日程 | 2017年5月20日(土曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | ダート1900m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ参考 京都競馬場 – ヤフー天気 |
ダート重賞「平安ステークス2017」です。出世レースという印象はありませんが、例年骨っぽいメンバーが集います。このあと地方交流G1帝王賞2017を使う有力馬もいると思うので、前哨戦としても面白いレースになりそうです。
平安ステークスは、2013年から5月開催となり、距離も京都ダート1900m戦に変更となりました。ちょうど2010年~2012年の東海ステークスが同時期に同条件(京都ダート1900m)で行われていたので、今回の過去データは過去7年(平安ステークス2013~2016&東海ステークス2010~2012)になります。
過去7年の平安ステークスの配当を見ると、10万馬券が2回あります。2014年に3連単146万馬券という高配当が出ていますが、昨年は硬い決着となり、傾向が掴めないレースです。ただ穴馬の好走が目立つレースですので、人気薄の馬にも注意したいです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 840円 | 1,770円 | 6,130円 |
2015 | 1,810円 | 5,380円 | 27,260円 |
2014 | 50,430円 | 155,660円 | 1,468,650円 |
2013 | 1,930円 | 4,510円 | 15,630円 |
2012 | 2,410円 | 35,710円 | 159,380円 |
2011 | 3,280円 | 10,650円 | 62,720円 |
2010 | 750円 | 13,220円 | 49,090円 |
では過去7年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去7年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 14 | 牡5 | 58 | アスカノロマン | 1 | アンタレスステークス(G3) 2着(0.1) |
2 | 11 | 牡6 | 56 | クリノスターオー | 3 | マーチステークス(G3) 5着(0.5) | |
3 | 6 | 牡6 | 58 | クリソライト | 4 | アンタレスステークス(G3) 4着(0.6) | |
2015良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | インカンテーション | 4 | フェブラリーステークス(G1) 2着(0.1) |
2 | 11 | 牡5 | 57 | クリノスターオー | 3 | アンタレスステークス(G3) 1着(-0.1) | |
3 | 12 | 牡7 | 58 | ローマンレジェンド | 5 | アンタレスステークス(G3) 6着(0.8) | |
2014良 | 1 | 10 | 牡4 | 56 | クリノスターオー | 12 | アンタレスステークス(G3) 16着(2.1) |
2 | 6 | 牡4 | 57 | ソロル | 7 | アンタレスステークス(G3) 12着(1.3) | |
3 | 16 | 牝5 | 55 | ワイルドフラッパー | 4 | マリーンカップ(G3) 1着(-1.4) | |
2013良 | 1 | 1 | 牡6 | 59 | ニホンピロアワーズ | 1 | アンタレスステークス(G3) 2着(0.1) |
2 | 7 | 牡6 | 57 | ナイスミーチュー | 8 | アンタレスステークス(G3) 5着(0.7) | |
3 | 6 | 牡7 | 56 | ナムラタイタン | 5 | ブリリアントステークス(OP) 4着(0.4) | |
2012良東海S | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ソリタリーキング | 4 | ブリリアントステークス(OP) 1着(-0.8) |
2 | 10 | 牡5 | 57 | ニホンピロアワーズ | 3 | アンタレスステークス(G3) 5着(0.6) | |
3 | 1 | 牡5 | 56 | サイレントメロディ | 11 | マーチステークス(G3) 1着(-0.0) | |
2011不良東海S | 1 | 8 | 牡5 | 57 | ワンダーアキュート | 2 | アンタレスステークス(G3) 2着(0.3) |
2 | 15 | 牡5 | 57 | ランフォルセ | 6 | エスペランサステークス(OP) 1着(-0.4) | |
3 | 2 | 牡5 | 58 | シルクメビウス | 5 | フェブラリーステークス(G1) 8着(0.9) | |
2010不良東海S | 1 | 2 | 牡4 | 57 | シルクメビウス | 3 | アンタレスステークス(G3) 5着(0.5) |
2 | 6 | 牡4 | 57 | トランセンド | 1 | アンタレスステークス(G3) 8着(0.8) | |
