阪神大賞典2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

阪神大賞典2016過去10年のデータと予想

例年少頭数になるレースですが、今年も登録馬の段階で11頭になりました。

ゴールドシップやオルフェーヴル、ディープインパクトといった名馬が1番人気の支持を集めたこともありますが、過去10年では、1番人気馬の信頼が高い傾向にあります。

  • 1番人気(4-3-2-1)

1番人気馬が3着をはずしたのは、2009年のみです。

  • 2009年7着オウケンブルースリ

2009年は重馬場だったので、その影響もあるかもしれません。阪神大賞典2009後、オウケンブルースリは腰部不安で休養することになりました。

2011年以降の過去5年の3着以内では、1番人気+2~3番人気+中穴という決着が続いています。2011年以降の中穴馬は以下のようになっています。馬券的には、今年も1番人気+2~3番人気+中穴(5~7番人気前後)という組み合わせを狙いたいです。

  • 2011年3着モンテクリスエス(6番人気)
  • 2012年3着ナムラクレセント(5番人気)
  • 2013年3着フォゲッタブル(5番人気)
  • 2014年2着アドマイヤラクティ(5番人気)
  • 2015年2着デニムアンドルビー(7番人気)

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

阪神大賞典2016
年度 着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
2015 1 8 牡6 ゴールドシップ 1 AJCC(G2) 7着(0.5)
2 2 牝5 デニムアンドルビー 7 有馬記念(G1) 9着(0.4)
3 1 牡5 ラストインパクト 2 有馬記念(G1) 7着(0.2)
2014 1 1 牡5 ゴールドシップ 1 有馬記念(G1) 3着(1.5)
2 8 牡6 アドマイヤラクティ 5 有馬記念(G1) 11着(3.0)
3 2 牡4 バンデ 3 御堂筋S(1600万) 1着(-0.4)
2013 1 7 牡4 ゴールドシップ 1 有馬記念(G1) 1着(-0.2)
2 6 牡5 デスペラード 3 万葉S(OP) 1着(-0.0)
3 3 牡7 フォゲッタブル 5 ダイヤモンドS(G3) 7着(1.2)
2012稍重 1 1 牡4 ギュスターヴクライ 3 ダイヤモンドS(G3) 2着(0.1)
2 12 牡4 オルフェーヴル 1 有馬記念(G1) 1着(-0.1)
3 6 牡7 ナムラクレセント 5 日経新春杯(G2) 10着(1.5)
2011 1 3 牡6 ナムラクレセント 3 日経新春杯(G2) 4着(0.5)
2 2 牡4 コスモメドウ 1 ダイヤモンドS(G3) 1着(-0.3)
3 10 牡6 モンテクリスエス 6 ダイヤモンドS(G3) 5着(0.9)
2010 1 13 牡8 トウカイトリック 5 ダイヤモンドS(G3) 5着(0.4)
2 6 牡4 ジャミール 4 迎春S(1600万) 1着(-0.1)
3 11 牝5 メイショウベルーガ 1 日経新春杯(G2) 1着(-0.5)
2009 1 7 牡5 アサクサキングス 2 京都記念(G2) 1着(-0.0)
2 8 牡4 ヒカルカザブエ 6 日経新春杯(G2) 7着(0.9)
3 11 牡4 ナムラクレセント 4 御堂筋S(1600万) 2着(0.4)
2008 1 1 牡5 アドマイヤジュピタ 4 日経新春杯(G2) 4着(0.4)
2 2 牡8 アイポッパー 5 京都記念(G2) 16着(1.9)
3 3 牡7 ポップロック 1 有馬記念(G1) 5着(0.9)
2007 1 10 牡7 アドマイヤジュピタ 2 ステイヤーズS(G2) 1着(-0.5)
2 2 牡4 アイポッパー 1 有馬記念(G1) 4着(0.6)
3 7 牡5 ポップロック 3 ダイヤモンドS(G3) 1着(-0.0)
2006稍重 1 2 牡4 ディープインパクト 1 有馬記念(G1) 2着(0.1)
2 1 牡4 トウカイトリック 5 ダイヤモンドS(G3) 3着(0.5)
3 8 牡5 デルタブルース 2 京都記念(G2) 5着(0.4)
人気

1番人気(4-3-2-1)の馬は外せないでしょう。過去10年では、1番人気馬が3着以内を外したのは、僅か1回です。

前走有馬記念

過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中9頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2009年~2011年のみです。

※今年の登録馬に、前走有馬記念組がいないので、スルーしてもいいデータです。

前走ダイヤモンドステークス

過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中7頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2008年、2009年、2014年、2015年の4回です。

前走日経新春杯

過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中5頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2006年、2007年、2013年~2015年の5回です。

二桁着順

過去10年の阪神大賞典3着以内では、前走が二桁着順だった馬は3頭のみです。その3頭は、長距離重賞優勝の経験がありました。

  • 2008年2着アイポッパー(前走16着)※2007年阪神大賞典1着、2006年ステイヤーズS1着
  • 2012年3着ナムラクレセント(前走10着)※2011年阪神大賞典1着
  • 2014年2着アドマイヤラクティ(前走11着)※2013年ダイヤモンドS1着

