日程 | 2016年5月8日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳 |
斤量 | 定量(牡馬57kg、牝馬55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気 |
過去10年の傾向を見ると、結構な頻度で荒れています。二桁人気馬の好走も多く、上位人気が総崩れという年もあり、難解なレースといえます。
過去10年の配当を見ると、3連単10万馬券超えは7回に及びます。
- 2014年 684,020円
- 2013年 1,235,600円
- 2012年 262,580円
- 2009年 2,381,660円
- 2008年 116,880円
- 2007年 9,739,870円
- 2006年 201,600円
そのうち100万馬券超えが3回に及び、2007年は970万馬券という大波乱の結果になっています。100円玉が970万円になる世界です。
では今回も過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2015良 | 1 | 7 | クラリティスカイ | 3 | 皐月賞(G1) 5着(0.7) |
2 | 9 | アルビアーノ(牝) | 4 | フラワーC(G3) 1着(-0.2) | |
3 | 12 | ミュゼスルタン | 2 | スプリングS(G2) 7着(0.5) | |
2014良 | 1 | 10 | ミッキーアイル | 1 | アーリントンC(G3) 1着(-0.6) |
2 | 2 | タガノブルグ | 17 | 橘S(OP) 1着(-0.0) | |
3 | 1 | キングズオブザサン | 12 | 皐月賞(G1) 15着(1.2) | |
2013良 | 1 | 8 | マイネルホウオウ | 10 | ニュージーランドT(G2) 7着(0.5) |
2 | 17 | インパルスヒーロー | 6 | ファルコンS(G3) 1着(-0.1) | |
3 | 12 | フラムドグロワール | 8 | 京成杯(G3) 10着(1.0) | |
2012良 | 1 | 5 | カレンブラックヒル | 1 | ニュージーランドT(G2) 1着(-0.4) |
2 | 17 | アルフレード | 3 | スプリングS(G2) 12着(2.1) | |
3 | 12 | クラレント | 15 | 弥生賞(G2) 12着(0.8) | |
2011良 | 1 | 13 | グランプリボス | 1 | ニュージーランドT(G2) 3着(0.2) |
2 | 17 | コティリオン | 2 | 毎日杯(G3) 2着(0.0) | |
3 | 1 | リアルインパクト | 4 | ニュージーランドT(G2) 11着(0.5) | |
2010良 | 1 | 13 | ダノンシャンティ | 1 | 毎日杯(G3) 1着(-0.2) |
2 | 1 | ダイワバーバリアン | 5 | ニュージーランドT(G2) 2着(0.3) | |
3 | 3 | リルダヴァル | 3 | 皐月賞(G1) 6着(0.4) | |
2009良 | 1 | 3 | ジョーカプチーノ | 10 | ニュージーランドT(G2) 3着(0.3) |
2 | 13 | レッドスパーダ | 5 | スプリングS(G2) 2着(0.1) | |
3 | 10 | グランプリエンゼル(牝) | 13 | 橘S(OP) 1着(-0.1) | |
2008稍重 | 1 | 9 | ディープスカイ | 1 | 毎日杯(G3) 1着(-0.4) |
2 | 5 | ブラックシェル | 3 | 皐月賞(G1) 6着(0.5) | |
3 | 14 | ダノンゴーゴー | 14 | ニュージーランドT(G2) 7着(0.4) | |
2007稍重 | 1 | 14 | ピンクカメオ(牝) | 17 | 桜花賞(G1) 14着(2.1) |
2 | 10 | ローレルゲレイロ | 1 | 皐月賞(G1) 6着(0.3) | |
3 | 18 | ムラマサノヨートー | 18 | ニュージーランドT(G2) 14着(0.9) | |
2006良 | 1 | 6 | ロジック | 3 | ニュージーランドT(G2) 3着(0.2) |
2 | 2 | ファイングレイン | 9 | ニュージーランドT(G2) 2着(0.1) | |
3 | 15 | キンシャサノキセキ | 6 | マーガレットS(OP) 4着(0.5 |