3 | 16 | 牡5 | 57 | アルトップラン | 10 | 両国ステークス(1600万) 1着(-0.5) |
過去7年の平安ステークス3着以内21頭中12頭を占めます。人気やアンタレスステークスでの着順に関係なく、好走例が多いローテです。
過去7年の平安ステークスでは、不振傾向にあります。上位人気だけで決着したのは、昨年だけです。
- 1番人気(2-1-0-4)複勝率42%
- 2番人気(1-0-0-6)複勝率14%
- 3番人気(1-3-0-3)複勝率57%
直近3年の平安ステークスでは、外枠(二桁馬番)の好走例が多く、3着以内9頭中6頭を占めます。
過去7年の平安ステークスでは、2010年3着アルトップラン(前走両国ステークス、1600万)のみです。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走アンタレスステークス」「外枠」に注目です。
平安ステークス2017は、重賞実績馬が多く、高いレベルの混戦という感じです。好ローテの前走アンタレスステークス2017組が上位争いの候補になりそうですが、出走予定馬も多く、取捨に悩みことになりそうです。
平安ステークス2017の注目は、グレイトパールでしょうか。ダート転向後、無敗の4連勝という成績です。前走仁川ステークス2017で、勝ち負け争いをしたコスモカナディアンがマーチステークス2017で大敗したのは気になるところですが、まだ底を見せていない未知の魅力は十分にありますね。
以下、簡単な考察と予想です。
前走仁川ステークス2017 1着。ダート転向後4戦4勝。大物期待を込めて本命にしました。
戦ってきた相手は、今回のメンバーよりも格下でしょうか。前走も緩いメンバーで、コスモカナディアンと2強というレースでしたが、勝ち時計は、例年と遜色のない時計でした。
過去の仁川ステークス優勝馬を見る限り、仁川ステークスを優勝する能力があれば、重賞で勝ち負けするポテンシャルは十分にありそうです。
前走アンタレスステークス2017 2着。前走は、外を通った馬が直線で失速していく中で、インコースで脚を溜めていたことが功を奏した印象のレースでした。
とはいえ、直近4走の重賞では、大きく崩れることなく安定しているので、今年に入って力をつけてきているのは間違い無さそうです。あくまで伏兵という扱いですが、他の上位人気馬とも大きな力差はないと思うので、期待したいですね。
前走コリアカップ2016 2着。平安ステークスは、2014年優勝・2015年2着・2016年2着と、抜群の相性を誇ります。
例年、平安ステークスは、逃げ先行馬の好走例が多く、上位3頭中2頭が逃げ先行馬という決着が続いています。約8ヶ月超の休養明けのコンディションは気になるところですが、条件が揃っているわりに、人気も落ち着きそうなので、ここは押さえておきたいです。
前走アンタレスステークス2017 10着。前走は、前に行った馬とギリギリまでインコースで脚を溜めて差した馬が上位を占める決着となりました。その中で、終始外をまわることになってしまったので、10着という結果は度外視しても良いかもしれません。
3走前のアルデバランステークス2017(京都ダート1900m、OP)は、アンタレスステークス2017を優勝したモルトベーネより1kg重い斤量で差のない2着に好走。ムーア騎手騎乗だった同斤量のピオネロには先着しました。
昨年の平安ステークス2016は、圧勝したアスカノロマンを除けば、2着クリノスターオーとは差のない5着。京都ダート1900m戦という条件は良さそうなので、人気薄になりそうなら、紐に入れても面白そうな1頭です。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、11着、12着、14着でした。本命◎グレイトパールは1着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 9 | 牡4 | グレイトパール | 1 | 仁川ステークス(OP) 1着(-0.1) |
2 | 4 | 牡7 | クリソライト | 6 | ダイオライト記念(G2) 1着(-1.3) |
3 | 1 | 牡8 | マイネルバイカ | 15 | ブリリアントステークス(OP) 5着(1.0) |
カスリもせずでした。(;´ω`)φ
押さえていた馬は、届かないと確信したのか、最後流しているようなレースになってしまいました。特にクリノスターオーは、昨年と比べると、スタートしてからの行きっぷりもいまいちで、向こう正面では手応えがなくなっているように見えました。いかにも長期休養明けという感じでした。
グレイトパールの圧勝という結果に終わりましたが、それにしても強かったです。1頭だけ格上(G1クラス)というような勝ちっぷりでした。同じ川田ジョッキー騎乗のゴルトブリッツ (2012年)を思い出しました。ゴルトブリッツは、仁川ステークス2012圧勝→アンタレスステークス2012優勝→帝王賞2012優勝で引退となりました。この強さを見てしまうと、グレイトパールの次走も期待してしまいます。
2着以下は混戦で、流れ次第で着順がガラッと変わりそうな印象でした。特に2着クリソライトの追い込み劇には驚きました。中央では前に行けずに中団かな…と思っていましたが、まさかの最後方からの追い込み。武豊ジョッキーの読みの鋭さには驚くばかりです…。