安田記念2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

安田記念2017過去10年のデータと予想

日程 2017年6月4日(日曜日)
開催 東京競馬場 11R
距離 芝1600m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量(3歳54kg 4歳以上58kg 牝2kg減)
出走数 18頭
天気 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気

波乱のマイルG1「安田記念2017」です。上半期のマイル王決定戦という位置づけのG1ですが、過去、数々の波乱劇が演じられている難解なレースです。マイル戦が強い香港勢も馬券予想を悩ませます。

過去10年の安田記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは7回に及び、毎年のように穴馬の好走があります。昨年は、圧倒的1番人気のモーリスが2着に破れ、8番人気ロゴタイプが逃げ切り勝ちしました。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 3,230円 14,990円 153,560円
2015 1,740円 40,690円 127,190円
2014 18,730円 91,160円 373,470円
2013 1,470円 18,160円 62,800円
2012 8,510円 92,530円 468,600円
2011 12,270円 44,090円 335,600円
2010 12,640円 53,850円 348,740円
2009 290円 4,100円 10,000円
2008 3,680円 31,710円 145,690円
2007 2,030円 16,780円 63,140円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

安田記念2017
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
2016 1 6 牡6 ロゴタイプ 8 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0)
2 8 牡5 モーリス 1 The Champions Mile(G1) 1着
3 10 牡7 フィエロ 6 マイラーズカップ(G2) 4着(0.4
2015 1 6 牡4 モーリス 1 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 1着(-0.6)
2 13 牡6 ヴァンセンヌ 3 京王杯スプリングカップ(G2) 2着(0.0)
3 12 牡6 クラレント 12 マイラーズカップ(G2) 10着(0.6)
2014不良 1 10 牡5 ジャスタウェイ 1 Dubai Duty Free(G1) 1着(-0.1)
2 12 牡6 グランプリボス 16 マイルチャンピオンシップ(G1) 9着(0.7)
3 11 牡6 ショウナンマイティ 10 大阪杯(G2) 5着(0.7)
2013 1 10 牡5 ロードカナロア 1 高松宮記念(G1) 1着(-0.2)
2 2 牡5 ショウナンマイティ 3 大阪杯(G2) 2着(0.1)
3 16 牡5 ダノンシャーク 12 マイラーズカップ(G2) 3着(0.1)
2012 1 4 牡6 ストロングリターン 2 京王杯スプリングカップ(G2) 4着(0.3)
2 3 牡4 グランプリボス 13 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.5)
3 8 牡5 コスモセンサー 15 マイラーズカップ(G2) 3着(0.4)
2011 1 14 牡3 リアルインパクト 9 NHKマイルカップ(G1) 3着(0.3)
2 1 牡5 ストロングリターン 5 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.0)
3 3 牡6 スマイルジャック 3 マイラーズカップ(G2) 6着(0.5)
2010 1 17 牡6 ショウワモダン 8 メイステークス(OP) 1着(-0.3)
2 9 牡7 スーパーホーネット 6 マイラーズカップ(G2) 9着(0.8)
3 2 牡5 スマイルジャック 5 マイラーズカップ(G2) 5着(0.3)
2009 1 3 牝5 ウオッカ 1 ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-1.2)
2 6 牡4 ディープスカイ 2 大阪杯(G2) 2着(0.0)
3 4 牡4 ファリダット 10 京王杯スプリングカップ(G2) 3着(0.1)
2008 1 6 牝4 ウオッカ 2 ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.1)
2 16 セ7 アルマダ 5 The Champions Mile(G1) 2着
3 3 牡6 エイシンドーバー 9 マイラーズカップ(G2) 3着(0.1)
2007 1 2 牡6 ダイワメジャー 2 Dubai Duty Free(G1) 3着
2 5 牡5 コンゴウリキシオー 3 マイラーズカップ(G2) 1着(-0.2)
3 18 牝6 ジョリーダンス 9 ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.3)

年齢

過去10年の安田記念3着以内では、8歳以上の馬がいません。7歳馬も3頭のみで、3頭ともマイルG1で連対経験がありました。

前走マイラーズカップ

過去10年の安田記念3着以内30頭中8頭を占めます。マイラーズカップ優勝馬は、2007年2着コンゴウリキシオーのみです。マイラーズカップで負けた馬、馬券圏外だった馬の巻き返しが目立ちます。

