日程 | 2018年1月21日(日曜日) |
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開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 11頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
アメリカジョッキークラブカップ2018
G2「アメリカジョッキークラブカップ2018」です。過去の上位馬を見ると、決して出世レースという印象はありませんが、例年、中山コース巧者の実力馬が好走している一戦です。
コース形態
過去10年のアメリカジョッキークラブカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。傾向が読めないものの、やや波乱傾向のレースといえるでしょうか。2012年は、後に香港G1クイーンエリザベスカップ2012を優勝したルーラーシップが優勝。2着には中山巧者のナカヤマナイトという硬い決着となりましたが、過去10年を通して、中穴の好走が多いレースです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 1,930円 | 3,970円 | 28,980円 |
2016 | 1,800円 | 6,350円 | 30,540円 |
2015 | 11,950円 | 20,340円 | 169,220円 |
2014 | 14,960円 | 52,170円 | 299,470円 |
2013 | 3,360円 | 2,740円 | 20,710円 |
2012 | 300円 | 560円 | 1,270円 |
2011 | 2,210円 | 4,040円 | 18,300円 |
2010 | 10,990円 | 14,110円 | 111,460円 |
2009 | 1,650円 | 5,340円 | 27,530円 |
2008 | 7,040円 | 24,420円 | 142,190円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 8 | 牡5 | 56 | タンタアレグリア | 7 | 天皇賞春(G1) 4着(0.3) | 10 |
2 | 10 | 牡4 | 55 | ゼーヴィント | 1 | 福島記念(G3) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | ミライヘノツバサ | 3 | 迎春ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 2 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡7 | 57 | ディサイファ | 2 | 金鯱賞(G2) 2着(0.2) | 1 |
2 | 11 | 牡7 | 56 | スーパームーン | 3 | ディセンバーステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 7 | 牡5 | 56 | ショウナンバッハ | 7 | ジャパンカップ(G1) 12着(0.5) | 15 | |
2015良 | 1 | 12 | 牡6 | 56 | クリールカイザー | 4 | ステイヤーズステークス(G2) 3着(0.4) | 1 |
2 | 14 | セ7 | 56 | ミトラ | 7 | 福島記念(G3) 1着(-0.2) | 6 | |
3 | 9 | 牡6 | 57 | エアソミュール | 2 | 金鯱賞(G2) 3着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 10 | 牡6 | 57 | ヴェルデグリーン | 2 | 有馬記念(G1) 10着(2.6) | 8 |
2 | 2 | 牡6 | 56 | サクラアルディート | 11 | 中山金杯(G3) 9着(0.4) | 4 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | フェイムゲーム | 6 | ディセンバーステークス(OP) 6着(0.2) | 8 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡5 | 56 | ダノンバラード | 3 | 金鯱賞(G2) 8着(0.6) | 2 |
2 | 5 | セ8 | 56 | トランスワープ | 5 | 天皇賞秋(G1) 17着(2.4) | 9 | |
3 | 4 | 牡5 | 56 | アドマイヤラクティ | 2 | 金鯱賞(G2) 3着(0.2) | 4 | |
2012不良 | 1 | 3 | 牡5 | 57 | ルーラーシップ | 1 | 有馬記念(G1) 4着(0.2) | 11 |
2 | 4 | 牡4 | 55 | ナカヤマナイト | 2 | ディセンバーステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 9 | 牡5 | 56 | ゲシュタルト | 4 | 中日新聞杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 6 | 牡5 | 58 | トーセンジョーダン | 1 | 有馬記念(G1) 5着(0.3) | 7 |
2 | 7 | 牡8 | 57 | ミヤビランベリ | 6 | 中日新聞杯(G3) 18着(2.2) | 8 | |
