目黒記念2018過去10年のデータと予想

日程 2018年5月27日(日曜日)
開催 東京競馬場 12R
距離 芝2500m
格付け GⅡ
条件 サラ系4歳以上
斤量 ハンデ
出走数 16頭
天気 曇り(ヤフー天気)

目黒記念2018

日本ダービー開催日の最終レースに行われる伝統のハンデ重賞「目黒記念2018」です。例年、重賞戦線では少し足りない印象の馬が出走するレースでしたが、2016年2着マリアライトは、後に宝塚記念2016優勝を果たしています。

コース形態

東京競馬場の芝2500mコース

過去10年の目黒記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが5回あり、波乱傾向のレースといえそうです。日本ダービーの損を取り戻そうとして、目黒記念も外してしまうというのがパターンですね…。2008年は、上位人気決着(1~3番人気)でしたが、基本的には穴馬が馬券圏内に食い込むレースとなっています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 3,450円 41,190円 316,940円
2016 1,200円 9,530円 47,830円
2015 14,460円 16,680円 105,200円
2014 21,380円 55,000円 427,240円
2013 2,780円 7,590円 48,790円
2012 3,640円 13,640円 70,220円
2011 3,000円 10,550円 76,530円
2010 19,290円 41,110円 244,680円
2009 2,710円 94,470円 637,440円
2008 600円 600円 4,260円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

目黒記念2018
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 12 セ7 58 フェイムゲーム 8 ダイヤモンドステークス(G3) 6着(0.7) 3
2 2 牡6 56.5 ヴォルシェーブ 1 メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.3) 1
3 9 牡7 54 ハッピーモーメント 13 メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.5) 4
2016 1 15 牡4 54 クリプトグラム 3 大阪-ハンブルクカップ(OP) 1着(-0.0) 1
2 6 牝5 56 マリアライト 1 日経賞(G2) 3着(0.3) 4
3 10 牡8 58 ヒットザターゲット 8 有馬記念(G1) 13着(0.7) 13
2015 1 1 牡7 57 ヒットザターゲット 11 新潟大賞典(G3) 11着(0.6) 9
2 2 牡5 55 レコンダイト 4 大阪-ハンブルクカップ(OP) 2着(0.0) 2
3 3 セ5 56 ファタモルガーナ 1 ダイヤモンドステークス(G3) 2着(0.3) 2
2014 1 14 牡6 54 マイネルメダリスト 8 大阪-ハンブルクカップ(OP) 4着(0.0) 6
2 9 牡5 56 ラブイズブーシェ 12 福島民報杯(OP) 5着(0.6) 3
3 1 牡4 54 プロモントーリオ 4 メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.3) 5
2013 1 4 牡5 56 ムスカテール 4 天皇賞春(G1) 16着(5.1) 7
2 16 牡5 57 ルルーシュ 2 アメリカジョッキークラブカップ(G2) 7着(1.0) 1
3 11 牡5 56.5 カフナ 3 メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.1) 2
2012 1 14 牡4 57 スマートロビン 1 メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.2) 1
2 9 牡5 55 トウカイパラダイス 7 天皇賞春(G1) 10着(1.8) 16
3 12 牡4 55 コスモロビン 6 天皇賞春(G1) 14着(1.9) 15
2011稍重 1 8 牡8 51 キングトップガン 7 メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.2) 11
2 17 牡4 56 ハートビートソング 1 ウインズ八代開設記念(1600万) 1着(-0.3) 2
3 1 牡4 55 ヤングアットハート 6 新潟大賞典(G3) 4着(0.3) 8
2010 1 12 牡5 54 コパノジングー 5 烏丸ステークス(1600万) 1着(-0.2) 2
2 8 牡5 51 イケドラゴン 9 府中ステークス(1600万) 12着(0.7) 7
3 4 牡6 53 フェニコーン 7 安房特別(1000万) 1着(-0.0) 2
2009不良 1 4 牡6 55 ミヤビランベリ 8 新潟大賞典(G3) 6着(0.8) 9
2 5 牡5 57 ジャガーメイル 1 天皇賞春(G1) 5着(0.4) 6
3 16 セ5 52 ハギノジョイフル 17 大阪-ハンブルクカップ(OP) 9着(0.9) 9
2008 1 5 牡4 56 ホクトスルタン 3 天皇賞春(G1) 4着(0.5) 6
2 17 牡4 58 アルナスライン 1 メトロポリタンステークス(OP) 1着(-1.0) 1
3 1 牡4 57 ロックドゥカンブ 2 有馬記念(G1) 4着(0.7) 4
前走芝2400m(オープン特別)

