日程 | 2016年10月10日(月曜日・祝日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 10頭 |
天気 | 晴れ参考 京都競馬場 – ヤフー天気 |
秋のG1前哨戦「京都大賞典2016」です。1着馬には天皇賞秋2016の優先出走権が与えられることになっています。過去の上位馬を見ると、あまり秋のG1シリーズに繋がらない印象でしたが、昨年1着のラブリーデイが天皇賞秋2015優勝、2着のサウンズオブアースが有馬記念2015 2着に好走しています。今年も下半期のG1に向けた注目の一戦になりそうです。
過去10年の京都大賞典の3連単配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回です。2013年は、1番人気のゴールドシップが5着に飛び、3連単360万馬券という大波乱決着となりました。一方で、3連単数千円という決着も多いので、傾向としては硬い決着が多いレースでもあります。
- 2015年 6,540円
- 2014年 17,470円
- 2013年 3,619,290円
- 2012年 128,790円
- 2011年 4,360円
- 2010年 3,880円
- 2009年 43,670円
- 2008年 114,270円
- 2007年 2,870円
- 2006年 49,450円
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2015良 | 1 | 1 | 牡5 | 58 | ラブリーデイ | 1 | 宝塚記念(G1) 1着(-0.0) |
2 | 10 | 牡4 | 56 | サウンズオブアース | 2 | 天皇賞春(G1) 9着(0.7) | |
3 | 7 | セ7 | 56 | カレンミロティック | 5 | 宝塚記念(G1) 13着(1.0) | |
2014良 | 1 | 7 | 牡4 | 56 | ラストインパクト | 3 | 新潟記念(G3) 3着(0.0) |
2 | 10 | 牡4 | 56 | タマモベストプレイ | 6 | 丹頂S(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 2 | 牡6 | 58 | トーセンラー | 1 | 安田記念(G1) 14着(1.9) | |
2013良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | ヒットザターゲット | 11 | 宝塚記念(G1) 11着(2.4) |
2 | 1 | 牡4 | 56 | アンコイルド | 7 | 札幌記念(G2) 3着(1.7) | |
3 | 11 | 牡5 | 57 | トーセンラー | 2 | 宝塚記念(G1) 5着(1.0) | |
2012良 | 1 | 14 | 牡5 | 56 | メイショウカンパク | 5 | オールカマー(G2) 6着(0.8) |
2 | 9 | 牡7 | 57 | オウケンブルースリ | 7 | 阪神大賞典(G2) 8着(2.6) | |
3 | 6 | 牡4 | 57 | ギュスターヴクライ | 2 | 天皇賞春(G1) 5着(1.3) | |
2011良 | 1 | 7 | 牡4 | 59 | ローズキングダム | 1 | 宝塚記念(G1) 4着(0.3) |
2 | 8 | 牡4 | 57 | ビートブラック | 4 | 宝塚記念(G1) 11着(1.5) | |
3 | 4 | 牡6 | 58 | オウケンブルースリ | 3 | 天皇賞春(G1) 10着(1.3) | |
2010良 | 1 | 2 | 牝5 | 56 | メイショウベルーガ | 2 | 新潟記念(G3) 4着(0.1) |
2 | 9 | 牡5 | 58 | オウケンブルースリ | 1 | ジャパンC(G1) 2着(0.0) | |
3 | 6 | 牝5 | 55 | プロヴィナージュ | 4 | チャレンジC(G3) 2着(0.3) | |
2009良 | 1 | 2 | 牡4 | 59 | オウケンブルースリ | 3 | 阪神大賞典(G2) 7着(1.2) |
2 | 3 | 牡4 | 57 | スマートギア | 4 | 西宮S(1600万) 2着(0.0) | |
3 | 1 | 牡5 | 57 | トーセンキャプテン | 7 | オールカマー(G2) 7着(0.8) | |
2008良 | 1 | 5 | 牡5 | 57 | トーホウアラン | 4 | チャレンジC(G3) 2着(0.1) |
2 | 9 | 牡7 | 58 | アドマイヤモナーク | 6 | 天皇賞春(G1) 6着(0.9) | |
3 | 3 | 牡8 | 57 | アイポッパー | 7 | 目黒記念(G2) 5着(0.6) | |
2007良 | 1 | 6 | 牡5 | 57 | インティライミ | 2 | チャレンジC(G3) 1着(-0.2) |
2 | 3 | 牡6 | 58 | ポップロック | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.4) | |