3 | 2 | 牡8 | 58 | ネヴァブション | 3 | 有馬記念(G1) 8着(0.8) | 12 | |
2010良 | 1 | 9 | 牡7 | 58 | ネヴァブション | 5 | 有馬記念(G1) 12着(3.9) | 13 |
2 | 13 | 牡8 | 58 | シャドウゲイト | 9 | 有馬記念(G1) 9着(2.7) | 16 | |
3 | 2 | 牡7 | 57 | トウショウシロッコ | 3 | 中山金杯(G3) 2着(0.0) | 5 | |
2009良 | 1 | 3 | 牡6 | 57 | ネヴァブション | 4 | 中山金杯(G3) 5着(0.2) | 3 |
2 | 6 | 牡8 | 58 | エアシェイディ | 2 | 有馬記念(G1) 3着(0.4) | 10 | |
3 | 7 | 牡6 | 57 | トウショウシロッコ | 7 | ディセンバーステークス(OP) 1着(-0.3) | 1 | |
2008良 | 1 | 5 | 牡7 | 57 | エアシェイディ | 2 | 中山金杯(G3) 2着(0.3) | 2 |
2 | 11 | 牡7 | 57 | トウショウナイト | 9 | 中山金杯(G3) 11着(0.7) | 10 | |
3 | 16 | セ6 | 57 | ブラックアルタイル | 6 | クリスマスカップ(1600万) 1着(-0.2) | 4 |
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中19頭を占めます。前走だけでなく、過去中山芝のオープンクラスのレースで好走していた馬も多く、中山コース巧者の活躍が目立ちます。特に、前走有馬記念、中山金杯、ディセンバーステークスの3レースが多いです。
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち9頭が昨年の秋G1出走馬でした。前走が春G1だったのは、昨年優勝タンタアレグリアのみです。
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内では、1番人気の凡走が目立ちます。
- 1番人気(2-1-0-7)複勝率30%
- 2番人気(3-2-2-3)複勝率70%
- 3番人気(1-1-3-5)複勝率50%
1番人気で優勝したのは、トーセンジョーダン(2011年)、ルーラーシップ(2012年)の2頭ですが、ともに同年の秋G1を優勝しています。
- 2011年1着トーセンジョーダン(天皇賞秋2011優勝)
- 2012年1着ルーラーシップ(クイーンエリザベスカップ2012優勝)
予想
アメリカジョッキークラブカップ2018は、登録12頭の少頭数ながら、上位争いは混戦というメンバーだと思います。ゴールドアクターやミッキースワローが人気も実力も中心になりそうですが、2~3着には何が来ても不思議ではない気がしますね…。
以下、簡単な考察と予想です。
実績面では出走馬中トップでしょうか。中山コースの相性も良く、ここは勝ち負け候補になりそうです。あとは、7ヶ月の休養明けをクリアできれば…。
前走菊花賞2017 6着。このメンバーなら勝ち負けがありそうです。同コース(中山芝2200m)の2走前セントライト記念2017では、実績馬アルアイン、サトノクロニクルに完勝。コース相性も良さそうです。ただ過去10年では、アメリカジョッキークラブカップは、4歳馬の優勝がないレース。そのため評価的には、ゴールドアクターを上にしました。
追い込み一辺倒というタイプの馬。展開に左右されそうです。とはいえ、近走は、重賞で大崩れなく、掲示板(5着以内)に好走しています。流れ次第では十分に馬券圏内の候補になりそうですね。一昨年のアメリカジョッキークラブカップ2016では、戸崎ジョッキーを背に3着に好走。近走の安定感と過去のコース実績に期待して…。
前走サンタクロースステークス2017は、着差こそ無いものの、余力を感じさせる内容で、2着以下とは力差を感じるものでした。昨年の3歳クラシックを大崩れ無く戦ってきたことを考えると、ここでも上位争いを期待できそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、6着、11着でした。本命◎ゴールドアクターは、11着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 7 | 牡4 | 56 | ダンビュライト | 2 | サンタクロースステークス(1600万) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ミッキースワロー | 1 | 菊花賞(G1) 6着(0.8) | 3 |
3 | 9 | 牡8 | 56 | マイネルミラノ | 8 | 中山金杯(G3) 11着(0.6) | 12 |
晩に録画を見ました。データ傾向から、劣勢傾向にあった4歳馬のワンツーフィニシュ。まさかの本命ゴールドアクターが吹っ飛ぶことに…。(´・ω・`;)
最初の1000mが61.3秒。過去のアメリカジョッキークラブカップでは、早くもなく遅くもなくというペース。それでいて、楽にハナに行けた3着マイネルミラノは、すごく展開が向いた印象でした。昨年のオールカマー2017でも、楽に逃げることができて、4着に好走しています。
本命ゴールドアクターは、前に行くことができず。向こう正面で周りが動き出したところで、既に手応えが怪しそうな雰囲気でした。直線に入って鞭が入るも反応が悪く、武豊ジョッキーもそのまま流していました。これが7ヵ月休養明けの影響かどうかは分かりませんが、レースが出来る状態ではなかったのかもしれないですね。