ユニコーンステークス2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

ユニコーンステークス2018過去10年のデータと予想

日程 2018年6月17日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 ダート1600m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳
斤量 別定
出走数 16頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

ユニコーンステークス2018

3歳ダート重賞「ユニコーンステークス2018」です。近年の上位馬には、ゴールドドリーム(2016)、ノンコノユメ(2015)、コーリンベリー(2014)、ベストウォーリア(2013)、サウンドトゥルー(2013)など、後のG1馬が名を連ねており、まさに今後のダートG1界を占う一戦といえそうです。昨年の優勝馬サンライズノヴァもフェブラリーステークス2018で4着に好走しています。

コース形態

東京競馬場のダート1600mコース

過去10年のユニコーンステークスの配当を見ると、2014~2015年の2回で、3連単10万馬券超えの配当となっていますが、基本的には硬めの決着が多い傾向にあります。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 2,860円 4,110円 25,710円
2016 340円 470円 1,560円
2015 9,180円 14,100円 100,770円
2014 8,130円 33,730円 220,770円
2013 950円 2,860円11,710円 14,950円52,900円
2012 830円 6,280円 21,210円
2011 950円 1,500円 11,330円
2010 410円 1,880円 4,050円
2009 860円 1,540円 6,070円
2008 700円 4,680円 15,590円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

ユニコーンステークス2018
年度 着順 馬番 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 8 56 サンライズノヴァ 2 鳳雛ステークス(OP) 4着(0.1) 1
2 2 56 ハルクンノテソーロ 5 青竜ステークス(OP) 2着(0.2) 8
3 15 56 サンライズソア 3 青竜ステークス(OP) 1着(-0.2) 7
2016 1 12 56 ゴールドドリーム 2 兵庫チャンピオンシップ(G2) 2着(1.2) 1
2 13 56 ストロングバローズ 1 伏竜ステークス(OP) 1着(-0.3) 1
3 14 56 グレンツェント 3 青竜ステークス(OP) 1着(-0.0) 2
2015稍重 1 10 56 ノンコノユメ 2 青竜ステークス(OP) 1着(-0.1) 5
2 16 56 ノボバカラ 9 青竜ステークス(OP) 4着(0.7) 4
3 6 56 アルタイル 3 青竜ステークス(OP) 2着(0.1) 2
2014稍重 1 11 56 レッドアルヴィス 3 三浦特別(1000万) 4着(0.4) 5
2 15 54 コーリンベリー(牝) 4 端午ステークス(OP) 2着(0.0) 1
3 4 56 バンズーム 7 鳳雛ステークス(OP) 3着(0.7) 3
2013 1 6 56 ベストウォーリア 3 兵庫チャンピオンシップ(G2) 2着(1.0) 3
2 12 54 サウンドリアーナ(牝) 1 端午ステークス(OP) 1着(-0.7) 4
3 4 56 サウンドトゥルー 8 500万(東京ダ1600m) 1着(-0.5) 1
3 14 56 ケイアイレオーネ 11 UAE Derby(G2) 10着
2012 1 4 56 ストローハット 1 500万(中山ダ1800m) 1着(-0.5) 2
2 8 57 オースミイチバン 2 兵庫チャンピオンシップ(G2) 1着(-0.4) 1
3 3 56 タイセイシュバリエ 8 昇竜ステークス(OP) 4着(0.4) 1
2011 1 11 54 アイアムアクトレス(牝) 3 昇竜ステークス(OP) 1着(-0.0) 2
2 9 56 グレープブランデー 1 いぶき賞(OP) 1着(-0.0) 1
3 14 56 ボレアス 2 いぶき賞(OP) 2着(0.0) 3
2010 1 13 57 バーディバーディ 1 兵庫チャンピオンシップ(G2) 1着(-0.8) 1
2 1 56 バトードール 2 端午ステークス(OP) 1着(-0.0) 6
3 15 56 サンライズクォリア 6 兵庫チャンピオンシップ(G2) 2着(0.8) 3
2009不良 1 12 56 シルクメビウス 1 端午ステークス(OP) 1着(-0.1) 3
2 9 56 グロリアスノア 2 500万(東京ダ1600m) 1着(-0.6) 2
3 1 56 カネトシコウショウ 3 ヒヤシンスステークス(OP) 1着(-0.0) 7
2008 1 6 56 ユビキタス 1 昇竜ステークス(OP) 1着(-0.3) 1
2 7 56 シルクビッグタイム 3 ファルコンステークス(G3) 7着(0.6) 3
3 13 56 アポロドルチェ 6 NHKマイルカップ(G1) 11着(1.6) 12
人気

