例年少頭数になるレースですが、今年も登録馬の段階で11頭になりました。
ゴールドシップやオルフェーヴル、ディープインパクトといった名馬が1番人気の支持を集めたこともありますが、過去10年では、1番人気馬の信頼が高い傾向にあります。
- 1番人気(4-3-2-1)
1番人気馬が3着をはずしたのは、2009年のみです。
- 2009年7着オウケンブルースリ
2009年は重馬場だったので、その影響もあるかもしれません。阪神大賞典2009後、オウケンブルースリは腰部不安で休養することになりました。
2011年以降の過去5年の3着以内では、1番人気+2~3番人気+中穴という決着が続いています。2011年以降の中穴馬は以下のようになっています。馬券的には、今年も1番人気+2~3番人気+中穴(5~7番人気前後)という組み合わせを狙いたいです。
- 2011年3着モンテクリスエス(6番人気)
- 2012年3着ナムラクレセント(5番人気)
- 2013年3着フォゲッタブル(5番人気)
- 2014年2着アドマイヤラクティ(5番人気)
- 2015年2着デニムアンドルビー(7番人気)
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015良 | 1 | 8 | 牡6 | ゴールドシップ | 1 | AJCC(G2) 7着(0.5) |
2 | 2 | 牝5 | デニムアンドルビー | 7 | 有馬記念(G1) 9着(0.4) | |
3 | 1 | 牡5 | ラストインパクト | 2 | 有馬記念(G1) 7着(0.2) | |
2014良 | 1 | 1 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 有馬記念(G1) 3着(1.5) |
2 | 8 | 牡6 | アドマイヤラクティ | 5 | 有馬記念(G1) 11着(3.0) | |
3 | 2 | 牡4 | バンデ | 3 | 御堂筋S(1600万) 1着(-0.4) | |
2013良 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドシップ | 1 | 有馬記念(G1) 1着(-0.2) |
2 | 6 | 牡5 | デスペラード | 3 | 万葉S(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 3 | 牡7 | フォゲッタブル | 5 | ダイヤモンドS(G3) 7着(1.2) | |
2012稍重 | 1 | 1 | 牡4 | ギュスターヴクライ | 3 | ダイヤモンドS(G3) 2着(0.1) |
2 | 12 | 牡4 | オルフェーヴル | 1 | 有馬記念(G1) 1着(-0.1) | |
3 | 6 | 牡7 | ナムラクレセント | 5 | 日経新春杯(G2) 10着(1.5) | |
2011良 | 1 | 3 | 牡6 | ナムラクレセント | 3 | 日経新春杯(G2) 4着(0.5) |
2 | 2 | 牡4 | コスモメドウ | 1 | ダイヤモンドS(G3) 1着(-0.3) | |
3 | 10 | 牡6 | モンテクリスエス | 6 | ダイヤモンドS(G3) 5着(0.9) | |
2010良 | 1 | 13 | 牡8 | トウカイトリック | 5 | ダイヤモンドS(G3) 5着(0.4) |
2 | 6 | 牡4 | ジャミール | 4 | 迎春S(1600万) 1着(-0.1) | |
3 | 11 | 牝5 | メイショウベルーガ | 1 | 日経新春杯(G2) 1着(-0.5) | |
2009重 | 1 | 7 | 牡5 | アサクサキングス | 2 | 京都記念(G2) 1着(-0.0) |
2 | 8 | 牡4 | ヒカルカザブエ | 6 | 日経新春杯(G2) 7着(0.9) | |
3 | 11 | 牡4 | ナムラクレセント | 4 | 御堂筋S(1600万) 2着(0.4) | |
2008良 | 1 | 1 | 牡5 | アドマイヤジュピタ | 4 | 日経新春杯(G2) 4着(0.4) |
2 | 2 | 牡8 | アイポッパー | 5 | 京都記念(G2) 16着(1.9) | |
3 | 3 | 牡7 | ポップロック | 1 | 有馬記念(G1) 5着(0.9) | |
2007良 | 1 | 10 | 牡7 | アドマイヤジュピタ | 2 | ステイヤーズS(G2) 1着(-0.5) |
2 | 2 | 牡4 | アイポッパー | 1 | 有馬記念(G1) 4着(0.6) | |
3 | 7 | 牡5 | ポップロック | 3 | ダイヤモンドS(G3) 1着(-0.0) | |
2006稍重 | 1 | 2 | 牡4 | ディープインパクト | 1 | 有馬記念(G1) 2着(0.1) |
2 | 1 | 牡4 | トウカイトリック | 5 | ダイヤモンドS(G3) 3着(0.5) | |
3 | 8 | 牡5 | デルタブルース | 2 | 京都記念(G2) 5着(0.4) |
1番人気(4-3-2-1)の馬は外せないでしょう。過去10年では、1番人気馬が3着以内を外したのは、僅か1回です。
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中9頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2009年~2011年のみです。
※今年の登録馬に、前走有馬記念組がいないので、スルーしてもいいデータです。