過去10年の目黒記念3着以内30頭中11頭を占めます。2010年を除く過去9回で、馬券圏内に好走しています。昨年から大阪-ハンブルクカップが芝1400m戦となったため、現在は、メトロポリタンステークス組が中心となっています。

ハンデ

過去10年の目黒記念3着以内では、斤量が重い馬と軽い馬が劣勢傾向にあります。斤量54kg~57kgが中心となっています。

58kg 3頭 57kg 5頭 56.5kg 2頭
56kg 6頭 55kg 5頭 54kg 5頭
53kg 1頭 52kg 1頭 51kg 2頭
人気

過去10年の目黒記念3着以内では、1番人気馬の好走例が多い一方で、2~3番人気馬が不振傾向となっています。

  • 1番人気(1-5-1-3)複勝率70%
  • 2番人気(0-1-1-8)複勝率20%
  • 3番人気(2-0-1-7)複勝率30%
前走G1

過去10年の目黒記念3着以内30頭中7頭を占めます。大敗からの巻き返しも見られます。

予想

過去の波乱傾向に加え、ハンデ戦の目黒記念。今年の目黒記念2018も難しいレースだと思います。メトロポリタンステークス2018組や前走G1出走馬が中心になりそうですが、休養明けの実績馬も多く、馬券の取捨が難しいです…。

以下、簡単な考察と予想です。…とにかく、全く当たる気がしません。
◎④ノーブルマーズ

前走メトロポリタンステークス2018は、何とか2着に食い込んだという印象でした。前走の内容からも、ここでは格下になりますが、過去好走例の多いメトロポリタンステークス組の好走馬というところには注目したいですね。前走同様、インコースでロスなく進めることができそうな枠も魅力ですね。

○⑩チェスナットコート

直近2戦の実績に加え、掲示板を外したのが未勝利戦の1回だけという安定した成績も魅力です。ただ好走したレースが平凡な時計の決着ばかりなので、速い時計の決着になった場合に対応できるかがポイントになりそうですね。

▲⑯ポポカテペトル

トップハンデだった前走烏丸ステークス2018(1600万)の勝ちっぷりが良く、重賞でも期できそうな印象でした。台風の影響でタフな馬場で行われた菊花賞2017で3着に好走しており、スタミナ面の問題も無さそうです。あとはチェスナットコート同様、速い時計の決着に不安が残るでしょうか。

△⑪ソールインパクト

なかなか勝ち切れないタイプですが、大崩れも少ない1頭。崩れた4走前の日経新春杯2018は、直前に入ったところで前にいた4頭が1~4着を独占、5~6番手にいた馬が5~6着という前残りでした。ソールインパクトは、道中で後ろにいたため、11着大敗は度外視しても良さそうです。今回と同コース(東京芝2500m)で行われた5走前のアルゼンチン共和国杯2017では、スワーヴリチャードやセダブリランテスなど強い馬を相手に2着に好走しており、今回のメンバーなら、十分に上位争いの可能性がありそうですね。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、5着、11着でした。本命◎ノーブルマーズは、2着でした。

目黒記念2018
着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 3 牡5 54 ウインテンダネス 9 緑風ステークス(1600万) 1着(-0.3) 4
2 4 牡5 55 ノーブルマーズ 10 メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.1) 7
3 8 牡6 56 パフォーマプロミス 1 日経新春杯(G2) 1着(-0.0) 1

晩に録画を見ました。日本ダービー2018に続いて、目黒記念2018も3連単197,190円の波乱決着でした。

ノーブルマーズ、ポポカテペトル、ソールインパクトの組み合わせの馬券を買っていたので、最後の50~200mは、ひょっとして…という感じで凄く楽しめました。如何にも荒れそうなレースを少点数の穴馬で狙う醍醐味ですね。

本命ノーブルマーズは、残り400mあたりで進路が無く、ややスムーズさを欠いてしまいました。それでも強い馬が揃った中での2着。東京コースの相性もありそうですが、スムーズに先行できれば粘り強いですね。メトロポリタンステークス組(特に人気薄)は、来年以降も注目のローテになりそうです。

安定感に期待したチェスナットコートは、11着大敗。行きっぷりも悪く、直線の反応も悪そうでした。天皇賞春2018も含め、昨年末からコンスタントに使っている疲れがあったのかもしれませんね。

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