2016年最初の重賞です。
2006年は荒れましたが、近年はあまり荒れていないレースです。近年は、単勝20倍以上の穴馬は馬券圏内に来ていません。一方、2006年~2011年は、単勝20倍以上の穴馬が毎年1頭ずつ馬券に絡んでいるので、紐に1~2頭ほど穴馬を加えるのも面白いかもしれません。
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 1 | 2 | 牡5 | 57 | ラブリーデイ | 金鯱賞(G2) 4着(0.5) |
2 | 4 | 牡5 | 58 | ロゴタイプ | マイルCS(G1) 7着(0.5) | |
3 | 5 | セ7 | 55 | デウスウルト | チャレンジC(G3) 2着(0.0) | |
2014 | 1 | 3 | 牡6 | 57.5 | オーシャンブルー | 金鯱賞(G2) 10着(1.6) |
2 | 4 | 牡6 | 54 | カルドブレッサ | チャレンジC(G3) 5着(0.3) | |
3 | 8 | 牡5 | 55 | ディサイファ | 福島記念(G3) 4着(0.1) | |
2013 | 1 | 6 | 牡7 | 57 | タッチミーノット | 毎日王冠(G2) 3着(0.1) |
2 | 11 | 牡6 | 55 | アドマイヤタイシ | チャレンジC(G3) 2着(0.0) | |
3 | 9 | 牡4 | 56.5 | ジャスタウェイ | 天皇賞秋(G1) 6着(0.5) | |
2012 | 1 | 12 | 牡5 | 55 | フェデラリスト | 東京ウェルカムP(1600万) 1着(-0.5) |
2 | 11 | 牡5 | 56 | ダイワファルコン | ディセンバーS(OP) 9着(0.7) | |
3 | 6 | 牡5 | 57.5 | コスモファントム | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.0) | |
2011 | 1 | 4 | 牡4 | 56 | コスモファントム | 中日新聞杯(G3) 2着(0.3) |
2 | 3 | 牡6 | 55 | キョウエイストーム | マイルCS(G1) 14着(0.7) | |
3 | 12 | 牡5 | 56 | ナリタクリスタル | 新潟記念(G3) 1着(-0.0) | |
2010 | 1 | 4 | 牡7 | 57 | アクシオン | 鳴尾記念(G3) 1着(-0.2) |
2 | 12 | 牡7 | 56 | トウショウシロッコ | ディセンバーS(OP) 5着(0.2) | |
3 | 9 | 牡5 | 54 | トウショウウェイヴ | 中日新聞杯(G3) 11着(1.9) | |
2009 | 1 | 1 | 牡7 | 58 | アドマイヤフジ | ジャパンカップダート(G1) 14着(3.1) |
2 | 10 | 牡4 | 56 | ヤマニンキングリー | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 12 | 牡6 | 55 | ミヤビランベリ | 新潟記念(G3) 9着(1.2) | |
2008 | 1 | 13 | 牡6 | 57.5 | アドマイヤフジ | 鳴尾記念(G3) 3着(0.1) |
2 | 15 | 牡7 | 57 | エアシェイディ | キャピタルS(OP) 2着(0.1) | |
3 | 3 | 牡4 | 54 | メイショウレガーロ | セントライト記念(G2) 14着(1.7) | |
2007 | 1 | 9 | 牡5 | 53 | シャドウゲイト | 香取特別(1000万) 1着(-1.1) |
2 | 8 | セ9 | 57.5 | アサカディフィート | 鳴尾記念(G3) 6着(0.8) | |
3 | 12 | 牡6 | 55 | ブラックタイド | ディセンバーS(OP) 3着(0.2) | |
2006 | 1 | 4 | 牡6 | 57 | ヴィータローザ | 京阪杯(G3) 9着(1.0) |
2 | 12 | セ8 | 57 | アサカディフィート | 鳴尾記念(G3) 5着(0.4) | |
