の実績にも期待して、本命評価にしました。

○17シルヴァーソニック

過去好走例が多い前走阪神大賞典好走馬。直近3戦の長距離戦で好走しているものの、長距離4戦目と考えると、きついかもしれません。今年のG1は波乱含みのレースが続いているので、好ローテの穴馬ということで狙いました。

▲16タイトルホルダー

過去好走例が多い前走日経賞好走馬。前走は直線詰められながらも、そこからさらに伸びての完勝でした。着差以上に強い内容だったと思います。直近3戦だけ見れば、勝ち負けがあっても良さそうですが…。

△11マイネルファンロン

ムラのある成績に加えて、G1では足りない印象を受けますが、紐荒れ期待で押さえました。長距離で新味が出れば…。

3連複4頭ボックス◎○▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、6着、競争中止でした。本命◎ディープボンドは、2着でした。

天皇賞春2022結果
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走 前走人気
1 16 牡4 タイトルホルダー 2 日経賞(G2) 1着(-0.1) 1
2 18 牡5 ディープボンド 1 阪神大賞典(G2) 1着(-0.1) 1
3 7 牡4 テーオーロイヤル 4 ダイヤモンドステークス(G3) 1着(-0.4) 2

上位人気決着。天皇賞春が荒れないレースになってきたのでしょうか。

想定通りタイトルホルダーの逃げ。他馬が競ることも無く、早めに捕まえに行くことも無かったので、そのまま逃げ切ることになりました。前走日経賞の方がきついレースをしていたかもしれません。菊花賞と同じ展開だけに、勝ってくれと言わんばかりのレースだったと思います。

本命ディープボンドは2着。最後の最後で力のあるところを見せたものの、直線だけでタイトルホルダーを捕まえるのは無理という印象でした。対抗シルヴァーソニックは、スタート直後に落馬…。もう一頭押さえていたマイネルファンロンが大穴だったので、スタート直後に馬券は終わった…と思ってしまいました。シルヴァーソニックは、そのまま2着の位置でゴールしていたため、ジョッキーのエスコートでどれぐらいのレースが出来ていたのかは気になります。

タイトルとURLをコピーしました