例年、上位人気が結果を残しています。2010年以降、6番人気までの馬で決着しています。過去の人気薄は、2009年3着ヴィクトリー(9番人気)や2008年3着シルクフェイマス(11番人気)、2006年3着マーブルチーフ(7番人気)ぐらいでした。
傾向から京都記念は、5~6番人気ぐらいの中穴までを狙いたいレースです。秋のG1を走ってきた馬や今年のG1戦線に加わりそうな馬が中心になるでしょう。
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 1 | 6 | 牡5 | ラブリーデイ | 中山金杯(G3) 1着(-0.1) |
2 | 9 | 牡4 | スズカデヴィアス | ステイヤーズS(G2) 4着(0.6) | |
3 | 4 | 牡5 | キズナ | 天皇賞春(G1) 4着(0.1) | |
2014 | 1 | 11 | 牡6 | デスペラード | 有馬記念(G1) 7着(2.0) |
2 | 10 | 牡6 | トーセンラー | マイルCS(G1) 1着(-0.2) | |
3 | 9 | 牡5 | アンコイルド | ジャパンC(G1) 8着(0.3) | |
2013 | 1 | 11 | 牡5 | トーセンラー | 新潟記念(G3) 7着(0.2) |
2 | 1 | 牡4 | ベールドインパクト | ディセンバーS(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 10 | 牡5 | ショウナンマイティ | 宝塚記念(G1) 3着(0.5) | |
2012 | 1 | 3 | 牡5 | トレイルブレイザー | 香港ヴァーズ(G1) 6着 |
2 | 1 | 牡5 | ダークシャドウ | 天皇賞秋(G1) 2着(0.1) | |
3 | 9 | 牡5 | ヒルノダムール | 有馬記念(G1) 6着(0.4) | |
2011 | 1 | 2 | 牡4 | トゥザグローリー | 有馬記念(G1) 3着(0.0) |
2 | 5 | 牝6 | メイショウベルーガ | 有馬記念(G1) 12着(1.2) | |
3 | 12 | 牡4 | ヒルノダムール | 日経新春杯(G2) 2着(0.3) | |
2010 | 1 | 13 | 牝4 | ブエナビスタ | 有馬記念(G1) 2着(0.1) |
2 | 12 | 牡6 | ジャガーメイル | ダイヤモンドS(G3) 取消 | |
3 | 9 | 牡6 | ドリームジャーニー | 有馬記念(G1) 1着(-0.1) | |
2009 | 1 | 9 | 牡5 | アサクサキングス | 有馬記念(G1) 14着(2.8) |
2 | 11 | 牡6 | サクラメガワンダー | 鳴尾記念(G3) 1着(-0.5) | |
3 | 12 | 牡5 | ヴィクトリー | 京都金杯(G3) 15着(2.3) | |
2008 | 1 | 10 | 牡5 | アドマイヤオーラ | 京都金杯(G3) 2着(0.0) |
2 | 14 | 牡6 | アドマイヤフジ | 中山金杯(G3) 1着(-0.3) | |
3 | 8 | 牡9 | シルクフェイマス | AJCC(G2) 10着(1.3) | |
2007 | 1 | 9 | 牡4 | アドマイヤムーン | 香港C(G1) 2着 |
2 | 3 | 牡6 | ポップロック | 有馬記念(G1) 2着(0.5) | |
3 | 7 | 牡6 | トウショウナイト | 有馬記念(G1) 7着(0.9) | |
2006 | 1 | 1 | 牡4 | シックスセンス | 香港ヴァーズ(G1) 2着(0.4) |
2 | 6 | 牡6 | サクラセンチュリー | ステイヤーズS(G2) 3着(0.2) | |
3 | 10 | 牡6 | マーブルチーフ | 日経新春杯(G2) 4着(0.4) |
過去10年の京都記念3着以内の30頭中27頭に及びます。関東馬は、近く中山記念があるので、遠征してここを使う馬が少ないことも理由にあるかもしれません。
関東馬は以下3頭です。3頭とも人気を集めた馬でした。
- 2007年3着トウショウナイト(3人気)
- 2010年2着ジャガーメイル(3人気)
- 2012年2着ダークシャドウ(1人気)
過去10年の京都記念3着以内の30頭中17頭に及びます。
