目黒記念2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

目黒記念2016過去10年のデータと予想

日程 2016年5月29日(日曜日)
開催 東京競馬場 12R
距離 芝2500m
格付け GⅡ
条件 サラ系4歳以上
斤量 ハンデ
出走予定 18頭
天気 曇時々晴参考 東京競馬場 – ヤフー天気

2016年で130回目を迎える伝統あるレースですが、近年の出走メンバーは、いまいちパッとしない印象です。条件戦の馬、オープン特別や重賞ではワンパンチ足りない馬がハンデを活かして上位に食い込むことが多いです。近年、馬券圏内に入った馬を見ても、後に大成した馬というのも殆どいません。

人気薄の好走が多いため、過去10年の配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回に及びます。

  • 2015年 105,200円
  • 2014年 427,240円
  • 2010年 244,680円
  • 2009年 637,440円
  • 2006年 123,390円

では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

目黒記念2016
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2015 1 1 牡7 57 ヒットザターゲット 11 新潟大賞典(G3) 11着(0.6)
2 2 牡5 55 レコンダイト 4 大阪ーハンブルクC(OP) 2着(0.0)
3 3 セ5 56 ファタモルガーナ 1 ダイヤモンドS(G3) 2着(0.3)
2014 1 14 牡6 54 マイネルメダリスト 8 大阪ーハンブルクC(OP) 4着(0.0)
2 9 牡5 56 ラブイズブーシェ 12 福島民報杯(OP) 5着(0.6)
3 1 牡4 54 プロモントーリオ 4 メトロポリタンS(OP) 2着(0.3)
2013 1 4 牡5 56 ムスカテール 4 天皇賞春(G1) 16着(5.1)
2 16 牡5 57 ルルーシュ 2 AJCC(G2) 7着(1.0)
3 11 牡5 56.5 カフナ 3 メトロポリタンS(OP) 1着(-0.1)
2012 1 14 牡4 57 スマートロビン 1 メトロポリタンS(OP) 1着(-0.2)
2 9 牡5 55 トウカイパラダイス 7 天皇賞春(G1) 10着(1.8)
3 12 牡4 55 コスモロビン 6 目黒記念(G2) 3着(0.4)
2011稍重 1 8 牡8 51 キングトップガン 7 メトロポリタンS(OP) 6着(0.2)
2 17 牡4 56 ハートビートソング 1 ウインズ八代開設記念(1600万) 1着(-0.3)
3 1 牡4 55 ヤングアットハート 6 新潟大賞典(G3) 4着(0.3)
2010 1 12 牡5 54 コパノジングー 5 烏丸S(1600万) 1着(-0.2)
2 8 牡5 51 イケドラゴン 9 府中S(1600万) 12着(0.7)
3 4 牡6 53 フェニコーン 7 安房特別(1000万) 1着(-0.0)
2009不良 1 4 牡6 55 ミヤビランベリ 8 新潟大賞典(G3) 6着(0.8)
2 5 牡5 57 ジャガーメイル 1 天皇賞春(G1) 5着(0.4)
3 16 セ5 52 ハギノジョイフル 17 大阪ーハンブルクC(OP) 9着(0.9)
2008 1 5 牡4 56 ホクトスルタン 3 天皇賞春(G1) 4着(0.5)
2 17 牡4 58 アルナスライン 1 メトロポリタンS(OP) 1着(-1.0)
3 1 牡4 57 ロックドゥカンブ 2 有馬記念(G1) 4着(0.7)
2007 1 2 牡6 58.5 ポップロック 1 Dubai Sheema Classic(G1) 6着
2 11 牡3 51 ココナッツパンチ 4 皐月賞(G1) 9着(0.6)
3 10 牡5 57 アドマイヤフジ 6 ダイヤモンドS(G3) 13着(2.8)
2006稍重 1 7 牡5 54 ポップロック 3 白川特別(1000万) 1着(-1.0)
2 8 牡6 57.5 アイポッパー 2 天皇賞春(G1) 4着(1.5)
3 10 牡7 54 ダディーズドリーム 12 鳴尾記念(G3) 10着(1.0)
①前走芝2400m(OP)

直近5年では、メトロポリタンSや大阪ーハンブルクCなど芝2400mのオープン特別を使っていた馬が多いです。着差をつけられて大敗していた馬はいないので、メトロポリタンSや大阪ーハンブルクCの好走馬を中心に考えても良さそうです。

②牝馬

過去10年の目黒記念では、牝馬が1頭もいません。ただ出走が過去10年で6頭のみで、6頭とも人気薄の馬だったので、無視して良いデータともいえます。

③ハンデ

軽ハンデと重ハンデは、やや劣勢傾向です。牝馬を-2kgと考えると、牡馬セン馬54~57kg、牝馬52~55kgが中心になりそうです。

過去10年3着以内馬の斤量別頭数

  • 58.5kg 1頭
  • 58kg 1頭
  • 57.5kg 1頭
  • 57kg 6頭
  • 56.5kg 1頭
  • 56kg 5頭
  • 55kg 5頭
  • 54kg 5頭
  • 53kg 1頭
  • 52kg 1頭
  • 51kg 3頭

