日程 | 2021年12月29日(水曜) |
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開催 | 大井競馬場9R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 15頭 |
天気 | 晴時々曇(ヤフー天気) |
東京大賞典2021
一年を締め括る一戦、東京大賞典2021です。2011年から国際G1に格付けされました。毎年、国内ダートのトップホースが揃い、ハイレベルなレースが繰り広げられています。
配当
過去10年の東京大賞典の配当を見ると、3連単数千円~1万円程度の決着が続いています。2019年こそ好配当が出ていますが、順当な決着が多いレースといえそうです。特に馬連や3連複は少点数で当てないと、トリガミもあるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 2,200円 | 4,010円 | 12,530円 |
2019 | 4,100円 | 7,550円 | 38,690円 |
2018 | 340円 | 250円 | 1,400円 |
2017 | 970円 | 690円 | 4,470円 |
2016 | 1,050円 | 590円 | 10,780円 |
2015 | 430円 | 2,920円 | 8,650円 |
2014 | 300円 | 4,310円 | 10,170円 |
2013 | 240円 | 160円 | 560円 |
2012 | 1,040円 | 390円 | 2,940円 |
2011 | 260円 | 1,080円 | 1,780円 |
では過去10年の東京大賞典で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020良 | 1 | 7 | 牡5 | オメガパフューム | 1 | JBCクラシック(Jpn1) 2着(0.5) | 2 |
2 | 14 | 牡4 | カジノフォンテン | 9 | 勝島王冠(大井ダ1800m) 1着(-0.4) | 4 | |
3 | 9 | セ8 | ウェスタールンド | 3 | 浦和記念(Jpn2) 3着(0.0) | 2 | |
2019稍重 | 1 | 9 | 牡4 | オメガパフューム | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 6着(0.7) | 4 |
2 | 10 | セ7 | ノンコノユメ | 5 | 勝島王冠(大井ダ1800m) 2着(0.4) | 2 | |
3 | 5 | 牡4 | モジアナフレイバー | 4 | 勝島王冠(大井ダ1800m) 1着(-0.4) | 1 | |
2018良 | 1 | 5 | 牡3 | オメガパフューム | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(1.0) | 1 |
2 | 13 | 牡5 | ゴールドドリーム | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1) 2着-0.2) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ケイティブレイブ | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 11着(1.4) | 2 | |
2017良 | 1 | 13 | 牡7 | コパノリッキー | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 3着(0.1) | 9 |
2 | 3 | セ7 | サウンドトゥルー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 11着(0.6) | 2 | |
3 | 12 | 牡4 | ケイティブレイブ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 4着(0.3) | 3 | |
2016重 | 1 | 11 | 牡4 | アポロケンタッキー | 5 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(0.4) | 7 |
2 | 8 | 牡6 | アウォーディー | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 14 | セ6 | サウンドトゥルー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 1着(-0.0) | 6 | |
2015良 | 1 | 5 | セ5 | サウンドトゥルー | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 3着(0.3) | 5 |
2 | 13 | 牡6 | ホッコータルマエ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 5着(0.3) | 2 | |
3 | 4 | 牡9 | ワンダーアキュート | 6 | チャンピオンズカップ(G1) 6着(0.5) | 14 | |
2014重 | 1 | 6 | 牡5 | ホッコータルマエ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 7 | 牡4 | コパノリッキー | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 12着(1.2) | 1 | |