過去10年の京都記念3着以内の30頭中29頭に及びます。重賞以外だったのは、2013年2着ベールドインパクトです。その他、昨年12月~今年1月の重賞を使った馬が狙い目です。
馬券予想
前走中山金杯2016は強かったです。まるで覚醒したみたいでした。小回りに好成績が集中しているので、外回りの2200mというのは、少しマイナスでしょうか。重賞2連勝の勢いでどこまで…という印象です。不安点は、小回りに良績が集中していることでしょうか。
前走有馬記念2015の2頭です。アドマイヤデウスは、有馬記念2015で穴として狙った馬です。有馬記念2015では、最後後方から良いところまで詰めて来ていましたし、京都コースの相性も良さそうなので、ここで改めて狙いたい一頭です。
有馬記念2015では団子状態だったものの、トーセンレーヴ6着、アドマイヤデウス7着と、トーセンレーヴの方が先着しています。さらにトーセンレーヴは有馬記念2015で上がり最速をマークしています。京都記念2016の斤量を見ると、アドマイヤデウスは57kg、トーセンレーヴは56kgです。オッズ的には、トーセンレーヴの方が面白そうです。
前走エリザベス女王杯2015 1着のマリアライトは次走で有馬記念2015 4着、2着ヌーヴォレコルトは香港C2015 2着なので、この馬が自力上位なのは間違い無さそうです。
ただ過去の京都記念で3着以内に入った牝馬は、メイショウベルーガとブエナビスタだけです。決して牝馬の活躍が目立つレースではなく、ジョッキーも怪我明けというのは、買い難い要素です。
競馬番組を見ていると、皐月賞2015あたりの頃から大絶賛している記者や関係者がとても多い馬でした。しかし成績だけ見ると、強いのかどうか分からない馬です。
日本ダービー2015 2着のサトノラーゼンも日本ダービー後は、セントライト記念2015 7着→菊花賞2015 5着→アメリカジョッキークラブカップ2016 10着で、いまいちという印象です。サトノクラウンも、どこかで好走して力関係がハッキリするまでスルーするのもありかなと思っています。(それが今回かもしれませんが・・・)
前走日経新春杯2016が衝撃的でした。先行馬が優勢の年明けの京都で、まとめて差し切りました。一頭だけレベルが違うように見えました。難点としては、金鯱賞2015が案外な結果だったので、2200mへの距離短縮がどう出るかだと思います。
京都大賞典2015で狙ってから、ずっとスルーしています。近走の成績からは買い難いですが、メンバーがワンランク下がるここで、もう一度上昇のきっかけを…でしょうか。
下位人気になりそうです。京都記念は、過去10年のデータを見る限り、外枠の好走がかなり目立ちます。京都のディープインパクト産ですし、このまま人気薄であれば、紐候補に面白そうです。
買い方
◎9レーヴミストラル
○6タッチングスピーチ
▲3トーセンレーヴ
△1ヤマカツエース
3連複9レーヴミストラル一頭軸から、6タッチングスピーチと3トーセンレーヴと1ヤマカツエースの3頭に流します。合計3点です。
もう一頭追加するとすれば、2アドマイヤデウスです。外した理由は特に無く、穴人気しそうなので避けました。その他、外枠の好走が目立つレースなので外枠の馬は怖いです。
結果
馬券的には、2着、5着、9着、12着でした。
本命◎レーヴミストラルは12着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 7 | 牡4 | サトノクラウン | 天皇賞秋(G1) 17着(1.5) |
2 | 6 | 牝4 | タッチングスピーチ | エリザベス女王杯(G1) 3着(0.0) |
3 | 2 | 牡5 | アドマイヤデウス | 有馬記念(G1) 7着(0.3) |
サトノクラウンが来てしまいました…。時計がとても遅い2:17.7で、適性の有無がもろに出たレースになりました。というのも友達が「こんな馬場のときこそ、欧州血統!」と言って、馬単で何頭か流して当ててました。サトノクラウンの父も母もアイルランドの馬なので、日本の馬場では厳しいレースが多いかもしれません。録画も見ましたが、勝利ジョッキーインタビューでミルコが「この馬場、走るね」と言っていました。
そういう意味では、軽い馬場の方が良さそうなレーヴミストラルには厳しい競馬になりました。これほど重い馬場は滅多に無いので、レーヴミストラルの次走は見直す勝ちがありそうですが、サトノクラウンの取捨が難しくなりそうです。