全日本2歳優駿2019過去10年のデータと予想

全日本2歳優駿2019

2歳ダート王者を決める一戦、全日本2歳優駿2019です。過去の優勝馬や上位馬を見ると、出世レースという側面は無く、早熟傾向の馬が上位に来ている印象です。ただ一昨年は、ルヴァンスレーヴ（後にダートG1を3勝）が優勝しており、今後は素質馬の出走を期待できるかもしれません。

配当

過去10年の全日本2歳優駿の配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけです。直近5年は、1万円を切る決着が続いており、順当な決着の多いレースといえそうです。

では過去10年の全日本2歳優駿で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中27頭を占めます。前走3着以下の3頭は、ともに前走重賞レースに出走していました。なお直近5年は前走1着馬だけで決着しています。

過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中16頭を占めます。兵庫ジュニアグランプリ組や北海道2歳優駿組が中心となっています。

過去10年の全日本2歳優駿3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち優勝馬が2頭（2009年と2013年）います。交流重賞の中では、地方所属馬の好走例が多い傾向にあります。

予想

今年の全日本2歳優駿2019は、ほぼ例年並みのメンバー構成になりそうです。データ傾向から前走交流重賞連対馬の3頭が上位争いの中心になるでしょうか。ただ過去、伏兵穴馬の地方所属馬の好走例も多いレース。紐荒れの可能性はありそうです。

以下、簡単な考察と予想です。

ダート転向後の2戦が余裕を感じさせる楽勝でした。マイル適性は分かりませんが、底を見せてない魅力はありそうです。ただ外目を追走して強さを見せてるので、包まれる可能性がありそうな今回の最内枠は未知数…。伏兵扱いだと思うので、オッズ的な魅力に期待しての本命です。

ダンカーク産。マイナーな血統は気になるところですが…。兵庫ジュニアグランプリは、2着以下混戦の中、最後の最後で伸びて2着に好走。距離延長も問題ないような印象を受けました。好走例の多い前走重賞レース連対に期待しての対抗評価です。

3連勝で兵庫ジュニアグランプリを優勝。勢いはありそうです。どこかマイル戦は長そうな印象を受けたので、メイショウテンスイと逆転があっても…ということで、評価を下にしました。

森ジョッキーが騎乗して、直近2戦は着差をつけての快勝でした。今年のメンバーなら、地方所属馬が穴をあける場面があっても良いかもしれません。近年、パイロ産の好走例もあるので、ここは紐荒れに期待して…。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、5着、7着でした。本命◎アイオライトは、2着でした。

人気のJRA所属馬3頭が飛ぶ波乱決着。例年よりも小粒な印象でしたが、揃って馬券圏外になるとは…。

最内枠を心配していたアイオライトがスタート良く、そのまま逃げる展開。マイルも何とか対応出来たような印象で、強さを見せた2着だったと思います。直線半ばまで、馬券的には楽しめたのですが、後ろで脚を溜めていたヴァケーションが突っ込んで来て、差し切り勝ち。3着には外から人気薄のティーズダンクの追い込み。予想のときに候補として悩んだのは、ヴァケーションとインペリシャブルだったので、ティーズダンクは全く手が出せない馬でした。突っ込んで来たヴァケーションとティーズダンクの脚を見る限り、前の争いは厳しかったのかもしれません。