前走京王杯スプリングカップ

過去10年の安田記念3着以内30頭中5頭を占めます。2015年2着のヴァンセンヌを除く4頭が内枠(1~2枠)でした。

過去10年の安田記念で見ると、以前は内枠の好走が多いレースでしたが、近年(2013年以降)は、真ん中より外(5~8枠)の好走例が多くなってきています。2013年以降の3着以内12頭中10頭が5~8枠でした。

また2013年以降は、毎年1番人気馬が馬券圏内に好走するようになっています。

馬券予想

過去10年の傾向から「4~6歳馬(7歳馬はG1連対経験馬のみ)」「前走マイラーズカップ」「前走京王杯スプリングカップ」「外枠」に注目です。

安田記念2017は、高いレベルの混戦になりそうです。日本のG1実績馬が揃ったほか、香港のG1実績馬も出走を予定しています。

以下、簡単な考察と予想です。

◎⑥レッドファルクス

前走京王杯スプリングカップ2017 1着。スプリンターの多いスウェプトオーヴァーボード産で、距離が長そうな印象ですが、前走の勝利ジョッキーインタビューを信用して本命にしました。乗りやすい馬で、あと1ハロン伸びても(安田記念も)問題ないということをデムーロ騎手が言っていました。

仮に速い時計が要求されるような馬場になれば、スプリントG1実積が活きるかもしれません。大舞台に強いミルコに期待です。

○⑮イスラボニータ

前走マイラーズカップ2017 1着。2年以上勝ちきれないレースが続いていましたが、前走は、エアスピネル・ブラックスピネル・ヤングマンパワー・フィエロなどのメンバーが揃った中での完勝でした。

マイル戦、G1戦ともに崩れない馬ですし、勢いに乗ってるルメール騎手というのも買いたい要素です。

▲⑰ヤングマンパワー

前走マイラーズカップ2017 3着。好ローテのマイラーズカップ組ですが、人気は落ち着きそうですね…。

前走は、先行からの粘り込み。例年のマイラーズカップより最初の800mが少し遅い時計で、前に行ったことが好走の要因に思えました。ただ、最後は差されて3着になったものの、イスラボニータやエアスピネルに並ばれてからも粘り強い印象でした。

今回人気するだろうイスラボニータには、富士ステークス2016で勝っており、そこまで大きな力差は無いのではないかと思います。人気薄になるようであれば、押さえておいても…。

△⑭サトノアラジン

前走京王杯スプリングカップ2017 9着。前走は9着に破れましたが、前走のレース後のコメントでは、川田騎手・池江調教師ともに重馬場が合わなかったということを言っていました。直線のスムーズさを欠いたことも原因のようで、前走は度外視しても良いと思います。

昨年の安田記念2016は、2着モーリスとは同時計の4着で、イスラボニータには先着しています。昨年のマイルチャンピオンシップ2016は、ミッキーアイルの斜行によって不発。実績だけで言えば、国内のマイルG1では、まだまだトップクラスの馬だと思います。

今回は伏兵扱いになりますが、恐らく良馬場になりそうですし、条件的にもオッズ的にも面白そうな1頭です。

馬連◎-○▲△ 3連複◎-○-▲合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、8着、16着でした。本命◎レッドファルクスは3着でした。

安田記念2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 14 牡6 サトノアラジン 7 京王杯スプリングカップ(G2) 9着(0.4)
2 16 牡7 ロゴタイプ 8 中山記念(G2) 3着(0.2)
3 6 牡6 レッドファルクス 3 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1)

興奮しました。レッドファルクス…。

レッドファルクスは直線に入ったところで、前が詰まり外に出すタイイングを失った感じでした。そこがスムーズなら、少なくともロゴタイプを交わせてたんじゃないかと思ってしまいます。馬連でも獲りたかった。ミルコ…。(´;ω;`)

目黒記念2017から馬連狙いに変えてみて、目黒記念2017的中→鳴尾記念2017的中→安田記念2017ニヤピンと調子がいいので、来週も馬連かなと思っています。気分次第ですが。

この時計とこのペースで残ったロゴタイプは、この舞台が凄く合うようです。昨年度のチャンピオンでしたが、昨年は展開が向いた感があったので、手が出せなかったです。

優勝したサトノアラジンは強かったですね。近走の敗因には理由があったので押さえましたが、まさか勝ち切るとは…。昨年のマイルチャンピオンシップ2016のときは本命馬だったんですが、このまま行けば、今年のマイルチャンピオンシップ2017も楽しみな1頭になりそうです。

勝利ジョッキーインタビューで川田騎手が「良馬場と枠」と話していました。良い馬場状態で、揉まれず包まれず外からの末脚が活きる競馬なら、次のG1戦線でも期待できそうです。

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