日程 | 2016年6月12日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 曇り参考 東京競馬場 – ヤフー天気 |
格だけで言えば、ルージュバックが抜けてそうですが、エプソムカップ2016は殆ど大きな力差の無いメンバーになりそうな気がします。
過去10年の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回だけです。傾向としては、穴馬は来ても1頭だけという年が多く、3着以内のうち2頭は、比較的人気を集めた馬(1~4番人気)ということが多いです。
- 2012年 147,390円
- 2008年 132,040円
では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
横にスクロールして下さい。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2015良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | エイシンヒカリ | 2 | 都大路S(OP) 1着(-0.2) |
2 | 2 | 牡4 | 56 | サトノアラジン | 1 | モンゴル大統領賞(OP) 1着(-0.3) | |
3 | 12 | 牡6 | 57 | ディサイファ | 4 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.2) | |
2014良 | 1 | 1 | 牡5 | 56 | ディサイファ | 2 | 都大路S(OP) 2着(0.9) |
2 | 5 | 牡6 | 57 | マイネルラクリマ | 4 | The Champions Mile(G1) 10着 | |
3 | 4 | 牡7 | 59 | ダークシャドウ | 8 | 中山記念(G2) 11着(1.3) | |
2013良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | クラレント | 4 | マイラーズC(G2) 8着(0.3) |
2 | 13 | 牡4 | 56 | ジャスタウェイ | 3 | 中日新聞杯(G3) 8着(0.7) | |
3 | 1 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 7 | マイラーズC(G2) 2着(0.1) | |
2012良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | トーセンレーヴ | 1 | マイラーズC(G2) 8着(0.7) |
2 | 14 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 2 | マイラーズC(G2) 2着(0.2) | |
3 | 3 | 牡7 | 57 | マイネルスターリー | 15 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.5) | |
2011良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | ダークシャドウ | 1 | 大阪杯(G2) 2着(0.0) |
2 | 7 | 牡4 | 56 | エーブチェアマン | 6 | きぼう賞(1600万) 1着(-0.0) | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | セイクリッドバレー | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.0) | |
2010良 | 1 | 2 | 牡4 | 57 | セイウンワンダー | 1 | マイラーズC(G2) 4着(0.3) |
2 | 8 | 牡5 | 56 | シルポート | 3 | メイS(OP) 2着(0.3) | |
3 | 4 | 牡7 | 56 | キャプテンベガ | 9 | 都大路S(OP) 9着(1.3) | |
2009良 | 1 | 8 | 牡6 | 57 | シンゲン | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.5) |
2 | 12 | 牡5 | 56 | ヒカルオオゾラ | 1 | マイラーズC(G2) 6着(0.4) | |
3 | 11 | 牡6 | 56 | キャプテンベガ | 3 | 都大路S(OP) 2着(0.0) | |
2008良 | 1 | 12 | 牡4 | 56 | サンライズマックス | 4 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.6) |
2 | 7 | 牡4 | 56 | ヒカルオオゾラ | 1 | 朱雀S(1600万) 1着(-0.5) | |
3 | 17 | 牡8 | 56 | グラスボンバー | 12 | 新潟大賞典(G3) 10着(0.9) | |
2007稍重 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | エイシンデピュティ | 5 | オーストラリアT(OP) 1着(-0.1) |
2 | 17 | 牡5 | 56 | ブライトトゥモロー | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 14 | 牡4 | 56 | サイレントプライド | 1 | 新潟大賞典(G3) 2着(0.0) | |
2006重 | 1 | 14 | 牡4 | 57 | トップガンジョー | 7 | 都大路S(OP) 3着(0.3) |
2 | 15 | 牡6 | 57 | グラスボンバー | 3 | 新潟大賞典(G3) 7着(0.7) | |
3 | 1 | 牡4 | 57 | マチカネキララ | 1 | オーストラリアT(OP) 3着(0.1) |
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中8頭を占めます。2007年2着サイレントプライド以外の7頭は、芝2000mの重賞勝ち経験がありました。