3 | 5 | 牡3 | 54 | アルナスライン | 6 | すみれS(OP) 1着(-0.0) | |
2006良 | 1 | 9 | 牝5 | 58 | スイープトウショウ | 2 | エリザベス女王杯(G1) 1着(-0.1) |
2 | 8 | 牡7 | 56 | ファストタテヤマ | 7 | 札幌記念(G2) 6着(0.4) | |
3 | 7 | 牡5 | 57 | トウショウナイト | 5 | 札幌日経OP(OP) 1着(-0.7) |
過去10年の京都大賞典3着以内30頭中14頭を占めます。直近5年では、前走宝塚記念組が6頭を占める好ローテとなっています。
- 前走宝塚記念7頭
- 前走天皇賞春4頭
- 前走安田記念1頭
- 前走ジャパンカップ1頭
- 前走エリザベス女王杯1頭
過去10年の京都大賞典勝ち馬10頭は4~5歳でした。3着以内では、4~5歳馬が30頭中21頭に及びます。
- 5歳の優勝馬7頭
- 4歳の優勝馬3頭
馬券予想
10頭立ての少頭数になりました。注目は、過去データの傾向から「前走G1」「4~5歳馬」でしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。
これは絶好枠でしょうか。「前走G1&4歳」とデータ的には勝ち負け候補になりそうです。天皇賞春2016のときは本命馬で、宝塚記念2016では軽視しました。結果的には、宝塚記念2016でも強い競馬で3着に粘りました。改めて強い馬だと思いました。
戦ってきた相手を見る限りは、ここは勝ちたいところだと思いますが、サウンズオブアースとの斤量差2kgは気になります…。今回は、ヤマカツライデンも逃げそうなので、キタサンブラックがどういう競馬をするのか楽しみです。
他の実績馬と比べると、一枚下という印象の馬ですが、G1以外は全て馬券圏内に来ている安定感の持ち主です。日経新春杯2015を勝っているように、京都コースの相性も良いと思うので、ここは押さえておきたいです。
2年前の京都大賞典2014優勝馬です。ムラのある成績と6歳馬というのは買い難いですが、実績からは押さえ候補でしょうか。札幌記念2015や中山記念2016など、このクラスでの凡走もあるので、買い時が難しい1頭だと思います。
前走オープン特別2着という実績は買い難いですが、ラストインパクトが勝った京都大賞典2014で差のない2着に入った馬です。洋芝での好走実績があるので、雨でタフな馬場になれば、穴馬として面白いかもしれません。それにしても、長い距離に良績が多いフジキセキ産は珍しいですね…。
「穴人気して普通に来ない」という感じもしますが、6戦連続連対してのオープン勝ちの勢いは怖いですね…。オッズ的には、前走差のない競馬をしたタマモベストプレイの方が面白いかもしれません。タマモベストプレイは、コース実績もありますし、今回はヤマカツライデンとの斤量差も無くなります。
すごく取捨に迷う1頭です。有馬記念2015~日経賞2016のコンディションで走れば勝ち負けでしょう。昨年の秋~冬はすごくコンディションが良かったと記憶しています。それで有馬記念2015では押さえていました。久々の勝利を期待したいところですが…。
以前から言われているように良馬場の方が良いと思うので、月曜の晴れ予報は、プラスに働きそうです。
昨年の宝塚記念2015と天皇賞秋2015の優勝馬、実績ではトップクラスです。直近5走は、善戦止まりですが、そのうち4走がG1、残る1走はG1馬が集まったG2大阪杯2016です。今回のメンバーであれば、必然的に上位争いの1頭になりそうな印象を受けます。
買い方
◎①キタサンブラック
○⑩ラブリーデイ
▲③アドマイヤデウス
△④ラストインパクト
硬く決まっても面白くないので、サウンズオブアース以外の上位人気を狙ってみます。休養明けの馬が多いですが、秋のG1で上位を目指すなら、ここで連対は確保したいところだと思います。
3連複 ◎ – ○ – ▲△ 合計2点
結果
馬券的には、1着、2着、3着、7着でした。
本命◎キタサンブラックは1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 1 | 宝塚記念(G1) 3着(0.0) |
2 | 3 | 牡5 | アドマイヤデウス | 6 | 天皇賞春(G1) 9着(0.6) |
3 | 10 | 牡6 | ラブリーデイ | 2 | 宝塚記念(G1) 4着(0.2) |
晩に録画を見ましたが、的中していました!
今日の京都の馬場は前残りだったみたいで、押さえていた馬が「出遅れないこと」「中団より前に行くこと」だけを願っていました。サウンズオブアースが後ろからの競馬だったので、スタートして間もなく、これは的中したかも…と思いました。
ヤマカツライデンが逃げ、キタサンブラックはその後ろのグループで追走。ヤマカツライデンは流石に潰れるだろうと思っていたので、久しぶりに読み通りの決着となりました。
2kgの斤量差を考えると、キタサンブラックはかなり強いですね…。次走の予定がジャパンカップとのことですが、流石に逃げ切るイメージは沸かないものの上位争いの1頭になりそうな気がします。ラブリーデイも58kgでしたが、このクラスでは一枚上の力でした。