日程 | 2018年4月22日(日曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝1600m(外回り) |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 14頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
マイラーズカップ2018
G1安田記念2018の前哨戦「マイラーズカップ2018」です。過去10年では、マイラーズカップ組が安田記念を優勝したことが無く、ステップレースとしては、やや評価が難しいレースだと思います。さらに過去10年のマイラーズカップ優勝馬が安田記念で好走した例も無く、安田記念で2~3着に好走したのは、マイラーズカップを叩いて本番に向かった馬という印象です。
コース形態
過去10年のマイラーズカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。やや波乱含みという感じでしょうか。京都開催となった2012年以降では、1~3番人気で決着した2014年を除くと、穴馬の好走が多い傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 570円 | 2,910円 | 12,430円 |
2016 | 6,640円 | 50,390円 | 281,010円 |
2015 | 15,340円 | 10,350円 | 98,650円 |
2014 | 860円 | 1,310円 | 7,930円 |
2013 | 12,880円 | 17,400円 | 137,990円 |
2012 | 3,560円 | 7,980円 | 36,870円 |
2011 | 70,440円 | 139,050円 | 1,234,360円 |
2010 | 3,700円 | 8,460円 | 46,440円 |
2009 | 550円 | 4,900円 | 14,010円 |
2008 | 2,870円 | 4,030円 | 21,710円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2011年以前は、阪神競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良 | 1 | 11 | 牡6 | 57 | イスラボニータ | 2 | 阪神カップ(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 4 | 牡4 | 56 | エアスピネル | 1 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | ヤングマンパワー | 7 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.4) | 2 | |
2016良 | 1 | 2 | 牡4 | 56 | クルーガー | 3 | 中日新聞杯(G3) 6着(0.3) | 2 |
2 | 1 | 牡8 | 57 | ダノンシャーク | 5 | 阪急杯(G3) 7着(0.3) | 7 | |
3 | 4 | 牡7 | 56 | クラレント | 11 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 14着(1.2) | 11 | |
2015良 | 1 | 15 | 牡5 | 56 | レッドアリオン | 8 | 洛陽ステークス(OP) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 4 | 牡6 | 56 | サンライズメジャー | 5 | スワンステークス(G2) 2着(0.1) | 4 | |
3 | 7 | 牡6 | 56 | フィエロ | 1 | 香港マイル(G1) 9着 | ||
2014良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ワールドエース | 3 | 白富士ステークス(OP) 5着(0.4) | 1 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | フィエロ | 1 | 六甲ステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | エキストラエンド | 2 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.2) | 3 | |
2013良 | 1 | 17 | 牡5 | 57 | グランプリボス | 5 | 香港マイル(G1) 12着 | |
2 | 14 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 8 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | ダノンシャーク | 3 | 京都金杯(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
2012稍重 | 1 | 17 | 牡7 | 56 | シルポート | 3 | 中山記念(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 6 | 東京新聞杯(G3) 5着(0.5) | 1 | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | コスモセンサー | 7 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2011良阪神 | 1 | 17 | 牡6 | 57 | シルポート | 7 | 大阪城ステークス(OP) 6着(0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡5 | 57 | クレバートウショウ | 14 | 六甲ステークス(OP) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 11 | 牡5 | 57 | ダノンヨーヨー | 1 | 東京新聞杯(G3) 7着(0.3) | 1 | |