3 | 8 | 牡8 | 56 | カナハラドラゴン | 中日新聞杯(G3) 3着(0.3) |
過去10年30頭中28頭が前走オープンクラスです。例外は以下2頭です。
- 2012年1着フェデラリスト(東京ウェルカムプレミアム(1600万) 1着)
- 2007年1着シャドウゲイト(香取特別(1000万) 1着)
2頭とも、前走で圧勝している馬でした。前走が条件戦だった馬を選ぶ場合は、強い勝ち方だった馬に限定してもいいかもしれません。基本は、前走がオープンクラスのレースだった馬が候補だと思います。
チャレンジカップ(鳴尾記念)、金鯱賞(中日新聞杯)など、前走が12月の重賞だった馬が多いです。この2レースを使った馬が馬券に絡まなかった年はありません。主要ローテと考えていいと思います。なので、1頭以上は押さえた方が良いかもしれません。
ただ夏のローカル重賞や秋の重賞など、それ以外のローテの馬も多いので注意が必要です。ちなみに、前走がオープン特別だった馬は、以下4頭です。
- 2012年2着ダイワファルコン(ディセンバーS 9着)
- 2010年2着トウショウシロッコ(ディセンバーS 5着)
- 2008年2着エアシェイディ(キャピタルS 2着)
- 2007年3着ブラックタイド(ディセンバーS 3着)
有馬記念と同様です。外枠の馬は割引が必要です。特に7~8枠の馬は、過去10年30頭中わずか3頭だけです。6枠から内の馬を候補として考えた方がベターです。2014~2015年は、4枠から内の馬だけで決まっています。
馬券予想
6枠から内に有力馬が揃いましたが、7枠から外の馬も完全に無視するわけにもいかないので、馬券的には予想&的中困難なレースになりました。
過去10年3着以内の30頭中28頭を占めます。今年は、ネオリアリズムが前走1600万クラスなので、データ的には買い難い一頭です。(冬の)中山でネオユニヴァース産、堀厩舎、戸崎ジョッキー、内枠・・・と買い要素はたっぷりなので、取捨が難しいですね。
前走チャレンジカップ2015、金鯱賞2015は注目です。今年は、マイネルフロスト、ベルーフ、フルーキーあたりが候補です。さらに広げるなら、夏のローカル重賞や秋の重賞の好走馬も候補でしょうか。ヤマカツエース、ブライトエンブレムが候補です。
その他、ライズトゥフェイムは面白そうです。5走前、1000万クラスの中山芝2000mを勝ち、2走前1600万クラスの中山芝2000mを勝っています。前走のアイルランドトロフィーは2着でしたが、勝ったヒストリカルはその後チャレンジカップ2着に好走しています。ライズトゥフェイムが重賞で好走しても、全く不思議ではありません。
7~8枠の馬は、過去10年3着以内の30頭中わずか3頭だけです。非常に買い難い枠なのは、間違いありません。点数を絞るなら、6枠から内の馬に絞ってもいいかもしれませんね。
買い方
◎10フルーキー
○5ヤマカツエース
▲7マイネルフロスト
△9ベルーフ
沢山買うのであれば、ネオリアリズムやブライトエンブレム、ライズトゥフェイムあたりを追加したいところですが・・・、ここはシンプルに、3連複4頭ボックスのみを検討します。
結果
完全的中でした!新年幸先の良いスタートが出来ました。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | 牡4 | ヤマカツエース | 福島記念(G3) 1着(-0.2) |
2 | 7 | 牡5 | マイネルフロスト | 金鯱賞(G2) 4着(0.3) |
3 | 10 | 牡6 | フルーキー | チャレンジC(G3) 1着(-0.2) |
4頭ボックスのつもりが・・・、理由は分かりませんがベルーフ出走取り消しだったみたいで、3連複1点で的中です!1点300円だけですが、新年一発目ということで気持ちのいい競馬がスタートできました。6頭も7頭も8頭も印を付けて買うよりも、少数に絞って当たったときのほうが気持ちがいいです。
3着のフルーキーは、スローペースの中、57.5kg背負って後ろからというのが厳しそうでした。個人的には、Redoute’s Choice産はマイル前後がベストだと思っているので、次走でどこを使うか注目ですね。4着には予想でも取り上げたライズトゥフェイムが入ったので、予想としてはかなり良い線だったかもしれません。