牝馬限定戦&ハンデ戦というだけで荒れそうな香りがしますね。実際、過去10年のでは、波乱決着が多いです。
- 2012年は3連単62万馬券
- 2011年は3連単244万馬券
- 2010年は3連単12万馬券
- 2009年は3連単139万馬券
- 2008年は3連単26万馬券
- 2007年は3連単60万馬券
結構な頻度で10万以上の馬券が炸裂しています。当然ですが、二桁人気馬の好走も多いです。
- 2014年2着ケイアイエレガント(10番人気)
- 2012年3着エオリアンハープ(11番人気)
- 2011年1着レディアルバローザ(10番人気)
- 2011年2着フミノイマージン(14番人気)
- 2011年3着コスモネモシン(13番人気)
- 2009年2着ピンクカメオ(15番人気)
- 2009年3着ダンスオールナイト(11番人気)
- 2008年2着マイネカンナ(13番人気)
- 2007年3着ヤマニンメルベイユ(12番人気)
さらに上位人気の信頼性も低いです。
- 1番人気(2-0-1-7)複勝率30%
- 2番人気(0-2-0-8)複勝率20%
- 3番人気(1-1-1-7)複勝率30%
1~3番人気の馬が揃って馬券圏外という年もあります。今年もこの傾向が続くとすれば、予想&的中ともに極めて難しいレースになると思います。
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2015良 | 1 | 3 | 牝4 | 54 | バウンスシャッセ | 3 | 愛知杯(G3) 8着(0.6) |
2 | 8 | 牝6 | 54 | アイスフォーリス | 4 | 中山金杯(G3) 5着(0.6) | |
3 | 15 | 牝7 | 53 | パワースポット | 5 | 京都牝馬S(G3) 3着(0.1) | |
2014良 | 1 | 6 | 牝5 | 53 | フーラブライド | 1 | 日経新春杯(G2) 3着(0.2) |
2 | 13 | 牝5 | 53 | ケイアイエレガント | 10 | 節分S(1600万) 1着(-0.5) | |
2 | 14 | 牝5 | 52 | キャトルフィーユ | 4 | 愛知杯(G3) 2着(0.1) | |
2013良 | 1 | 11 | 牝5 | 56 | マイネイサベル | 6 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.6) |
2 | 8 | 牝6 | 54 | スマートシルエット | 2 | 東京新聞杯(G3) 6着(0.7) | |
3 | 16 | 牝5 | 56 | オールザットジャズ | 1 | 日経新春杯(G2) 12着(1.0) | |
2012重 | 1 | 12 | 牝5 | 54 | レディアルバローザ | 8 | 京都牝馬S(G3) 6着(0.7) |
2 | 7 | 牝4 | 53 | オールザットジャズ | 7 | 飛鳥S(1600万) 1着(-0.2) | |
3 | 4 | 牝6 | 53 | エオリアンハープ | 11 | 白富士S(OP) 6着(0.3) | |
2011(阪神)良 | 1 | 14 | 牝4 | 53 | レディアルバローザ | 10 | 初音S(1600万) 5着(0.0) |
2 | 12 | 牝5 | 51 | フミノイマージン | 14 | 但馬S(1600万) 6着(0.3) | |
3 | 4 | 牝4 | 55 | コスモネモシン | 13 | 京都牝馬S(G3) 9着(0.7) | |
2010良 | 1 | 3 | 牝6 | 53 | ニシノブルームーン | 4 | 愛知杯(G3) 5着(0.4) |
2 | 10 | 牝6 | 54 | ウェディングフジコ | 8 | エンプレス杯(G2) 5着(0.7) | |
3 | 1 | 牝5 | 54 | チェレブリタ | 9 | 京都牝馬S(G3) 5着(0.3) | |
2009稍重 | 1 | 8 | 牝6 | 56.5 | キストゥヘヴン | 4 | 東京新聞杯(G3) 10着(1.3) |
2 | 7 | 牝5 | 54 | ピンクカメオ | 15 | 阪急杯(G3) 15着(2.3) | |
3 | 12 | 牝6 | 53 | ダンスオールナイト | 11 | 初音S(1600万) 1着(-0.0) | |
2008良 | 1 | 9 | 牝6 | 53 | ヤマニンメルベイユ | 6 | 白富士S(OP) 3着(0.0) |
2 | 5 | 牝4 | 51 | マイネカンナ | 13 | 初音S(1600万) 4着(0.3) | |
3 | 3 | 牝5 | 56.5 | キストゥヘヴン | 3 | 京都牝馬S(G3) 3着(0.3) | |
2007重 | 1 | 1 | 牝7 | 56 | マイネサマンサ | 8 | 京都牝馬S(G3) 14着(1.6) |
2 | 5 | 牝6 | 55 | ウイングレット | 3 | 京都牝馬S(G3) 2着(0.7) | |
3 | 8 | 牝5 | 53 | ヤマニンメルベイユ | 12 | エリザベス女王杯(G1) 取消 | |
2006良 | 1 | 10 | 牝5 | 56 | ヤマニンシュクル | 1 | 京都牝馬S(G3) 4着(0.1) |
2 | 4 | 牝4 | 55 | ディアデラノビア | 2 | 京都牝馬S(G3) 5着(0.4) | |
3 | 13 | 牝5 | 56 | ヤマニンアラバスタ | 8 | ターコイズS(OP) 13着(0.8) 取消 |
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内を斤量別に分けると、以下のようになります。