2010良阪神 | 1 | 18 | 牡4 | 57 | リーチザクラウン | 3 | フェブラリーステークス(G1) 10着(2.7) | 4 |
2 | 2 | 牡4 | 57 | トライアンフマーチ | 6 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 10着(0.8) | 1 | |
3 | 12 | 牡5 | 58 | キャプテントゥーレ | 5 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 11着(1.9) | 1 | |
2009良阪神 | 1 | 3 | 牡6 | 58 | スーパーホーネット | 1 | 香港マイル(G1) 5着 | |
2 | 5 | 牡8 | 58 | カンパニー | 3 | 中山記念(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 10 | 牡4 | 57 | スマイルジャック | 9 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.5) | 9 | |
2008良阪神 | 1 | 3 | 牡7 | 58 | カンパニー | 1 | 中山記念(G2) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 11 | 牝4 | 55 | ニシノマナムスメ | 8 | 中山牝馬ステークス(G3) 4着(0.3) | 1 | |
3 | 6 | 牡6 | 58 | エイシンドーバー | 3 | 中山記念(G2) 2着(0.3) | 7 |
京都開催となった2012年以降のマイラーズカップ3着以内では、内枠(馬番1~7番)の好走例が多く、3着以内18頭中11頭を占めます。外過ぎない枠が狙い目になりそうです。
過去10年のマイラーズカップでは、穴馬の好走例が多く、1~3番人気決着となった2014年を除く過去9回で5~9番人気程度の穴馬が3着以内に好走していました。
過去10年のマイラーズカップで3着以内30頭中8頭を占めます。東京新聞杯で大敗していた馬はおらず、8頭ともに勝ち馬から0.5秒以内の着差で好走していました。
予想
やや波乱含みというレースですが、今年のマイラーズカップ2018は、エアスピネル、サングレーザー、モズアスコットが抜けた3頭という印象です。流石に、3頭揃って圏外というのは無い気がしますが…。
ただ例年、中穴(5~9番人気)が3着以内に好走する傾向にあるので、今年もその傾向が続くようであれば、穴馬を押さえることが出来るかが馬券のポイントになりそうですね。
以下、簡単な考察と予想です。順当な決着を想定しましたが、2~3着なら…という馬が何頭かいるので、紐抜けは十分にありそうですね。
深く考えず本命にしました。京都コースは相性が良く、G1を含め3着を外していません。人気を集めるサングレーザーとモズアスコットが末脚を活かしたいタイプですし、開幕週の今回は、前に行くことが出来る安心感はありますね。
マイルチャンピオンシップ2017では、エアスピネルと半馬身差の3着。このメンバーであれば、当然に勝ち負けを意識したい1頭だと思います。ただ開幕週に加え、緩い流れになりそうなメンバー構成なので、極端な前残りになると圏外の可能性もありそうです。
前走阪急杯2018は、ダイアナヘイローの逃げ切り優勝も、外から突っ込んで2~3着に来たレッドファルクスとモズアスコットの2頭が強さを見せつけた印象のレースでした。今回は、エアスピネルとサングレーザーが休養明けの一戦となるので、コンディション面では期待出来そうです。あとは、極端な前残りにならなければ…。
例年前残りとなる年明け後の京都芝ですが、前走京都金杯2018は、外差しが決まる馬場状態でした。馬場の恩恵を感じるものの、後方一気でまとめて差し切って優勝しています。マイラーズカップが京都開催となってからは、京都金杯優勝馬の相性が良く、過去3頭が出走し、ともにマイラーズカップで3着内に好走しています。中穴扱いになるようであれば、押さえても良いかもしれませんね。
- 2013年3着ダノンシャーク(京都金杯2013優勝)
- 2014年3着エキストラエンド(京都金杯2014優勝)
- 2017年2着エアスピネル(京都金杯2017優勝)
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、9着でした。本命◎エアスピネルは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 牡4 | 57 | サングレーザー | 4 | 阪神カップ(G2) 3着(0.2) | 3 |
2 | 9 | 牡4 | 56 | モズアスコット | 2 | 阪急杯(G3) 2着(0.0) | 1 |
3 | 4 | 牡5 | 56 | エアスピネル | 1 | マイルチャンピオンシップ(G1) 2着(0.0) | 2 |
的中でした。
圧巻のレコード決着(1:31.3)。特に振り返る点もなく、上位3頭(何故かサングレーザーは4番人気でしたが…。)が強すぎる印象の一戦となりました。モズアスコットは、先行策でしたが、今日の流れと馬場であれば、いつも通り後ろから行っても末脚が活きたかもしれません。
先行を想定していたエアスピネルは脚を溜める競馬。中山記念2018を骨膜炎で回避し、約5カ月の休養明けだったことを考えれば、次(安田記念2018)に繋がる内容だったと思います。