馬券予想

1番人気(推定)11シュヴァルグランは注目ですが、その他の上位人気馬は拮抗していると思います。3トーホウジャッカル、6タンタアレグリア、2アドマイヤデウスはともに上位争いの候補です。

菊花賞2014で2~3着馬のサウンズオブアースとゴールドアクターは、昨年の有馬記念2015でワンツーフィニッシュをしています。順調であれば、菊花賞馬トーホウジャッカルはかなり強いはずですが…。

2アドマイヤデウス

枠も良いですし、狙い目ですね。ただ来週の日経賞2016ではなく、阪神大賞典2016を使うというのは気になる点です。

昨年は、日経賞2015勝ちから天皇賞春2015に出走し15着に敗れています。距離適性を見るために、3000mのここを使うのではと思います。

3トーホウジャッカル

菊花賞2014の酒井ジョッキーとのコンビから、デムーロ騎手に乗り代わりらしいですね。難点を挙げるとすれば、順調さを欠いてるところでしょう。「脚元や球節に疲れ」ということで昨年は無理せず休養していたそうです。

谷調教師は「使って良くなるタイプだし、そのあたりは何とも言えない。~(中略)~、格好はつけてほしいね。」とのことです。休み明けとしては十分な状態に仕上げたけど、走ってみないと分からないという感じでしょうか。ただ好調のデムーロ騎手が乗るので、押さえておいた方が無難ですね。

今回、57kgを背負って休み明けです。一方タンタアレグリアは、今回55kgで順調に使って来ています。トーホウジャッカルかタンタアレグリアのどちらか一頭となると、タンタアレグリアの方が狙い目でしょうか。もちろんトーホウジャッカルを完全にスルーするのは、難しいところですが…。

6タンタアレグリア

前走ダイヤモンドステークス2016は1番人気に支持された中、1.7秒差の4着に敗れました。稍重発表でしたが、稍重とは思えないほど泥んこの馬場でした。良馬場で見てみたいですね。

菊花賞2015も4着だったように、長距離では大きく崩れていません。当然にここでも上位争いの1頭になるのではないでしょうか。

11シュヴァルグラン

前走日経新春杯2016は、◎評価をして3点で馬券的中しました。恐らく1番人気ですしローテもいいので、ここでも狙いたい1頭です。ここでは3着を外せないメンバーではないでしょうか。

4アドマイヤフライト

過去5年では、中穴の馬がよく馬券に絡むレースです。過去データからは消せない中穴というと、この馬ぐらいという感じです。アドマイヤデウスではなく、人気薄の方の冠名「アドマイヤ」が来るのも、よくあるパターンです。

買い方

◎11シュヴァルグラン

○3トーホウジャッカル

▲6タンタアレグリア

△4アドマイヤフライト

3連複◎-○▲△-○▲△

合計3点です。

過去10年で好成績を上げている1番人気の馬(11シュヴァルグラン)を軸に考えました。その他、3トーホウジャッカルと6タンタアレグリアを押さえました。

また例年、中穴の好走が目立つレースなので、4アドマイヤフライトを穴候補として押さえました。

上位人気では、無印にした2アドマイヤデウスが恐いです。内枠の岩田ジョッキーは一発狙ってくるイメージがあります。穴馬では、長距離重賞実績のある1カレンミロティックと7カムフィーも恐い2頭です。2~3着と考えると、ありえそうですね。

結果

馬券的には、1着、2着、7着、9着でした。

本命◎シュヴァルグランは1着でした

阪神大賞典2016
着順 馬番 性齢 馬名 前走
1 11 牡4 シュヴァルグラン 日経新春杯(G2) 2着(0.3)
2 6 牡4 タンタアレグリア ダイヤモンドS(G3) 4着(1.7)
3 2 牡5 アドマイヤデウス 京都記念(G2) 3着(0.5)

かなり惜しかったですね。いつものようにシュヴァルグラン軸の3連複流しじゃなくて、馬連流しなら当たっていたパターンでした。

3着は外さないと予想していましたが、やはりシュヴァルグランは強かったです。最後の直線では、タンタアレグリアもいたので、よし的中!とばかり思ってました。

あれ?あと一頭なんだっけ??と思うと、トーホウジャッカルがいない…。肝心なときにミルコがいないとは…。もう一頭アドマイヤフライトは、当然の如く、そこにはいませんでした。

トーホウジャッカルは、やはり順調さを欠いてるのが大きなマイナス要因になりました。結果論ですが、ジョッキーは乗り代わりしなくても良かったのでは…と感じてしまいます。

体質が弱いということなので、次の買い時は難しいところですね。体質が弱いと言われながら、3歳クラシック(日本ダービー2009)を勝ったロジユニヴァースを思い出しました。

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