過去10年では、中穴の好走も目立ちますが、毎年人気馬が馬券圏内に来るレースです。波乱決着は、2010年の1度だけです。2010年は、不良馬場で行われたので、参考外と言っていいかもしれません。
今年の中山記念は、好メンバーが揃いました。ドゥラメンテが人気しているのは仕方ないです。以前ミルコが「今まで乗った馬の中で一番強い」という旨の発言をしていました。
4強だといわれていますが、5~7番人気(推定)の馬も重賞実績がある馬が揃っているので、まさに高いレベルでの混戦と言っていいのではないでしょうか。
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015稍重 | 1 | 4 | 牝4 | ヌーヴォレコルト | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.0) |
2 | 7 | 牡5 | ロゴタイプ | 根岸S(G3) 8着(0.5) | |
3 | 11 | 牡4 | ステファノス | 富士S(G3) 1着(-0.0) | |
2014稍重 | 1 | 4 | 牡5 | ジャスタウェイ | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.7) |
2 | 9 | 牡5 | アルキメデス | 朝日チャレンジC(G3) 1着(-0.2) | |
3 | 5 | 牡4 | ロゴタイプ | 札幌記念(G2) 5着(2.1) | |
2013良 | 1 | 15 | 牡5 | ナカヤマナイト | 有馬記念(G1) 7着(1.1) |
2 | 10 | 牡6 | ダイワファルコン | 有馬記念(G1) 10着(1.6) | |
3 | 9 | 牡8 | シルポート | 阪神C(G2) 14着(0.8) | |
2012重 | 1 | 3 | 牡5 | フェデラリスト | 中山金杯(G3) 1着(-0.0) |
2 | 1 | 牡7 | シルポート | 京都金杯(G3) 16着(3.0) | |
3 | 2 | 牡4 | リアルインパクト | 阪神C(G2) 10着(0.9) | |
2011良 | 1 | 9 | 牡4 | ヴィクトワールピサ | 有馬記念(G1) 1着(-0.0) |
2 | 3 | 牡6 | キャプテントゥーレ | 天皇賞秋(G1) 13着(1.9) | |
3 | 4 | 牡5 | リーチザクラウン | 京都金杯(G3) 4着(0.4) | |
2010不良 | 1 | 3 | 牡6 | トーセンクラウン | 白富士S(OP) 8着(0.5) |
2 | 5 | 牡6 | テイエムアンコール | 小倉大賞典(G3) 7着(0.8) | |
3 | 10 | 牡6 | ショウワモダン | 根岸S(G3) 16着(2.4) | |
2009稍重 | 1 | 2 | 牡8 | カンパニー | マイルCS(G1) 4着(0.3) |
2 | 5 | 牡5 | ドリームジャーニー | AJCC(G2) 8着(1.3) | |
3 | 6 | 牡7 | アドマイヤフジ | 中山金杯(G3) 1着(-0.0) | |
2008良 | 1 | 7 | 牡7 | カンパニー | 東京新聞杯(G3) 4着(0.2) |
2 | 16 | 牡6 | エイシンドーバー | 京都金杯(G3) 7着(0.6) | |
3 | 5 | 牡7 | エアシェイディ | AJCC(G2) 1着(-0.2) | |
2007良 | 1 | 2 | 牡8 | ローエングリン | 鳴尾記念(G3) 4着(0.7) |
2 | 9 | 牡6 | エアシェイディ | 東京新聞杯(G3) 2着(0.1) | |
3 | 12 | 牡5 | ダンスインザモア | ニューイヤーS(OP) 1着(-0.3) | |
2006重 | 1 | 6 | 牡7 | バランスオブゲーム | 根岸S(G3) 11着(0.9) |
2 | 1 | 牡5 | ダイワメジャー | マイルCS(G1) 2着(0.0) | |
3 | 12 | 牝4 | エアメサイア | エリザベス女王杯(G1) 5着(0.7) |
以前は7歳以上の高齢馬が活躍しているレースでしたが、近年に限ると4~5歳馬が多くなってきています。
過去10年の中山記念3着以内30頭中9頭に及びます。マイルCS、天皇賞秋、有馬記念、エリザベス女王杯などがありますが、3歳クラシックだった馬はいません。
中山の重賞実績がある馬が多いです。リピーターも多いので、過去中山記念を含め、中山の重賞好走経験がある馬は、要注意です。
過去、休養明けの馬も上位に来ていますが、多くは昨年の秋以降のレースを使っていました。前走が昨年秋よりも前だった馬は、2014年3着ロゴタイプ(前走札幌記念)のみです。