その他、二桁人気で好走した2012年3着マイネルスターリー、2008年3着グラスボンバーは、共に前走新潟大賞典でした。この2008年と2012年だけが3連単10万馬券超えとなっています。
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中6頭を占めます。6頭中5頭が4歳馬、1頭が5歳馬です。傾向的には、前走マイラーズカップ組は若い馬が狙いかもしれません。
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中9頭を占めます。2010年3着キャプテンベガを除く8頭が前走3着以内でした。キャプテンベガは、2009年も3着に来ているリピーターでした。
過去10年のエプソムカップでは、2008年~2009年を除く8回で内枠(1~2枠)の馬が馬券園内に来ています。特に近年は内枠の活躍が顕著で、1~4枠ぐらいまでの馬を少しプラスで評価したいところです。
馬券予想
混戦なので波乱含みのレースだと思いますが、過去10年のデータからは、何頭か候補を絞れそうなレースでもあります。
人気が想定される⑯フルーキーと⑱ルージュバックが外枠に入りました。軸にしようと考えた人には、嫌な枠ではないでしょうか。飛び抜けた馬がいないので、ここでフルーキーやルージュバックがきっちり結果を出すのかどうか注目ですね。
以下、簡単な考察と予想です。
例年好走の多い内枠に入りました。重賞では人気を背負って馬券圏外という結果ばかりの馬です。成績からは1600mがベストなのは言うまでもないと思いますが、1800mは許容範囲でしょうか。
全弟リアルスティールという血統も良いですし、G3のここでは押さえておきたい馬です。
穴党が狙いそうな穴馬という感じがします。内枠は良いと思います。古馬になってから馬券圏内に来たのは、10戦して僅か2回です。馬券圏内に来た計4回は、いずれも人気薄だったので、狙うのは人気薄の今回ともいえそうですが…。
- 谷川岳S2016 3着(9番人気)
- ポートアイランドS2015 2着(14番人気)
- NHKマイルC2013 1着(10番人気)
- スプリングS2013 3着(11番人気)
前走新潟大賞典2016の5頭です。穴馬まで考えると、5頭ともありえそうですね…。
過去データから芝2000mの重賞実績がある馬を押さえたいですが、実績馬といえそうなのは、⑬マイネルミラノ(新潟記念2015 0.0秒差の2着)、⑰ダービーフィズ(函館記念2015 1着)の2頭です。
3走前の小倉大賞典2016は、相手関係を考えると評価し難い部分もありますが、重賞を勝ち切ったというのは良いと思います。
前走マイラーズカップ2016は、とても強い内容でした。先週の安田記念2016で3着に入ったフィエロと同じぐらいの位置からフィエロとハナ差の5着まで来ました。最後の直線で前が壁になって、外に出したように見えたので、フィエロよりもタフなレースをしたと思います。
マイラーズカップ2016は、内が優勢の馬場だったので、そこで外を回ってフィエロとハナ差の5着まで詰めたというのは、とても強い馬ではないでしょうか。過去データ的には、前走マイラーズカップ2016好走馬の4歳は押さえておきたい1頭です。
前走メイステークス2016は強かったです。ただ2着以下のメンバーを見ると、重賞では少し足りない馬ばかりでした。ただ今回は飛び抜けた馬が不在で、大きな力差のないG3ですし、十分に可能性はありそうです。
難点としては、ダイワメジャー産で芝1800mの重賞ということでしょうか。芝1800m以上の重賞で勝ったことがあるダイワメジャー産は、カレンブラックヒル(毎日王冠2012、小倉大賞典2015)のみです。3着以内で見ても極端に少ないので、注意が必要です。
大外枠に入ったことで、より取捨に悩んでしまいます。前走のヴィクトリアマイル2016は、勝ったストレイトガールが強すぎました。2~6着について見ると、0.2秒差に5頭いて、大きな差を感じません。
ルージュバック以外の4頭を見ると、ミッキークイーン、ショウナンパンドラ、スマートレイアー、マジックタイムで、男馬相手に重賞で結果を出してきた4頭です。今回は54kgでこのメンバーですから、当然に上位争いの候補です。あとは外枠をどう考えるかになりそうです。
買い方
◎①ラングレー
○⑥アルバートドック
▲⑦ロジチャリス
外枠を切って、内枠の馬から選びました。沢山買っても当たりそうもないので、3頭まで絞りました。フルーキーやルージュバックが来たら、あっさり諦めるという予想です。
ディープインパクト産で好位に付けれそうなラングレーを本命にしました。その他、前走マイラーズカップ2016組からアルバートドック、前走オープン特別を快勝したロジチャリスを押さえました。
3連複 ◎ – ○ – ▲ 計1点
3連単 ◎ ⇒ ○▲ ⇒ ○▲ 計2点
合計3点
だいぶ適当です。ダイワメジャー産ということで3連単ではロジチャリスを2~3着付、後方からという可能性が高いアルバートドックも3連単では2~3着付にしました。
…など、いろいろ書きましたが、こういうときに限って、ルージュバックがアッサリ勝つなんてことも無きにしも非ずです。
結果
馬券的には、4着、7着、9着でした。
本命◎ラングレーは9着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
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1 | 18 | 牝4 | ルージュバック | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.6) |
2 | 16 | 牡6 | フルーキー | 新潟大賞典(G3) 2着(0.3) |
3 | 13 | 牡6 | マイネルミラノ | 新潟大賞典(G3) 5着(0.7) |
フルーキーやルージュバックが来たというのは下馬評通りの結果ですが、カスリもせず…でした。今週は2レースともデータを無視した結果になりました。
振り返る点は、あまり無いレースでしたが、「ルージュバックは強い」というのを再認識させられました。ただヴィクトリアマイルの結果を見ると、ミッキークイーンやショウナンパンドラより強いかと問われると断言はできない感じですね。
過去データ的には、前走新潟大賞典組は、芝2000mの重賞実績が参考になりました。フルーキー、マイネルミラノともに、芝2000mの重賞で連対実績がありました。エプソムカップでは、とても有用なデータかもしれません。