牝馬は劣勢という印象のレースで、来るとすれば大穴の牝馬だと思っていましたが、昨年人気を集めたアルビアーノが2着に好走しました。大波乱想定の場合は、人気の牝馬を消しても面白そうです。
NHKマイルカップは、ニュージーランドトロフィーで負けた馬を狙うのがセオリーでしたが、直近2年では前走ニュージーランドトロフィーの馬が来ていません。
なお、ニュージーランドトロフィー優勝馬から、馬券圏内に来たのは2012年のカレンブラックヒルだけです。
直近4年連続で、前走重賞勝ちの馬が馬券圏内に来ています。今年の候補は少ないので、押さえておいた方がいいかもしれません。
馬券予想
出走馬表を見た印象ですが、これは当たる気がしません。大きな力差を感じないメンバーですし、消せそうな馬が数頭しかいません。3着以内と考えた場合、殆ど全頭がありえそうです。
以下、簡単な考察と予想です。
最有力馬でしょうか。クイーンカップ2016が圧巻のレースだったので、牡馬相手でも能力さえ出し切れたら、当然に勝ち負け争いしそうです。
過去10年で馬券圏内に来た牝馬は3頭いますが、3頭とも3勝の実績がありました。今年の牝馬では、メジャーエンブレムが3勝しているので、データ上は唯一の候補だと思います。
過去10年のNHKマイルカップ3着以内に、前走皐月賞という馬は5頭います。「買い」のローテと言えそうです。
この馬が最も強いレースをしたのは、新潟2歳S2015でしょうか。その後、マイルより長い距離を使って勝ち切れないレースが続きました。東京マイルは、デビュー戦で勝った舞台ですし、マイルに戻るここは狙い目かもしれません。
優勝した前走ファルコンステークス2016では本命馬でした。2走前のクロッカスステークス2016もとても強い内容で、芝1400m戦3連勝という結果を残しています。
過去のNHKマイルカップでは、マイル実績のない馬でも結構来ていまし、田辺ジョッキーが乗って3戦連続で上がり最速の3連勝と勢いがあるので、伏兵のここでも面白い1頭ではないでしょうか。
過去データからは、直近4年連続で前走重賞勝ち馬が馬券圏内に来ているので、データ的にも面白そうです。
昨年秋のサウジアラビアRC2015の1~2着馬です。3点で馬連と3連単を的中した縁起の良いレースなので、同舞台のここでもう一度狙ってみようと思います。
ブレイブスマッシュは、距離を短縮した前走ファルコンステークス2016が良いレースでした。2~3走前の2000mが長かったと考えれば、距離適性のあるここでは面白そうです。
イモータルは、前走共同通信杯2016がディーマジェスティ(皐月賞2016 1着)相手に2着ですから、ここでも能力は上位だと思います。
買い方
◎④メジャーエンブレム
○⑧イモータル
▲⑨シャドウアプローチ
△⑬シゲルノコギリザメ
4頭に印を付けましたが、4頭とも逃げ先行が出来そうな馬を選びました。
本命は④メジャーエンブレムに変更しましたが、ボックス買いを想定しているので、便宜上の本命です。
3連複4頭BOX ◎○▲△
合計4点
3連複ボックス買いで狙ってみます。シャドウアプローチとシゲルノコギリザメは人気薄ですし、自信も全くありません。
結果
馬券的には、1着、10着、11着、18着でした。
本命◎メジャーエンブレムは1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
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1 | 4 | 牝3 | メジャーエンブレム | 桜花賞(G1) 4着(0.4) |
2 | 5 | 牡3 | ロードクエスト | 皐月賞(G1) 8着(1.2) |
3 | 18 | 牡3 | レインボーライン | ニュージーランドトロフィー(G2) 5着(0.1) |
速い流れになって、メジャーエンブレムに付いて先行した馬は潰れてしまった印象です。メジャーエンブレムが強すぎたと思います。「速い流れに乗って、そのまま押し切るのが得意」ということを言っていたので、メジャーエンブレムの勝ちパターンとも言えます。
3着のレインボーラインは、NHKマイルカップで度々好走している「前走ニュージーランドトロフィー2016で負けていた馬」でした。やはり中山で強い競馬をした馬よりは、そうでもなかった馬の方が東京では狙えますね。ニュージーランドトロフィー2016で強い競馬をしたストーミーシーを穴馬で挙げてる記者が多かったですが…。
レインボーラインは、福永ジョッキーがかなり上手く乗った印象でした。復帰後の高松宮記念2016(ビッグアーサー)以降、かなり好調です。G1で5戦中4回も馬券に絡んでいます。