過去10年のユニコーンステークス3着以内では、1~4番人気から毎年2頭以上が馬券圏内に好走しています。上位人気馬の信頼が高い傾向にありそうです。

  • 1番人気(4-3-0-3)複勝率70%
  • 2番人気(3-3-1-3)複勝率70%
  • 3番人気(3-1-4-2)複勝率80%
前走距離

過去10年のユニコーンステークス3着以内31頭の前走の距離を分けると、以下のようになります。

1900m 1頭 1870m 5頭 1800m 8頭
1700m 1頭 1600m 11頭 1400m 4頭
1200m 1頭

前走と同距離もしくは前走から距離短縮だった馬が31頭中26頭を占めます。なお前走1400m以下だった5頭は、ともに前走オープンクラスのレースに出走していました。

前走4着以内

過去10年のユニコーンステークス3着以内31頭中28頭を占めます。前走5着以下の3頭中1頭が前走海外のレース、残る2頭が前走芝のレースに出走していました。

前走500万クラス

過去10年のユニコーンステークス3着以内31頭中3頭を占めます。3頭はともに前走のレースで着差をつけて勝っていました。

前走オープン特別

過去10年のユニコーンステークス3着以内31頭中19頭を占めます。

予想

大きな波乱の少ないユニコーンステークス。今年のユニコーンステークス2018も上位人気馬が馬券候補になるでしょうか。G1全日本2歳優駿2017優勝馬ルヴァンスレーヴを中心に、前走オープン特別好走馬(4着以内)が多数出走予定となっています。

以下、簡単な考察と予想です。

◎⑦グリム

相性の良い青竜ステークス優勝馬。過去3年連続で、青竜ステークス優勝馬がユニコーンステークスで好成績を残しています。

  • 2017年3着サンライズソア
  • 2016年3着グレンツェント
  • 2015年1着ノンコノユメ
  • 2014年出走なし

前走青竜ステークス2018の着差こそ目立つようなものではありませんが、2着スマハマ(前走ヒヤシンスステークス2018(OP)完勝)、3着オメガパフューム(次走加古川特別2018(1000万)完勝)と強い相手に勝ち切ったのは、好材料と言えるかもしれません。実績面では、押さえておいた方が良さそうですね。

○⑭ルヴァンスレーヴ

全日本2歳優駿は出世レースとは言い難いものの、新馬戦~全日本2歳優駿2017まで強い内容で3連勝し、G1を制しました。休養明けの伏竜ステークス2018でも2着に好走。前にいたドンフォルティスを捕まえきれずの2着でした。能力的に負けた印象は無いですし、国内3歳ダートでは底を見せていないので、ここでも期待したいですね。

▲⑧ハーベストムーン

前に行った直近2戦を完勝。特に2走前の500万クラス(阪神ダート1800m)が2着以下を楽に突き放す内容で、このパフォーマンスを出すことが出来れば、上のクラスでも勝ち負けできそうな印象でした。

△⑤グレートタイム

前走鳳雛ステークス2018は、逃げたハーベストムーンを捕まえきれずの2着。ハーベストムーンは、500万クラスを5馬身差で圧勝しており、ハーベストムーンに喰らい付いての2着は、評価して良いかもしれません。ユニコーンステークスは、例年1~2頭の追い込み馬が突っ込んでくるので、末脚が活きる展開になれば…。

3連複◎-○-▲△ 合計2点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、9着、13着でした。本命◎グリムは、9着でした。

ユニコーンステークス2018
着順 馬番 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 14 56 ルヴァンスレーヴ 1 伏竜ステークス(OP) 2着(0.2) 1
2 5 56 グレートタイム 3 鳳雛ステークス(OP) 2着(0.0) 2
2 12 56 エングローサー 7 500万(東京ダ1400m) 1着(-0.0) 1

録画を見ました。順当な決着を想定していたのですが、本命グリムが飛ぶことに…。

直線の位置取りが要因だと思いますが、本命グリムは直線詰まったとこから外に出そうとして、チグハグな印象のレースとなってしまいました。青竜ステークス優勝馬ということで期待していたものの、空回りしたレースになってしまったと思います。

押さえていたハーベストムーンも直線入ったところで、少し不利を受けたように見えました。その後は伸びることなく、バランスを崩したのか、脚を痛めたのか定かではありませんが、急に失速して流していました。

それにしても優勝馬ルヴァンスレーヴは、強すぎる勝ちっぷりでした。最後は流していたので、まだまだ底を見せていないのは魅力ですね。次走以降も注目です。

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