日程 | 2019年5月26日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場 12R |
距離 | 芝2500m |
格付け | G2 |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 13頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
目黒記念2019
日本ダービー開催日の最終レースに行われる伝統のハンデ重賞、目黒記念2019です。例年、重賞戦線では少し足りない印象の馬が出走するレースということもあり、予想的中ともに難解な一戦となっています。
配当
過去10年の目黒記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが6回あります。直近5年で4回の波乱決着となっており、近年は波乱傾向の色が強くなってきています。荒れるレースだけに、日本ダービーの損を取り戻そうとして、目黒記念も外してしまうというのがパターンですね…。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 19,220円 | 23,330円 | 197,190円 |
2017 | 3,450円 | 41,190円 | 316,940円 |
2016 | 1,200円 | 9,530円 | 47,830円 |
2015 | 14,460円 | 16,680円 | 105,200円 |
2014 | 21,380円 | 55,000円 | 427,240円 |
2013 | 2,780円 | 7,590円 | 48,790円 |
2012 | 3,640円 | 13,640円 | 70,220円 |
2011 | 3,000円 | 10,550円 | 76,530円 |
2010 | 19,290円 | 41,110円 | 244,680円 |
2009 | 2,710円 | 94,470円 | 637,440円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 3 | 牡5 | 54 | ウインテンダネス | 9 | 緑風ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 4 |
2 | 4 | 牡5 | 55 | ノーブルマーズ | 10 | メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.1) | 7 | |
3 | 8 | 牡6 | 56 | パフォーマプロミス | 1 | 日経新春杯(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
2017良 | 1 | 12 | セ7 | 58 | フェイムゲーム | 8 | ダイヤモンドステークス(G3) 6着(0.7) | 3 |
2 | 2 | 牡6 | 56.5 | ヴォルシェーブ | 1 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | 牡7 | 54 | ハッピーモーメント | 13 | メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.5) | 4 | |
2016良 | 1 | 15 | 牡4 | 54 | クリプトグラム | 3 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 6 | 牝5 | 56 | マリアライト | 1 | 日経賞(G2) 3着(0.3) | 4 | |
3 | 10 | 牡8 | 58 | ヒットザターゲット | 8 | 有馬記念(G1) 13着(0.7) | 13 | |
2015良 | 1 | 1 | 牡7 | 57 | ヒットザターゲット | 11 | 新潟大賞典(G3) 11着(0.6) | 9 |
2 | 2 | 牡5 | 55 | レコンダイト | 4 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 3 | セ5 | 56 | ファタモルガーナ | 1 | ダイヤモンドステークス(G3) 2着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 14 | 牡6 | 54 | マイネルメダリスト | 8 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 4着(0.0) | 6 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | ラブイズブーシェ | 12 | 福島民報杯(OP) 5着(0.6) | 3 | |
3 | 1 | 牡4 | 54 | プロモントーリオ | 4 | メトロポリタンステークス(OP) 2着(0.3) | 5 | |
2013良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ムスカテール | 4 | 天皇賞春(G1) 16着(5.1) | 7 |
2 | 16 | 牡5 | 57 | ルルーシュ | 2 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 7着(1.0) | 1 | |
3 | 11 | 牡5 | 56.5 | カフナ | 3 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.1) | 2 | |
