日程 | 2018年2月4日(日曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 10頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
きさらぎ賞2018
今年の3歳クラシック戦線に向けた一戦「きさらぎ賞2018」です。近年は、ダンビュライト(2017年)、サトノダイヤモンド(2016年)、ルージュバック(2015年)など、3歳クラシックで活躍する馬を輩出しています。過去の上位馬には、後の重賞戦線で活躍する馬も多く、出世レースとなっています。
コース形態
過去10年のきさらぎ賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは、2008年の1回のみ。近年は硬めの決着が続いており、点数次第ではどの馬券種もトリガミが有り得そうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 960円 | 1,210円 | 14,180円 |
2016 | 700円 | 430円 | 1,570円 |
2015 | 260円 | 420円 | 1,270円 |
2014 | 150円 | 1,200円 | 3,310円 |
2013 | 2,770円 | 3,700円 | 28,120円 |
2012 | 830円 | 1,420円 | 4,970円 |
2011 | 10,280円 | 10,200円 | 89,500円 |
2010 | 1,300円 | 3,610円 | 23,630円 |
2009 | 320円 | 11,440円 | 31,180円 |
2008 | 9,140円 | 30,820円 | 213,030円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017重 | 1 | 7 | 56 | アメリカズカップ | 6 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 9着(0.9) | 9 |
2 | 1 | 56 | サトノアーサー | 1 | シクラメン賞(500万) 1着(-0.6) | 1 | |
3 | 4 | 56 | ダンビュライト | 2 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 13着(1.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 9 | 56 | サトノダイヤモンド | 1 | 500万(阪神芝2000m) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 2 | 56 | レプランシュ | 4 | シクラメン賞(500万) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 3 | 56 | ロイカバード | 2 | 福寿草特別(500万) 1着(-0.1) | 1 | |
2015良 | 1 | 3 | 54 | ルージュバック(牝) | 1 | 百日草特別(500万) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 5 | 56 | ポルトドートウィユ | 2 | シクラメン賞(500万) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 4 | 56 | アッシュゴールド | 3 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 8着(0.6) | 4 | |
2014稍重 | 1 | 1 | 56 | トーセンスターダム | 2 | 京都2歳ステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 5 | 56 | バンドワゴン | 1 | エリカ賞(500万) 1着(-0.8) | 1 | |
3 | 3 | 56 | エイシンエルヴィン | 6 | 未勝利(新潟芝1600m) 1着(-0.3) | 1 | |
2013良 | 1 | 3 | 56 | タマモベストプレイ | 6 | シンザン記念(G3) 3着(0.2) | 3 |
2 | 2 | 56 | マズルファイヤー | 5 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 7 | 56 | アドマイヤドバイ | 3 | 福寿草特別(500万) 2着(0.0) | 4 | |
2012良 | 1 | 9 | 56 | ワールドエース | 1 | 若駒ステークス(OP) 2着(0.4) | 1 |
2 | 4 | 56 | ヒストリカル | 4 | 福寿草特別(500万) 4着(0.2) | 2 | |
3 | 13 | 56 | ベールドインパクト | 2 | 未勝利(阪神芝1600m) 1着(-0.2) | 1 | |
2011良 | 1 | 6 | 56 | トーセンラー | 3 | 福寿草特別(500万) 3着(0.0) | 1 |
2 | 7 | 56 | リキサンマックス | 8 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.1) | 9 | |