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中7頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2008年、2009年、2014年、2015年の4回です。
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中5頭に及びます。3着以内に来なかったのは、2006年、2007年、2013年~2015年の5回です。
過去10年の阪神大賞典3着以内では、前走が二桁着順だった馬は3頭のみです。その3頭は、長距離重賞優勝の経験がありました。
- 2008年2着アイポッパー(前走16着)※2007年阪神大賞典1着、2006年ステイヤーズS1着
- 2012年3着ナムラクレセント(前走10着)※2011年阪神大賞典1着
- 2014年2着アドマイヤラクティ(前走11着)※2013年ダイヤモンドS1着
馬券予想
1番人気(推定)11シュヴァルグランは注目ですが、その他の上位人気馬は拮抗していると思います。3トーホウジャッカル、6タンタアレグリア、2アドマイヤデウスはともに上位争いの候補です。
菊花賞2014で2~3着馬のサウンズオブアースとゴールドアクターは、昨年の有馬記念2015でワンツーフィニッシュをしています。順調であれば、菊花賞馬トーホウジャッカルはかなり強いはずですが…。
枠も良いですし、狙い目ですね。ただ来週の日経賞2016ではなく、阪神大賞典2016を使うというのは気になる点です。
昨年は、日経賞2015勝ちから天皇賞春2015に出走し15着に敗れています。距離適性を見るために、3000mのここを使うのではと思います。
菊花賞2014の酒井ジョッキーとのコンビから、デムーロ騎手に乗り代わりらしいですね。難点を挙げるとすれば、順調さを欠いてるところでしょう。「脚元や球節に疲れ」ということで昨年は無理せず休養していたそうです。
谷調教師は「使って良くなるタイプだし、そのあたりは何とも言えない。~(中略)~、格好はつけてほしいね。」とのことです。休み明けとしては十分な状態に仕上げたけど、走ってみないと分からないという感じでしょうか。ただ好調のデムーロ騎手が乗るので、押さえておいた方が無難ですね。
今回、57kgを背負って休み明けです。一方タンタアレグリアは、今回55kgで順調に使って来ています。トーホウジャッカルかタンタアレグリアのどちらか一頭となると、タンタアレグリアの方が狙い目でしょうか。もちろんトーホウジャッカルを完全にスルーするのは、難しいところですが…。
前走ダイヤモンドステークス2016は1番人気に支持された中、1.7秒差の4着に敗れました。稍重発表でしたが、稍重とは思えないほど泥んこの馬場でした。良馬場で見てみたいですね。
菊花賞2015も4着だったように、長距離では大きく崩れていません。当然にここでも上位争いの1頭になるのではないでしょうか。
前走日経新春杯2016は、◎評価をして3点で馬券的中しました。恐らく1番人気ですしローテもいいので、ここでも狙いたい1頭です。ここでは3着を外せないメンバーではないでしょうか。
過去5年では、中穴の馬がよく馬券に絡むレースです。過去データからは消せない中穴というと、この馬ぐらいという感じです。アドマイヤデウスではなく、人気薄の方の冠名「アドマイヤ」が来るのも、よくあるパターンです。
買い方
◎11シュヴァルグラン
○3トーホウジャッカル
▲6タンタアレグリア
△4アドマイヤフライト
3連複◎-○▲△-○▲△
合計3点です。
過去10年で好成績を上げている1番人気の馬(11シュヴァルグラン)を軸に考えました。その他、3トーホウジャッカルと6タンタアレグリアを押さえました。
また例年、中穴の好走が目立つレースなので、4アドマイヤフライトを穴候補として押さえました。
上位人気では、無印にした2アドマイヤデウスが恐いです。内枠の岩田ジョッキーは一発狙ってくるイメージがあります。穴馬では、長距離重賞実績のある1カレンミロティックと7カムフィーも恐い2頭です。2~3着と考えると、ありえそうですね。
結果
馬券的には、1着、2着、7着、9着でした。
本命◎シュヴァルグランは1着でした
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 11 | 牡4 | シュヴァルグラン | 日経新春杯(G2) 2着(0.3) |
2 | 6 | 牡4 | タンタアレグリア | ダイヤモンドS(G3) 4着(1.7) |
3 | 2 | 牡5 | アドマイヤデウス | 京都記念(G2) 3着(0.5) |
かなり惜しかったですね。いつものようにシュヴァルグラン軸の3連複流しじゃなくて、馬連流しなら当たっていたパターンでした。
3着は外さないと予想していましたが、やはりシュヴァルグランは強かったです。最後の直線では、タンタアレグリアもいたので、よし的中!とばかり思ってました。
あれ?あと一頭なんだっけ??と思うと、トーホウジャッカルがいない…。肝心なときにミルコがいないとは…。もう一頭アドマイヤフライトは、当然の如く、そこにはいませんでした。
トーホウジャッカルは、やはり順調さを欠いてるのが大きなマイナス要因になりました。結果論ですが、ジョッキーは乗り代わりしなくても良かったのでは…と感じてしまいます。
体質が弱いということなので、次の買い時は難しいところですね。体質が弱いと言われながら、3歳クラシック(日本ダービー2009)を勝ったロジユニヴァースを思い出しました。