3 | 13 | 牡6 | サミットストーン | 8 | 浦和記念(Jpn2) 1着(-0.0) | 3 | |
2013良 | 1 | 5 | 牡4 | ホッコータルマエ | 1 | ジャパンカップダート(G1) 3着(0.1) | 1 |
2 | 4 | 牡7 | ワンダーアキュート | 2 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.0) | 6 | |
3 | 6 | 牡6 | ニホンピロアワーズ | 3 | ジャパンカップダート(G1) 5着(0.8) | 5 | |
2012重 | 1 | 8 | 牡4 | ローマンレジェンド | 2 | ジャパンカップダート(G1) 4着(1.0) | 1 |
2 | 4 | 牡3 | ハタノヴァンクール | 3 | ジャパンカップダート(G1) 8着(1.4) | 8 | |
3 | 2 | 牡6 | ワンダーアキュート | 1 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.6) | 3 | |
2011良 | 1 | 12 | 牡6 | スマートファルコン | 1 | JBCクラシック(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 4 | 牡5 | ワンダーアキュート | 3 | ジャパンカップダート(G1) 2着(0.3) | 5 | |
3 | 11 | 牡5 | テスタマッタ | 4 | ジャパンカップダート(G1) 12着(1.0) | 7 |
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中25頭を占めます。前走チャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)出走馬が上位を占める傾向にあります。なお、チャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)以外の5頭中4頭が前走連対馬でした。前走G1レース出走馬と前走連対馬が馬券候補といえるかもしれません。
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中26頭を占めます。JRA所属馬が上位争いの中心ですが、直近2年は、地方所属馬(前走勝島王冠連対馬)の好走も見られます。
過去10年の東京大賞典3着以内30頭中23頭を占めます。残る7頭中4頭は、4~5番人気でした。上位人気馬の好走が多いレースといえそうです。
予想
東京大賞典2021は、例年よりも少し層が薄いメンバーになるでしょうか。チャンピオンズカップ連対馬が不在ということもあり、今年はJBCクラシック出走馬の方がチャンスがあるかもしれません。データ傾向からは、約半数ほどが馬券候補という感じですが、JBCクラシック連対馬を除くと何が来てもおかしくないメンバー故に、取捨が難しいレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。後方勢(ノンコノユメ、ウェスタールンド、ロードブレス)が気になりつつ、先行~好位中団で進めそうな馬を選びました。
交流重賞のたびに買っている馬です。直近2戦の金沢のように好位で進めることができるかは分かりませんが、前走のようなレース運びが出来れば、一発あっても良いかもしれません。大井2000mコースは掲示板を外していませんし、例年よりも緩いメンバー構成だと思うので、上位争いを期待して本命評価にしました。
2018年~2020年の東京大賞典優勝馬。ここでは勝ち負けの最有力候補だと思います。深く考えず対抗評価にしました。
過去好走例が多い前走チャンピオンズカップ出走馬。大きく崩れた前走が気になりますが、右回りの地方ダートコースなら巻き返しがあっても…ということで押さえました。今年の帝王賞では、本命対抗にしたミューチャリーとオメガパフュームに先着していますし、ここで上位争いするポテンシャルはありそうです。
過去好走例が多い前走チャンピオンズカップ出走馬。直近2戦を逃げ先行で好走しました。今回逃げそうな馬がキャッスルトップぐらいで、有力な先行勢もいないため、スムーズに直近2戦と同じようなポジションを取ることができるかもしれません。激しい流れにならなければ、そのまま粘り込みがあっても…ということで押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、4着、6着でした。本命◎ミューチャリーは、4着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | 牡6 | オメガパフューム | 1 | JBCクラシック(Jpn1) 2着(0.1) | 2 |
2 | 12 | 牡7 | クリンチャー | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 14着(2.7) | 8 |
3 | 5 | セ9 | ウェスタールンド | 7 | 浦和記念(Jpn2) 4着(0.9) | 2 |
ゴール直前まで的中だと思ったのですが、ギリギリでウェスタールンドが突っ込んで来て3着…。本命ミューチャリーは、ハナ差4着と歯痒い決着でした。
想定通りキャッスルトップが逃げる流れ、番手にはアナザートゥルースでした。ゆったりとした流れでしたが、後続勢が早めに動いて行ったこともあり、先行勢にはきつい展開だったかもしれません。優勝オメガパフューム。例年より層が薄かったこともあり、ここでは格が違うような勝ちっぷりでした。