3 | 10 | 56 | オルフェーヴル | 2 | シンザン記念(G3) 2着(0.2) | 3 | |
2010良 | 1 | 2 | 56 | ネオヴァンドーム | 5 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | 56 | レーヴドリアン | 1 | 福寿草特別(500万) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 9 | 56 | ステージプレゼンス | 6 | 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.0) | 1 | |
2009良 | 1 | 7 | 56 | リーチザクラウン | 1 | ラジオNIKKEI杯(G3) 2着(0.7) | 1 |
2 | 3 | 56 | リクエストソング | 2 | 福寿草特別(500万) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 9 | 56 | エンブリオ | 10 | ビオラ賞(500万) 6着(0.9) | 10 | |
2008良 | 1 | 15 | 56 | レインボーペガサス | 8 | 全日本2歳優駿(G1) 3着(0.2) | 1 |
2 | 12 | 56 | スマイルジャック | 5 | 若竹賞(500万) 3着(0.3) | 1 | |
3 | 10 | 56 | ヤマニンキングリー | 7 | 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 7着(1.3) | 5 |
過去10年のきさらぎ賞3着以内30頭中24頭を占めます。前走が馬券圏外だった6頭中4頭が前走朝日杯フューチュリティステークスに出走していました。
過去10年のきさらぎ賞3着以内では、上位人気馬(1~2番人気馬)の好走例が多いです。その他、直近6年は、1~6番人気までで決着しており、大穴の激走が少ない傾向にあります。
- 1番人気(4-3-0-3)複勝率70%
- 2番人気(1-2-4-3)複勝率70%
- 3番人気(1-0-2-7)複勝率30%
近年のきさらぎ賞3着以内では、やや内枠が優勢傾向にあります。外枠からは、重馬場で行われた昨年の優勝馬アメリカズカップや一昨年の優勝馬サトノダイヤモンドなどがいますが、近年は、馬番1~5番の好走例が多いです。
予想
きさらぎ賞2018は、実績面で抜けた馬は不在だと思います。例年と比べ、前走新馬戦&未勝利戦の出走馬が多く、取捨に悩むことになりそうですね。
以下、簡単な考察と予想です。少頭数ながら、紐候補が多すぎます…。難しい。(´・ω・`;)
全兄アルアイン(皐月賞2017優勝)という血統。セレクトセールでは、2億3760万円という高額で落札されました。過去10年では、前走新馬戦の馬が来ていないものの、下馬評通りなら、ここは勝ち負けを期待したいですね。深く考えず、本命で。
前走デイリー杯2歳ステークス2017は、直線でジャンダルムに交わされての2着。ジャンダルムと力量差を感じる一戦となりました。しかし、その後ジャンダルムはG1に昇格したホープフルステークスで2着に好走。強い相手と小差の競馬をしたと考えれば、ここでも十分に勝負になりそうですね。
前走こうやまき賞は、出負けして後方からの競馬。最後は、鞭をビシバシ叩いて詰めてきてはいましたが、カフジバンガードの完勝という印象でした。人気馬に乗るミルコということで、一応の押さえ。
前走黄菊賞2017は、前に行った2頭を交わせず5着。データ傾向からは狙い難いところでしょうか。とはいえ上位陣は団子状態に近いゴールで、力負けの5着という印象はありませんでした。2着は、若駒ステークス2018を優勝したケイティクレバー。3着以下の上位陣も結構骨っぽいメンバーだっただけに、今回のメンバーが相手なら押さえておいても…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、8着、9着でした。本命◎ダノンマジェスティは、9着でした。
着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 3 | 56 | サトノフェイバー | 4 | 新馬戦(京都芝2000m) 1着(-0.5) | 2 |
2 | 8 | 56 | グローリーヴェイズ | 2 | こうやまき賞(500万) 2着(0.0) | 2 |
3 | 4 | 56 | ラセット | 5 | 未勝利戦(京都芝1600m) 1着(-0.0) | 2 |
晩に録画を見ました。少頭数だというのに、カスリもせずとは…。(´・ω・`;)
ほぼ例年通りのペース。サトノフェイバーは楽に逃げることになり、そのまま逃げ切り優勝となりました。データ傾向を破る1戦1勝馬で、これは少し手が出せなかったです。(データを破るとすれば、ダノンマジェスティの方だと考えていました。)
カツジは、やや重そうな印象。距離もマイルぐらいまでが良さそうな気がしましたが、適性についてはよく分からないですね。次走に注目です。
本命ダノンマジェスティは道中掛かる仕草を見せ、最後は、コーナーを大きく振れてしまいました。全く競馬ができていないという印象で、大敗は仕方ないところだと思います。ここを負けると、皐月賞2018に出られないということでしたが、3歳クラシック云々の前に、じっくり500万から進めて行くべきかもしれませんね。