馬券予想

マリアライトやタッチングスピーチなどG1戦線で活躍した馬がいるものの、他はどんぐりの背比べのような差のないメンバーだと思います。加えてハンデ戦ですし、何が来ても不思議ではない気がします。マリアライトやタッチングスピーチは、王道の路線(重賞)を戦ってきた馬なので、目黒記念2016に出走予定しているのは少し意外ですね…。

以下、簡単な考察と予想です。

③レコンダイト

走る時と走らない時の差が分からない馬です。2走前に中日新聞杯2016で好走していますが、前走のオープン特別で大敗しています。

昨年の目黒記念2015でも2着に好走していますが、リピーターの活躍が目立つレースでもないので、いまいち信頼出来ないところです。

⑥モンドインテロ

母父ブライアンズタイムなので、スタミナはありそうな印象がします。前走は、相性の良いメトロポリタンS2016で勝っていますが、少頭数6頭立てで評価が難しいところです。勝ち負けしそうな要素は揃っていますが、荒れるハンデ戦なので、どこか地雷のような気がしてしまいます。

⑥マリアライト

牝馬&56kgというのは、過去データからは買い難い要素ですが、戦ってきた相手を見ると、ここでは勝ち負け候補でしょうか。近走は、ゴールドアクター、サウンズオブアース、キタサンブラック、ラブリーデイ、ヌーヴォレコルト等と差のない競馬をしてきました。

今回と距離は違いますが、1600万クラスの東京2400mを快勝しているので、東京コースも問題ないと思います。難癖をつけるとすれば、出世レースでもないハンデ戦の目黒記念を使う意図がよく分からないところでしょうか。

⑧マドリードカフェ、⑮クリプトグラム

相性の良い前走大阪ーハンブルクC2016の2頭です。どちらかを押さえたいところですが、荒れ想定であれば、人気薄になりそうなマドリードカフェでしょうか。

前走は時計差のない決着でした。今回は斤量差がなくなるので、マドリードカフェの方が面白そうな気がします。成績にムラがあるので、いまいち信用できませんが、オッズ次第では押さえていいかもしれません。

⑬スーパームーン

このゆったりしたローテは藤沢厩舎っぽいですね…。2015年アルゼンチン共和国杯5着、2014年アルゼンチン共和国杯3着と、この舞台では崩れていません。重賞で戦う能力も十分ありそうですし、押さえておきたい馬です。

⑭タマモベストプレイ

父フジキセキというとマイル以下のイメージがありますが、この馬は長い距離のほうが走りますね…。好走しているレースの多くが1000m61秒以上で先行したときなので、今回も自分のペースで運べるかが鍵になりそうです。

⑯タッチングスピーチ

取捨に悩む1頭です。メンバーが揃っていたとはいえ、前走大阪杯2016で大きく崩れました。京都記念2016では2着に来ていますが、泥んこの馬場だったので、着順通りの評価が難しいところです。

エリザベス女王杯2015では差のない3着に来ているので、能力的にマリアライトを買うなら、この馬も押さえておいた方が良いでしょうか。凱旋門賞2016に登録というニュースを見たので、本気で狙っているのであれば、ここでは勝ち負け候補だと思います。

買い方

◎⑬スーパームーン

○⑥マリアライト

▲⑧マドリードカフェ

△⑯タッチングスピーチ

本命は、コース実績と重賞実績のあるスーパームーンにしました。相性の良い前走大阪ーハンブルクC2016組のマドリードカフェ、その他、牝馬の実績馬マリアライトとタッチングスピーチの2頭も押さえました。

ワイド ◎ – ○ 計1点

3連複 ◎ – ○ – ▲△ 計2点

合計3点

沢山買っても当たりそうもないので、3点に押さえました。予想には加えませんでしたが、モンドインテロやクリプトグラムも、上位候補だと思います。

結果

馬券的には、2着、6着、7着、12着でした。

本命◎スーパームーンは7着でした。

目黒記念2016
着順 馬番 性齢 馬名 前走
1 15 牡4 クリプトグラム 大阪ーハンブルクC(OP) 1着(-0.0)
2 6 牝5 マリアライト 日経賞(G2) 3着(0.3)
3 10 牡8 ヒットザターゲット 有馬記念(G1) 13着(0.7)

こちらは全く惜しくもない結果でした。

マリアライトは牝馬56kgで来ましたが、流石という印象です。条件など含めて、目黒記念は微妙な位置にあるレースなので、次どこを使うのか気になります。

スーパームーンは、最後追いませんでしたね…。残り100mぐらいから急にデムーロ騎手の手が止まって、残りを流してるように見えました。最後マリアライトが来ていたのは分かったので、「スーパームーン差せー!」と思いながら見ていました。実況で「外からスーパームーン」とかなんとか言った直後あたりから、追わなくなったのは不思議でした。馬体重も大きく減らしていたので、手応えが無かったのかもしれませんが、何とも後味の悪いレースになってしまいました。

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