- 51kg 2頭
- 52kg 1頭
- 53kg 10頭
- 54kg 7頭
- 55kg 3頭
- 56kg 5頭
- 56.5kg 2頭
53kg~54kgの馬が狙いでしょうか。馬券候補として考えると、53kg~56kgあたりになりそうです。
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内30頭中9頭に及びます。3着以内に来なかったのは、3回(2009年、2013年、2014年)です。
過去10年の中山牝馬ステークス3着以内30頭中21頭に及びます。ただ一方で、前走1600万クラスのレースで馬券圏外だった馬もいるので注意が必要です。
馬券予想
過去10年の傾向としては、波乱傾向のレースです。二桁人気の馬もよく馬券に絡むので、そろそろ今年あたり来るのでは…という感じです。
前走愛知杯2016では◎評価にした馬です。3歳時ですが中山は2勝2着1回と、連対率100%の舞台です。展開が向けば・・・という感じは否めませんが、斤量53kgは狙いやすいですし、例年差し追い込み馬が活躍するここで見直したいです。
前走愛知杯2016では4頭に印を付け▲評価にした馬です。例年、中山牝馬Sは差し追い込み馬が結構来ます。アースライズは、後ろから競馬をしたときの好走(オークス2015 4着、秋華賞2015 5着、1600万勝ち、愛知杯2016 3着)が目立ちますし、3歳時のフラワーC2015でも好走している舞台なので、無視できない1頭だと思います。
引退レースらしいです。1800mの好走が目立つ馬ですし、3走前の府中牝馬S2015を勝ってるわりに人気薄になりそうですね。
引退レースなので無理せずという可能性もありますが、人気もしていないので面白そうです。
前走小倉大賞典2016は、牡馬相手の重賞でした。そこで0.2秒差の5着なら、ここは上位争いの1頭ではないでしょうか。1800mの成績は(2-1-2-1)で、唯一の4着以下が前走小倉大賞典2016です。1800m戦の相性も良いので、牝馬限定のここで狙いたい一頭です。
この馬も引退レースらしいです。前走京都牝馬ステークス2016というのは良いですが、ここでは厳しいでしょうか。
ただ4走前の府中牝馬S2015では、0.2秒差の5着に好走していますし、下位人気確実なので波乱想定なら…。
ハンデ戦の前走ターコイズステークス2015は、上手く嵌ったように見えました。斤量は、前走からプラス2kgになります。ここでもう一度好走と考えると、買い難いところです。
上位人気が不振の中山牝馬Sですが、ここでは負けられないでしょう。きさらぎ賞のときからだったと思いますが、テレビ番組を見ていると、大絶賛している関係者&記者ばかりでした。素人なので分かりませんが、その道のプロが高い評価をしている馬なので、素質はトップレベルだと思っています。
その盛り上がりから勝手に想像していましたが、将来はジェンティルドンナ、ブエナビスタ、ダイワスカーレット、ウオッカ等の名牝馬のようになる馬だと思っていました。その馬が、牝馬限定のG3に出るぐらいなので、ここは路線を変更してでも勝ちに来ていると思ってしまいます。
荒れるレースと言いながら、この馬を本命◎にしたいと思います。ここでは負けられない馬ではないでしょう。エリザベス女王杯2015→有馬記念2015を使ってきた馬が牝馬限定のハンデG3に出走です。勝算があっての出走と予想しています。
前走愛知杯2016では○評価にした馬です。1600万勝ち後の前々走エリザベス女王杯2015が僅か0.2秒差で、前走は1番人気の支持を集めた馬です。調教も良いらしいので、ここで伏兵の扱いを受けるなら、面白い馬ではないでしょうか。
買い方
◎16ルージュバック
○1クインズミラーグロ
▲11リメインサイレント
△9ハピネスダンサー
3連複◎-○▲△-○▲△
合計3点です。
名前を挙げていない馬の中にも重賞実績のある馬が何頭かいます。
16シュンドルボンも1番人気の支持を集めた前走ではなくて、人気落とした次走(ここ)というのもセオリーに思えてきます。その他、4アースライズを消した理由も特に無く、沢山買う場合は押さえたい馬です。
結果
馬券的には、2着、5着、7着、16着でした。
本命◎ルージュバックは2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 16 | 牝5 | シュンドルボン | 愛知杯(G3) 8着(0.6) |
2 | 15 | 牝4 | ルージュバック | 有馬記念(G1) 10着(0.5) |
3 | 6 | 牝7 | メイショウスザンナ | 愛知杯(G3) 12着(1.1) |
ルージュバックにとっては厳しい結果になってしまいました。ハンデ戦に加えて、ヴィクトリアマイルが目標と言っていましたが、ここは勝ちきって欲しかったです。
シュンドルボンは、まさかの結果ですね。やはり1番人気の前走飛んで、人気を落とした次走(ここ)で来るのがセオリーでした。ルージュバックに勝ったのは、今後が楽しみになると思います。
3着以下は大混戦でした。3着~9着で見ても、僅か0.2秒差の僅差なので、もう一度走れば着順がガラッと変わりそうです。3着メイショウスザンナは、完全にスルーしていました。昨年のクイーンカップ2015 1着、福島牝馬S2015 3着、3歳時フラワーC2012 2着・・・と、牝馬限定の芝1800m重賞では3着以内100%です。今回も、牝馬限定1800mの中山牝馬Sで、穴を開けました。
クインズミラーグロは、僅差とはいえ最下位に終わりました。+18kgで過去最高の馬体重というのは厳しそうでした。