馬券予想
「2強」か、はたまた「3強」「4強」なのかという感じになりました。過去の傾向からは、中穴の馬も結構馬券に絡むレースですが、今年はメンバーが揃いすぎています。中穴なら3ロゴタイプ、5フルーキー、7ラストインパクトあたりでしょうか。過去、このぐらいの人気馬が馬券圏内に来ることが多いです。
日本ダービー2015前だったと思いますが、テレビを見ていると、「競走馬として完成度が高い。将来は~~」など、大絶賛している関係者、記者が多い馬でした。素人ながら、この馬は凄いということは認識していました。
一方で戦績を見ると、重賞を勝ったのはデビュー2戦目の共同通信杯2015だけです。今回このメンバーを相手に勝つようであれば、やはりトップクラスの力を秘めてるということでしょう。
前走データ的には、前走クラシックの休み明けから中山記念で馬券になった馬はいませんが、そもそも前走クラシックで勝ち負けしたような出走馬がいないので、度外視して良いデータだと思います。
中山記念は、過去中山の重賞で好走経験のある馬がよく来ます。ロゴタイプは、中山巧者と言って良い成績で、中山で馬券圏外だったのは昨年のオールカマー2015(ハナ差4着)だけです。
勝ち切れない成績と一線級のメンバーが相手なので、今回は紐候補として押さえたいです。
戸崎ジョッキーは恐いですね。中穴の馬&中山&戸崎ジョッキーというのは、ありえそうな香りがします。脚質的に後ろからではないでしょうか。強い差し馬が揃っているここでは、相手が相手なので、積極的には買い難いです。
過去10年では、前走中山金杯組は1着馬しか馬券に絡んでいません。
- 2009年3着アドマイヤフジ(前走中山金杯1着)
- 2012年1着フェデラリスト(前走中山金杯1着)
皐月賞2014を勝っているので、適性云々は無いと思いますが、昨年の中山記念2015 5着というのは気になります。今年は、昨年よりメンバーが強くなっていると思います。
今年の登録馬を見ると、絶対に逃げたい馬がいません。先行馬も少ないです。人気馬の多くが、後ろから行きそうなので、ここでは中段より前目に行けそうなイスラボニータは面白そうです。
前々走のジャパンカップ2015は、ムーア騎手が上手く乗っていました。枠順も良く、内でじっくり脚を溜めていました。
後ろから脚を溜めてというタイプなので、相手関係を考えると狙い難いです。角居厩舎に変わって、違った味が出るようなら面白いかもしれないで
昨年の皐月賞2015は、馬単一点で当てました。その後ダービーでも買いました。「買って来ている間は馬券を買い続ける」ようにしているので、ここでも買いたい馬です。
「骨折休養9ヶ月明け」国内で馬券圏外があるとすれば、ここだけかもしれないです。並の馬であれば、馬券的には様子見します。
一方で、春はドバイ、秋は凱旋門と言っている馬がここで負けてもいいのかと思っています。出来は7割だとか8割というニュースも見ましたが、「7~8割でも勝ててしまう」ことを期待してます。
ルメールが乗って3戦3勝という相性の良さは恐いです。3歳にして天皇賞秋2015で僅差の5着に来る馬ですから、自力はトップクラスだと思います。2強に勝っても、偶然という感じはしません。
買い方
◎9ドゥラメンテ
○2リアルスティール
▲6イスラボニータ
△3ロゴタイプ
3連複◎-○▲△-○▲△ 計3点
馬単◎>○▲ 計2点
合計5点です。
10アンビシャス、5フルーキー、7ラストインパクトを消した理由も特にありません。11頭と少頭数なので、沢山買えば当たるかもしれませんが、おそらくガミります。
ドゥラメンテとミルコに期待して、少点数でまったり楽しもうと思います。
結果
レース結果が出ました!馬券的には、1着、3着、7着、9着でした。
本命◎ドゥラメンテは1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 9 | 牡4 | ドゥラメンテ | 東京優駿(G1) 1着(-0.3) |
2 | 10 | 牡4 | アンビシャス | 天皇賞秋(G1) 5着(0.2) |
3 | 2 | 牡4 | リアルスティール | 菊花賞(G1) 2着(0.0) |
ドゥラメンテは強かったです!馬券は、惜しかったです。
イスラボニータもロゴタイプ厳しそうとなってから、馬単でもいい!と思ってました。ところがアンビシャスが伸びる伸びる!隣にいた知らないオジさまが「福永ー!福永ー!○○か!」と叫んでらっしゃいました。1~2着内にリアルスティールが入った馬券にぶち込んでたのかもしれません。終わってみたら、外国人ジョッキーのワンツーでした。
相手が斤量57kg&骨折明けのドゥラメンテだったので、せめてドゥラメンテより前で競馬して欲しかったですね。リアルスティールは55kgだったので、状況的にドゥラメンテに勝つとすればここだけだったでしょう。