2012良 | 1 | 14 | 牡4 | 57 | スマートロビン | 1 | メトロポリタンステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 9 | 牡5 | 55 | トウカイパラダイス | 7 | 天皇賞春(G1) 10着(1.8) | 16 | |
3 | 12 | 牡4 | 55 | コスモロビン | 6 | 天皇賞春(G1) 14着(1.9) | 15 | |
2011稍重 | 1 | 8 | 牡8 | 51 | キングトップガン | 7 | メトロポリタンステークス(OP) 6着(0.2) | 11 |
2 | 17 | 牡4 | 56 | ハートビートソング | 1 | ウインズ八代開設記念(1600万) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | ヤングアットハート | 6 | 新潟大賞典(G3) 4着(0.3) | 8 | |
2010良 | 1 | 12 | 牡5 | 54 | コパノジングー | 5 | 烏丸ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 8 | 牡5 | 51 | イケドラゴン | 9 | 府中ステークス(1600万) 12着(0.7) | 7 | |
3 | 4 | 牡6 | 53 | フェニコーン | 7 | 安房特別(1000万) 1着(-0.0) | 2 | |
2009不良 | 1 | 4 | 牡6 | 55 | ミヤビランベリ | 8 | 新潟大賞典(G3) 6着(0.8) | 9 |
2 | 5 | 牡5 | 57 | ジャガーメイル | 1 | 天皇賞春(G1) 5着(0.4) | 6 | |
3 | 16 | セ5 | 52 | ハギノジョイフル | 17 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 9着(0.9) | 9 |
過去10年の目黒記念3着以内では、斤量54~56kgあたりの馬が中心となっています。重いハンデ(58kg)や軽ハンデ(53kg以下)が劣勢傾向にあります。
58kg | 2頭 | 57kg | 4頭 | 56.5kg | 2頭 |
56kg | 6頭 | 55kg | 6頭 | 54kg | 6頭 |
53kg | 1頭 | 52kg | 1頭 | 51kg | 2頭 |
過去10年の目黒記念3着以内では、1番人気の好走例が多い一方で、2~3番人気が不振傾向となっています。
- 1番人気(1-4-2-3)複勝率70%
- 2番人気(0-1-0-9)複勝率10%
- 3番人気(1-0-1-8)複勝率20%
予想
やや層が厚い印象の目黒記念2019。今年は、好走例の多い前走メトロポリタンステークス組が不在(天候の影響で開催中止)で、前走重賞レースを使ってきた実力馬が揃いました。
一強になりそうなブラストワンピース。今回は、流石に馬券圏内を外したくないメンバーでしょうか。ただ仮にブラストワンピースが勝ち負けしたとしても、ほかの上位争いは混戦模様。2~3着なら…という馬が多く、難解なレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。
東京芝2500mは、昨年のアルゼンチン共和国杯で2着に好走しているコース。後の天皇賞春3着馬パフォーマプロミスと差のない内容だったことを考えれば、コース適性は高そうです。昨年青嵐賞(東京芝2400m、1000万)で勝ち時計2:22.9と速い時計の実績もありますし、今開催の馬場も合うかもしれません。
有馬記念優勝馬。このメンバーが相手なら、3着は外したくないところだと思います。飛ぶとすれば、斤量59kgや高速馬場適性が要因になるでしょうか。
前走サンシャインステークスを逃げ切り勝ち。今回、相手が一気に強くなりますが、ハンデ戦の54kgなら…というところでしょうか。速い時計の決着となった昨年の青嵐賞(1000万)では、ムイトオブリガードの猛追を凌いでの優勝(同着)。ムイトオブリガード同様、今開催の馬場は合うかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、5着、8着、10着でした。本命◎ムイトオブリガードは、5着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 10 | 牡6 | 55 | ルックトゥワイス | 3 | 新潟大賞典(G3) 4着(0.2) | 2 |
2 | 5 | 牡4 | 54 | アイスバブル | 5 | 早春ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 2 |
3 | 3 | 牡7 | 54 | ソールインパクト | 9 | 阪神大賞典(G2) 4着(1.4) | 9 |
穴馬が2頭、波乱決着でした。目黒記念っぽい決着ですね。人気馬を狙っていたので、カスリもせずでした。
まるで重馬場の2400m戦のような時計、レコード決着(2:28.2)でした。速すぎる時計故に、馬場適性が無いと来れないレースだったと思います。
ダービーから一転、前に行った馬が崩れ、外差しが決まりました。内にいた馬も伸びを欠いたように見えます。1番人気の支持を集めたブラストワンピースは、59kgというより、馬場適性が無かったのかもしれません。有馬記念は、タフな馬場になりやすい年末年始の中山芝コース。当日、雨も降っていましたから、今日の東京とは真逆に近いといえそうです。
2~3着には、芦毛のディープインパクト産。オークスやダービーもそうでしたが、今の馬場はディープインパクト産に向いてそうですね。