昨年は3連単21万馬券、2013年32万馬券、2012年28万馬券、2011年49万馬券、2010年43万馬券、2009年14万馬券、2008年12万馬券、2007年11万馬券、2006年8万馬券・・・と、ほどよくおさまったのは2006年ぐらいで、ほぼ毎年荒れるレースです。二桁人気の馬もほぼ毎回馬券に絡む、穴党には堪らないレースだと思います。
荒れる一方、過去データとしてまとめると、いくつか特徴があることが分かりますので、過去データの特徴から候補を選びたいと思います。
では過去9年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去9年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2014 | 1 | 8 | 牡6 | リアルインパクト | キャピタルS(OP) 6着(0.2) |
2 | 18 | 牡4 | コパノリチャード | JBCスプリント(G1) 16着(2.9) | |
3 | 3 | 牡5 | ダイワマッジョーレ | チャレンジカップ(G3) 5着(0.3) | |
2013 | 1 | 10 | 牡5 | リアルインパクト | マイルCS(G1) 10着(0.8) |
2 | 14 | 牡6 | ガルボ | マイルCS(G1) 14着(1.2) | |
3 | 7 | 牡4 | クラレント | マイルCS(G1) 11着(0.9) | |
2012 | 1 | 13 | 牡6 | サンカルロ | マイルCS(G1) 7着(0.5) |
2 | 10 | 牡5 | ガルボ | マイルCS(G1) 16着(1.3) | |
3 | 15 | 牡3 | ファイナルフォーム | マイルCS(G1) 12着(0.8) | |
2011 | 1 | 13 | 牡5 | サンカルロ | スワンS(G2) 4着(0.6) |
2 | 16 | 牡3 | グランプリボス | マイルCS(G1) 13着(1.0) | |
3 | 8 | 牡4 | フラガラッハ | スワンS(G2) 10着(1.2) | |
2010 | 1 | 14 | 牡7 | キンシャサノキセキ | マイルCS(G1) 13着(0.7) |
2 | 13 | 牡4 | レッドスパーダ | フェブラリーS(G1) 12着(3.5) | |
3 | 4 | 牡6 | マイネルフォーグ | アンドロメダS(OP) 12着(1.8) | |
2009 | 1 | 2 | 牡6 | キンシャサノキセキ | スワンS(G2) 1着(-0.0) |
2 | 13 | 牡6 | プレミアムボックス | 京阪杯(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 17 | 牡3 | サンカルロ | マイルCS(G1) 12着(0.6) | |
2008 | 1 | 3 | 牡4 | マルカフェニックス | 京阪杯(G3) 5着(0.2) |
2 | 14 | 牡3 | ファリダット | 京阪杯(G3) 2着(0.1) | |
3 | 15 | 牡5 | リザーブカード | マイルCS(G1) 10着(0.6) | |
2007 | 1 | 17 | 牡5 | スズカフェニックス | マイルCS(G1) 3着(0.1) |
2 | 4 | 牝6 | ジョリーダンス | マイルCS(G1) 10着(0.8) | |
3 | 16 | 牝4 | ブルーメンブラット | オーロC(OP) 1着(-0.1) | |
2006 | 1 | 10 | 牡3 | フサイチリシャール | ジャパンCダート(G1) 13着(1.7) |
2 | 7 | 牡7 | プリサイスマシーン | マイルCS(G1) 6着(0.6) | |
3 | 13 | 牡3 | マイネルスケルツィ | マイルCS(G1) 4着(0.5) |
前走マイルCSで大敗した馬が多いです。前走マイルCS以外の馬についても、2~3走ほど前にマイルCSに出走し、大敗している馬が多いです。傾向として、マイルCSで好成績だった馬よりも、成績が良くなかった馬の方が好走しています。
この2レースもとても多いローテです。2009年のキンシャサノキセキやプレミアムボックスのように、前走1着だった馬もいますが、大敗や馬券外からの巻き返しも度々あるので、あまり前走の成績を気にしすぎない方がいいかもしれません。
サンカルロ、キンシャサノキセキ、ガルボ、リアルインパクトが過去複数回馬券に絡んでいます。過去の好走馬が出走している場合は要注意です。
外枠の好走が目立ちます。7~8枠から2頭ほど馬券に絡む年がとても多いです。外枠の馬が馬券に絡まなかった年はありません。
馬券予想
注目したいのは「外枠の馬」です。過去データの傾向から、少なくとも1頭は馬券に絡むと考えるのがベターです。
その他、「前走マイルCSの馬(もしくは今年のマイルCS出走経験馬)」「前走京阪杯やスワンSの馬の好走馬」も狙い目です。特にマイルCSで馬券圏外だった馬の好走が目立ちます。
またリピーターが活躍しているレースでもあります。過去9年で、4頭のリピーターがいます。
- サンカルロ
- キンシャサノキセキ
- ガルボ
- リアルインパクト
今年の出走馬表を見ると、7~8枠にマイルCS2015を使った馬が1頭も出走していませんが、リピーター候補が1頭いました。14クラレントです。今年はここで秋4戦目になり、ローテ的には買いにくいです。しかし2013年の阪神カップ3着馬で、例年荒れるレースと考えれば狙う価値があるかもしれません。
他の7~8枠の馬であれば、休み明けですが、前走CBC賞2015 2着の15ダンスディレクターは面白そうです。13ロサギガンティアにも注目です。前走オーロカップ2015 1着というローテは、2007年のブルーメンブラットと同じです。
外枠以外の馬から候補を探すと、まず外せないのは1ビッグアーサーです。1枠というのが少し引っかかりますが、未だ連対を外したことが無い成績の魅力と、何か大物であってほしい期待を抱いてしまいます。こういう成績の馬は、負け出すまでは買い目に入れるようにしています。
その他、2ダイワマッジョーレと8ダノンシャークですね。データ的には、リピーターでもあるダイワマッジョーレの方が優勢ですが、狙うなら、穴っぽいダノンシャークの方でしょうか。
買い方
◎13ロサギガンティア
○14クラレント
▲1ビッグアーサー
△8ダノンシャーク
前走データを中心に候補を選びましたが、名前を挙げていない他の馬が3着以内に来ても全くおかしくありません。それほど混戦だと思います。
毎年かなり荒れるレースなので、全く当たる気がしません。馬券は、馬連ボックスと3連複ボックスを検討します。場合によっては3連単も考えます。
結果
ロサギガンティアが勝ちましたね!またミルコです。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 13 | 牡4 | ロサギガンティア | オーロC(OP) 1着(-0.2) |
2 | 15 | 牡5 | ダンスディレクター | CBC賞(G3) 2着(0.1) |
3 | 1 | 牡4 | ビッグアーサー | 京阪杯(G3) 2着(0.0) |
ロサギガンティアが◎本命、▲ビッグアーサーでしたが、馬券は当たらず。最近は本命の調子が良いものの、紐抜けがかなり多いです。ワイドの方が良かったですね…。荒れるレースと言いながら、わりと上位人気で決まりました。2着ダンスディレクターも予想の中で、面白そうな馬として取り上げましたが、消してしまいました。
それにしても、ビッグアーサーは勝ち切れないですね。いつも善戦はするものの勝ちきれない馬というのも結構います。その類なのか、ジョッキーなのかは定かではありません。高松宮記念2016を目指してほしい馬なので、次走こそは期待したいところです。